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プロフィール
コメント数 2267
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1321.  回路 《ネタバレ》  所謂『ゾンビ』を『幽霊』に置き換えただけで、テイストは同じ作品かもしれません。  終末感を感じさせてくれる作品は本来苦手なんですが、ゾンビものだけは好きなんです。なのでこの作品も好き。  細かいところで不明な部分、不親切な部分が多々ありますが、そこを想像力や自分の推理で補っていくのも何気に楽しいです。  何より、この作品のホラー演出は極めて正々堂々としていて、気持ちいいくらいに怖い。本当に怖いです。  立ち寄ったコンビニで、レジに行っても誰も出てこない。レジの奥に目をやると、店員のシルエットらしきものがこちらを見ている。おそらくはこの人ももう・・・こういった演出は、外国産の映画ではまずお目にかかれない。邦画ホラーだけが醸し出せる良さってのを存分に堪能できます。  それに、『死後の世界がいっぱいだから、人間にはずっと生きていてもらおう』という発想は面白いですね。  そのためには、魂が肉体という器から離れてしまう前に、一人一人に特別な空間を作ってそこに閉じ込めてしまえということでしょうか。  ただしそのためには『生きている人に接触しなければならない』という条件が幽霊サイドにもあるみたいです。  『幽霊に会ってしまう』=『ゾンビにかまれる』といったものでしょう。会った時点でアウト。鬼ごっこですね。  幽霊に会ってしまった人たちは、本能的にどこかの空間に閉じ込められてしまうことがわかっちゃうので、人によっては自殺してそれを逃れようとする。ですが結局は自殺してもやはり空間に閉じ込められてしまう。空間に閉じ込められてしまった人たちは、その証であるかのように、黒い染みが現世に残る。なので、生きたまま黒い染みになる人もいれば、自殺した後に黒い染みになる人もいると思ったんですが違いますかね?  何にせよ、『つまりこーゆーことかな?』と勝手に自己解釈しながら見ていけば、結構楽しめる作品だと思います。[DVD(邦画)] 7点(2015-10-02 13:35:19)(良:2票) 《改行有》

1322.  ラットレース 《ネタバレ》  単純明快なストーリーから、広がっていく世界観が面白いです。登場人物の個性や見せ場、トラブルの割合なんかがほぼ均等で、がちゃがちゃコメディなのに大変バランスよくまとまっていると思います。ちょいちょいはさまれる、富豪たちのミニギャンブルも奇をてらっていて面白い。  1つ1つのギャグに関しては、大笑いできるレベルではありません。ですが、ここまで軽快なテンポで見せられると、飽きることはないですし、ノリの良い曲を聴いているときのような、楽しい気分になれます。  ちょっと勿体無いのは、全員が違うコースで進むため、お互いに競い合ったり妨害をしあったりというシーンが、極端に少ないこと。妨害やトラブルの発端になるのはすべて第三者であり、それがすべて偶然というのが、この作品の面白いところでもあるわけですが。  にしても、こーゆーアイデアだとラストのオチが難しいんじゃないだろーかと思っていたのですが、二転三転するラストには大満足。なんか良い話でまとめちゃうのは嫌いじゃないです。自分のことしか考えず、ずっと非常識な行為を繰り返してきた人たちが、最後に見せる良心に、心がほっとします。  観終わったあとに清涼感さえ残る、斬新ながらも王道をいく良質のコメディでした☆  ちなみに僕は、みんなが全然スタートせず、ドナルド・シンクレアが何回も『スタート!スタート!』っていうところが一番笑いました。[DVD(吹替)] 7点(2015-09-28 13:43:35)(良:1票) 《改行有》

1323.  BATS 蝙蝠地獄 《ネタバレ》  いやー、面白いです。これくらいの年代の映画になりますと、無名の作品でもなかなかのレベルに仕上がっているものが多くなってきますね。  そしてストーリーがいたってシンプル。しかもこの作品、さすがB級だけあってとにかく展開が速い。冒頭でバカップルが犠牲になったかと思いきや、わずか10分足らずでもう対策チームが出来上がっています。このノリ、このテンポ。自分がファストフードということをよく理解している。  そう、大作映画が時間をかける高級懐石料理なら、この映画はまさに今すぐおいしいものを手軽に食べたいひとのためのマ○クなわけです。  しかもパニック映画として前半だけなら、個人的に8点あげられるくらいのクオリティ。町人が非難してからは、主人公たちだけになってしまうのがちょっと物足りなく、少しばかりの中だるみを感じてしまったわけですが、それでも最後まで楽しく鑑賞することができました。  ラストのオチも、普通であれば『ちゃんと生き残りがいますよー。悲劇は繰り返されるのですよー。』ってな感じで終わるところですが、コメディなオチでしめくくる工夫が好きですね。  そこまでの期待はしていなかったというのもありますが、大変良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2015-09-21 14:03:58)《改行有》

1324.  うちへ帰ろう 《ネタバレ》  泣いたー。久しぶりに映画見て泣きました。  これこそ隠れた名作でしょう。  この作品には、笑い、感動、人生において大切なすべてがつまっている気がします。  そして何より出演者のみなさんの迫真の演技が凄い。  特に終盤。母親の前で泣き崩れるダニー。デボラに父親の真相を話すドナ。父親に思いのたけをぶつけるデボラ。  誰もかれもが重要な役どころを完璧に演じきっています。  何故この父親と母親が離婚するまでに至ったのか、その真相は劇中では明かされませんでしたが、離婚っていうのは実際はそういう言葉にできない小さな積み重ねに因るところが大きいのかもしれませんね。  正直、若い人にはピンとこない映画かもしれません。  推奨年齢20代後半~40歳くらい。もしくは結婚を間近に控えている方。  そういった方は、きっと感動すること間違いなし。  心のデトックスされます。家族を大事にしたくなります。そんな映画です。[DVD(字幕)] 10点(2015-09-21 00:23:39)(良:1票) 《改行有》

1325.  レジェンド・オブ・エジプト 《ネタバレ》  はじめてクレオパトラにまつわる物語を見ました。何しろ世界史にはてんで疎いもので、シーザーだの、オクタヴィアヌスだの、知っている名前がクレオパトラと絡むのを見て、変に感動しちゃいました。クレオパトラって、もっと神話的な人物かと勝手に思っていましたので、何とも打算的で人間臭いところが、新鮮で面白かったです。  140分の長い映画ではあるんですが、全く長さを感じさせない面白さ。むしろ、駆け足に感じてしまうくらい、ストーリーが次々と展開します。  ストーリー的には『シーザーとクレオパトラの第一部』、『アントニーとクレオパトラの第二部』となりそうですね。  タイトルも邦題より、原題の『クレオパトラ』のほうがしっくりきます。何しろ、エジプトに限定した話ではもちろんなく、ローマ主体のストーリーになっているからです。  ただ、面白い作品ではあるんですが、好みの面で尋ねられると、やはり悲劇の物語ですからね。後半につれて、どんどん状況が悪くなるってのは、見ていて気が滅入るし疲れますね。なーんかむかつくオクタヴィアヌスが、後半は我が物顔で活躍するわけですから、そりゃあ楽しい気分で鑑賞するのは無理ってもんです。  したがいまして、今回の採点はかなり自分の好みが入っていますが、歴史ものにしてはそんなにお難くなっていませんので、エンタメ作品としてのクオリティはなかなか高いと思いますよ。[DVD(字幕)] 7点(2015-09-20 17:29:05)《改行有》

1326.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》  エリン・ブロコビッチという一人の女性の物語としても面白いし、大企業相手の公害訴訟のストーリーとしても面白いです。  本作の主人公エリンは、その言動、性格から、共感したり感銘を受けたりは、見る人によって差が出るかもしれません。ですが、応援したくなるという点においては、多くの人がそう思うのではないでしょうか。  にしても、この作品、大変面白い作品ではあったのですが、本音を言うと、『法廷もの』=『裁判』という固定観念が邪魔をして、『調停』⇒『和解金』⇒『めでたしめでたし』、っていうのは、どうにも釈然としないものがありました。  子宮や乳房を摘出したり、幼い子供が癌に苦しんだり、これだけ多くの人の健康と命を蝕み人生をふみにじっておきながら、お金だけ払ってめでたしめでたしっていうのはねえ。  大企業側が追い詰められて、住人達が心の底から喜ぶような、そんなカタルシスを味わうシーンをもっと観たかった気がします。  それに、当然の権利とはいえ、3億3000万$の40%であれば、そりゃあ法律事務所は潤うんでしょうけど、それをラストでああもあからさまに『もうかりましたよ。』って見せられれば、『結局は金目当てかいっ!』って感じがして『公害訴訟ドラマならではの感動』が薄れちゃうんですけど・・・。  個人的には、企業側の弁護士3人を相手にして、エリンが完膚なきまでに3人を叩きのめすシーンが今作最高のクライマックスです。『どうぞお水をお飲みください。あなたたちのために特別に用意した、ヒンクリーの井戸水です。』は、最高でしたね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-16 02:33:25)(良:2票) 《改行有》

1327.  リトル・ストライカー 《ネタバレ》  技術はあるのに勇気が持てないサッカー少年が、第三者からキーアイテムをもらって活躍し始めるっていう、よくあるサクセス・ストーリー。そのよくあるサクセス・ストーリーが好きです。  むしろ、ちょっと予想と反したのは、サッカー以外の人間ドラマが結構多いこと。校長とスポンサーの確執に始まり、監督ウィラルの過去、転校生との恋、いじめっこ達とのからみ、極めつけはお母さんの元カレ、今カレのエピソード。あんまりいろいろつめこんじゃったので、少々散漫に感じる部分もあったりなかったり。  それでもサッカードラマは面白し、主人公をいじめるゴードンとその父親が気持ち良いくらいのクソ野郎で、映画に起伏を持たせてくれるので、見ごたえ十分、爽快感ばっちりの快作には仕上がっていると思います。  ただやっぱりねー、スポーツドラマにスポーツ以外の要素をがんがん入れちゃうのって個人的にあまり好きじゃないです。前半のいじめはしつこいし、母親と新しい恋人とのエピソードは全編に渡って要らなかったのではないかと思います。  それに、いろいろ盛り込んじゃったから、細かい謎がいっぱい残ったままになっている気がしますよ。  本筋のストーリーはきれいに丸く収まりますし、みんなハッピーみたいなエンディングを迎えるので、細かいことを気にしない人には全然オススメできる作品です。[DVD(字幕)] 7点(2015-09-14 02:55:53)《改行有》

1328.  パトリオット 《ネタバレ》  独立戦争のストーリーですので、時代背景を知っていればより楽しめそうな作品ですね。  当然ラストは勝利することがわかっているわけですが、そのプロセスにおいて凄惨な内容、描写が多いのが本作の特徴でしょう。  もうひとつの特徴としては、歴史スペクタクルの体裁をとっていながら、その世界観が、かなり個人的で限定された枠内に収められていることでしょう。つまりはメル・ギブソン演じるベンジャミン・マーティン物語でもあるわけですね。  最初は『パトリオット=愛国者』というタイトルに違和感を感じたものですが、ベンジャミンの国が、=家族であり、友人であり、同じ国の人々であるとするならば、このタイトルは大変しっくりきそうです。  大義名分を掲げながら、実際のストーリーは復讐ベースになっているため、それ相応のカタルシスを得られるこの作品。  ですがそのためには犠牲が必要で、そのための生贄として本作に用意された息子のトマス、ガブリエル、ガブリエルのお嫁さんファミリーは本当にお気の毒です。それゆえ、決してハッピーエンドという結末はありえないのが、私としては苦手なところです。  まあ、少々反戦の主張を感じさせる示唆もあるのかもしれませんが、こういう作品にありがちな説教臭さや哲学的、宗教的な面というのが必要最低限に抑えられているのは本作の良いところですね。個人的にはこれくらいのほうが映画として純粋に楽しめます。  なぜなら、この内容であれば、ベンジャミンに肩入れしながら、大変主観的に物語に入り込めるからです。  本当は主観的に戦争映画を見るなんて間違っているのでしょうが、本来戦争とは大変主観的なもの。自分がメル・ギブソンになったつもりで鑑賞すると、今作はエンタメ作品としては高いクオリティを保っていることは間違いないと思います。  [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-03 13:49:07)《改行有》

1329.  バガー・ヴァンスの伝説 《ネタバレ》  題材はゴルフ。主人公が負け越してからの快進撃パターンですので、それなりに面白い仕上がりです。ワンショット、ワンショットの前の程よい緊張感が何とも言えません。  ただ今作は、戦争から戻ってきた主人公のジュナが、再びゴルフを始めて立ち直るのがひとつの見所。ジュナに5ドルで雇ってくれと言う謎のキャディ、バガーヴァンスが、どうジュナを助けていくのか、それがもう一つの見所。・・のはずなんですが、これがどちらもドラマとして弱い。物足りない。なぜなら、理論的な内容ではなく、哲学的な内容のほうが成功の鍵を握ってしまっているからです。つまりは、精神的な不安さえ取り除けば勝てるといった試合内容が延々と続き、説得力に欠けちゃうわけです。  正直、同じゴルフを題材にした作品なら、『グレイテスト・ゲーム』のほうが圧倒的に面白いです。  また、最初は繊細な人物のように登場したジュナが、実は割と短絡的で、調子が良くなれば傲慢になったりと、手放しで応援するには人物としての魅力に欠けるのが痛い。映画なんですから、さわやかスポーツドラマなんですから、思い切って聖人君子にしちゃって良かったんじゃないかな。  演出の面でも、ジュナがスーパーショットを撃つ『自分の場』だとか『自分のスイング』だとか、そういった所謂『集中モード』に入ったのがわかる演出以外はいたって普通。スポーツ系ドラマでしか味わえない高揚感みたいなものにやや欠けます。ですので、『ジュナの勢いは止まらなかった』とちょいちょい入るナレーションにより、『ああ、まだ調子良いんだ。』と認識するわけです。『EVEN』になったスコアを見て、『ああ、追いついたんだ』と現状を理解するだけにとどまるのが何とも残念。だから肝心なところで盛り上がり切れません。  これでは、ストーリーをなぞって、雰囲気を楽しむだけの作品と言えなくも無い。  各キャラクターの行動に一貫性がないため、個性がブレてしまっているのも問題。  中途半端な印象の強い映画でした。[DVD(字幕)] 6点(2015-08-16 12:26:59)(良:1票) 《改行有》

1330.  X-MEN:ファイナル ディシジョン 《ネタバレ》  お祭り騒ぎで大団円。細かいシナリオ、サイドエピソードは、なし崩し的に割愛。思い切ってます。ファンからすれば消化不良感の残る完成度です。  まあ、そうは言っても、本作ではシリーズを通して最大の超能力バトルが見られるのが、最大の見所。もちろん、要所要所でさりげなくミュータントたちの能力を小出しにする演出だって、監督が変わっても健在です。きっと本作を楽しみにしている観客が一番見たいであろうものはしっかり見せてくれるので、その辺りは安心して楽しめますね。  ただ、サイクロップスが死に、プロフェッサーXが死に、ジーンが死ぬ。エンタメ色の強いこのシリーズにしては、犠牲が多く、悲しくなっちゃいます。ついでに言うならば、ミスティークとマグニートの師弟関係、信頼関係も好きでしたので、マグニートがあっさりミスティークを切り捨てたのはかなりショック。ミスティークはミスティークであっさり昔の仲間を売っちゃうし、もう残念で仕方がないです。がっっかりです。  また、このシリーズではとにかくいろんなミュータントが出てくるのが面白いわけですが、それが同時に短所でもあります。なにしろ、既存のメンバーに加えて、新メンバーも追加されるわけですから、今作はマグニート軍団だけでも大所帯。こうなってくると、一人一人にスポットが当たる時間は必然的に短くなります。エンジェルやキュアの元になった少年のエピソードはそのまま放置だし、ミスティークや分身の男、パイロだってその後どうなったのか全然わかりません。こんな感じで放置されっぱなしのエピソードがあってあたりまえみたいなのより、個人的には『1』くらいの丁寧な作りが好きでしたね。  ってゆーか、『1』の主要メンバーがとにかく好きでしたので、個人的には『1』の面子+新戦力(アイスマン、シャドウキャット、コロッサス、できたら2のナイト・クロウラー)で、新マグニート軍団とガチンコバトルしてほしかったです。  新生マグニート軍団の新メンバー3人なんて、建物から出てきた瞬間、フェニックスの力で塵にされて、扱いの雑さが悲しすぎます。これじゃあ『フリーザ、スーパーサイヤ人、その他大勢』と同じじゃないですか。Xメンはそれぞれの長所を活かしたチームバトルが面白いのに![ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-08-03 05:54:33)(良:3票) 《改行有》

1331.  超高速!参勤交代 《ネタバレ》  参勤交代に話を絞って、それだけで映画を一本作ってしまおうという試みが面白いですね。こーゆー作品は、今後の時代劇映画の試金石となりそうで、ちょっとわくわくしちゃいます。  藩主の内藤はお人好しで情に厚く、それでいて居合いの達人というスーパーマン。  周りを固めるお供の者も、刀の使い手や弓の使い手など、それぞれが武芸に秀でている魅力的な人物ばかり。  また、前半はコメディ主体で、ゆるゆる脱力系。物語が佳境に入るとコメディタッチから一転、シリアスなムードが映画全体に漂います。  つまり、今作は前半、後半のギャップがかなり強いのです。そのギャップに違和感を感じると『中途半端でどっちつかず』に感じてしまうかもしれません。  ですがやはり主体はコメディのようですので、肩の力を抜いて気楽に観るのが正解なのでしょう。  問題なのは、もともと状況が深刻で理不尽なうえに、シリアスパートがシリアスすぎるところです。笑うに笑えないというか、笑いづらいですよね。もちろん、そのために、終盤のチャンバラは見ごたえがあって楽しますし、今までの鬱憤をはらしてくれるわけですが、上地雄輔が切られちゃうのは、さすがにやりすぎな気がします。しかも生きてるし。  ただ、理不尽な状況下でも貧乏でも、明るく笑い飛ばしていこーぜー、という姿勢には個人的に凄く共感できる部分があります。  『わが藩は貧乏でのう』と言って、みんなで楽しそうに走って帰るラストシーンは、この作品のしめくくりとしては最高ですね。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-07-25 13:10:53)(良:1票) 《改行有》

1332.  8mm 《ネタバレ》  傑作に成り得たのに、傑作になることを自ら放棄したような惜しい作品。含みのあるサスペンスにしている一方で、ストーリーには何のひねりもありません。ミステリーめいたサスペンスには、必ずあるはずの『サプライズ』がこの作品には無いのです。  悪い人は最後まで悪い人だし、味方は最後まで味方だし、奥さんは最後までただの奥さんだし、依頼者は最後まで依頼者です。  ホラー的な雰囲気や、何かを予感させるようなドキドキ感は楽しいのですが、結果、そんなたいした事は起こらないっていう感じです。  ただ私は、あのハゲちゃびんが好きで、彼が出ているだけでたいていの映画は面白く感じてしまうので困ったものです。なんか応援したくなるハゲなんですよね。  ラストの決着のつけ方は、動機の面で考えれば、ちょっと強引でしたね。  確かに、もう証拠も残ってないわけだし、暴力をもって悪を成敗するという結論を非難する気はありません。ただそれをニコラス・ケイジがやるってことには違和感を感じます。すでに依頼者からは報酬をもらっているわけですし、愛する家族がいるにも関わらず命の危険を犯してまで復讐を肩代わりすることの説得力が、このストーリーからは感じられないのです。  これだとまるで、映画のため、お客さんのために無理矢理決着をつけちゃったみたいです。そこはもう少し、ストーリーや脚本に説得力をもたせてほしかったです。[DVD(字幕)] 6点(2015-07-22 15:06:34)(良:2票) 《改行有》

1333.  クロスファイア(2000) 《ネタバレ》  個人的には傑作。こーゆー作品、大好きです。日本映画で特撮ものっていったら、幼稚なストーリーや子供だましの設定だったりするものですが、今作はストーリーや設定、人物描写が練ってあって大変良いです。それでいて難解になりすぎない、誰が見てもわかるようなバランス感覚で作成されているのが素晴らしい。  原作を見たことはないんですが、こーゆー作品はおそらく原作を観ていないほうが楽しめるんじゃないですかね。  矢田亜希子が好き。伊藤英明が好き。長澤まさみが好き。桃井かおりが好き。それだけでこの作品は楽しめます。  いわゆる『ちょーのーりょく』もので、それに陰謀がからんでくるストーリー。黒幕の動機があってないようなものだったのは、物足りなく残念です。そのためか、木戸を射殺させた後、スナイパーも自らの手で殺したり、『黒幕=サプライズ担当』みたいな係りなんですよね。確かにインパクトはありますがどれもが唐突すぎ。わけがわからないですよ。  ホラーでサスペンス風味なプロローグ。他の能力者の木戸浩一や倉田かおりが接触してきてからはちょっとダークヒーローものっぽい雰囲気。どれも好きなテイストです。  悪役はノーマルな人間だけれども権力者。及び猟奇的な殺人をこのむ鬼畜系若者集団。このメンバーが制裁を受ける様子はとにかくグロいゴア描写で力が入っていて良い感じです。鑑賞者の憤りを一緒に燃えさせてくれるような感じで大変良いです。その一方で青木淳子が死んじゃうラストの描写は、ファンタジックで戦隊もの的な映像で少々興醒め。そのせいで悲しみを共感したいシーンで、悲しみを共感しきれなかったのは少々残念。  とは言え、現実感を感じられる『超能力もの』としては高く評価できます。  最後に、桃井かおり、大変良かったです。  一般人代表の桃井かおりがいなければ、駄作になっていたんじゃないでしょうかね。[DVD(邦画)] 8点(2015-07-16 14:34:34)(良:3票) 《改行有》

1334.  グリーン・デスティニー 《ネタバレ》  一人一人の行動規範がわかりにくい。はっきりしない。曖昧。特に、チャン・ツィイー演じるイェンはもう何がしたいのかわかりません。リー・ムーバイや、ユー・シューリンのように武侠として名を馳せたい、自由に生きたいという気持ちはわかります。問題なのは、そのためにリー・ムーバイを目の敵にしたり、リー・ムーバイの剣に固執したりする理由がないことです。むしろ、リー・ムーバイが好意的に接しているのだから、友好的な関係になるのが自然な流れです。ストーリーが全然前進もしなければ好転もしないので、イライラします。  それに、本作のもう一人の主人公であるはずのリー・ムーバイが死ぬというあらすじがそもそも最悪ですし、その死に方も最悪です。無駄死にもいいとこです。そのうえで、イェンも身投げするし。  とにかくストーリーが壊滅的に面白くないです。  いつ本題に入るのだろうと、長い長いプロローグを観ていたら、そのままエンディングを迎えてしまうような印象なんです。  そしてこーゆー作品には、主人公たちと同じくらい、魅力ある悪役、敵役が必要不可欠なのだということも再認識。  『毒狐』?あまりにもしょぼい。登場もしょぼければ、アクションもしょぼい。キャラクターもしょぼい。大義もなければ、美学も野望もない、脇役のようなしょぼさ。しかも死に際では、『8歳から育ててきた娘に裏切られる辛さがわかるかい』って同情誘おうとするし。最悪です。もっと唸るような悪役に徹してほしいです。  娯楽作品にするのであれば、もっと観ていて楽しく、興奮するような画にしてほしいです。  メッセージ性を持たせたいのであれば、もっとストーリーや脚本を真面目に練ってほしいです。  何を見せたいのか全くわからない作品です。  ただ、カンフーシーンだけは、全編通して良かったと思います。  シューリンVSイェンのシーンの2回ありますが、2回とも良い。とくに2回目が良いです。シューリンがいろんな武器を使うのが楽しい。イェンが大勢の剣客相手に酒場で大立ち回りをするのも面白い。  ただ竹やぶは最悪。もう催眠術にかけられているようでした。[ブルーレイ(吹替)] 4点(2015-07-14 05:21:31)(良:1票) 《改行有》

1335.  エアブレイク 《ネタバレ》  原題を絶対にいじくっちゃだめなパターンですね。『CUTAWAY』=『他のものを切り捨てる』というのが、本作最大のテーマであり、それを潜入捜査官の主人公が実行しちゃうってのが最大のオチでありミソなのに、『エアブレイク』ではわけがわからないです。  娯楽作品としてはなかなか優秀です。潜入捜査のサスペンスとしてもそれなりに面白いし、なんといってもスカイダイビングにかける情熱とそのパフォーマンスがアツい。これはもうジャンルとしては、『スポ根もの』に近いです。一番の盛り上がりが、『VS陸軍』のスカイダイビング大会ですからね。  マイナー映画と切り捨てるにはあまりに惜しい作品。  スカイダイビング、してみたくなります。[DVD(字幕)] 7点(2015-07-12 03:49:54)《改行有》

1336.  クルーエル・インテンションズ 《ネタバレ》  サラ・ミシェル・ゲラーの美しさといったら、他の女優さんが霞んでしまいますね。セルマ・ブレアは頭の悪い役がぴったり。リース・ウィザー・スプーンもはまり役。ってゆーか、いつもこーゆー優等生タイプしかやっていないイメージがあるんですが気のせいですかね?  とゆーわけで、配役が大変良いという印象なんですけど、個人的にはサラとリースが逆だったらもっと良かったかも。  ちなみに、セバスチャン(ライアン)とキャスリン(サラ)がグラサンかけて並んで立っているところはマジでかっこいいっす。  さて、肝心のストーリーは、性格の捻じ曲がった義姉弟が、どちらがより性格が捻じ曲がっているかを競い合う物語。あれ?違ったっけ?  残念なのは、どれだけ素晴らしいナンパテクを見せてくれるのかと思いきや、あまりに普通すぎたということ。  どちらかと言えば、技は技でも『力技』。しかも結構なりふり構わない感じが多いです。本当にプレイボーイなんでしょうか?  前半に、その華麗な技をこれでもかってくらい見せてくれたら、きっと後半の純愛モードでより感情移入しやすかったとはおもうんでうけどね。  娯楽作品を見る気持ちでしたので、中身なんかなくても全然良かったのです。ただそのぶん、前半はもっと痛快極悪おしゃれ映画でかっこよくいってほしかったですね。[DVD(字幕)] 5点(2015-07-11 05:33:46)《改行有》

1337.  ザ・ダイバー 《ネタバレ》  思っていたのと違う、人種差別ごりごりの作品でした。  原題を見ると、『名誉』が本来のテーマのようでして、それをふまえて観ていれば、また違った見方ができたかもしれません。そう考えると、タイトルって大事ですね。  物語の8割は訓練で、『海猿』みたいなシチュエーションが続きます。あちらと違うのは、訓練よりも差別がメインというところでしょうか。『きつい訓練、こんなに頑張ったよ。』というのではなく、『こんだけ差別されて不当な扱いをされたにも関わらず、信念つらぬいて夢を実現した人がいるよ。』っていうストーリー。四面楚歌っぷりが尋常でない中で、主人公のカールがスーパーマンぶりを発揮するわけですからそりゃあ熱くなります。  でも、正直言ってあまり好きじゃないんですよね。差別もの。観ているとストレスたまるし。特に今作はイライラしたな。  個人的な好みの問題なのですが、映画を観ていてハラハラするのは良いんですが、イライラするのは嫌なんですよね。  ただ、極端な差別描写を我慢すれば、訓練のラスト、実技試験で白人のチームメイトがカールを引き上げるあたりから俄然ストーリーが盛り上がります。カールは、はれてダイバーになれるし、チームメイトからも認めてもらえたわけだし、その後鬼教官ビリー・サンデー(ロバート・デ・ニーロ)もついにカールを認めちゃうわけです。  やはりここが本作の最大の見所でしょう。あまりに険しい人種の垣根を、個人の努力と信念のみで乗り越えてしまう、認めさせてしまうということが現実にあったわけです。そういった記録を、後世に感動的なドラマとして残すという意味では、非常に価値のある作品と言えるでしょう。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-09 11:56:45)《改行有》

1338.  ネコのミヌース 《ネタバレ》  ストーリーは子供向け。刺激少なめ。  キャラ良し。テンポ良し。絵本をそのまま映画にしたかのような、心温まる作品。  ただ、そーゆー作品ですから、中盤くらいまでは、余程のネコ好きでなければ少々欠伸はでちゃうかもしんないですね。  ネコ達を使って、次々とスクープをとって名誉挽回、っていう展開はありきたりですが好きなシチュエーションです。  ネコを虐待する町の有力者のゴシップ記事が仇となり、町全体を敵にまわしてからの逆転劇は、真新しさはないものの安心して楽しめる趣きがあります。  てっきりラストはネコに戻るもんだとばかり思っていたので、人間として暮らしていくのは少々意外。  主人公のティベにとって、何もかもが都合良く進んでいくので、驚きとか、そういうものとは無縁ですが、まったり楽しめて、ちょっとだけ幸せな気分をわけてもらえる、そんな作品ですね。[DVD(字幕)] 6点(2015-07-08 07:18:38)《改行有》

1339.  ディープ・ブルー(1999) 《ネタバレ》  海洋モンスターパニックもの、『ジョーズ』や『ピラニア』といったジャンルは大好きです。そういう人にとっては理屈抜きに楽しめる映画でしょう。リアルな世界で味わいたくとも味わうことができない緊張感、スリルの疑似体験ができるのがたまんないっす。  ただ、こーゆーパニックものでは、個人的に『不特定多数が襲われる』というシチュエーションが好きなので、研究所限定というのが少し残念です。言ってしまえば、利権がからむ実験の代償に、関係者のみが襲われていくわけですから、因果関係がはっきりしすぎちゃっているわけです。正直自業自得的な側面もあるので、襲われていく皆様には申し訳ないんですが、純粋な犠牲者って感じがちょっと弱いかなと。  ですが本作のストーリーならではの感慨があるのもまた事実。研究所のみなさんや出資者のラッセル(サミュエル・L・ジャクソン)にとって、ただの被検体であり金の鳴る木に過ぎなかったサメが、突然脅威に変わるというシチュエーション。長い年月『被検体と、それを取り扱う人間様』っていう構図だったはずなのに、人間とサメの立場が一瞬にして逆転するっていうのが、空恐ろしいですね。  また、多くの方がご指摘されているように、今までのホラーの慣習を覆しちゃう試みが新鮮。  従来のホラーであれば確実に死んでいたであろう死亡フラグたちまくりの黒人コックが最後まで生き残っちゃう展開。  逆に、死亡フラグが立っていない人を、瞬殺しちゃうノリ。今ままでであれば、間一髪助けられた人って死亡フラグが消えるパターンが多いんですが、そんなことはサメには関係ないと言わんばかりにあっさりスーザン博士(サフロン・バロウズ)が殺されちゃうラストに、ホラーも日々進化しているのだと嬉しくなっちゃいましたね。  [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-07-07 07:06:41)(良:1票) 《改行有》

1340.  人狼 JIN-ROH 《ネタバレ》  暗いしわかりにくい。アニメならではの良さが感じられない。でも世界観や雰囲気は好きです。アニメーションもなめらかで良い感じだし、戦闘シーンは特に良い。適度に過激で程よい匙加減です。  ラストの戦闘はどうかと思いましたけどね。強化服に身を包み、どれだけ撃たれても『カキーン。カキーン。』じゃ、緊迫感も高揚感もあったもんじゃないです。味気なさすぎます。  まあですが本作の最大の問題点はやはりストーリーのわかりづらさでしょう。  はっきり言って、状況、ストーリーを理解するのにかなり頭を使わなければならないので、アニメを純粋に楽しむことができません。  それに、『難解』なのと、『不親切』なのは、また違うと思うんですよね。ついでに言うと、『暗い』作品は嫌いではありませんが、『暗いだけ』の作品は嫌いです。  ラストシーンだって、主人公が撃ったのか、狙撃手が撃ったのか、よくわからなかったのですが、レビューを見てみると、どうやら撃ったのは主人公のほうのようですね。確かにテーマ、ストーリーともそのほうが合致しますし。  だとしても、これじゃあ、この作品中のいろんな箇所でいろんな人の誤解や曲解を招いきかねないです。それは観ている側の責任ではなく、製作者側の責任ですので、世に出す以上は『難解でもわかりやすい』っていうプロの技を見せて欲しいものですね。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-07-03 05:26:01)《改行有》

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