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121.  マリオネット・ゲーム 《ネタバレ》 財産も地位も手に入れたエリート宣伝広告マン の愛妻と愛娘との満ち足りた生活が、突然車のバックシートから 現れた謎の男によって、壊されてゆく、というお話につい引き込 まれて行きましたが、正直途中からは仕事の出来る男なら、やら れっ放しではなく、自分の方が若いのだからやり返す方法がいく らでもあるだろうといらいらさせられると共に違和感を覚えました。 しかしラストでのタネあかしで一応納得しました。 確かにそうでなくてはこの話は成立しないでしょうね。 【以下思いっきりネタバレ】 よく見るとニールが予想外の行動をしようとするとアビーが止めて うまく意図する方向に誘導していました。 それにしてもトムからの無理難題を妻や娘を守るためにニールが必死 に実行する姿を見れば普通ならアビーは夫を許すのではないかと思う のですが、もはやそんなレベルではなく、長年にわたり陰で浮気を繰 り返したニールに彼女の心は完全に壊れてしまっていたということで しょうか。 ラストはなんか女の怨念を感じてホラー映画を観るような空恐ろしさ がありました。 女は裏切ると怖いということを世の男性は肝に銘じるべき映画ですね。 但し、こういうオチにするならもう少しニールを鼻持ちならない傲慢な “嫌な奴”として描くべきだったのでは。浮気のことはさておいても 家族を必死に守ろうとする健気な非常に良い夫にしか見えません。 秘書との浮気も全くそのそぶりを事前に描いていないのはフェアではな いような気がします。[地上波(吹替)] 6点(2020-05-18 14:48:17)《改行有》

122.  ガントレット 《ネタバレ》 ずいぶん昔に見た覚えがあるけども、今観るとストーリーが単純で 黒幕があっさり分かってしまうけども、やたら筋が複雑で一度観た だけでは理解できないものが多い最近の映画の中で、なんか気楽に 観ることが出来てほっとさせられるような映画でした。 それにしても、まあドンパチやりすぎですね。 何年か前に、副大統領候補になった元準ミスアラスカのサラ・ペイリン が全米ライフル協会の集会で「鉄砲の弾は高価なものです。だから 警告射撃などで無駄にしてはいけません。悪い奴らには警告なしに どてっ腹にぶち込んでやりましょう」と演説してたのを思い出します。 あんだけ撃ちまくったら、警察の年間予算などあっという間になく なってしまうのではと心配です。[地上波(吹替)] 6点(2020-05-08 12:53:51)《改行有》

123.  マキシマム・リスク 《ネタバレ》 結構面白かったです。 ヴァンダムがセガールのようにもっと無敵なのかと思ったら意外と 現実的なレベルで返って格闘シーンははらはらしました。 何度も何度も街をめちゃくちゃにして繰り広げられたカーチェースも みごたえありました。 双子や、ロシアンマフィア絡みや悪徳FBIのプロットはどれも新鮮味は ないしストーリー自体も単純なものですが、その割には話がまとまって いて最後まで飽きずに楽しめました。 女の子の好みは人それぞれとは思うのですが、アレックスがもう少し 自分好みだったらもっと良かったのですが。[地上波(吹替)] 6点(2020-04-29 14:30:45)《改行有》

124.  トレイン・ミッション 《ネタバレ》 想像していたよりもずっと面白かったですね。 会社を首になり家計は火の車の男が毎日電車で通勤する日常 の中で遭遇した謎の美女から持ち掛けられた非日常的な提案、 一気に引き込まれました。 最初に大きな謎や大掛かりな陰謀を仕掛けておいて、結局真相 はというと、そんなのあり得ないだろう、というような荒唐無稽 なご都合主義的な辻褄合わせて的なもので失望させられることが 多いのですが、この作品はそれなりに筋の通ったお話になってい ました。最後の落ちも気に入りました。まあ、ジョアンナが主人公 の動向を逐一つかんで電話してくる都合のよさには目をつぶります。 粗を探すとすると、ギターを持った殺し屋と斧で渡り合うのは いくらなんでもやりすぎ。シュワちゃんの映画じゃないんだか ら。脱線シーンもそう。アクション映画ではなくサスペンス 映画に徹してもらいたかった。 あと、マーフィーが現れた時点で、もしかしてと思ったのですが やっぱりな結果でした。重要な役割にはそれなりの役者を配する 必要はあるとは思いますが、ネタバレの危険があります。 ジョアンナ、魅力的でしたね。もし通勤電車で声かけられたら私 ならホイホイ話に乗ってしまいそうです。 それにしてもアメリカの通勤電車はゆったり座れてうらやましい。 この映画の設定は日本の痛勤電車では成立しませんね。 この手のサスペンスは全てを詳細に明らかにしませんが、それなり に推測すると、【ネタバレ注意】 ジョアンナはフィクサーで、汚職事件の大物首謀者から事件の隠蔽 を請け負った。マーフィーも彼女に使われた駒で、職員殺しを請け負う。 さらに、目撃者と証拠が存在することをFBIの協力者から知らされ、 マイケルの乗る列車で目撃者を消すことを計画。マイケルを首にさせ、 目撃者をマイケルの乗る列車に乗せ(かなり難しい根回しが必要 だろうが)、マイケルに目撃者を探させ見つけたら殺し屋に殺させる 計画だった。さらにこの計画が失敗した時にはプランBとして、列車 を脱線させ証人もろとも乗客全員を抹殺する計画も準備、といった ところでしょうか。 わざわざマイケルに目撃者探しをさせたのは、彼が常連の乗客を知って おり、普段乗らない乗客を探しやすいだろうと考えたから。 なぜ最初から脱線させなかったかは、さすがに乗客全員を殺してしまう と事が大きくなりすぎて、出来れば避けたかった。[地上波(吹替)] 6点(2020-04-13 16:26:03)(良:1票) 《改行有》

125.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 残酷なホラー映画という設定にこだわって主人公グループの殺され方が月並みでおそまつゆえB級(登場人物がほとんど無名俳優という意味でも)ホラームービーとしての評価しか与えられていないようなのが残念。それがなかったらA級青春サスペンス映画になっていたかもしれない。とにかくホラー映画というと、ホッケーの仮面かぶったオッサンとか、濡れ髪のオネエサンとか、化け物を登場させてそれだけで怖がらせようという手法にうんざりしていたので、モンスター無しのこの映画は非常に新鮮だった。死ぬ運命は変えられない、必ずもとの運命に引きずりもどされるというテーマも気に入った。渋い脇役をかませてみればもっと全体的にもしまったのではないか。 追記: 最初観た時は、なんかガキのどたばたホラーのような軽い印象だったのだけど、再度見直してみるとシリーズ初回作ということで、その後の続編のようなどぎつさはないものの、結構丁寧に心理描写なども行われていて改めて面白さを実感しました。観終わって夜お風呂に入る時やトイレに入る時にはちょっとびびりました。[地上波(吹替)] 6点(2020-04-01 11:37:21)《改行有》

126.  スパイ・レジェンド 《ネタバレ》 けっこうみなさん厳しい評価ですね。 私的にはこれまで観たスパイ物映画の中では上出来の部類に入ると思いま すし十分楽しめました。 ブロスナンが超人すぎるところや、現地の主権そっちのけでバンバン 人が殺されるところなんかはいつもながらの過剰演出ではあります。 筋書きが複雑で最初は一体何が起きているのかよくわからず。それも そのはず敵味方が二転三転し、女性陣も次から次へと目まぐるしく 交代して、あまりに盛りだくさんでとても一回観ただけでは筋書きが 理解できませんでした。筋書き考えた人の気合が感じられました。 CIA内部の陰謀だったのかもしれませんが、末端の局員には罪はないはず であんなに簡単に殺されてしまっては可愛そうな気もします。 ロシアの殺し屋のアリクイおねえちゃんのやられ方ももう少し考えて 欲しかったですね。[地上波(吹替)] 6点(2020-03-19 20:58:05)《改行有》

127.  激突!<TVM> 《ネタバレ》 この映画の存在はずっと以前から知っていたけど、あらすじ は単純なものだと分かっていたので、わざわざ見るまでもないと食わず 嫌いを決めていたのですが、いざ観てみると意外と面白かったです。 もっと過剰演出で荒唐無稽な展開だと思っていたけども、かなりリアリティ に徹していて、現実でも十分起こりうる話だと思えて引き込まれました。 トラックの下から見えた相手の男の靴とレストランにいた男たちの靴を比べ て主人公が疑心暗鬼になるシーンはヒッチコックを彷彿とさせていました。 (ヒッチコックならさらにサスペンスを盛り上げる一工夫を加えていたと 思いますので、そこいら辺が若いスピルバーグの限界だったでしょうか) クリミナルマインドなんかを見ればこの程度のサイコパスはアメリカにごろ ごろいそうだし、最近では日本でも煽り運転による事件が多発しているよ うですので、遠出のドライブの際はせいぜい気を付けたいと思います。[地上波(吹替)] 6点(2020-03-15 11:16:43)《改行有》

128.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 後半にかけて随分と激しくどぎつい展開でしたね。日本人の 国民性からはちょっとついていけないところもありましたが、欧米では こういうのが受けるのでしょうか。とすると日本作品のアカデミー賞は 望み薄ということになります。 逃げた主人が痕跡なく消えてしまったなら、屋敷のどこかにいるのでは ないかと疑うだろうとか、家政婦の死体が腐乱して異臭を放つだろう とかは大目にみて、匂いを使った差別問題の提起や、家政婦さんが大食 漢だという伏線が地下のシェルターへと続くなど細かな工夫は評価できます。 字幕付きの外国映画だったために前半のコメディタッチの部分で自分も含 めて日本人の笑いを誘えなかったところは残念です。一家の軽妙な皮肉の きいたやり取りは、日本語なら間違いなく爆笑となるはずでしょうけど。 坊やのインディヤンごっこや夫婦のソファでのHシーン(これでPG12指定に なってしまったのでしょうか)は必要なかったと思います。 韓国の芸能人はみな整形していると思っていましたが、ジェシカ先生が 一重瞼だったのは意外でした。 最後のモールス信号で父子がやりとりする場面、息子がいつか金持ちになって あの家を買って父親を開放することを夢想する場面などは中々切なくてよかった ですね。[映画館(字幕)] 6点(2020-02-18 09:14:26)《改行有》

129.  十二人の死にたい子どもたち 《ネタバレ》 若い俳優さんたち(知っているのは橋本環奈さんだけ ではありましたが (≧≦))によるちょっと大仰な演技とセリフ回しだった し、大半が一つの部屋の中だけで展開されていたので映画というよりも どこか高校の舞台劇を見るような感じではありましたが、みなさんそれ なりに熱演だったと思います。 ミステリーや謎解きを期待すると失望するのかもしれませんが、心理劇として 観るならば結構楽しむことが出来ました。 ただあっさり死ぬのをやめて外の世界に笑顔で戻って行くには、ちょっと説得力 が不足していたようには思えます。アンリさんだけでなく、みんなそれれぞれに 思い悩んだ末に死のうと覚悟を決めて集まったわけですから。 まあ結末が本当に死ぬということになっていたら、ネットで自殺を募る事件が実際 に起きている中では、自殺を助長する、とかなんかで上映できなかったでしょうけど。 この映画の基本プロットは様々なバージョンで使えそう。「12人の死にたい高齢者」 「12人の死にたいサラリーマン」「12人の死にたいお笑い芸人」などなど。スピンオフ 版を期待します。[地上波(邦画)] 6点(2020-02-03 09:41:27)《改行有》

130.  ラストレター(2020) 《ネタバレ》 ここの評価が高かったのでLove Letterの感動を再び期待したのですが、 Love Letterと比べるとプロットの切れが今一つでした。今の時代に手書 きの手紙をやり取りする必然性の説明は必要ですが、そこに至るお膳立て がかなりまだるっこしかったです(2匹のアフガンハウンドは必要だった のだろうか) 基本的な設定が都合の良いように進められてしまったのが物足りず今一つ 感情移入できませんでした。 乙坂と未咲はなぜ分かれることになったのか、そもそも乙坂少年は未咲 をなぜそこまで好きになったのか(マスク姿に一目惚れだけ?)、未咲に とって阿藤はおびえるような存在だったのに乙坂を捨ててなぜ駆け落ちしたのか、 阿藤が消えた後精神不安定になった未咲を救う為に裕里はなぜ乙坂を探さ なかったのかなどなど、全く説明がなく表面的な事実だけが羅列されてい るだけのようで話が薄っぺらく感じました。 すずちゃんは、これだけのキャストの中に入ると演技が見劣りしてしまう のはしょうがないところですかね。 エンドロールのバックに流れるカエルノウタはエンディングにマッチして いるようには思えず、映画の余韻を台無しにしてしまったのでは。 それにしても木内さんは映画中では元気そうだったのに、これが遺作に なってしまったのは残念です。合掌[映画館(邦画)] 6点(2020-01-30 10:22:12)《改行有》

131.  スマホを落としただけなのに 《ネタバレ》 ここでの評価が芳しくなかったので期待しませんでしたが、 それなりに面白かったです。 麻美の裏の顔がのひねり余計だという意見もありますが、あれがないと 「スマホを落としたカップルがすっごく怖い目にあいましたとさ」、 で終わってしまいますから、やはり料金取って鑑賞してもらうなら それなりの工夫は必要だったでしょう。 加賀谷刑事と浦野君の絡みも同様な意味でそれなりに評価できます。 いくら整形したからって声で別人だと分かるだろう、武井先輩は 気が付かなかったのか、とかの点は目をつぶることにします。 最大の問題はネットでも書かれていたらしいですが、北川景子は 無表情以外の演技は無理という点。誰か表情で演技ができる女優さん ならばもっと映画の評価も上がったのではないでしょうか。 それにしても技術進歩が速すぎて、この映画で使われた技術は既に 陳腐化していて、スマホ悪用の怖さはもっと進んでいるのではない でしょうか。くれぐれも用心せねば[地上波(邦画)] 6点(2020-01-14 19:50:22)(良:1票) 《改行有》

132.  三度目の殺人 《ネタバレ》 是枝監督らしく、言葉の一つ一つや細かい表情に拘って 丁寧に作り上げたのが良く分かります。特に劇中では重盛 と三隅が面会室のアクリル板を真ん中にして話し合うシーン が何度も繰り返されたのに対して、最後の面会ではアクリル 板に反射させて二人をダブらせたショットは中々考えたなと 感心しました。 殺人の動機が娘に性的暴行を繰り返したというのは、 月並みで、もう少し他の理由を考えて欲しかったとは 思いましたが、致し方なかったのでしょうか。 土壇場で三隅が殺人を否認したのは咲江の証言をやめさせる 為というのがみそなのでしょうが、あくまで三隅を救いた い咲江が、証言で「殺したのは自分です」と叫んでしまう リスクがあったのではないかと思います。 色々な問題がこの映画にこめられていると思いますが、その 一つが現状司法制度への問題提起だったのではないでしょうか。 被告の自白以外にさしたる物証がない場合は、自白の信憑性を 幾重にも固めるのが昨今の裁判ではなかったかと思っていました。 もしこれで三隅が死刑になってしまうのであれば、被告自身 が最初から極刑を望んで無実の罪をかぶって自白することで、 被告自身が容易に自ら判決を操作できてしまうことになり、 司法制度自体が無意味になってしまうのではないかと思うの ですが。[地上波(邦画)] 7点(2019-10-27 12:51:19)《改行有》

133.  運命の女(2002) 《ネタバレ》 前半はどうもしっくりとこなかったのですが、その理由は 浮気相手の男がそれほど魅力的には思えなかったこと。 女性はああいう男性に惹かれるのでしょうかね。 (それに他の人が前半はエロ映画といっていますが、そう いうシーンがなかったのは、放送枠に入らずにカットさ れてしまったのか、地上波で放送するのは過激すぎると いうことで自主規制したのでしょうか。いずれにしても この内容で過激なシーンは必要ないでしょう。) でも刑事が家にやってくるあたりから一気に引き込まれ ました。二人の心理描写が丁寧ですばらしい。 特に夫がなぜああまで動揺して殺人まで犯してしまった のかが分かる気がします。あのスノーボールがキーですね。 そして彼女の後悔。現実にはなかった、男の家には寄らず タクシーを拾って帰る仮定のシーンで全てを語らせています。 自業自得とはいえなんか切ないです。切ない感の表現方法が 秀逸ですね。 もう少し二人の関係が修復され幸せな生活を取り戻してから の時間を長くして、そこに死体と共に決定的な証拠が見つかり、 警察が逮捕に向かうシーンで終わらせるとさらに余韻を残した のではないかと思いますが、まあそれじゃあ“太陽がいっぱい” になってしまいますね[地上波(吹替)] 7点(2019-10-10 16:37:28)《改行有》

134.  マイ・インターン 格差社会、分断社会、少子高齢化、地球温暖化などなど殺伐とした 世の中で、映画も希望のないものが多い中で、いい人ばかりのいい お話でほっとさせられる内容ではあります。 しかし現実では絶対ありえないだろうな、という冷めた気分も 感じないではありませんでした。 あんな控えめで穏やかなナイス高齢者はまずいないでしょうね。多くは 卑屈になるか、あるいは自分のキャリアに固執して吹聴するのが現実。 受け入れる側も、キャリアのある年長者が入社してくれば、妬みや中傷の 入り混じった悪意に満ちたバッシングを受けるのが常だと思います。 このギャップを埋めるにはベンやジュールや周囲の人たちをじっくりと 描く必要があったのですが、映画の枠ではそれは無理で、なんか話が トントン拍子に都合良く進んでしまった感は否めませんでした。[地上波(吹替)] 6点(2019-10-07 13:46:18)《改行有》

135.  バンテージ・ポイント 《ネタバレ》 そこそこ面白かったしテンポの良いサスペンス物として合格点はあげられるのですが・・・。だらだらと中だるみした映画にも閉口しますが、その対極にある超テンポの良い映画も見終わってみるとなんか味わいが感じられない、ということを証明した映画に仕上がってしまったようです。製作側のテンポ重視の姿勢は評価したいですし、見始めると一気に引き込まれはしたのですけど、なんか大統領暗殺の実況生中継ニュースを何度も見ているような感じでした。ソフトクリームのお譲ちゃんとか(なんで出て来たんだ?)黒人観光客はいらないからバーンズやテロリストたちの人物像何かをもう少し描いて奥行きを出すべきだったと思います。それからテロリスト側の計画なんですが、多くの人間を巻き込んで、司令部は皆殺しにするわ、影武者作戦の裏をかいて大統領を誘拐するわと、なんかめちゃくちゃ準備周到で緻密な計画を実行しておきながら、その一方で大統領を誘拐した後は、なんの準備も手立てもなくただ救急車でひたすら逃げるだけで、車がひっくり返っておしまいって、何というお粗末ぶり。もう少し脱出計画も真面目に考えろよなあ、とテロリストに突っ込みたくなりました。 本日(2019/09/11)再度地上波で鑑賞しましたが、過去に見た事すっかり忘れていて初めて見たのかと思いました。コメント内容は当時と変わらないです。テロリスト達の大統領誘拐までの計画の周到さに比べ、少女に情けを掛けた(用済みの兄弟を殺してしまう冷酷さなのに、少女は引き殺さずによけようとするのは、彼らにも多少なりとも両親が残されていると言いたいのでしょうか。)為に全ての計画がおじゃんになったというのは、ちょっと納得いかないものを感じました。 今回気付いたのですが、バーンズと大統領は近しい関係のシークレットサービスであれば、当然大統領が替え玉だと気が付くはずで、「おっさん誰?」てなことになっているのでは。[地上波(吹替)] 6点(2019-09-11 22:14:17)《改行有》

136.  ひろしま(1953) 現在であればCGなどをふんだんに使って制作できるところを全てセットとエキストラで対応してここまで の臨場感を演出したことに驚きます。 まだ原爆の記憶が残っていて実際に体験した人たちも参加しているということが、さらにリアルさを出して いるのだと思うし、あの時代でなくてはこの作品は制作できなかったと思う。 それにしても松竹が削除を求めた箇所(①爆弾投下した米パイロットが地上にいる市民に同情などしないとい う告白が学校で放送されるシーン、②病院で米国は無辜の市民を原爆のモルモットにしたと高校生が語るシーン、 ③原爆で死んだ人の頭がい骨を集めて米人に土産物として売ろうとするシーン)がもし削除されていたら、この 映画の価値は半減していたと思うので、苦渋の決断だったとは思うけども、要求を断った制作側には敬意を表 したい。 それにしても終戦特集でEテレで放映されるまでこの映画の存在は知りませんでした。まさに忘れられた映画と なっていたということ。その理由が、この映画がイデオロギー色が強く、東西冷戦が激化するなかで米国を刺 激しないようにとの忖度が働いたというのは、あまりにも酷いはなし。 平和や反戦を求める声に「アカ」と罵声を浴びせる風潮が今も残っているのは悲しいこと。[地上波(邦画)] 6点(2019-08-20 16:40:00)《改行有》

137.  ホワイトアウト(2009) 《ネタバレ》 評価があまりよくないので期待はしませんでしたが、意外と楽しめました。 プロットは単純だしたぶん犯人はこの男、と思われる人間がそのまま 犯人ではありましたが、やはりこの作品の味噌は謎解きよりも南極を 舞台にした物語というところでしょう。 その割にはカメラアングルが今一で、南極の自然のスケールの雄大さ が表現できていないのが残念ではありますが、寒さは十分伝わっては 来ました。やっぱり夏に見て良かったですね。 ラストのシーンは不評ではありますが、まああの場合手錠をかけるより ああするよりしようがなかったような気もします。 彼女は指二本失いはしましたが、過去のトラウマを乗り越えてハッピー な終わり方だったと思います。[地上波(吹替)] 6点(2019-07-10 22:57:46)《改行有》

138.  ザ・リング 《ネタバレ》 筋は分かっているのだけど、それなりにドキドキ感は味わえました。 でも欧米とホラーに対する感性が違うのか、日本人が感じるような おどろおどろしさはいまいち表現できていなかったような気がします。 やはり土地柄の違いなのでしょうか。 それにしても日本版も含めてやっぱりひっかかるのが、サマラ(貞子) と殺される人たちとの関係。確かにサマラは井戸に放り込まれて7日間 苦しみ抜いて死んでいったのはそりゃあ悲惨ではありますが、青春 まっただ中で殺された罪の無い高校生たちにはまだまだこれから楽しい 人生が待っていたはず。それをいわれなく呪い殺されてしまったので は相当な無念さや恨みが残ったはず。それはサマラのそれと比較しても 遜色ないはずで、今度はサマラが皆から呪われて苦しむ番になって しまうのではないでしょうか。私ならそうしますけど。 評価点は呪われると怖いので6点にしておきます。[地上波(吹替)] 6点(2019-07-03 20:50:14)《改行有》

139.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 世の中の流れに乗せられて映画館で観てしまいました。なるほど、こういう話だったのですね。下の方も書いていらっしゃるように、それぞれのパーツは、特殊な天体現象、男女の入れ替り、時をまたいだ交信、タイムスリップ、自然災害、歴史改ざんなどなど、どれもどこかで観たような聞いたようなものなのですが、それらをうまく組み合わせると結構なお話が創作できるという典型的な作品でしょうか。特にテレビのサスペンスドラマのように何から何まで主人公が語って聞かせるのではなく、細部は意味不明な部分を残しておいて、観る側に考えさせる余地を残すところが、この作品をここまでヒットさせた一つの理由ではないかと思いました。リピートしたくなる人の気持ちが分かります。 テレビニュースなどでは中高年の人も涙を流していたようですが、残念ながら涙は出てきませんでした。過去にこんな出会いや別れがなかったからなのか、それとも既に感性が枯渇してしまったのか。主人公たちと同世代の時に観ていればまた違った感じ方をしたかもしれません。 それにしても若い人たちって、喫茶店をサテンではなくってカフェって呼ぶんですか。自分が高校の頃にそんな呼び方したらキザかダサイかどちらかだと思われたかも。時代は変わりますね。 追記:地上波発放送で録画してじっくりと観ました 改めて観ると、見ている最中は鮮明に登場人物やストーリーを覚えているのに目が覚めた途端にあっという間に忘れてしまう「夢」というものの特性を巧みに使っている点に感心しました。いつか夢の中で手のひらに文字が書かれて、目覚めて見てみると現実の自分の手のひらにその文字が残っていたら・・・なんて期待する歳では残念ながらないですがね。 一つだけ突っ込みを入れると、ミツハちゃんのいる時代はタキ君より3年遅れているわけで、タキ君に入れ替った時に果たして未来の携帯端末やアプリを使いこなせたのか、なんて思ってしまいました。昨今のIT技術の進歩はすさまじいものがありますから、1年でも違うともう浦島太郎状態になってしまうはずですから。[映画館(邦画)] 6点(2019-07-01 14:59:54)《改行有》

140.  依頼人(1994) 《ネタバレ》 ここでの評価が結構高かったので期待したのですが・・・・ 「グローリア」みたいなハードなテンポの良いお話かと思ったらなんかまったりとした感じで 全編イライラさせられました。 世間知らずで無軌道で弁護士を振り回す少年や生活力の無い母親にあまり共感が感じられず、 いわば自業自得なんだからさっさと消されてしまったらどうなの、とか思ってしまいました。 マフィアもエレベータの中でさっさと刺殺しておけばよいものを何度もドジ踏んで怖さが 感じられませんでした。 結局マフィアとつるんでいた悪徳議員の死体は見つかったけど、剃刀にいさんも 組織内で処刑されてしまって、結局FBIは何をしたかったのかさっぱりでした。[地上波(吹替)] 4点(2019-06-11 16:33:35)《改行有》

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