みんなのシネマレビュー |
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121. イマジン(2012) 《ネタバレ》 視覚障害者施設の教師である男性(自身も視覚障害者)のお話。彼は、音の反響を駆使して、白杖なしで歩き回ることができ、それを生徒にも広めようとしている。そして作品もそこに一点集中している。彼らが外を自由に歩くとはどういうことか、何を「見て」いるのかを、地道に切り取っていく。授業風景の一つ一つの扱い方も丁寧である。と、中盤にかけてじわじわとせり上がり、さてこれがどうやって開花し着地するのか、と期待が高まるのですが、終盤は今ひとつでした。妙に長い港のシークエンスの怠さをはじめ、何か物語も完結せずに放り出されてしまった感があります。立ち上がるヒロインをトラム内から遠景で小さく捉えるファイナルショットの切れ味なんかは、良かったんですけどね。[DVD(字幕)] 6点(2024-03-09 15:55:07) 122. ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン 《ネタバレ》 1989年にアルバム・デビュー、マンチェスター・ブームのトップに立ってブレイクするも、その後沈黙を保ち、94年にようやく2ndを発表。しかしその辺の間の悪さも手伝って、以前ほど流れに乗ることはなく、結局96年に解散。そのストーン・ローゼズの、2012年の再結成を追ったドキュメンタリーです。カメラは彼らを素直に追い続けますし、奇をてらったことはしません。デビューしていきなり訪れた絶頂期も丁寧に挿入しながら、再起へ向けて地道に進むメンバーの姿を提示します。そして再結成の第一弾として行われたゲリラ的なフリー・ギグの盛り上がりもかなりのものです。そしてここでは、メンバーは(いい年しているはずなのに)きちんとミュージシャンとしての格好良さをキープしていますし、むしろイアン・ブラウンが素人っぽく見えてしまうほどです。●で、ツアー中のアムステルダム公演で「レニが帰っちゃった事件」が起こるわけですが、ここでドキュメンタリーも急激に失速してしまって。いったん「撮れる状況ではない」はいいんですが、ならば周辺スタッフなどにも食い下がってほしいところですし、なのに一足飛びにファイナルのヒートンパーク公演になってしまう。で、そこで大いに盛り上がって終わり。いや、あの状態からメンバーはどうやって関係を修復したんですかね?そして、この公演を終えてメンバーには何が残って、そこから何をやろうとしたの?とか、一番肝心なところが置き去りになってしまいました。[DVD(字幕)] 6点(2024-03-06 00:54:33) 123. RAIN DOGS レイン・ドッグス いろいろ挫折している青年の立ち直り系青春モノ、のようなのですが・・・各シーンはカメラがただ状況を追っているだけで、何かの表現になっているとは言いがたい。母親とかガールフレンドとか、各種登場人物を配置しようという意図は窺えますが、それも生きていない。役者の表情やアクションの幅の狭さも手伝って、盛り上がりなく終わってしまいました。マレーシアの作品を見る機会は貴重なので、期待したんだけどな・・・。[DVD(字幕)] 4点(2024-03-04 21:44:10) 124. 子猫物語 これは猫その他の動物のプロモフィルムかBGVであって、映画ではありません。まあ、「とりあえずぼーっと猫だけ見ていたい」という欲求があるときは、それは達せられると思います。[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-03-01 00:03:32) 125. ハードエイト 《ネタバレ》 何かが起こりそうで起こらない、程良いスリルで引っ張る前半はなかなかの内容でした。モーテルの一室で延々続く中盤も、いい感じの盛り上がりになっています。しかし、そこまでと比較すると終盤は特にひねりがなく、ジョン・Cとグウィネスが消えてしまったこともあって、収縮した終わり方になってしまいました。最初に凄腕ギャンブラーという仕込みがあって、しかもこのタイトルなのですから、その辺で何かなかったのかと思ってしまいます。ただし、P・B・ホールの終始安定した存在感はさすがであり、ほかにあまり主演作が見当たらないのが不思議です。あと、エンディングテーマがエイミー・マンとマイケル・ペンの夫婦デュエットなのはポイントが高い。[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-02-29 00:22:02) 126. 十手舞 《ネタバレ》 最初のいきなりの容赦ない処刑シーンから影十手の誕生といったあたりは、おおこれは、と思ったのですが、映画はそこで終わっていました。なぜかそこから突然父娘の情緒的愁嘆場に突入してしまうし、そもそも、社会から存在を抹殺されたところに意味があるはずの影十手が、妻子がどうのこうのとこだわっているのもおかしい(というか、いること自体がおかしい)。そして誕生した石原の影十手は、特に何をするでもなく、ただじっと様子を見ているだけ(それも滅茶苦茶目立つ格好で)。タイトルからすれば、華麗な舞のテクニックで侍どもを翻弄!という展開を期待するも、そんなシーンもほとんどないし、いくつかある箇所もえらくしょぼい。もちろん、石原のど下手な演技がそれに輪をかけています(この人、ほかの作品ではここまで下手ではなかったと思いますが)。と、石原に責任が集中しがちな出来なのですが、かりにその点を抜きにしても、例えば「十手」が重要要素であるはずなのに、刀と十手の衝突の音や質感、十手で刀を押さえ込むときの力感やひねり具合などをまるで撮っていないという一事からしても、そもそも制作側に根本的にやる気がなかったのが分かります。[CS・衛星(邦画)] 3点(2024-02-24 02:13:38)(良:1票) 127. 極道の妻たち 決着 《ネタバレ》 今回は一応、不正金融との対決みたいなのがテーマだったのでしょうか・・・。しかし、信用金庫とのあれこれを全然処理しきれていないのはもちろん、そもそも筋立て自体がグシャグシャで、誰が何の理由で誰を狙っているのかがほとんど分かりません。大体、こうして振り返ってみれば、そもそも竹内力自体は何のために消されたのでしょう。そこが安定しないので、いくら敵討ちだとか言われても、話が成り立ちません。●中条きよしは、意外に悪ヤクザ役が似合っています(このシリーズには前にも出ていますが、それとはえらい違いです)。この路線でほかにも作品を残してほしかったと思うくらいです。愛川欽也も、一見しょぼくれたおっちゃん風で実は、という立ち位置がなかなか合ってますが、最後に博打で勝つというだけで終わっていて、もっと人格変化を見せてほしいところでした。[CS・衛星(邦画)] 3点(2024-02-23 00:29:25) 128. アメリカン・スリープオーバー 《ネタバレ》 ある一夜のいろんな少年少女の行動についての作品。ということはこれは、屋外版・個別グループ版の「ブレックファスト・クラブ」か?と思ったけど、まあやっぱり大分違いますね。で、コンセプトは悪くない、というかむしろ冴えているんですが、致命的なのは、肝心の各登場人物におよそ個性がなく、みんな同じ芝居をしていること。なので、話が進めば浮かび上がってくるはずの重層性や相互関連性というものが感じられない。最後にパレードでみんなが各所にまぶされているくだりなど、本来なら一気に盛り上がり部分になるはずなんだけどねえ。[DVD(字幕)] 4点(2024-02-22 01:00:47) 129. マッドクンフー 猿拳 《ネタバレ》 猿拳の使い手である主人公が、ハニートラップに嵌められ、手は潰され、妹は妾にとられる。と、かなりハードでシビアな出だしです。しかも、猿回しとして生計を立てるも、今度はチンピラに猿を殺されます。どこまでもどん底です。そこに弟子志望の脳天気な若者が現れて、やっと前向きに話が進んでいくわけです。そこから本格的クンフーのスタートなのですが、まあこのアクションの激しさ、そして美しさは、香港クンフーでもトップクラスかもしれません。どこまでも「猿」に徹した武術コンセプトが、ただ強いだけではなくて、一本の筋を通しています。しかも、ただ敵と戦うだけではなくて、修練のパートも忘れてはいません。一番凄いのは、これからラスボス対決というところで、「このままでは負ける。どうする?」「稽古です!」「そうだ!」みたいな感じで、突然改めてトレーニングを始めてしまうくだりです。これには唸りました。基礎トレーニングは常に大事だということを思い出させてくれます。●で、どう見ても、妹(メイメイ)を死なせる必要はなかったような・・・その前にわざわざ本妻(?)から「遊郭に出す約束が・・・」とか言わせているわけですから、造反の制裁として遊郭に出される→そこへチェンと小猿が救出!で何の問題もなかったと思いますけど。[DVD(字幕)] 6点(2024-02-21 00:45:46) 130. 次郎物語(1987) 《ネタバレ》 文部省選定、原作は古典文学、キャストはいかにもないい人たちばかり・・・と、類型的な優等生作品を想起させるのですが、それにとどまってはいませんでした。まず、子役にしっかり演技がつけられている(特にバタバタした動きの生々しさ)ところで、演出側の気合を感じさせます。随所に挿入される一面の田園風景や、屋内シーンの適度な暗さも上々です。その中で、主人公次郎が地道に成長していく過程も、堅実に表現されています。●とはいえ、やっぱり一定枠は脱しきれていないのですけどね。主人公一家が経済的に破綻していくくだりなど、競りの場面だけではなくて、もっと日常レベルで切り取ってほしいところでした。あと、せっかく高橋惠子さんを起用していて、しかも出番もそこそこ多いのに、母親としてのさしたる見せ場がなかったのも残念。その割に、終幕の病状場面の描写はやたら長いです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-02-20 21:40:52) 131. 極道の妻たち 危険な賭け 《ネタバレ》 今回は「先代組長の死去に伴う跡目争い」という入口で、一応、毎回新たなテーマに挑戦してはいるのですね。志麻さんの立ち位置も、組の中心というよりは地方の有力組長というのがやや斬新かも。キャスティングも、小粒感のあった前々作と前作を反省したのか、今回は、石橋・原田・火野と、なかなかの曲者を揃えていますね。と思っていたら、石橋さんはともかく、あとの2人はえらく登場時間が短かったのですが。ただしそれでも、火野さんの、ただ立っているだけで醸し出される異質感というか死神感(?)は、絶品です。●で、筋書については、途中からは誰が誰をどういう理由で狙っているのかがよく分からなくて収拾がつかなくなっていますし、皆様おっしゃるとおり、若者二人の恋愛沙汰(というかこれなら「発情沙汰」に近いが)は、はっきり言って邪魔でした。[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-02-19 00:50:21) 132. スザン・レノックス 《ネタバレ》 わずか80分足らずの間にぎゅうぎゅうに押し込められた、大河ドラマ級の内容。各パートを膨らましたら「風と共に去りぬ」クラスになってもおかしくない。しかしこの作品は、少女の成長を数枚の影絵で表現し切る(!)という驚愕の演出をはじめとして、各シーンが目的を達したと判断したら即次に行き、その間も大胆に省略する。この辺の感覚は、現在の制作者も大いに見習ってほしいところです。そんな中でも、ガルボとゲーブルはもちろんのこと、各役者の短時間に凝縮された役作りと芝居が、作品の骨格を力強く構成しています。まあ、ガルボがところどころ、なぜかキルスティン・ダンストに見えてしまうのはご愛嬌ですが。[DVD(字幕)] 6点(2024-02-18 21:16:24) 133. 極道の妻たち 赫い絆 《ネタバレ》 前作よりさらにキャストが小粒になった感がありますが、それでも内容的には悪くないのです。ところどころ、名シーンと称すべき場面もあります。しかし、まず基本的なところで穴がありすぎて・・・。●そもそも、志麻さんと宅麻伸が、そこそこ連れ添った夫婦というところに無理ありすぎでしょ。志麻さんは15歳年上なのですが、並ぶと母と息子にすら見えます。というか、宅麻伸はどう見ても極道顔ではないです。本作は夫婦間の愛憎がメインテーマっぽいのですから、この点は致命的です。●逆に、渡辺裕之はもうちょっと出番作れなかったのかな。塀から出てくるの遅すぎですよ。●鈴木砂羽は、もうちょっと綺麗に撮れなかったのかね?ここが志麻さんの対立軸なのですから、もっと丁寧に収めてほしいところでした。●一方で、志麻さんと若いチンピラの疑似母性愛みたいのがサブテーマっぽいのですが、赤坂君ではちょっと荷が重すぎました。頑張ってるのは分かるけどね。●しかし、下っ端でもボス組長でも自在に演じてしまえる萩原流行さんは、やはり偉大。点数はこの方に対して。[CS・衛星(邦画)] 3点(2024-02-17 00:19:00) 134. 恋はいつもアマンドピンク 樋口可南子主演の80'sラブコメ!と期待も高まったのですが、まったく内容を伴っていませんでした。川野太郎とのあれこれも、どういう初期設定でどういう発展をさせたいのかさっぱり分かりませんし、父とその後妻という格好のネタも、ほとんど使いこなされていません。大体、このスタートとこのキャストだったら、最初は冴えなかったヒロインが途中で華麗に様変わり!という爽快感を当然期待するわけですが、嫌がらせのように意地でもそうはなりませんでした(ちょっとだけそれっぽいシーンもありはしますが)。あと、画質が妙に粗いのも気になりました。[DVD(邦画)] 3点(2024-02-16 23:58:50) 135. "BLOW THE NIGHT!" 夜をぶっとばせ 《ネタバレ》 「ザ・80'sヤンキー映画」です。まさにそれ以上でもそれ以下でもありません。そのまんまです。ストーリーらしきものは特にありません。主人公およびその周辺人物が、学校であれこれしたり、溜まり場であれこれしたりするのを、ひたすら追うだけです。特に各登場人物が格好良いわけでも何でもないところに、妙なリアルさがあります。一方で、可愛かずみ扮する東京の女子高生の1日が別な筋で進行していきますが、主人公の本体側とは何も絡みません。なぜこの部分を作ったのかが謎です。●で、やっぱり、80'sヤンキーといえば、「不良少女とよばれて」の伊藤麻衣子とか、「積木くずし」(TV版)の高部知子とかの伝説的存在が頭をよぎるのですが、それと比べると、別に至って普通なんですよね。いえもちろん、あちらはデフォルメしているのであって、こっちの方がまだ実態には近いというのはよく分かるんですが、ドキュメントならともかく、独立完結した一つの世界を作ろうとするんだったら、造形や表現といった部分はもっと考えないといけないとは思います。[DVD(邦画)] 5点(2024-02-15 00:10:18) 136. 新・極道の妻たち 惚れたら地獄 《ネタバレ》 これまでと比べて、随分キャスティングが小粒になった感があるなあ・・・と思っていたのですが、中盤までは案外悪くない内容でした。今回は、弱小組の悲哀みたいなのがテーマっぽいのですが、その路線では一貫しています。そして、世良と小西も頑張っていますし、何よりも清水宏次朗が、ギラギラした跳ねっ返りの部分を、しつこくない程度に上手く表現しています。さすがビーバップ上がりは鍛え方が違います(笑)。肝心な部分で高島忠夫と山下真司のどう見ても極道に見えない良い人全開ぶりが足を引っ張っているのには目をつぶります(そもそも山下さん、関西弁練習しなかったのかな)。斉藤慶子を完全一般人の位置づけにしたのも正解。小川沿いで子供たちを見ながら語り合うシーンは名シーンだと思います。●ただ、無意味に時制が飛ぶ「一年後」からテンションが急降下していまして。意味もなく世良のパートがダラダラ続きますし、そこからラストまでの持っていき方も、エンスト起こしまくりです。あれだったら、絶望的な窮地に追い込まれるも、岩下・山下・世良の3人で出入りをかけて敵はとりました、の方がよほど筋は通ってすっきりしていたのではないでしょうか。そうそう、中条も結局「ただいるだけ」で、才能を感じさせる場面がありませんでした。●それと、この作品での川島なお美は、映画史上有数の「無意味な脱がされ方」だったのでは・・・。[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-02-14 00:06:21) 137. 誰でもない女 《ネタバレ》 第二次大戦中のドイツ兵とノルウェー人女性の間に生まれた子が、いったんドイツに収容されたものの、その後脱出して母と再会し、ノルウェーで生活していたら・・・という、前提からして何ともドラマチックな出だしです。そもそも、ナチスがノルウェーでドイツ民族増加政策を行っていたなどということも知らなかったので、勉強になりました。●それでは、主人公はドイツでどんな苦労をして、それをどう脱出して再会につなげたのか、と期待が高まりますが、その辺のことはまったく出てきません。実は主人公は身分を偽っており、正体は東ドイツのスパイだった、ということが、前半で早々に明かされるのです。したがって、収容所も脱出も何もないわけです。以後は、その前提から発生するサスペンスが中心になります。●で、家族内サスペンスとしては、出来は良いのですよ。ふらっとした拍子に現れる家族内の感情描写、どこまでも追ってくる旧東ドイツの関係者、それに対応しないといけない主人公。何といっても、表情筋1つで感情を語れるユリアーネ・ケーラーの演技が見事です。●しかし、当然ながら入口ではそういうのを期待していたのではないわけで、何というか、お鮨を食べに行ったら、滅茶苦茶旨いステーキを提供されました、というような、十分満足はできるんだけど、どこまでもそれじゃない感が残存してしまうというか・・・。[DVD(字幕)] 6点(2024-02-11 23:39:02) 138. 新・極道の妻たち 覚悟しいや 多分東海地方の一家という設定なんだろうけど、キャストの皆様の無理矢理な名古屋弁に、もう最初から笑いが止まらない。その割には志麻さんは従前通りの関西弁だったりして、一体どういう関係なんだ、この人たちは。●で、中盤で北大路欣也が登場して重要なポジションになっていくはずなんですが、まあ、北大路さんをこれほど格好悪く撮れるというのも、逆にびっくりです。もちろん、悪い意味で。●最後の方なんかも、脚本家が事態をどう処理していいか分からなかった模様で、完全にグシャグシャですね。[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-02-07 01:40:33) 139. ソウル・パワー フォアマンとアリの「キンシャサの奇跡」の一戦に絡んで実施された音楽祭についてのドキュメントです。ジェームズ・ブラウンをはじめとするアメリカン・ブラックの面々と地元アフリカのミュージシャンの共演、というのが売りだった模様ですが、どう見ても作品の大半ではJBしかフューチャーされていないのだな・・・。また、映像自体、ライブステージや舞台裏や屋外のその辺の光景が断片的につながっているだけです。映画化はあらかじめ予定されていたっぽいので、撮影は頑張ってあちこちで行ったのでしょうけど、それを総合的に編集あるいはアレンジできる人がいませんでした。結果、熱気があるのは感じますが、それが1つの映像作品に昇華していないのです。[DVD(字幕)] 4点(2024-02-06 01:26:55) 140. ハーフネルソン ダメ中学教師と女子生徒のどうのこうのがやりたかったんだろうけど、そもそも主人公がうじうじナヨナヨしているばっかりで、前提となるべき「生活」も「行動」もないので、結局何も起こっていません。女子生徒の方も、ただ喋っているだけで、やっぱり演技力が低いんじゃないかな・・・。輪をかけて、フラフラ落ち着かないカメラが、ドラマの醸成を阻害しまくっています。見どころといえば、まだ駆け出しだった頃のアンソニー・マッキーの出番が割と多い点くらいでしょうか。[DVD(字幕)] 3点(2024-02-03 01:19:27)
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