みんなのシネマレビュー |
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121. 16ブロック 《ネタバレ》 アル中でやる気まったくなしのブルース・ウィリス、知らずに見たら知らない俳優と思ったことでしょう。そのへんの老けた生気のないおっさんという感じです。やる気なしのまま突っ走るのかと思ったら意外にもまっとうな正義感を見せる、と思ったら悪徳警官との対決という展開になりました。そこそこ面白いのですが、ありがちなシーンの連続で退屈もします。画面のコマ割りが細かくて目が疲れます。DVD収録の「もうひとつのエンディング」、これはだめでしょう。D・モーズの行動がとってつけたようです。[DVD(字幕)] 6点(2007-07-22 20:06:17) 122. 沈黙の傭兵<OV> 《ネタバレ》 この傭兵、ぜんぜん沈黙していない。セガールの太り過ぎが目立つ。肩で風切る歩き方と言い、いまやマフィアのドン役のほうが似合うだろう。悪役二人が似てるので混乱し、話のすじがよく見えない。戦友の家族を守るために、銀行や刑務所に勤める善良な警備員が何人も虐殺されている。無理やりなハッピーエンドだ。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-22 19:53:30) 123. グエムル/漢江の怪物 そこそこに楽しめる作品だが、描かれている家族愛にさほど感情移入はできない。最後がハッピーエンドじゃないところも、必然性がよくわからない。怪物のCGはしょぼい。ときどきシリアスなのかギャグなのかよくわからなくなる。[DVD(字幕)] 6点(2007-07-22 16:36:37) 124. DEATH NOTE デスノート the Last name 前編に続き、いいテンポで話が進み、あきさせない。ラストはこうくるかと感心。最近ネタ切れのハリウッド映画をしのぐいい脚本ではないか。原作先行ものでは異例の成功作だろう。[DVD(邦画)] 8点(2007-07-16 01:39:53) 125. DEATH NOTE デスノート(2006) 《ネタバレ》 原作は屈指の傑作。そういう作品が映画化されるとこけることが必定だし、もともと現実離れしたストーリーが実写化されるとどうかと思ったので、あまり期待せずに見たが、なかなかどうして、いけてる! 原作の忠実な映像化にこだわらず必要な改変と独自の解釈を加えたのが成功の要因だろう。なかでも最後の美術館でのシーンには感心した。藤原竜也のおさえた演技もなかなかだ。ただ、Lの天才的な推理はほとんど現われてないし(この程度なら日本警察だけでなんとかなる)、仕方ないが原作にある熾烈な心理的かけひきが見られないのは残念。[DVD(邦画)] 8点(2007-07-16 01:23:23) 126. ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 荒唐無稽な宗教談義に辟易。一見しただけではストーリーがよくわからない。女主人公がキリストの末裔というオチはばれてるけど。最後、水の上を歩くくらいの演出はしてほしかった。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-16 01:00:27)(笑:1票) 127. サウンド・オブ・サンダー 原作は「小ネタ」的な、オチのある短編ですが、よくここまで話を膨らませました。 タイムトラベルにより起こった事象の理屈付けは、ほとんど破綻してますが。 「最後の時間の波」が人間に与えた進化の変化には、かなり笑えました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-25 01:47:10)《改行有》 128. ファイナル・デッドコースター 「それ」がいつくるかいつくるかを楽しむ映画なので、理屈はどうでもいい。製作者も3作目にしてそれを悟ったようで、けっこう投げやりになっている。でも、まあいいんじゃない?[DVD(字幕)] 6点(2007-01-20 19:39:08) 129. デッドコースター 続編なので安心して(?)見てられる。多少どきどきする。死の法則はややこしくてよくわからないが、あまり関係ない。[DVD(吹替)] 6点(2007-01-20 19:36:46) 130. ファイナル・デスティネーション アメリカらしいホラー。ぜんぜんこわくはないけど、多少どきどきはする。エピローグのパリの場面でヒロインが急にきれいになっているのが印象的だ。[DVD(吹替)] 6点(2006-12-10 01:47:44) 131. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 哀愁漂う映像美に彩られた傑作。過去か未来か、東洋か西洋か、都会か田舎かわからない街の描写。常にしとしとと振り続ける雨。哀しみをたたえた登場人物たちの演技。レプリカントの運命は人間共通の哀感を表彰している。[DVD(字幕)] 9点(2006-12-10 01:41:49) 132. 奇談 キダン 原作は名作で、好きだったので、映画化されたと聞いて見なくては、と思いました。 しかし、原作の内容だけでは映画にするには短すぎるし、エピソードを膨らませるにしても、散漫になるばかりで、まあどうせ大したもんではないだろうと、全く期待をせずに見ました。 原作の記憶が中身を補ってくれましたが、たぶん映画を最初に見る人は、面白くもなんともないのではないでしょうか。 原作にない、いくつかのエピソードが加えられていますが、大して効果をあげているとは思えません。[DVD(字幕)] 4点(2006-09-17 00:17:48)《改行有》 133. 着信アリ2 1は結構面白かったのに、2はまるっきりだめだ。脈絡のつかめないストーリー、必然性のわからない登場人物たちの行動、大きい音や突然の出現や叫び声で驚かすこけおどしの連続。ぜんぜん怖くないし。恋愛がからんでいるのも効果薄い。最初から最後までつまらない。FINALを見る気なくした。[DVD(邦画)] 2点(2006-07-17 19:57:27) 134. フライトプラン 《ネタバレ》 冒頭からトーンの低い会話、奇妙な静けさとときどき出る大きい音、は恐怖映画みたい。おばけでも出てくるのかとおもった。何をいってもねたばれになるが、一瞬、すべてが彼女の妄想であったかと思わせといて、どんでん返しが来る展開は楽しめる。犯人は、弱すぎであっけない。一応ハッピーエンドでよかった。[DVD(字幕)] 7点(2006-07-16 00:05:05) 135. ダニー・ザ・ドッグ 《ネタバレ》 ジェットリーの切れのある動きが小気味良い。ほのぼのとした青春映画みたいな中盤から、極悪な一味が再登場し悪の世界に連れ戻されるところはぞっとする。正当防衛とはいえ人を殺したのに、のんびりピアノ発表会に参加できるのか?[DVD(字幕)] 7点(2006-04-28 20:37:11) 136. 感染 なかなか面白い。佐藤こーいちが渋い。演技が光ってる。高島まさのぶもいい演技してる。伏線と、オチがあって、あーこーゆーことかと落としておいて、また裏切る、という展開。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-12 01:58:23) 137. 予言 いまいち面白くない。のりピーが意外と演技がんばってる。小野真弓はテロップ出るまで本人とわからなかった。最後の状況が転々とするの、気持ちがついていかない。全然こわくない。[DVD(吹替)] 5点(2006-02-12 01:55:10) 138. インファナル・アフェア 終極無間 ラウの内面を掘り下げた3は、1,2に比べると娯楽性が乏しい。逆に言うとしんみり見れる映画。過去と現在がめまぐるしく交錯するため、相当注意深く見ないと話がわからない。1を復習してから見るのも必須だ。[DVD(字幕)] 6点(2005-12-25 15:56:10) 139. プレデター 森の中でどこから何が襲ってくるかわからない、じわじわと迫る恐怖。一人また一人とやられていく。これは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」と同じだ! 前半は恐怖映画、途中キャンプを襲撃するところは戦争映画、最後の1対1の対決はアクション映画と、3つの側面を楽しめる。けっこうグロい。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-17 15:34:52) 140. シュリ 《ネタバレ》 繰り返し見たくなる魅力的な作品です。一番特筆すべきなのはヒロイン、ミョンヒョンを演じるキム・ユンジンの演技でしょう。3人で食事に行き、快活にはしゃぐミョンヒョンは、全篇中そのときだけ、セットしたての違う髪型をしていて、この髪型のときの彼女はあまり魅力的でありません。食事の席で、彼女は彼らが追っている女の写真を見せられて動揺します。その後、雨の中を走ったので彼女の髪形は元にもどっています。そのあと、彼女はずっとこの髪型で登場するのですが、前髪が下りているので顔に陰影がつき、そのことが彼女の内心の葛藤と苦悩を、絶妙な表情を伴った演技とともに描き出しています。食事を作ったり洗濯物を干したりする一見幸せそうな彼女にも、どこかに陰りがあり、内奥の不安感が現れています。ジュンウォンの理解できない苦悩と突然のアルコール依存に陥る彼女が、ビルから走り出してきて抱き合うシーンが、この作品の中では最も秀逸です。次に秀逸なのは、もちろん、最後に銃を向け合うところで、カメラワークが絶妙です。撃たれて倒れこむ前に一瞬見せる彼女の、少しうなずくような仕草には様々な感情が集約されていて、どんな言葉よりも説得的でした。欠点としては、アクションシーンがやたら長く、ちらちらしてみづらいなどがありますが、そのことが気にならないくらい全体的には良い印象を抱いた作品でした。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-09 01:33:29)(良:1票)
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