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プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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121.  アバウト・シュミット 今年(2003年)公開された映画の中でも、今のところ1、2を争う秀作。生きることの切なさ、やるせなさ、愛しさが、実にひょうひょうと描かれていて、まだ若い監督のくせにもはや名人芸のごとき巧さ。ジャック・ニコルソンはこれまでのキャリアでも最高の名演です。まだまだ脂ぎった彼が、ほとんど笠智衆(!)のように見えてくるなんざ、ビックラこいちまっただ。作品自体も、ほとんど日本映画のような撮り方で、この監督は今後とも要チェックと断言しておこう。 《追記》やはり2003年度公作品では、ぼくのベスト作品になりました。冒頭、主人公シュミット氏の会社がある高層ビルを映すカット割りは、まさしく小津安二郎作品そのもの。それも、単なるモノマネや青臭いオマージュなんかじゃなく、はっきりと自分の「スタイル」にしているところがスゴイです。一見地味だけど、これは本物の“滋味”あふれる秀作だ。10点(2003-07-16 16:03:15)(良:1票)

122.  チャーリーズ・エンジェル フルスロットル CGまみれのムチャクチャご都合主義な展開は、ほとんど往年のギャグ・アニメみたい。作品的にはお世辞にも完成度が高いとは言えないけれど、いやー、3人の”エンジェル”を演じぇる(…ハハ、親父だねえ)女優たちの何と楽しそうなこと! 彼女たちを悪役のデミ・ムーアと闘わせるというアイデアだけで、もうカネ払ってもオツリがくるってもんだ。それに、いろんな映画のおバカなパロディが次々と登場するものの、そこには作り手のピュアな愛情が感じられるし。このMcGって監督、ほんと映画狂なのね。特に『雨に唄えば』がお気に入りのご様子。うん、いい趣味してんじゃん。少なくとも『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟みたいな単なるオタクじゃない分、好感度大!7点(2003-07-15 14:29:51)(良:1票)

123.  アクシデンタル・スパイ アメリカ映画界での成功後、「しかし俺はあくまで”ジャッキ-映画”を撮る!」とばかりに情熱を注ぎ込んだジャッキー・チェン近来の快作。『ラッシュアワー』も悪くないけど、やっぱりジャッキーには、自作自演で彼らしいスペクタクルの創造に励んでいただきたい。幾つになっても…。8点(2003-06-30 14:02:21)

124.  8 Mile 監督がご贔屓カーティス・ハンセンなんで、「何でアイドル(?)歌手が主演する映画なんぞを彼が…」と半信半疑で見たところ…ハイ、すっかりハマッってしまいました。エミネムとその友人たちの閉塞感、街そのもののどんづまり感が実になまなましく表現されていて、しかもさわやかな余韻を残してフィニッシュさせるなんざ、お見事の一語。風俗的には「現在」なんだけど、映画的にはむしろ50・60年代風の「古風さ」を感じさせるのが良くも悪くも普遍的な青春映画たり得たポイントなんでしょうね。それにしても、キム・ベイシンガー、よくこんなアバズレおっ母さん役を引き受けたもんだ。拍手!8点(2003-06-30 13:23:11)

125.  ムーラン・ルージュ(2001) 正直バズ・ラーマン監督の安っぽいキッチュ趣味はには、かなりの軽蔑感を持っていたんだけど(『ロミオとジュリエット』なんか、あの安さにゃ殺意すら抱いたね)、ここまで徹底されてしまうと、これはもう一つの”美学”として認めなくちゃ仕方ない。『椿姫』をモチーフに、喧噪と感傷に満ち満ちた金ピカ映像の洪水の中に、崇高な瞬間がいくつも現われる。ニコール・キッドマンも最高だし、おのれの不明を恥じましたです。許せ、ラーマン!9点(2003-06-30 13:05:12)

126.  フロム・ヘル 昨今のCGまみれな劇画調伝奇ロマン(クソくだらない『ヴィドック』とかね)かと思いきや、19世紀ロンドンの、いかにももっともらしい雰囲気を実に良く漂わせた秀作じゃんすか! 特にヘザー・グラハムたち娼婦の描写が見事で、こういう題材じゃない、ディケンズの小説の映画化なんかをヒューズ兄弟監督には期待したいとも思った。あのエレファントマンの唐突な登場のさせ方も、ほんと才気を感じさせるし。良いっすよ、ダンナこれ!!8点(2003-06-30 12:54:56)

127.  愛の世紀 前半の美しいモノクロで撮られた恋愛(について)の考察は、メランコリックで本当にうっとりするくらい素晴らしい。一転してデジタル映像で撮られた後半の、色彩の洪水の中で演じられるノーテンキなアメリカ(映画)批判にゃ大笑い。ますます「映画」そのものから自由になっていくゴダールに、ただ羨望と憧憬あるのみです。9点(2003-06-30 11:59:58)

128.  アレックス 主人公カップルの暮らすアパートメントに、これ見よがしに配されたキュ-ブリック『2001年宇宙の旅』のポスター(それ以外にもキューブリック作品のポスターやらポストカードがあったかもしれない)。それは、この映画のラストを説明するのに、これ以上ない”ヒント”を提供してくれる。が…。別にどんだけ残虐に殺人シーンを描こうとも、どんだけリアルにレイプシーンを見せようとも、それは映画の「自由」だから何を言おうとも思わない。ただ、それを何らかの芸術的自己表現だと勘違いしているこのキュ-ブリック気取りの低能”作家”野郎の本作は、ただただ醜悪なだけだ。いろんな意見があるでしょうけど、ぼく個人はこれを「映画」だとは認めない。すみませんね。0点(2003-06-23 18:37:57)

129.  アメリ こういう映画に与太を飛ばすのって、不粋なマネであることは承知なんですが…。主人公をはじめとして、登場人物すべてが自己の「内なるファンタジー」に生きてるという、一種の現実逃避をここまで「肯定」するのっていかがなものなんでしょうか。世の中そんなアマイもんじゃねえ! と、小生ならアメリの横っ面を往復ビンタでありますね(教育的指導です、あくまでも)。つまりは「アメリ(カ)」風の多幸症おフランスバージョンざます。5点(2003-06-19 13:01:23)(良:1票)

130.  ワンス・アンド・フォーエバー ええっと、最低限の常識を保って「ベトナム戦争」を捉え直そうという誠実さは買うものの…戦闘シーンのイマドキな残虐クソリアリズムはともかく、全体的に古臭いアナクロ感が拭えないなあ。特に、この手の映画に必ず出てくる、絶対に何事にも動じない古参の軍曹(昔ならジョージ・ケネディあたりが得意としていたような)とか、メル・ギブソン扮する頼れる主人公像とか。んー、所詮はジョン・ウェインの『グリーン・ベレー』と何も変わらない、「アメリカ賛歌」じゃなく「軍人賛歌」映画だな。国家を批判することであの戦争そのものを肯定できるという単細胞ぶりが、ついていけませんでした。4点(2003-06-19 12:50:47)

131.  OUT(2002) 勢いに乗っている監督ならではの、”熱気”を感じさせてくれます。何より主演女優それぞれに存分な芝居をさせ、それを1本の作品に束ねていくあたりの手腕こそ、平山監督の真骨頂。女たちによるハードボイルドとして、個人的には『愛を乞うひと』よりも好きだな。ただ、佐竹のキャラクターだけは、あまりに薄っぺらなのではないでしょうか。一種の”ターミネーター”に仕立てたかったにしても、もうちょっとこの悪党の背景を描き込んでほしかった。間寛平がガンバってたんで、余計に惜しいです。8点(2003-06-11 17:39:43)(良:1票)

132.  ロミオ・マスト・ダイ リー・リンチェイ、なんでアメリカ映画じゃこんなんばっかしなんや…。明らかに黒人観客受けを狙った、今どきのブラックプロイテーション映画。”中国映画界の至宝”のムダづかいに、ただただ腹が立つ。オープニング・タイトルはカッコよかったし、高名な撮影監督の第1回監督作品なんで、期待したのに…4点(2003-06-11 16:31:41)

133.  ROCK YOU! ロック・ユー! 言いたいことは山ほどあるんだけど、何か、もういいや。ただひとつだけ言うなら、最良のポスト・モダン映画として、みかけの軽薄さとは裏腹にこれほど「知的」な映画はないってこと。アメリカじゃコケたっていうけど、フン、そりゃそうだろ!9点(2003-06-11 15:58:35)

134.  レプリカント ヴァン・ダム愛好者としては、皆さんの意外(?)な好評価にウルウル。正直、脚本はヒドイものだと思いますが、2役大好きなヴァン・ダムは、ここでも正反対な善悪ヒーローを楽し気に演じております。それに、何と言っても、現代最高の役者のひとりと信じて疑わないマイケル・ルーカーが、本気でヴァン・ダムと演技でタメはっているのにも感動! 確かにB級作品ではあるけど、いいね、いいね!! 7点(2003-06-11 15:25:42)

135.  ミリオンダラー・ホテル 決して全てに成功しているワケじゃないけど、ここしばらくのヴェンダ-ス作品では最も愛しい、そして美しい映画じゃないでしょうか。あまりにナイーヴな眼差しの中に語られる、「人間とは生きるに値いするか、そんな価値のない罪深き存在か?」という問いは、おいおいそんな恥ずかしいメッセージをわざわざ映画にすんなよ、と赤面させられもする。が、こんな時代であり、こんな世界だからこそそんな“問い”を自問し、本気で考察することも、きっと必要なのだ。ペシミスティックではあっても、決してニヒリズムには陥らないという、まさに『ベルリン・天使の詩』以降のヴェンダースの決意がひしひしと伝わってくる。やっぱり、彼って「天使的存在」なのかもしれないなあ。そして間違いなく「天使」に他ならないこの映画でのミラ・ジョヴォビッチ、最高です。9点(2003-06-06 16:03:45)(良:1票)

136.  耳に残るは君の歌声 意外にも皆さん点数辛いので、あえて満点。ぼくには素晴らしい映画でしたけどねえ…。この20世紀を、たったひとりの少女の「父を訪ねて3千里」というパーソナルなドラマの中に描ききってしまおうという監督の野心は、見事に達成されているのではないですか。いっくらでも重厚に、かつドラマチックに作れるはずのプロットを、「ただ父の前で歌いたい」というシンプルな娘の願いと相対化することで、歴史そのものを内面化してみせたその才気。そう、「歴史」とは、ひとりひとりは無名の人間たちが生きてきたという事実の集積ではないですか。大文字の「歴史」観からは決して見えてこない、「個」としての人間の生の証し。そんな、実に当たり前のことを思い出させてくれる、本当に本当に美しい映画です。誰が何と言おうと!10点(2003-06-06 15:49:12)(良:3票)

137.  ミスター・ルーキー 今年(2003年)の今頃に公開していれば、もっと話題になってヒットしたろうにね。残念でした。結構期待したんだけど、ドラマ部分の作りが散漫で、「こんなもんかあ」とガッカリ。せっかく長島一茂が意外な好演を見せているんだから、会社の人間関係や家庭内のあれこれを、『釣りバカ日誌』シリーズくらいにはていねいに描いてほしかった。所詮これじゃ、阪神タイガースファンご用達映画にしかすぎないよね。ちなみに小生は南海(現ダイエ-)ホークスのファンです。誰か『あぶさん』を映画化しちくりー!5点(2003-06-06 15:26:14)

138.  ぼくの神さま こういう単なる「カトリック礼讃の宗教プロパガンダ映画」風メロドラマを、さももっともらしい「良心作」として商売の道具にする風潮は21世紀にはなくなってほしいです。一方で、こんな”ある種の意図”がミエミエの映画を、何故そこまで絶賛したりホメたりできるんですか? …すべてにあざとく、すべてに類型的。死者にたいする痛みも悼みも、実のところない。オスメントの演技も、ただただ醜悪。すみません、この作品(映画、と言いたくない)って、ホントだめなんです。唯一、ロケ撮影による風景のみずみずしさと、ウィレム・デフォーに1点。1点(2003-06-03 19:00:05)

139.  BROTHER このところ、妙に批評家受けというか、映画賞狙いというか、つまりは世間的評価に「応えよう」とする意識が見え見えの作品が多くて、それはそれで見ごたえのあるものではあるんだけど、やっぱり北野武には「好きな映画を好きなように撮る」ことの方が良く似合う。…と思っているファンにとって、これは久々に「らしい」快作だった。たぶん、海外との合作という周囲の期待に対して、逆にデタラメやっちゃう”やんちゃ”ぶりが、良い方に出たんじゃあるまいかと。つまり、『ソナチネ』のテキトーなリメイクみた展開に、派手なドンパチと日本的な精神性(ヤクザの様式やストイシズムってやつね)を盛り込めば、ガイジンは喜んでくれるだろうって。このいい加減さとデタラメぶりこそ、キタノ映画の真骨頂! 小生、大好きです。9点(2003-06-02 13:42:52)(良:1票)

140.  ピンポン 意外にも賛否両論なんで、ビックリ! 全体的に、この映画は受け入れられ、評価されているんだろう…と、勝手に思い込んでいたので。映画見てから原作漫画を読んで、見事にハマリました。その後、映画のDVDを買って、やっぱり何度も見直してしまいました。つまり、どっちがというんじゃなく、どっちも好きなんです、ぼくは。何故? コミックも、映画も、「性」を介在させない、見事に少年期そのものの「清潔さ」を見事に、鮮やかに表出し得ていたから。高校生とはいっても、ペコもスマイルも、出会った頃の小学生時代からずっと彼らの”内なる時間”はとまったままだった。それがあらためて動き出すまでの「試練・葛藤」こそが、コミックの、そして映画のドラマの骨子だったのではないでしょうか。どちらも、そういった部分を、これ以上なくピュアに、古臭い”汗と泥と涙”の熱血スポーツもののパターンから程遠い「新しさ」で描いたものとして、ぼくは高く高く評価する者です。素ッ晴らしいじゃん、これ!9点(2003-06-02 13:01:46)

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