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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1361.  ヘッドライト 寝る間もなく暗闇の中を走り続ける長距離トラックのドライバー。希望も安らぎも無い好転しない日々を生きる中年男の悲哀。そんな男が出会う薄幸の女。彼女もまた安らぎの無い日々を生きていた。 冒頭、暗闇の中を眠気をこらえて運転するジャン。ヘッドライトに照らされてぼんやりと見えてくる路傍の看板。まるで先に希望の見えない日々を生きる登場人物の日々のようでもある。 冒頭から結末まで虚しさが支配する映画は好みではないですが、妻だけでなく、娘とも関係が冷え切っている中年男ジャンと家庭に恵まれず父がいない若い女性クロ。こんな2人の日常描写から抑え気味の台詞の中にも一見釣り合わない父と娘ほど年の離れた男と女が互いを必要とし、安らぎを求め合う思いが伝わってくるギャバンとアルヌールの2人の姿が印象に残る作品です。[DVD(字幕)] 7点(2011-06-19 14:36:53)(良:1票) 《改行有》

1362.  クロコダイル・ダンディー 好きですよ、この映画。ストーリー的にはどうってことのないコメディなんですよ。でも、ダンディーの放つ台詞の一つ一つが実にいい。ド田舎から大都会に来ても、何らカッコつけることも都会に臆する事もなく、街を行く無表情な人の波に「グッダイ!」と声をかけるダンディが実にいい。ダンディが時折見せる笑顔も素敵だ。ダンディのキャラでもっている映画かもしれないけど、このキャラを見事に作り上げたと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-19 00:15:10)《改行有》

1363.  カッスル夫妻 《ネタバレ》 フレッド・アステアとジンジャー・ロジャース。映画史に残る名コンビを解消した作品にしてこのコンビの作品としては異色の作品。 実在した夫妻を描いた伝記ものであり、このコンビの作品はアステアがロジャースに恋をしてなんだかんだありながら最後は大ハッピーエンドとなるのですが、本作の2人は早々と結ばれる。さらに世界を戦争の暗い影が覆い、悲劇的な結末が待っています。 いつも素敵なダンスと音楽に乗せて夢のように優雅で幸せなドラマを見せてくれたこの名コンビが活躍した時代も第2次大戦の暗い影が迫っていた時代。しかしそんな事を忘れさせてくれるかのような2人の姿と素晴らしき予定調和のハッピーエンド。やはりこれが良かったんですね。本作の儚げな姿の2人が踊るラストシーンは、一世を風靡した名コンビの解消(本作の約10年後に一度復活を果たしますが)という寂しさをも感じさせます。[DVD(字幕)] 7点(2011-06-17 23:03:49)《改行有》

1364.  リスボン特急 不必要な台詞を極力排し、いや、ひょっとしたら必要な台詞すら排しているのかも知れません。しかし目配せや、時には静かに見つめあい、時には睨み合う目が凄く印象的な作品。それで伝わってくるものもある。非常に地味な演出ですが、見事にそれに応えるキャストの静かな好演が素晴らしい。この雰囲気のままラストを迎えますが、アラン・ドロンの様々な思いが入り混じったように見える無表情とその目がまた印象に残ります。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-13 21:42:51)《改行有》

1365.  モナリザ・スマイル 《ネタバレ》 リベラルな思想を持つ教師が超保守的な東部の名門女子大にやってきて、授業のあり方や学生達を変えようと奮闘する・・・と言いたい事は分かるし、雰囲気も嫌いな映画ではない。最初は噛み合わない先生と生徒。しかし次第に生徒達が先生の教えを理解するというよくある学園ドラマも嫌いではない。 しかし本作でどうも気になるのは、肝心のこの先生(キャサリン)の教え。もっと自由にという教えのはずのキャサリンが一番自身の主張を学生に押し付けているように見えて仕方がなかった。なので学生が先生の教えを理解していく過程が見えてこない。 さらに保守的な大学とキャサリンなど色々な対立軸もありましたが、特に解決を見ないまま大学を去る。よって惜しまれながら大学を去るキャサリンを生徒達が追いかけてくるというお約束の演出のラストも説得力がありませんでした。[DVD(字幕)] 4点(2011-06-13 21:21:06)《改行有》

1366.  ダーティハリー まずは冒頭の市長との面会とその後の銀行強盗でハリー・キャラハンとは何者なのか、そのヤバさ、タフさを実に簡潔に見せる。演じるイーストウッドの面構えも、台詞も、マグナムを構える姿も、ツィードのジャケットのスマートな着こなしも、全てがシブくカッコいい。 1970年代初頭。アメリカン・ニューシネマのムーヴメントの中に登場した、最高にヤバくてタフなダーティ・ヒーロー像は広く受け入れられ、長期にわたりシリーズ化されることとなります。 最近見た、本作のすぐ後に製作された「狼よさらば」の町を徘徊するワルを撃ち殺していく”アマチュア刑事”ことポール・カージーを思い出した。ダーティハリーの影響が感じられるこの作品もまた長期にわたりシリーズ化されています。凶悪化し増え続ける犯罪と警察や法律の限度。彼らもまたそんな現実が生み出した新たなヒーローのカタチだったのでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2011-06-11 18:12:16)《改行有》

1367.  見えない恐怖 《ネタバレ》 盲目のヒロインに危機が迫るサスペンス。オードリー・ヘプバーンの「暗くなるまで待って」が思い出されますが、こんなに面白い映画があったとは。 最後の最後まで犯人の顔を見せず、特徴的な模様のついた皮のブーツの下半身を延々と見せる。ミアだけでなく、見る者にも犯人が何者なのかを全く見せない。しまいにはイライラしてくる。屋敷に惨劇が起こってから発覚するまでのミア・ファローの見せ方、無音の空間の小さな物音や床に散らばる惨劇の痕跡の使い方も実に巧い。 更に本作は屋敷の中だけにとどまらず、屋敷を脱出後もラストまで幾重にも張り巡らされたミアに迫る危機に息つく間も与えない。泥だらけになりながら”見えない恐怖”を熱演したミア・ファローに脱帽。作品の展開の中で表情や人相までも変えていく。確かな演技力を持つ素晴らしい女優さんだと思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-10 23:01:05)《改行有》

1368.  めぐり逢えたら 《ネタバレ》 ロマンスの主人公である2人が途中一瞬だけ接点が訪れるが、ラストまでは深く関わる事が無い。途中は退屈に感じられもしましたが、ラストまでに見る全ての人にラストシーンが想像できる話でありながら、それでも見事なまでにラストシーンで見る者をうっとりとさせてくれるトム&メグの2人が素敵なロマンスであり大人のファンタジーです。特にラストは営業時間が終了していて駄目か、と思わせながら「”めぐり逢い”かね」と屋上に上がらせてくれた粋な係員のおじさん、エレベーターのすれ違い、坊やの忘れ物、そして・・・。というこの2人の最後の”めぐり逢い”に至るまでの見せ方がお見事でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-08 22:28:49)(良:1票) 《改行有》

1369.  リトルマン・テイト こうした知能指数に優れた神童は実際にいるのだろうけど、やっぱり心はまだ子どもだし、友達と遊んだり色んな経験を重ねながら少しずつ心も体も大人になっていくもの。主人公の少年は地元の学校では友達が出来なかったけど、同じ悩みを持つ少し年上の少年と馬で競争したり、大学生のあんちゃんに遊んでもらったり、最後の誕生パーティで見せるいい表情がそれを物語っています。ジョディ・フォスター初監督作。敢えて地味な作風で通し目新しさがあるテーマでもないですが、この少年の姿と表情を捉え続けることで、貴重な人生の一時期である子供という時代にとって本当に大切な事は何かを上手く描き出しているし、少年が大学に通う違和感のある描写からはアメリカでは盛んな飛び級の制度についても考えさせられます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-05 19:01:58)

1370.  理想の女 序盤から繰り返される陰口や噂話の中にまずは主要登場人物の人物像を巧く織り交ぜる。それぞれがその中で語る恋愛観、結婚観などの台詞がいちいち凝っていて、特に前半から中盤はこの噂話が物語を引っ張っていく面白い脚本でした。アマルフィで夏の休暇を過ごす当時のセレブの暮らしの一端を再現する美術や衣装も見所の1つです。話の方はヨハンソンのご主人とヘレン・ハント演じるアーリン夫人の関係が釈然としないのがずっと気になってしまうのですが、本作は前半から噂話の中心になり、ウィンダミア夫妻とタピイとのドラマをその局面ごとに醸し出す雰囲気を変えながら見事に演じた、ヘレン・ハントの映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-05 16:05:40)《改行有》

1371.  上流社会 オリジナルは「フィラデルフィア物語」。キャサリン・ヘプバーンにケイリー・グラントとジェームズ・スチュワートという強力な布陣のコメディですが、かなり台詞の多い会話劇で字幕を読むのにかなり疲れた覚えがあります。 一方こちらはミュージカル。キャストはグレース・ケリーにビング・クロスビー、フランク・シナトラにサッチモという超一流のエンターテイナーを揃えた。彼らが歌うシーンはどれも優雅で、上流社会を演出するかのように甘くスローなナンバーが中心になっていますが、バンドのメンバーとバスに揺られながらサッチモが歌う冒頭がとても楽しい。ジーン・ケリーあたりを配し、作品に動きをつけても楽しさが増したのでは、とも思いましたが、上流社会の優雅な雰囲気を演出するにはやはり本作の雰囲気が良かったのかも。 そしてグレース・ケリー。この頃には既にモナコ大公との結婚が決まっていたんですよね。絶頂期にも関わらず本作を最後に引退しモナコ公妃となり、映画ファンにとっては上流社会どころではないほど遠い所に行ってしまいました。絶頂期の美しさを出演作の中に永遠に残して。[DVD(字幕)] 7点(2011-06-04 20:26:13)《改行有》

1372.  狼よさらば 本作がブロンソンの出演作の最高傑作とは思わないけど、昔はよくTVでやっていたこともあり、目の前に現われるワルどもを次々と撃ち殺すポール・カージーの姿は、ブロンソンと言われれば思い出す姿の1つです。続編も何作も作られており、やはり彼のハマリ役であると言えるでしょう。話としては非常に重いし、NYに帰ってきてからは夜の街をうろつき、ワルどもを処刑していくだけなのですが、面白い作品となっています。やはりブロンソンのシブい威圧感のある、その存在感があればこその作品。ただ、ブロンソンが普通の会社員のオジサンには全く見えませんが・・・。 [DVD(吹替)] 6点(2011-06-04 14:42:35)《改行有》

1373.  真夏のオリオン 戦争ものとしては戦場の緊迫感は弱いし、艦内の描写も至ってユルい。帽子を脱げば色んな髪型の人がいましたね。敵艦との攻防戦の最中に回想やロマンスが挿入されてきますが、これも作品の構成上、上手くいっているとは言えません。しかし海の特攻兵器回天をめぐる、命の尊さの分かりやすい見せ方は良かったです。攻撃よりも人命救助を優先する敵艦と、海の特攻兵器回天を搭載した潜水艦の艦長がそれを見つめるシーンが特に印象に残りました。敵艦と至近距離に対峙する戦争映画でありながらも人間ドラマに軸足を置き、ほとんど戦死者が出ていないのもこの映画らしくて良かったんじゃないでしょうか。 [DVD(邦画)] 5点(2011-06-03 00:10:44)《改行有》

1374.  ブラス! 炭鉱町のブラスバンドが主人公の音楽映画、という程度の予備知識で見たのですが、バンドの活動の描写は限られ、時代の流れと共に切り捨てられていく産業とそれを糧に生きてきた労働者階級の人々の厳しい現実と誇りを、当時の政策に対する批判を込めて描いた実にイギリス映画らしい人間ドラマでした。 特に病室のダニーに向けてメンバーがヘルメットにヘッドライト、バンドの正装に身を包んで”danny boy”を演奏する姿からは炭坑の労働者としての、バンドのメンバーとしての彼らの誇りが伝わってきます。 大会で優勝したが炭坑が閉鎖された彼らの前途は多難としか言いようが無い。恐らくダニーの命はもう長くはないのだろう。絶望し自殺未遂をおかすピエロ姿のダニーの息子のサッチャーに向けた痛烈な台詞もあった。もう十分本作のメッセージは伝わっているのですが、最後のダニーの演説はどうしても言葉で表現したかったのでしょう。 最後の最後で”威風堂々”を持って来た選曲も見事で、ラストの様々な思いが入り混じったように見えるダニーの表情は忘れられません[DVD(字幕)] 7点(2011-06-01 00:42:50)《改行有》

1375.  ミス・アリゾナ 後に人生を共にする男と女がクラブに出演する歌手や芸人のオーディションで初めて出会うのが1920年。そこから戦争の時代まで、ヨーロッパ全土を覆う戦争の暗い影、特にユダヤ系の人々にとっての受難の時代を、2人を中心にしたステージと人間模様を描く事で見せるドラマ。この2人の周りに登場する友人や平和な暮らしを乱す者たちとのドラマとしては弱いものの、この頃のマストロヤンニが見せる円熟味のある演技は本作でも素晴らしく、シンガーとしての側面も持つシグラのステージと、主演2人の持ち味は十分味わえる作品。前半の”アリゾナ・トリオ”としての売れない時代のドサ周りの楽しいステージに、後半に開業し成功を収めたクラブ”アリゾナ”の華やかなステージは音楽の素晴らしさもあり、いずれももっとじっくりと見せて欲しいと思わされるものでした。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-05-31 23:57:57)

1376.  キャッチ22 最前線の戦場ではなく、後方の基地の人間模様を描くことで戦争を風刺したブラック・コメディ。ロバート・アルトマン監督の「MASH」を思い出す設定です。軍務そっちのけで軍の備品で金儲けに精を出す輩や、戦闘に出るのを逃れることや脱走にしか興味が無いパイロットなど、そんな連中が次々登場する前半は笑える会話に笑えるシーンも続きますが、そんな連中の行動が徐々にエスカレートし、シリアスな方向に話が展開していきます。所々に挿入されるマイク・ニコルズの遊び心が楽しく、一つ一つの場面が変わる際の見せ方も巧い。イカれた軍隊の人間模様をコミカルに演じる豪華キャストも見所の一つです。 [DVD(字幕)] 7点(2011-05-29 23:33:02)《改行有》

1377.  その名にちなんで インドで生まれ教育を受け成人し、既にアメリカ社会に溶け込んでいた夫についてアメリカに来た母と、両親はベンガル人だがアメリカで生まれ教育を受け、アメリカ社会の中で成長し大人になった息子。それぞれのアイデンティティ、価値観、家族への思い、これらが常に親と子の2つの視点から描かれる。作品の中の時間はかなり足早に淡々と過ぎていき、家族の恋愛や別れ、結婚など人生の分岐点も非常にあっさりと通過していく。しかし作品の時の速さとは裏腹に作品に漂う空気はとてもゆったりとしていて、親と子それぞれのこれらの思いが疎かになったりどちらかに偏りすぎる事も無い。2つのこれらへの思い、常に互いを思いやる気持ちが足早に過ぎていく作品の時間の中にもきっちりと伝わってくる温かみのある家族のドラマです。 [DVD(吹替)] 7点(2011-05-28 17:11:11)《改行有》

1378.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》 爽やかで情熱的で、作品を包むゆったりとした時間と穏やかな空気に心が癒される映画です。2人の主役の女優、アマンダ・セイフリードもとても魅力的なのですが、ヴァネッサ・レッドグレーヴがアマンダを凌駕するほど魅力的でチャーミングに映りました。50年の時を越えてロレンツォと再会できるという高揚感、生きている喜びが伝わってくる、表情で見せる彼女の演技が素晴らしかったです。「ジュリエットの秘書」の心温まるエピソードの挿入もいいし、彼女らを乗せた車が行く美しい風景の見せ方も素晴らしく、そこに流れる音楽の使い方も実に効果的です。登場人物が出揃い、ロレンツォを探す旅に出た時点で結末を予想するのは難しくないストーリーですが、50年の時を経て成就した2人の恋と出会ったばかりの2人の恋の行方を見せてくれる、ユーモアと幸福感に包まれたハッピーエンディングに鑑賞後の爽快感も格別の作品でした。[映画館(字幕)] 8点(2011-05-25 23:41:49)(良:3票)

1379.  真夜中のカーボーイ 《ネタバレ》 冒頭のNY行きのバスの車中がいいですね。ジョーの無邪気に車中の人達に話しかける表情と主題歌の優しいメロディがいい。しかしこの主題歌がNY到着後はピタリと止まる。 2人が出会って以降は彼らが真面目に働くでもなくどんどん夢から遠ざかっていく厳しい現実や都会の冷たさをこれでもかと見せる。また、ラッツォの悪化していく体調は確実に救いの無いラストを予感させますが、不器用な人間臭さとユーモアのある2人の描写がそれらを上手く和らげています。ジョーが冒頭から唯一の友であるかのように頬を寄せて耳を傾けていたラジオを手放すのはラッツォに真の友情を感じたからなのか。 悲劇が待ち受けていたマイアミ行きのバスの車中のラストはどう解釈すべきかと思いますが、冒頭以来の主題歌の優しいメロディが流れている。ジョーは初めて真面目に働くという意思表示をする。冒頭の車中の無邪気さとは対照的な表情を浮かべるラストの車中のジョーに人間的な成長を感じたいと思う。厳しいがそこに希望を見出したいラストでした。[DVD(字幕)] 7点(2011-05-22 15:21:36)《改行有》

1380.  カサブランカ ロマンスとしてはあまり惹かれる話ではないのですが、リックの店での絡み合う登場人物の様々な思惑に、絡み合う様々な視線。その人間模様の見せ方が見事な作品だと思います。 また、作品に漲る反ナチスの感情は戦時中に作られた映画なので非常に力強いものがあります。リックの店でドイツ人が歌うのに対抗し”ラ・マルセイエーズ”を合唱するシーンには特にその力強さを感じました。その時代を生きた人達によってその時代に撮られた映画だからこその力強さを感じます。 本作のイングリッド・バーグマンの美しさは強烈に印象に残ります。彼女の撮り方にもその美しさをいかに際立たせるかという相当なこだわりも感じられるし、彼女のその美しさとともに映画史に残り語り継がれていく作品なんだなと思います。[DVD(字幕)] 7点(2011-05-22 01:56:46)《改行有》

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