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プロフィール
コメント数 2524
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1401.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 ちと不快に感じる人もいるでしょうが本音書きます。『スター・トレック』が日本ではいまいちメジャーになれないでいるのは70年代終わりから80年代にかけて発生した、ギョーカイ人を中心とした日本のトレッキーの排他的選民意識に原因があったんじゃないでしょうかねぇ。マニア間で一見さんお断りワールドを形成しててね、アメリカみたいなオープンさが皆無だった感じで、だから今もってみんな濃い連中の「目」を気にして『スター・トレック』に対する自分のこれまでのスタンスを表明してから語らにゃならないとゆー狭っ苦しい状況が続いてるよーな気がしてならんのですよ。そんな大層なモンか?コレ。ギャー!おもしれー!でいいじゃん。さて、この映画、前日譚だとばっかり思ってたら実は完全に新作だったという事にめちゃくちゃ驚きました。若い日のカークやスポックの話じゃ、みーんな死なないのが判ってる世界でサスペンスもへったくれもないじゃん、と思っていたら、そうではないと。何も確定しない新しい世界の物語、ワクワクしました。クライマックスに颯爽と現れるエンタープライズ号の勇姿なんざ、思わず声が出そうになりました。『スター・トレック』にきっちり敬意を払いつつ、新しい次元の『スター・トレック』を構築してみせる意気込み、その娯楽映画魂に感服。ただ、『スター・トレック』のベタなお約束、転送による危機回避とか宇宙人がみんなアメリカ人とか、そういうノリは昔からそう好きではないのでこの点数がせいぜい。って、『スター・トレック』のアイディンティティそのものを批判しちゃ元も子もないですか。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-13 19:56:01)(良:1票)

1402.  ロミーとミッシェルの場合 《ネタバレ》 新宿のちっちゃな映画館のちっちゃなスクリーンで見ましたが、もうこの映画の虜になってDVDを購入して何度も何度も見ています。ケニー・ロギンスの「フットルース」とかシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」とか、とってもベタな曲をベタに使って描かれるおバカ世界のおバカな二人にミョーな共感抱きまくり。浮きまくりだった高校時代の二人は、でも本当に輝いてたと思いますわ。それにしてもクライマックスの奇妙な踊り、あれは映画史に残りますね(ホントか?)。[映画館(字幕)] 9点(2009-06-10 19:41:26)(笑:1票) (良:1票)

1403.  ムトゥ/踊るマハラジャ 猿がね、画面を横切ったりするんです。ごくフツーに。いやー、猿が映っちゃったらNGだろー、とフツー思うワケですが、この映画では問題ナシ。もう映画を20年以上見てきていながら、この映画から受けた衝撃は凄かったですねぇ。ドラマ部分の雑な編集とか、ガタガタなカメラワークとか、そういうのが欠点じゃない、どーでもいい事なんです。大仰ゆえかハリウッドじゃ最近使わないズーミングも、ずーんずーんと使われてて、でも恥かしいとかナンとか一切ナシ。とにかくまあ、余計な理屈こねてないで楽しめ、と。エスニック風味満点の豪華絢爛なダンスシーンを、湧きまくりの劇場内で笑いながら見ているうちに、アタマの中が曼荼羅世界。ああ、これが極楽浄土とゆーヤツなのね、と生きながら成仏しちゃいそーなひとときを体験しました。映画って、深いわ・・・。[映画館(字幕)] 9点(2009-06-10 19:40:13)(笑:1票)

1404.  フラッシュダンス いいもん。単純と言われよーが、つまらんと言われよーが、私にとっては当時、リアルタイムに時代を感じてた大切な映画なんだもん。80年代は何もかも安物っぽくって軽薄な時代だったけれど、それでもそんな時代を否定しちゃったら、自分自身を否定しちゃうようなモノだし。アレックスの姿に、当時の私は容易に自分を反映できたワケで。ところで、『ひょうきん族』の中の、この映画のパロディで、松尾伴内がタイツ姿で登場して「ヌレエフ松尾です」って言うの、大笑いしちゃって、いまだに深~く脳裏に焼きついちゃってて困るんですけど。[映画館(字幕)] 9点(2009-06-10 19:39:44)(笑:2票)

1405.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 暗く重く、何度も見る気にはならない、映画を見ている最中も、映画館からとっとと逃げ出したくなるような映画でした。だけど、目をそらすな、と。スピルバーグは当時のゲットーに、収容所に観客を導きます。客観的な視点ではなく、ぐっと中に入り込んで、その世界を体験させます。それは、スピルバーグお得意のテクニック。だけど、ここは海水浴場やテーマパーク、邪教の神殿ではなく、人が人を意味なく殺してゆく世界。映画は「こんな歴史がありました、さて、どうよ?」と問い掛けてきます。シンドラーという人物の功績よりも、無力感の方が目立つ映画でした。そして、ナチによるユダヤ人の迫害もシンドラーという人も、実際に存在していた事が、ラストのドキュメンタリー部分であらためて明確にされ、人の暗い歴史を思い知るのでした。この映画は、この世界に必要とされた映画だったと思います。[映画館(字幕)] 9点(2009-06-10 19:38:38)(良:1票)

1406.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 映画の感想の「人間が描けていない」という言葉にはウンザリだ~!という事で、この映画の事を書きますと、この映画の観客は、ジュラシック・パークツアーの参加者なのです。それはゲートをくぐるショットや、登場人物よりひと足お先に高圧線を越えるショットなどの一人称視点な映像に現れてますね。登場人物達は、ツアーのお仲間(誰かの人間性に強く寄った描き方、つまり過度の感情移入を与えてしまうと、この図式が壊れてしまいます)。お仲間達の話を聞き、面白い体験や恐い思いをした上で、ツアー終了、さて、あなたはこの体験を通してどう思いましたか?と。原作は営利を目的とした科学への批判の側面が強かったのですが、映画は自然と科学とが、どう共存していったらいいのだろう?という事を投げかけてきます。ラストシーン、鳥とヘリコプターの対比は秀逸でした。[映画館(字幕)] 9点(2009-06-10 19:37:43)(良:3票)

1407.  お買いもの中毒な私! 《ネタバレ》 私は映画会社の策略に見事にハマってしまうタイプの人間です。白バックにピンクや赤のヒロインが立ってるポスターの映画に目がなくて(『キューティー・ブロンド』とか『デンジャラス・ビューティー』とか『メリーに首ったけ』とか『クリスティーナの好きなコト』とか・・・)、このテの映画は好きだ!って刷り込まれてしまってるワケで。あれって卑怯だわ・・・。さて、きっちり白バックにピンクなヒロインのポスターな『お買いもの中毒な私!』。抑えきれない物欲の世界を描いていますが、それに対して物語の解決はあまりに綺麗事で説得力がありません。モノよりココロなんて安易な結論を語られたって、そのキモチの核心に少しもカスりゃしません。もっとも、そんなトコが重要な映画じゃない、ってのは最初から判ってるワケで、ここはヒロインのバカで、だけど憎めない、むしろ共感する部分たっぷりな生き様を笑って見て過ごすのが吉、ってカンジです。このテの映画が好きな人間に対して約束された面白さをキッチリ提供しまっせ、という。家族や友人との接点を大切にするあたりで、ちょっとだけイギリス映画っぽいノリを感じさせたりもしました。キッチリ友人として負債に向き合ってゆくルームメイトの存在が良かったなぁ。つーか、ヒロインよりも彼女の方が魅力的だったりしましたが。あと、ジョン・リスゴーを見たの、久しぶり。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-06 20:21:14)

1408.  ターミネーター4 《ネタバレ》 『T2』はなかったことにしてちょうだい派としては、これが正解と言うか、これこそが1作目の続編、あるいは『T2』の後半部分であるべきだったと思うのです。審判の日を経て、廃墟と化した世界で繰り広げられる人間とマシンとの戦い、ジョンとカイルの出会い。絶望の中の仄かな希望を描いたペシミスティックな物語として成立していた1作目の先にあるのは、当然こういう世界でしょう、と。でも、ここに辿り着くまでが長かったですねぇ。語られるだけの世界ではなく、実際にデジタル技術を駆使して視覚化された、圧倒的スケールの生身の人間とメカとの戦闘、やっと本当に見たい『ターミネーター』の続きが見られたという感じがしました。だけど、そもそも元々円環の次元を描いていた世界なのに、『T2』の、いきなり別レール敷いてみました、って状態から生じた幾つもの矛盾、疑問、それを修復するのに『T3』という存在を噛まさなければならなかったという混迷した展開は、今更ながら、1作目だけで良かったんじゃない?という気持ちも一方で捨てきれなくもないですが。更にこれから先、まだ描くべき事があるの?という感じもありますしねぇ。まだカイルを送り出して以降の完全な未知の未来、戦いの結末がありますか。[映画館(字幕)] 9点(2009-06-06 20:19:29)(良:1票)

1409.  ラスト・ブラッド 《ネタバレ》 息切れとか腰砕けとか竜頭蛇尾みたいな。小雪、さんざん引っ張っておいて、それだけかよ!みたいな。コッててカッコいい映像作りも前半だけで力尽きたカンジで、なんか前半45分くらいで終わってれば良かったんジャネ?みたいな。色々と「あーあ」ってカンジな映画なんですけど、でも、セーラー服着て日本刀ぶん回すチョン・ジヒョンの、笑っちゃうくらいのカッコ良さだけでご飯三杯、みたいな。あとはオマケ。なんて内容のメールを友人に送った直後、これとか『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』の関めぐみとかGOGO夕張とか、もしかして私って、制服+凶器フェチやん!って再度メールしたら返事が「今更何を(笑)」だって。これまで自覚なかったわさ。[映画館(字幕)] 7点(2009-05-30 21:15:05)

1410.  BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ! 《ネタバレ》 最初に。場内に幼い子供の姿が何人も見られたのですが、映画はズバリと男女の行為について触れてたりしますので、親御さんはその点に留意した上でお子様をお連れ下さいませ。後で映画について質問されたら解説が大変なコトになります。さて、結論から言っちゃえば「毎度のダメなフジテレビ映画」のひと言で片付けちゃっていいようなレベルです。クライマックスは結構感動的だったりしますが、それは映画としてではなくって、出産というものの感動であって。この映画、様々な問題を投げかけてきます。少子化、男社会で女が社会的地位を得る事の難しさ、夫婦が出産・育児を共有するということ、親となる自覚、不妊、更に痴呆まで。そしてそれら総て、全くケリを付けないまま「子供が産まれて良かったね」で映画は終わります。なんの解決もせず糸口も見せず、ただ子供が産まれれば他に何もなくていいんじゃないとばかりに。もちろん『ナースのお仕事』を作った人々にバカなコメディ以上の何かを期待する方が愚かかもしれません。しかし結果としてうわべだけの似非フェミニズム映画として大変無責任な状態で世に放り出されてしまっているワケで。神田うのやクライマックスで突如登場するベトナム人妊婦のキャラの扱いなんぞは、最早フェミニズムの対極に存在してます(写真週刊誌のゴシップ記事の被害者と加害者なんてのはただ単に物語を転がすだけの要素で、なんのオチも付けていません)。また、救急車が病院に確認もせずに妊産婦を規模の小さい産院に次々置いてゆくという、現実には絶対にありえない要素を笑いとして盛り込んでおり、社会問題となっている救急患者の受け入れ先不足をあまりに軽視しています。背景まで含めてテカテカとフラットなライティングに呆れたり(1シーンだけマトモなライティングが出てきておおーっと感心したり、ってそれはたまにいい事して評価される不良みたいなモンで)、舞台挨拶で監督がキャラ作りを役者任せにしてると自ら明かしちゃったり(だからみんなテレビ演技してるし、テレビの延長でいいって割り切っていて、この映画独自のビジョンがないって事だし)、もうハナから映画としてキチンと作ろうって気はないんでしょうけど、無邪気なコメディを装おうとしたせいで逆に無自覚な悪意が滲み出してしまったような映画でした。[映画館(邦画)] 3点(2009-05-28 19:12:13)

1411.  劇場版 仮面ライダー龍騎 EPSODE FINAL 《ネタバレ》 『龍騎』って、妙にマニア受けしてたと記憶してるんですよね。で、ハリウッド映画よりよっぽど面白いなどというネット上のアオリ文を真に受けて見に行ったワケですが、所詮テレビ番組レベルのシロモノというところでした。ミラーワールドという設定は面白いと思うのですが、それが全く物語の面白さとして機能してないんですよね。現実と相反した世界として徹底的に描いてみせれば面白いのですが、明確な対比すらできていないという。しかも、物語は『鏡の国のアリス』の世界で『バトルロワイアル』してみました、『ガメラ3』とか『うる星やつら』とか『ウルトラマン』とかアリマス、ってオリジナリティが激しく欠落しちゃってる状態で。テレビを見てない身には13人のライダー殺し合い、っていうそもそもの基本設定や関係が全く判らない上、映画オリジナルキャラのファムは突如出てきて何の思い入れもなく退場という感じですし、そのオチはひどく小さな世界に閉じたファンタジーですし、一体コレをどう受け止めろと?って映画でして。無駄に動きすぎなカメラに象徴されるみたいに、ファン以外には何を表現したいのかまるで意味不明って状態でした。[映画館(邦画)] 3点(2009-05-20 01:42:09)

1412.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 前半1時間とエンドクレジット部分は10点ってカンジですが、後半1時間は「なんじゃこりゃ」ってレベルで。あれじゃ安っぽいB級ギャング映画だわさ。金を選んだ兄と愛を選んだ弟の安直な対比、随分とまあチープなモンを見せられたなぁ、と。兄さんの死に様なんぞ、彼の俗物さ加減をわざわざ強調しているようで(金そのものではなくて、金の風呂というワザとらしい安っぽいあり得なさ加減で)、あれは何らかの悪意ある描写なのか?って深読みしちゃったりして。『ミリオネア』の出題一問一問に呼応して過去のエピソードが描かれてゆくという構造そのものはあり得ないながらも面白いのですが、その構造に誤魔化され、隠されているかのようなクサいドラマは、なんともかんとも・・・。予定された不幸と幸福のレールをなぞるだけの映画のようで、どんどん先細りになってゆく展開に、なんかこのところのアカデミー賞、個人的に不作!と映画が終了する前から心の中でツッコんでいました。あ、カメラと編集は良かったです。[映画館(字幕)] 6点(2009-05-16 18:31:01)

1413.  GOEMON 《ネタバレ》 「こんなモン、金払って見られるかい!」とシネコンのポイントでタダで見たんですけど、意外なくらいに面白かったです。見る前は、どうせ安いCG合成で誤魔化したインチキ時代劇でしょ?って思ってたのですが、CGはそこそこ頑張ってましたし、インチキもここまで突き抜けるといっそ痛快です。アニメやマンガ的な事をやりたいんだろうなぁ、っていう感じがモロに出ていて、今時そのベタベタさはないだろうと思う部分もありはしますが(色調を単純に赤と青で分けるとか、「おかあちゃん、おかゆができたよ」ノリとか)ガシガシと動きまくる映像は大変気持ちいいです。もう少し引きの画が欲しかったですが、カメラ2~3メートル引いたら、製作費2~3倍になるのがCG映画ですからねぇ(足元のマッチムーブで手間数倍)。残念なのはね、船のところがクライマックスっぽくて、だけど、ええ~?そこからまだ続くのぉ?って。長いよ。しかもその続き、城突入のスペクタクルはいいんですけど、その他は無邪気な作家性の発露みたいになっちゃってて。そこでバランスを欠き、娯楽作から一般性の薄いオタク臭い異形の映画になっちゃった。ちょっと『Z』から『逆襲のシャア』あたりのガンダムノリ入ってないか?みたいな(佐助の存在がガンダムワールド的俗物ってヤツで)。同族としては嫌いじゃないですけどね。でも、もっと簡潔で痛快な映画でも主張はできたんじゃないかな、と。惜しいな。そうそう、ついでに。監督、ヒロスエのアゴ肉をアオリで撮るの禁止。ここは余計な合成の手間がかかってでも俯瞰気味に撮ってあげましょうよ。[映画館(邦画)] 7点(2009-05-09 22:13:41)

1414.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 私事ですが、障害を抱えた偏屈じじぃである父の介護を24時間しています(だから映画に出かけるのは週1回、妹が来てくれる時なのですね。そのペースから外れてる時は、父が入院してる時)。その私には、この映画のウォルトの家族があまりに無責任に映り、腹立たしい存在であると同時に、しかしまた人の言葉を聞き入れない偏屈な状態に付き合ってゆかねばならないという現実も理解できます。さて、隣り合わせで生と死の集いから始まるこの映画、そこに描かれるのは、自分の生と死とに、どうケリを付けるかというもの。多民族国家である現代アメリカを舞台にして、西部劇フォーマットで描かれる映画ですが、そこにあるのは民族や血よりも、人との繋がりの大切さ。「遠い親戚より近くの他人」、本当に自分にとって大切なものを守るためにこそ、その命の価値があると判りやすく、そして感動的に伝えてくれます。死にゆくものの悲哀があるのは確かですが、それより彼が命を賭して守った生、そこに大きな意味があるのだと思います。冒頭から迫る死の影とこれからの生とがきっちり対比されていたワケですから、その結末は予め必然として提示されていた訳ですし。介護という、目標の見えない日常を過ごす私ですが、ハリウッドの偏屈じじぃからのメッセージ、私なりにきっちり受け止めさせて頂きました。[映画館(字幕)] 8点(2009-05-03 12:46:11)(良:2票)

1415.  アンタッチャブル エンニオ・モリコーネの音楽が高らかに歌い上げる、戦う男達の物語は、上々の娯楽映画。悪に立ち向かう正義、というシンプルな図式ではありますが、禁酒法時代を再現する映像に、デ・パルマらしいカメラワーク、デ・ニーロの怪演、初々しいアンディ・ガルシア、ショーン・コネリーの存在感(ついでにアルマーニのスーツ)など、見るべきところたっぷり、お腹いっぱい満足して劇場を後にしました。でも、なんと言っても、ケビンが今の俺様節をまだ発揮してないトコがいいですね。[映画館(字幕)] 9点(2009-04-30 00:28:52)(良:1票)

1416.  ポルターガイスト(1982) 何かが潜んでそうなクローゼットの中、動き出しそうな不気味な木、闇の中の人形など、子供心に恐いと思うモノが襲いかかってくる映画なので、ホラーと言うよりダークファンタジーなんじゃないかな、って思います。襲いかかるモノも作り物めいたオモチャっぽさが漂っていて、だけどそれが欠点だとは思えず、むしろ子供っぽいファンタジーを彩っている感じ。恐いというよりもワクワクする感じが強くて、私はこの映画、大好きです。【追記】ジェリー・ゴールドスミス逝去の報を聞き、この映画を初めて見た20年前の事を思い出しました。遊園地に繋がっている名画座でこの映画を見終わった後、遊園地の中を散歩したのですが(映画館に入ると、遊園地にもタダで入れたのでした)、寂れた園内は人もまばら。自分以外には誰も見ていない檻の中の南国の鳥が、曇り空の下で鳴いていて、頭の中でリフレインされるテーマ曲「キャロル=アンのテーマ」が淋しい気持ちを高めるのでした。この曲を聴くと、いつも淋しさがこみ上げてくるのですが、出演者のこと、ジェリーのことも含めて、今は更に感傷的な気分になります。自分にとって映画は、ただ映画本編だけが重要ではなくって、その映画に触れた時の思い出を刻む存在。なのでなるべく劇場に足を運び続けたいものです。[映画館(字幕)] 9点(2009-04-30 00:27:48)

1417.  サンドロット/僕らがいた夏 《ネタバレ》 少年の、夏の輝く思い出を描いた文芸色が強い映画かと期待して見に行ったのですが、実際にはバカ続出なコメディ映画だったりしました。そのギャップに「れれ?」となりつつも、でも、コレは見っけモンですよ、と。『スタンド・バイ・ミー』からの明らかな引用が見て取れはしますけれど(犬ネタなんてモロですもんねぇ)、こちらはもっとオプティミスティックなファンタジー。ラストで夢がバーン!と花開く展開に胸いっぱいになりました。それにしても、騒動の元となるサインボール、現実にあんな事しちゃったら、周りみんな卒倒モノって思ったら、アレに近いコトを某マンガ家の息子がやらかしたとゆー(ベッカムのサインボールをさんざん蹴っ転がした上で無くしたとか)。現実にそういう事があるんだ・・・。[映画館(字幕)] 9点(2009-04-30 00:24:56)

1418.  ロッキー 《ネタバレ》 思い出すのは、クラスの不良グループがこの映画を見に行ったら、映画館で担任に遭遇しちゃって、全然落ち着かなかったとコボしてた事。普段映画を見に行かない人達がみんな見ていて、なんだか微笑ましいなぁ、なんて思ったものです。さて、映画はアメリカン・ドリーム!みたいに言われますけれど、むしろ日本人好み?なんて考えてしまったり。ラストで勝利しない、勝者の物語じゃない、っていうのは日本人が好きなパターンなんじゃないかな。弱者、敗者にドラマを感じる、感情移入するっていうのは日本という国の背負った歴史が背景に・・・って、ムズかしい事言うより、単純にこの不器用な男(ただひたすら歩くだけのアイススケート場でのデートシーンなんて、どう考えてもマヌケなのに、映画史に残るような名シーン)が自分を獲得してゆく物語に素直に感動すべきですね。[映画館(字幕)] 9点(2009-04-30 00:15:56)

1419.  ロスト・チルドレン あー、もー、なんかこういう雰囲気、こういう空気大好き。闇の中に鈍い光が散りばめられた、独特な色彩で構築された箱庭のような世界、おかしな、不思議な人々、気だるいバダラメンティの音楽。夢を映像化するとこんな世界、って感じがして、クラクラきちゃいます。昔読んだ絵本や童話にも通じるような空気があって、そう言えば最近の子供向けのものには、こういう毒っ気があんまり感じられないのは気のせいかなぁ?なんて。書き割りからCGまでを自在に駆使して表現された、うっとりするようなダークファンタジー。監督ジュネ、美術キャロ、音楽バダラメンティ、撮影ダリウス・コンジというのは、今となってはなかなか実現されない凄いご馳走だった事に気付かされるワケですが。[映画館(字幕)] 9点(2009-04-30 00:10:23)

1420.  ショウほど素敵な商売はない 《ネタバレ》 『これがシネマスコープだ!』みたいな、前年に世にお披露目となったシネマスコープのサンプルみたいな映画。見事なまでに全編がシネマスコープのフレームのための画面構成になっていて、「ちょっとポーズとか人物配置とか無理してない?」みたいな微笑ましい状態も散見されます。最近のとりあえずシネスコサイズなだけって映画を作ってる人達は、こういう、きっちりフレームを使った映画を見てもう少し勉強して欲しいところ(最近は上下に映像があってもおかしくないシネスコが多いのよね)。さて、耳馴染みの深い曲達に彩られたミュージカル、モンローが主役かと思ったら違うんですね。一家族の歴史を描いた物語に、むしろジャマな存在? 女優的にはむしろミッチー・ゲイナーの方が魅力的でしたし(中学時代に母と映画館で見た『南太平洋』の彼女だって、見終わってから気付きました)。絆が断ち切られて壊れてゆく家族の姿から一転、ありえないような怒涛のハッピーエンドですが、素直に感動しました。ショウビジネスの世界の華やかさを通して、その中に生き続けた家族を魅力的に描いた一編でした。[DVD(字幕)] 9点(2009-04-30 00:01:54)

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