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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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121.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 ひどい思いをして、その体験の記憶にがんじがらめに縛られたままでいては、新しく前に進み出すことはできないといった話は、カウンセリングやセラピーなどの分野ではよく出てくる話のような気がする。たしかに、いつまでも恨みつらみを引きずって時間が止まったままのように人生を終えてしまうより、視線を新たに切り替えて前へ歩き始める人生の方がいいかもしれない。けれど「復讐だとか罰だとか、そんなことにこだわらなくても、悪いことをした人にはそれなりの罰が自然に下されるものだ」と言いたげな犯人の最期は「与えられた天命のうちに、最期までやりたいことやり続けました」って感じでしかない。後悔の念もなければ、主人公が味わったような恐怖もなく「やったもん勝ち」でしかない。主人公も結局は犯人と同じで、何よりも一番やりたいことは好みの異性とのアレでしかなく、しかも他人の体をスナッチして自分の思いを成し遂げるわけで、ある意味ジコチュー。家族が思いを引きずっても、やっとの思いで犯人を突き止めても「そんなこたぁどうでもいい。あたしゃ、あの男とエッチして、あんたら家族とはサヨナラ」とばかりのジコチュウぶりではないか。原作者はレイプ体験者だということだが、死んではいないから本など書けているわけだ。レイプされて、おまけにその犯人も捕まらなかったら、自分の気持ちを割り切るにはこういう物語を書くしかなかったのかもしれないが、「私も被害者なんだから」と印籠を手にしても、実際にこういうことで殺された人やその遺族の気持ちにたったら、こんな気の抜けた冗談は許せないなと感じる。いくら映画化されるほど本が売れようと、病んでるよ。ジコチューにレイプされてジコチューになっちまっただけじゃないか。人の気持ちをレイプすんな![映画館(字幕)] 1点(2010-08-23 15:40:47)(笑:1票)

122.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 いったい何について語りたい映画なんだ? 正々堂々とした潔い戦いの結果なら良しだが、あんな卑怯な行為のために人生をダメにされるなんて。体が無事だったとしても、あんなヤ~な感じの人間と対戦すること自体、スポーツの清々しさがないし胸くそ悪過ぎ! 主人公が死を選んでもいいけど、そういう状況を作り出したヤンキーバカ女が制裁を受ける描写(もしくは自責の描写)がないのが、とっても気分悪いです(一回しか見てないけど、そんな場面あった記憶がない)。悪者の「やったもん勝ち」な物語を見せて、主人公が悪者の不正の犠牲によってひっそりと自ら死を選ぶ・・・??? その前に人生を奪った不正に抗議すべきだろう。対戦者が善い人で、事故は不正によってではなく正当なパンチによって生じたなら、どうだろう? 自責の念に苦しみながら、しょっちゅう見舞いにも来てくれる対戦者だったら、どうだろう? 主人公の選択はその場合でも「価値ある物語」と評価されるべき? 現実の世の中には、事故で首から下が全く動かなくなった体操の先生が、口で絵筆を操って素晴らしい花の絵と健気な言葉を綴ってもいるのに、それに比べてこの映画の主人公は自死を選択する理由が軽すぎる。尊厳死を扱うにはドラマが軽薄の極み。いくらウソ話でも障害者をこんなふうに死なせて悦に浸るストーリーテラーはサイテーだ。これに賞をやるアカデミーもサイテー!! 出来るならマイナス点をつけたい。 【追記】ただボクシングが強いだけのボクサーなんてどうでもいい。倒されても立ち上がって、決して自分から折れたりしない精神こそがボクサーのかっこよさだと思う。体が不自由になり、このまま存在を忘れられていくのがイヤとか言って自分から人生リタイアするなんて、ボクシングで何を培ったんだ? バカ女!(というかバカ原作者!!)[映画館(字幕)] 0点(2010-08-21 04:10:29)(笑:2票) (良:3票)

123.  第9地区 《ネタバレ》 醜男でもなく、カッコ良くもなく、若くもなく、歳を重ねて理知的というわけでもなく、なんというかヘラヘラ流される「愚民」の平均値的なイメージといったところの主人公。それが上からちゃんと権力を与えられて、ヘラヘラと異星人退去に赴き、ヘラヘラとメディアに顔を出して異星人の卵を焼き払うのを解説する。とってもバカっぽくてイヤ~な感じを醸してくれる。ところが、そんな男の立場が危うくなってしまったとき「調子こいてるからだ、ザマミロ」との感情はわかず、自然と同情してしまう(主人公に同情できるようになるのに、もう少し時間がかかるような演出だったら、もっと点数高くしたと思います)。とくにポリシーもなくヘラヘラ生きて来たようなおじさんが、虐げられたあげく「生きるか死ぬか」の選択しかない状況に追い込まれて、最後にはガンダム戦士のようになるのは、かっこいいヒーローが問題解決していく物語よりリアリティーを感じられるし面白かったです。最後、大佐がエイリアンたちに囲まれて引き裂かれるってのは、あんまり在り来たり過ぎ&お手軽子供騙しで、かなりがっかりなオチでした。あと、エビの子供にもっと感情移入できる仕掛けが欲しかったなぁ(すごく勿体なく思います)。けれど・・・涙するというまでには至らなかったものの、あの切ないラスト・ショットは、ここ数年観てきた映画の中ではダントツの良さだと思います!! あのショットでスパッと締める終わり方は極上の余韻で唸りました(ラストシーンだけは満点あげたい)[DVD(吹替)] 8点(2010-08-20 14:43:39)

124.  パッション(2004) 《ネタバレ》 家族や大事な人に「右の頬を打たれたら左の頬を差し出しなさい」なんて絶対教えたくないから、僕はキリストの教えは信じない。けれど、キリストに起きた出来事をとても悲しく思います。僕はこの映画を「宗教」の映画としてより「政治」の映画だと感じました。この映画が公開された頃のアメリカや日本のリーダーを思うと、自分には「恐怖政治」に近いノリを感じていたので。キリストは捕まる前にすごく怯えていたけど、あの怯えた姿が一番印象に残ってます。あれほど怯えていたけれど、キリストは決して暴力に屈しなかったところがスゴイ! そう思います。同監督が後に『アポカリプト』を発表したけれど、その作品で主人公の父が「恐れるな」と言うシーンがあります。なにかそういうところをすごく感じてしまうんですよね・・・公開当時のアメリカや日本の政治とかメディアとか、それに乗せられてる民衆とか、この映画の状況にそっくりだと感じていたので、単に約2000年前の遠い歴史を見ているだけのように思えませんでした。キリストを吊るし上げていく過程は、ヒトラーがユダヤ人を憎むよう煽動していくのとダブりもしました。狂気に煽動する者がいて、操られる愚民たちがいて、理不尽すぎる行為を誰も止められない・・・「みんなで力を合わせれば」なんてものも、怒りをどこかに向けたい狂気の群衆の力だとタチが悪くて、そいつらを取り込むことでしか維持できない良識持った権力者も歯が立たない・・・「うわぁ、現代への警告だ」と思いました。という公開当時を思うと、今のアメリカ大統領がオバマ氏なのも、「俺に従わない奴はみんなクビ!」と暴君ぶりを見せた小泉が日本のリーダーじゃないのも、ほんとに有り難いです。誰かや何かをぶっつぶすことじゃなく、自分たちには何かができる力が備わってるって前向きなことで国民を説得したオバマさん素晴らしい! 何の話じゃ? というわけで、自分にとっては印象深い作品ですが、この作品で勇気や希望が湧くかというと、それはないし、むしろ萎えます(ラストにキリスト復活させても弱い)。だから一度しか見てないし、点数は7でも他人には勧めません。[映画館(字幕)] 7点(2010-07-16 18:43:59)

125.  交渉人 真下正義 心理学少しでもかじったら、こんな決め付けや偏見は言わないだろうってことを、真面目な顔で判断する真下に唖然。ネットの厨房レベルにしか見えなかった。テレビの人ってバカなの? それともテレビの人ってこの程度で騙せるバカを相手にしてる仕事? という感想を持った。[地上波(邦画)] 0点(2010-07-16 16:56:17)(良:1票)

126.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 う~ん・・・偶然にもタイムマシンができちゃったとして、それに関与する人たちはああいうもんかね? 凄い一大事になってて、あんな「フツー」の人たちは触らせてもらえないはず。ハチャメチャSFなら、それなりの見方するけど、デンゼル・ワシントンの真面目なサスペンスだと思って構えたら、リアリティの在り方に違和感を覚えてしまう。橋を渡りながら過去の事件を追跡するが、「地球が自転してるから同じ位置に橋はないはず」とか考えてしまった。なんか作品が真面目なトーンなので「地球はデンゼル・ワシントン一人分重くなったのだろうか」とか「あのタイムマシンは誰が牛耳ることになるのだろう」とか、余計なこと考えてしまう。せめて舞台が現代ではなく近未来なら、気分を合わせることもできたかも。ヴァル・キルマーが、すごいオッサンくさくなってるのに驚いたというか微笑ましいというか・・・[地上波(吹替)] 3点(2010-06-22 06:58:06)(良:1票)

127.  ノウイング 《ネタバレ》 解けたところで何の足しにもならない謎に付き合わされます。ディザスターやるなら『2012』みたいに割り切った作りにしてくれた方が気持ちいいな。アダムとイブも、こうして他所から運ばれて来たんですかねー。冒頭から、自分のした質問に自分でペラペラと回答し知識をひけらかすようなガキには感情移入できないし、そんなのが次の世界のアダムですか・・・。てか、とてつもなく広大な平原にたった一本の巨木ってのがアメリカ人は好きなのかしらん? あの風景いろんな作品でよく見るなぁ。何食べて生きるんだろ?[DVD(吹替)] 3点(2010-06-22 05:44:16)

128.  キッド(2000) 子供持たない大人が観たら5点以下かな。実際、子供いない頃に劇場で観て「可も不可もなく」って感じでした。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にも似てるし。でも子供ができて一緒に観たら、独身時代には感じなかった事など感じました。物語は大人の自分と子供の自分の話ですが「子供の目に、親の自分はどう映っているだろう」とヒヤッとしてしまう部分もあります。息子の目から見て、親の自分は、息子の将来の理想に役立つ何かがあるだろうかと。ある友人と「大人が夢持って前向きでないと、子供にどうのこうの言っても・・・」みたいな会話したことも思い出しました。少年が大人の自分に「犬飼ってない」とか言うのは、ある意味「僕はこんな大人になりたいとは思わない」と父親に言っているような意味にも取れるわけで、なんというか「どうだい、お父さんはなかなかだろう。お前もそうなれよ」というような、子供に憧れを持たせる何かが自分にあるかを考えてしまいました。目がヒクヒクする癖の原因が分かり、ブルースが少年を抱きしめるところが好きです。ここでは「自分で自分をいたわってあげる」ことの大切さを感じて、うまいセラピーにのせられて過去に傷ついたまま残っているものが浄化するような気持ちとともに、我が子に似たようなことをしないようにと自戒する気持ちが湧きました。[DVD(吹替)] 6点(2010-06-16 01:55:46)

129.  P.S. アイラヴユー 自分が死んだ後の相手の状態をよくもまぁここまで長期に想像して手紙を残せたものです。想像以上に立ち直り早くて、さっさと忘れて前に進もうとしてるのに、自分の残した手紙でウザがられるんじゃないかと、自分ならそういう可能性も考えちゃうな。手紙に対する反応が予想外に相手を苦しめる展開だったらどうするん? 自分はもういないのに。[DVD(吹替)] 3点(2010-06-16 01:00:04)

130.  フライトプラン アラブ人に謝らないから、感想書く気もしないほど。あらゆる面がいい加減な話でした。どうにでもなれば。[映画館(字幕)] 3点(2010-06-16 00:40:51)

131.  ターミネーター3 ラストだけは好きです。「お、とうとう始まった~!」「これから、ジョンと彼女が人間たちの未来のためにがんばるんだね!」って感じが。でも、それ以外はどうでもいい感じの3番煎じ。だいたいこのシリーズ、何度ジョン殺しに失敗しようが、進退かけた重要決戦である以上、敵は成功するまでトライしてくるって考えるのが普通では? 人間みたいに諦めたりとか「何やってんだろう?」とかなさそうだし。コナー族絶やしに1984年以前を決して戦場に選ぼうとしないワケも分かりませんが、気が済むまでやってなさいよ、もう・・・。タイムマシンなんて凄いもん持ってて何回でもやり直せるのに、何年かかってんですか(-_-; 何度攻めて来ても失敗ばかりなんてドロンボー一味ですか(「1」でトンヅラー、「2」でボヤッキー、「3」はドロンジョの派遣でした、みたいな)。もうね、さっさとジョン消しに成功しないとT-800型ドクロベエ様が「おしおきだべぇ~!」・・・・・・・・って話が観てみたくなった(汗) ラストは「♪や~られても や~られても なんともなーいなーい」と歌って次回につないでさ、異色コラボシリーズ『ヤッターミネーター』誰か作ってくれないかなぁ。[地上波(吹替)] 3点(2010-06-13 07:09:57)

132.  アポカリプト 《ネタバレ》 残酷描写がキツいので他人に勧めようとは思えない映画ですが、かなり気に入ってます。我が国を含めいろんな国で生け贄の風習がありましたが、生け贄に選ばれた人の心境についてたまに考えることがあります。神を本気で信じていたような時代に、自分の身(血肉)を神に捧げるということは、どのくらい誇らしく思えたのか、そして殺されることへの恐怖はどの程度だったのか? この映画の主人公は違う社会の神のために勝手に生け贄として運ばれるので、名誉も何もあったもんじゃないだろうし、怖いだけだったろうな。道徳をはじめとするいろんなルールがまだまだ幼稚だった原始的社会のなかで、人々の日常にはどれだけの不安と恐怖があっただろう? アルタミラやラスコーの壁画は、当時の人々がそれに向かって矢など放ち、狩りで野生動物に向かっていく勇気を喚起するのに使われたと聞いた記憶がありますが、刃物や矢を持つ(何しでかすか分からない)よそ者や恐ろしい野生動物と同じ空間で生きていくということのしんどさをこの映画で感じました。ラストの海岸のシーン大好きです! 必死に世界大戦してる最中にUFOがやって来たような衝撃でした(笑) 実際にそうなったらば、この星で今もどこかで行われている戦争も、先進世界からのビジターの目にはかなり幼稚ないざこざに見えるんでしょうね。[DVD(吹替)] 8点(2010-06-13 00:38:41)

133.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 うんちにドボンしてスターを追いかけるシーンで観る気を損ねた。しかも、人波かき分けてスターにたどり着き、何の難もなくサインをもらえて、完全にアホくさくなった。そのまま観るのやめたら、ここで文句の一つも吐き出せないので半ば怒り気味に鑑賞。そのうえでの感想・・・あそこまで奇跡的偶然を積み重ねてOKなら、どんな人生送ったどこの誰が10問正解したって構わないじゃないですか。あー、やっぱ結局アホくさ! 面白かったのは、トイレの鏡に『B』の文字のくだりのみ。それだけ。でも、司会者が主人公を落とそうとする理由がわからないし、主人公が司会者を信じなかった理由もわからない。いっそのこと、人を信じなかったために不正解して全てを失う話にしたら良かったのに。なーんてね。あと「お茶汲み」「お茶汲み」って軽蔑的に表現するのがウザイ。そのお茶汲みが努力と根性と英知で大成功をつかむわけじゃなくて、単に「偶然」でミリオネアに10問正解する話。人生、夢があった方がいいけれど、こんな夢は勇気や希望に繋がりませんわな。ラティカをそんなに愛して追いかける理由もわからない。彼女の内なる魅力(主人公との心の絆など)は描かれないし単なる添え物。もっと二人の心の絆を描いて、ラストは問題そっちのけでテレホンで強く気の利いたセリフやってくれたら「いい映画」と思えたかも。なんでアカデミー賞? 踊りありのエンディングは面白かったけどね。アカデミー賞って最近どうかしてると思います。映画全体が質低下してるなら「該当作なし」くらいのスタンスとればいいのに。過去に賞逃した作品がかわいそうに思えます。[DVD(吹替)] 3点(2010-06-11 04:17:03)(良:2票)

134.  ターミネーター4 《ネタバレ》 2もそれほど面白くなかったけど、2で終わっておくべき。3で2のストーリーを完全に否定しちゃったから仕方ないかもしれないが、マシンのシュワちゃんと心の交流をした少年時代を持つジョンが、あんなにマーカスを目の敵にするのがワザとらしい。もう3からしてダメダメなんだけど、マシンに命を守られた少年がマシンを全否定なんかできるはずがない。もし5作目なんか作るなら、ジョンには人間とマシンの平和共存の指導者になってもらいましょう。もうバカバカしいです。[DVD(吹替)] 4点(2010-05-19 02:31:15)

135.  殺人の追憶 《ネタバレ》 バカっぽい自白強要が二度も描かれたときには、この映画に何も期待できなくなり「観るのやめようか」と思った。でも、こういうバカ警察は実際に掃いて捨てるほどいるので、これがリアルなんだと思い直して最期まで鑑賞。ラジオにリクエストをしている男はとても怪しいけれど、曲を聴いた別の男が犯行を重ねている可能性も十分あり得るので、クライマックスでのソ刑事の心境に共感できない。無実の人間を拷問して自白させる警察を嫌って、ラジオ放送の最後に流れた曲やメッセージを、わざと「覚えてない」と嫌がらせした可能性もあるし、強引バカ警察には自分もそれくらいの嫌がらせはするかも。もっと「絶対こいつのはずやのに!」と思わせるものが欲しかった。それに、ラジオ局は事情を知った段階で同曲を雨の日に流すなっちゅーの! それにしても、ヒットもしてない1曲がそんなに何度もリクエストで拾われるんかね? しかも、毎度ご丁寧にリクエスト通り雨の日に? ソ刑事を主人公にしてみると、ほとんど「セブン」的だが、ちょっとした聞き込みとバンソーコ貼ったくらいで、最初は冷静だった刑事があそこまで壊れるのは説得力なし。エピローグはラストのカメラ目線さえなければ凄く良かったと思います。[DVD(吹替)] 4点(2010-05-18 05:00:06)(良:1票)

136.  2012(2009) 「エメリッヒだからね」と、ものすごく馬鹿にしながらCGの出来映えだけ冷ややかに楽しむつもりでDVDレンタルしたのですが・・・家族全員で「あぁーーー!」「うおぉ~~~!」「んなわけないやろ~! あっはは~!!」「おっおっ・・・わ、っおぉ~~~!」「なんで当たらんの?!」「わーーーーっ!」「ぎゃはははははは!」「すげぇ~~~~~!!」などなど叫び続けました。ドラマが大したことないのは『アバター』もどっこいどっこいで、どうせそうなら、ここまで家族全員を驚喜させてくれた『2012』の方が、僕としては遥かに良作だと思えました。これまでエメリッヒ作品見ても「け、つまんね~」としか思わなかったのに、これまでキャメロンの大ファンだったのに、こんなふうに思わせたエメリッヒをちょっと見直しました。主人公がジョン・キューザックでヒーロー的な大丈夫感がない普通の人なのも良かったのかな。元ボクサーの金持ち父ちゃんと双子の息子がツボでした。秘密漏らしたら殺されるって話も好きです。スピルバーグ印『ディープ・インパクト』のリメイク源である『地球最期の日』を小学生の頃テレビで観たときのワクワクハラハラドキドキを『ポセイドン・アドベンチャー』も思い出しつつ40代後半になって味わえたのは儲け物でした! 映画館で観ればよかった。[DVD(吹替)] 8点(2010-05-11 17:14:34)

137.  ハリー・ポッターと謎のプリンス 《ネタバレ》 同じ金払うなら「ターミネーター4」が観たかったけれど、テレビ戦略にまんまとひっかかった子供の希望を優先。「ま、いいか。いつもそれなりに面白いから」と思っていたら大間違い。ダラダラ長くてつまらない。「もうそろそろ終わりそうな時間だけど、どうなるの? まさか・・・まさか・・・」と思っているうちに「まさか!」な中途半端な終わり方をしてくれました。「ロード・オブ・ザ・リング」の1作目を見終わったときの気分。げっそり。マルフォイが何を企んでいたかも理解できず、ダンブルドアがいなくなってもダースベイダーがルークの父と知った時ほどの衝撃もなく次回が気にならない。残ったのはロンのお笑いくらいでした。 【追記】原作読まないと面白くないことを学習しろみたいなレビューに腹立つわ!(笑) 映画は映画として独立して面白くなきゃ「作品」でないと制作側が学習すべき。だいたい強い興味もないのに子供の付き合いで銭はたいて、親子ともに「つまらねー!」と思わせたのは罪だ~! 次に子供が劇場公開を見たがっても、絶対に「前、面白くなかったろ。DVDになるまで待てばいいじゃん」て言い通す。絶対に何千円も出してまで観ないから。って、今頃学習しました(T_T)[映画館(吹替)] 2点(2010-01-28 19:03:38)

138.  12人の怒れる男(2007) ウィリアム・フリードキンのTVMと間違えて借りちゃいました。映画の冒頭は日本のパロディー『12人の優しい日本人』をコメディ抜きで海外でリメイクしたかのような雰囲気でした。内容はそれこそ『12人の優しい日本人』のラスト「裁かれているのは被告ですよ。あなたの奥さんじゃありません」のセリフを言いたくなるシーンの連続で、事件に直接向き合うのではなく個人体験からの感情論で簡単に意見を変えていく展開にビックリ。でも、それらの話しはちょっと良かったりします。僕は墓穴の話しがとくに気に入りました。最後の採決直前の議長のセリフも黒澤映画「生きる」のラストを思い出させるようなセリフで好きです。この話し、一室内での映像になりがちですが、カメラが審議外の外の出来事を見せる工夫がラストに説得力を与えているのも良かったと思います。監督の名に聞き覚えがあって調べたら、僕の好きな『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』の監督さんと分かってビックリ! ずいぶん演出が若々しくシャープになった気がします。[DVD(吹替)] 6点(2010-01-28 15:16:48)

139.  イエスマン "YES"は人生のパスワード レンタルして見て、一週間もしないうちにビデオ屋のパッケージを見て「これ見るの忘れてた!」と思ってしまったのを自分の年のせいだとは思いたくない。他の映画は覚えてたし(笑) コメディのはずなのに、この映画のおかげで怖い思いした。それほど内容がない。見たことをすぐに忘れる程度なんて0点しかつけられない。この映画が、くまだまさしのように「どうだぁ~い、くだらないだろう?」と言ってくれたら、心から迷わず「イエ~ス!」と答えます。[DVD(吹替)] 0点(2010-01-13 06:45:33)

140.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 本音全開の主人公のセリフは面白いし、これまでのイーストウッド作品に比べたら気分よく見られた。けれど、あれだけ人生経験豊富でいながら、バカなギャングたちにいたずらにけしかけるような真似をするものだろうか? 咳で吐血するのは、ラストで「ほらみろ、取り返しつかなくなった」と思われないための道具。ご都合主義。荒っぽくて時代遅れの男臭さを出すのは良いが、思慮もなく銃を振り回す馬鹿な若者相手には小狡いほどのクレバーさで対抗してくれる方がカッコいいと思う。 【追記】ここのレビューの高評価の数々に驚きます。たかが映画と割り切っているからとしか思えません。まだ健康であらゆる生き甲斐を持っていても、あんなふうに人が死ぬのを見て「感動した」って言ってれば良いんでしょうか? 命を犠牲にしてあのチンピラが消えても、同じようなのがまだいるんでしょうに。命を軽々と解決策に使って感動させようとする映画は本当にシラケる。あんな風に命を落としてくれる人が次々と現れない限り、あの居住区はまともになれないみたいだ。あれほど銃武力が身近な場所から息子夫婦がリゾートめいた施設への移転を望むのは当然だし、孫も最初からあんなじゃなかったはず。いいおじいちゃんなら、あんな言い方しか出来ない成長をしてしまった孫娘に気の効いた説教くらいすべし。というか、あそこまで偏屈なじいさんに孫娘は自分から話しかけないだろうし、彼のものを欲しがったりしないだろう。家族との絆の描き方が投げやりなくせに、盗人隣人との絆は丁寧に描く。わざとらしすぎだ。[DVD(吹替)] 4点(2010-01-12 19:41:38)(笑:2票) (良:4票)

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