みんなのシネマレビュー |
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121. メッセージ 《ネタバレ》 謎が最後に解けるのだが、まんまと騙されていた。ゆえの良い意味での鳥肌。 SF×人生をテーマにした考えさせられる作品で、ラストの主人公の人生の選択には胸が熱くなる。 しかしながら、全体を概観してみると意外と薄味で、ヘプタポッドの言語解釈のシーンが長いせいか、スローテンポで難解だった。[映画館(字幕)] 5点(2017-06-09 20:04:25)《改行有》 122. シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 絵に描いたようなハッピーエンドで綺麗すぎるものの、父と子の再生物語として気軽に楽しめる作品。 邦題でネタバレされているので、実際にフードトラックを始めるまでが案外長くて予定調和。 そういうわけで意外性は味わえなかったが、料理を通した人間模様を見るのが面白くて、街中で見かけるフードトラックや屋台にもドラマがありそうだと好奇心をくすぐられた。[DVD(字幕)] 6点(2017-06-07 21:14:38)(良:1票) 《改行有》 123. ジェーン・ドウの解剖 《ネタバレ》 ホラー要素がふんだんで、何度も鳥肌が立った。「解剖」という仕事をテーマにするのが目新しくて、中盤まではサスペンス的で本当に楽しめた。 このままお仕事映画になると思いきや、親父が斧持ち始めてから全てが崩壊。そこからのトーンの軽さに最早笑ってしまった。映画の着地点、つまりジェーンの正体が実は○○だった、というオチは好き。[映画館(字幕)] 5点(2017-06-07 00:42:14)《改行有》 124. モンスターズ・インク 《ネタバレ》 ピクサーすごいなあと改めて感心。 2001年にしてこの映像クオリティ。そして「悲鳴産業」という、なんという独創性の良さ。 温和なサリーと、わちゃわちゃ愉快なワゾウスキーの相性が良くて終始楽しい。 モンスターも女の子も、お互い持っていた先入観を排除し、やがて交流を深めて求めあう……申し分ない筋書きでした。[DVD(字幕)] 7点(2017-06-05 19:52:36)《改行有》 125. 最強のふたり 《ネタバレ》 開始数分で「この映画好き」となる作品は久しぶり。 言葉では説明できない絆。感動ゴリ押し映画ではなく、時間をかけてじんわり温まるヒューマンドラマ。最後には、ほろりと一筋の涙。 異色の男二人が主人公で最初はどうなることやらと思ったが、二人の人となりが描かれていくにつれ、この映画が終わらなければいいのにという心地よさも感じることができた。 屈託のない笑顔を見せ合える伴侶がいるっていいですね。[DVD(字幕)] 8点(2017-06-03 23:16:19)《改行有》 126. 映画 聲の形 《ネタバレ》 聴覚にハンディキャップがあるヒロインの純真さが光る作品。 逆境に居るにもかかわらず、周りを穿った見方をしないのが素敵で心打たれた。 ひっかかった点として、肝心の主人公の石田将也がナヨナヨ系男子で駄目だった。 ストーリーが連結悪くて一貫性を感じられなかったのも残念。[DVD(邦画)] 3点(2017-06-03 22:59:56)《改行有》 127. LOGAN ローガン 《ネタバレ》 スピンオフ3作中、最も良かった。 今までのどんちゃん騒ぎから一転、こんな「ドラマ」があるX-MENは初めて見た。 プロフェッサーのベッド上での一言、これは感動なしでは受け取れない。本作の魅力は、彼とローガンをミュータントという括りではなく、老いる一人の人間として描いてるところだ。[映画館(字幕)] 7点(2017-06-01 21:36:01)《改行有》 128. ウルヴァリン:SAMURAI 《ネタバレ》 日本の屋敷、長崎の海沿いの田舎街など情緒あふれる風景が良い。 忍者、鎧、毒矢など昔ながらの装備や武器を活用するのも和テイストのX-MENらしくて興味深いが、いくらなんでもやりすぎ。 日本人同士が英語で話してたり、下っ端のヤクザが上手な英語話したり、明らかな棒読みの箇所があったり、どうも言語混合映画は気が散る。おまけに矢志田とのラスボス戦は、X-MENの中でも最も面白くない低クオリティアクション。[インターネット(字幕)] 3点(2017-05-31 19:48:28)《改行有》 129. ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 CGの質は低いと言わざるを得ないが、ストーリーは大好きな作品。 ローガンに特に深い思い入れはないのだが、1つのミュータントがどのような背景で育ち、どのような苦節を経て今に至るのかが分かって良い。 老夫婦との出会いから納屋襲撃までの流れは何度見ても切ない。[DVD(字幕)] 7点(2017-05-30 22:07:39)《改行有》 130. マグニフィセント・セブン 《ネタバレ》 映像も綺麗だし、良き時代の良き西部劇を見たような気持ち。 序盤でオチは読めるものの、悪党ボーグの卑劣さが際立っていて勧善懲悪の作風に爽快感を見いだせる。 7人全員が目立つわけではなく、その中の数人にスポットライトが当たるのはしょうがないか。 ホルスターに手をかけるのが酒屋の中でも荒野でも、1:1の西部風ガンショットは直前の沈黙も合わせてなんともいえぬ緊張感。[インターネット(字幕)] 6点(2017-05-29 21:20:59)《改行有》 131. パディントン 《ネタバレ》 クマが家を探しにロンドンをかけめぐる…。 それ以上でもそれ以下でもなく。愛着はあまり湧かない。 1つの家族と出会うまではいいし、家族それぞれの個性も結構光るのだが、パディントンが失踪してからは家族のほうが暴走してしまって冷める。[インターネット(字幕)] 4点(2017-05-29 00:00:15)《改行有》 132. トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 焼却炉と、おもちゃ引き渡しのシーンは格別で涙腺が緩む。 何年も遊んでもらえないおもちゃの気持ち、無くなったら新しいものに買い替えられるおもちゃの気持ち。 そんな負の気持ちが到る場面に漂っていて切ないし、おもちゃ界での格差なんかも見え隠れする。1・2で感じたコメディ要素は薄れ、「結局おもちゃってなんだっけ」と考えさせられるメッセージ性のある作品だった。[DVD(字幕)] 7点(2017-05-28 08:39:10)《改行有》 133. トイ・ストーリー2 《ネタバレ》 本作のテーマは成長。 前作ほど大きな感慨はないものの良かった。 持ち主が大人になるにつれてオモチャには見向きもしなくなる、というのがリアル。 「博物館に行くか、持ち主のもとへ戻るか」と揺れるウッディを支えるバズの温かさがひしひしと伝わり格好良かった。 ユーモラスな車道横断のシーンがあったり、ダースベイダーをオマージュした憎めない悪役ザーグが登場したりと愉快だった。[インターネット(字幕)] 6点(2017-05-24 19:37:14)《改行有》 134. ペット 《ネタバレ》 カテゴリーとしては癒やしの映画。ひたすら主人公の犬と敵の兎がかわいい。 怪盗グルーもさることながら、毎度イルミネーション・エンターテインメントのユーモアのセンスはいいなあと思う。 「動物たちのちょっとやりすぎたアクション」という鑑賞スタイルで肩に力を入れずに見ればこの満足度。[インターネット(字幕)] 7点(2017-05-21 20:32:54)《改行有》 135. ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 ウサマ・ビンラディン殺害の背景を知ることができて満足。 事実は小説よりも奇なり。同じ世界で起こってる実感がしない。 アジト発見までがやや冗長なのは否めないが、長きに渡る緻密な捜査が、実を結ぶラストは爽快。[インターネット(字幕)] 6点(2017-05-20 21:02:45)《改行有》 136. スプリット 《ネタバレ》 ちょっと惜しい上質なサイコスリラー。 恐怖、同調、悲哀・・・ 鑑賞中、色んな感情を味わいながら展開を追うことになった。 多重人格障害って、本人も世の中も向き合い方が難しい。今回は障害の負の部分が描かれていて、戦慄した。 主演のジェームズ・マカヴォイは多重人格を丁寧に演じててナイスだった。 但し、終盤の展開は物理的に失笑レベルになってしまっているので惜しい。[映画館(字幕)] 7点(2017-05-19 21:58:30)《改行有》 137. ソーシャル・ネットワーク 《ネタバレ》 FBの元祖。天才はブッとんでいるなあ、といい意味で感銘。 圧倒的な才能を持っていたらこうも孤高に生きられるのか。少し羨望。 フィンチャー監督の落ち着いた静かな見せ方が見事にマッチしていた。[インターネット(字幕)] 6点(2017-05-18 22:14:43)《改行有》 138. ザ・コンサルタント 《ネタバレ》 自閉症をテーマにしつつ、さらっと犯罪サスペンスを組み込むあたり上手い。 伏線回収を卒なくやってくれてスッキリ。効果音も緊張感漂っててよかった。 冒頭のアジト潜入シーンを見てアタリ映画だと確信したのに、中盤からセリフでやたらと説明してくるのに加え、安っぽいアクションで台無し。最後の変な兄弟愛もいらない。[インターネット(字幕)] 5点(2017-05-17 19:13:16)《改行有》 139. ナイトクローラー 《ネタバレ》 大好物。 サイコな主人公が夜な夜な事故現場にスクープを撮りに行く・・・。こんな設定の映画は初めて。 ジェイク・ギレンホールのハマり方がすごい。後味の悪さが最高に気持ちいい。 達成したい目的のためなら何でもする男の真髄。緊張感あり。[インターネット(字幕)] 8点(2017-05-15 21:24:56)《改行有》 140. 名探偵コナン から紅の恋歌 《ネタバレ》 紅葉&百人一首という情緒ある設定で、舞台こそ綺麗だったものの、ストーリー的には過去作の中でもややスケールが小さい。 ロマンス寄りのタイトルで想像はついていたが、犯罪要素は少なめで、スリルがもう少し欲しかった。[映画館(邦画)] 5点(2017-05-14 17:27:22)《改行有》
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