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プロフィール
コメント数 2266
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1401.  シーズ・オール・ザット 《ネタバレ》  目的のないラブコメってのれません。もしくは恋愛そのものが目的になっているラブコメは普通すぎて楽しめないのでしょうか。『花より男子』のあるエピソードにストーリーが似ていて、既視感を感じてしまったのも原因のひとつかも。なんにせよ、やや退屈だったのは間違いありません。  特に後半が今いち。ザックの優柔不断っぷりにイライラ。『迎えに行ったらいーやん。』『謝って、今の正直な気持ちを伝えたらいいやん。』ってずっと思っていました。  いつの間にかレイニーと生徒会長が両思いっぽくなっています。『何で?いつ、どこでときめいた?』ってついていけない感じだったのに、ディーンが突然レイニーを口説き落とそうとするから、もうわけがわかりません。話の展開が急すぎですよ。  それに、ライバルに魅力が無さ過ぎです。テイラーはあの性格、あの容姿で何故クイーンに選ばれちゃうのか理解に苦しみます。説得力が足りません。どっからどう見てもみんなに嫌われている印象も受けます。でもクイーンに選ばれる・・・。そもそもプロムっていったい何?  とまあいろいろ悪く書いちゃいましたが、レイチェル・リー・クックは魅力があるし、レイニーの幼馴染やザックの妹、父親など協力的な脇役達が何気に活躍する演出は結構好きです。  ただ一番拍子抜けだったのは、『変身してきれいになってみんなびっくり!』っていうはずのシーンで、全然そうならなかったことです。むしろパワーダウンしちゃったような。はっきり言って、レイチェル・リー・クックはドレス姿より、つなぎにめがねで作業をしているほうが、輝いて見えます。[DVD(字幕)] 5点(2015-02-15 02:47:40)《改行有》

1402.  アメリカン・ビューティー 《ネタバレ》  結局映画は、『好き』『嫌い』で左右されるものでしょう。ですがもう一つの選択肢として、『どうでもいい。』という選択肢があるのに気づかされました。  この作品は、日常における人間の醜い部分だけを集めたような作品です。不倫もゲイも夫婦喧嘩もドラッグも、どれも身近になくどれも興味がない自分にとっては、まさに『どうでも良い作品』です。  それでも最後まで見ちゃったのは、落としどころが気になったから。そして落としどころは良いんじゃないでしょうか。『家族愛』が好きな私にとって、レスターがアンジェラに欲望以外の優しさを垣間見せるシーン、写真立てをみる表情、そのどれもが切なくて好きです。『もしかして、ここまでバラバラになった家族が再生していくのか?』と思わせといてあのラストです。衝撃ですね。  この作品の一番凄いところは、こんなつまんねー題材でも、普通に最後まで見られてしまうところかもしれません。ですから、映像作品としてのクオリティはきっと高いんだと思います。  それに、レスター・バーナムは典型的なダメ人間だと思うのですが、そこからの脱却の仕方を描いているという点では本作に好感が持てます。  本作の評価は『誰に最も共感できるか』に尽きると思いますが、私が唯一共感できた人は奥さんだったりします。一生懸命仕事して、料理して、娘の応援に行って、父と娘の橋渡しをしたいと思っている奥さん。なのに旦那があんなんで、娘に生意気な態度取られまくったら、そりゃ浮気のひとつもしたくなりますって。いや、浮気を肯定する気はないんですけど、今作に限っては、浮気をする心理状態に陥ったのは、家族に責任と原因があるんじゃないでしょーか。  だから奥さんに共感している時点で、僕には合わない映画だったのでしょう。  それから、僕の好きな『今日は残りの人生の最初の日』っていうチャールズ・ディードリッチの名言を、なんとなくこの作品では使ってほしくなかったな。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-02-13 02:05:01)《改行有》

1403.  ニュートン・ボーイズ 《ネタバレ》  はっきり言って微妙です。エンターテイメント作品としては盛り上がりに欠けるし、パンチも弱い。テンポが悪いわけではないのに、なんか退屈です。爽快感だってないし、感動したり考えさせられたりっていうドラマもないです。  そもそも主人公たちが『思いつき+成り行き任せ』で行動しているように見えてしまって、全然魅力がないんです。たとえ犯罪者であっても、犯罪者には犯罪者の美学や、ポリシーや、崇高なる目的が欲しいです。  『油田の採掘に失敗した。酒と遊びに使い切った。だから今度は列車強盗をやろう。』いやいや。それではただの犯罪記録を見せられているだけじゃないですか。しかもトロントでも、列車強盗でも、なんか終始ぐだぐだ。せめてプロっぽい、美しい犯罪の手口を見せてほしいものです。『見事な手口?』全然伝わってこないです。警察関係者の言葉ではなく、映像・演出・脚本でその見事さを伝えてほしいです。言葉だけで伝えるのであれば小説でもできます。ノンフィクションに多少のフィクションを盛っちゃってもいいから、『映画でしか表現できないもの』を見せてほしいです。  題材そのものは大変興味深いものでした。ラストのジョー・ニュートンと、ウィリス・ニュートン本人のインタビューも面白かったです。[DVD(字幕)] 5点(2015-02-09 04:03:47)《改行有》

1404.  TAXi2 《ネタバレ》  タクシーがラリー車をぶっちぎる、つかみは満点です。妊婦さんの声が誤解を生む、ベタベタなコメディぶりも健在です。続編はやはりこうでなくては。それに前作でおなじみのキャラクターをみんな出してくれたのも嬉しいです。ダニエルの『なんだかんだ言って良い人キャラ』が、ほっとするし疲れないので、彼が主役はるだけで満足です。今作は新キャラとして、リリーの父親が登場。この人もなかなか面白いキャラクターです。  ストーリーもわかりやすくて良いですね。前作同様、カーレースで決着をつけるシリーズ通しての統一感は◎。ただし、最後の爽快感は前作に一歩及ばず。それくらい前作のラストが良かったってことなんですが。  それから、リリーの出番のほとんどが電話のみだったのはちょっと物足りなかったかも。その分、今回はジャッキーばりのアクションがわずかな時間ではありましたが楽しめたので良しとしましょう。  全体的に、抜群の安定感を感じさせるエンターテイメント作品。こーゆー作品、大好きです。[DVD(字幕)] 8点(2015-02-08 15:50:18)(良:1票) 《改行有》

1405.  交渉人(1998) 《ネタバレ》  エンターテイメントのひとつの頂点を極めた作品だと思います。とにかく抜群の面白さ。なんかよくわからないんですけど、ハラハラしてしまう妙な迫力と説得力で満ちています。  もともと『立てこもり系』の作品は好きなんですが、その中でもこれは特に良く出来ています。目的意識と成り行き感が絶妙なバランスで成り立っています。  それに、良い映画は脇役一人一人にもちゃんと役割があるのが良いですね。今作も、登場人物に全く無駄がありません。人質も警察も黒幕も主演二人も、すべての人がそれぞれの役割を完璧にこなすことで、最高の作品を作りあげています。エンターテイメントもここまで極めちゃうと、もはや芸術の域かもしれません。  ただ、マイナスポイントもあります。  『実はネイサンが内偵者だった』というくだりは、本来であれば驚くシーン。音楽もいかにもな感じに切り替わります。ところが、このくだりの説明が若干わかりにくいため、驚きまで辿りつきません。どちらかというと『納得』しちゃうパターンです。  また、ラストの『真犯人のとーじょーです。』のシーンも、本来であれば見せ場なのに、そこまで驚くことができません。きっと、ダニーとフロストの関係性や絆の深さが劇中で描ききれていないので、意外性に結びつかないのでしょう。  そしてみなさん指摘されているように、『IQ180の駆け引き』というキーワードを知らずに作品を観られたのは、私にとって幸運だったようです。余計な色眼鏡をかけずに鑑賞できました。  ちなみに一番ハラハラしたのは狙撃のシーン。そして一番驚いたのは、デヴィッド・モース演じるベックがまさかのシロだったってことです(笑)。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-02-06 04:06:52)(良:1票) 《改行有》

1406.  ヴァイラスX<TVM> 《ネタバレ》  パニックものとしてまずまずの出来だと思います。  同じ食中毒のような症状で、複数の人が病院に運び込まれます。食中毒を疑っている看護婦の奥さんに、『水を調べてみろ、水は最後まで疑われないから発見が遅れる』というようなことを、主人公が言います。ここからとんとん拍子に『新種の病原菌発見』⇒『公表』⇒『パニック』へと、ある意味王道を突き進みます。  この作品には、良い意味での既視感や安定感があります。テンポも程よく、速すぎず、遅すぎることもありません。暴徒化する民衆や、昆虫の脅威などの二次災害も、パニック作品ならではの緊張感を後押しします。  生物学者や、リッキーなど、犠牲になりそうにない人が犠牲になっちゃうのも衝撃です。火事になっても水が出ません。水が出ても、その水には新種の病原菌がいるわけです。消防士の人が『火も水も危険とはね。』なんてことを言ってくれちゃいます。  最後には罰せられても当然の市長が、お咎めなしと言う部分には抵抗がありますが、個人的にはオススメの一本。テレビ映画のようですが、画質以外はなかなかのクオリティです。良いんじゃないでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2015-02-04 02:49:30)《改行有》

1407.  パニッシュメント(1998)  こーゆーオチってのは好きではないはずなのですが、この作品は良かったです。  演出とストーリー構成がなかなかよくできています。真相が気になって最後まで興味をひっぱられます。バラバラの写真を少しずつつなげて一枚の真相へとたどり着くようなわくわく感が終始あります。一旦話を完結させたのが良かったと思います。  そしてラストのオチ?ヒキ?何ていうんですかね?とにかく良かったです。まんまとしてやられましたよ。  短い時間の中に必要な情報だけを盛り込んで、テンポ良く進むノリも良いですね。暗い内容なのに、暗くなりすぎないところも良い。ドライな父親がその代表でしょうか。絶望と僅かな希望の入り混じる絶妙なバランス感覚が、物語を盛り上げてくれます。それであのオチですからねー。オススメです。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-31 21:25:59)《改行有》

1408.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》  サクセスストーリーとして爽快です。人間ドラマとしても、人との絆の大切さを感じさせてくれる傑作です。このクオリティ。これは評価が高くなってしまうのもうなずけます。  でも何故か、私自身は『感動』までには至りませんでした。素直に『面白かった』とは思うんですけどね。  おそらくはひっかかる部分が多少なりともあるからでしょう。  例えば、無断欠勤をしといて夢を語られても、更には感動的なBGM流されても、責任社会に生きる日本人の私にとっては少々違和感を感じてしまうわけです。また、ライリー先生の考え方がやや偏っているのも気になります。『炭鉱』=『かわいそう』みたいな図式が最初から彼女の頭の中にあるのが見え隠れしちゃって、それは教育者として間違っているのではないかと。  炭鉱の中で会話する父と子。誇らしげに子を見つめる父親。これはこれでひとつの幸せの形とも思えるんですけどね。もちろん、夢を諦めずに努力を続けることは素晴らしいことです。ただ、その一方で炭鉱の人生を否定してほしくはなかったです。  また、サクセスストーリーの中でも、具体的に頑張る姿や成長する姿が見られるっていうのは重要です。作中で、夜中にホーマーがクエンティンを訪ねて、『ここの三角関数を解いてくれ。』と頼むシーンがかなり好きです。数学が苦手なのに、独学で勉強して、火事の濡れ衣を晴らすシーンは最高です。こういったシーンがもっと盛り込まれていたら、最後の感動はより大きなものになったかもしれません。もちろん最優秀に選ばれるシーン、父親がロケットを見にくるシーンだって素直に良かったと思えます。こういったシーンがあるだけでも、この作品は見る価値があるかもしれないですね。  最後に、お母さん、そしてクエンティン。大変良かったです。ロケット作成を通してクエンティンとの友情が深まっていくのは本当に良かった。そして母親が素晴らしい。親の厳しさや優しさが伝わってくる映画は心に残りますね。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-30 03:50:08)(良:1票) 《改行有》

1409.  あなたのために 《ネタバレ》  まさに捨てる神あれば拾う神あり。極めて悲惨な状況からのスタートでしたが、状況が少しずつ良くなっていくそのプロセスは、見ていてやはりハッピーな気分になるものです。  今作のノヴァリーネイションを演じるナタリーポートマンの落ち着いた声と雰囲気が個人的にはたまらなく好きです。自然体にほっとします。あざとすぎない程度に無欲で、純粋で、それでいてすぐに人を頼ろうとしない姿勢に好感が持てます。  ノヴァリーが守られる立場から、いつの間にかみんなを支え、守る側の人になっています。子育てをしながら、ウォルマートで働き、写真を撮り、写真家になる夢をかなえていくわけです。淡白に結果だけを映しているように見えますが、彼女の努力とひたむきさがなんとなく伝わってきて、彼女の自立と成長に勇気づけられます。  この映画の雰囲気はナタリー・ポートマンが造り上げていると言ってもいいです。自分が彼女を応援したくなったように、彼女の周囲の人たちも彼女を応援したのだとすれば、すべてのハッピーが偶然ではなく必然だったように思えるのです。  長い年月が経過していくわけですが、その時間の流れを絶妙なバランスで映し出しているストーリー構成は満点に近いと思います。その上で、ノヴァリーの成長、元彼の挫折など、世の中が多様な変化を見せる中、ノヴァリー・フォーニー・レクシー・シスター&ミスターハズバンドの心の絆がずっと不変であることに心温まります。  唯一、『アメリカス』という子供の名前だけがひっかかります。それだったら最初の『ウェンディ』のほうが絶対良かったと思いますよ。カメラマンの人が余計な事を言うから(笑)[DVD(字幕)] 8点(2015-01-26 00:54:36)《改行有》

1410.  オゾンクライシス 《ネタバレ》  パニックものとして定石を踏んでいて、なかなか面白いです。  冒頭の飛行機のシーンから既に深刻な状況が伝わってきます。結構怖い状況がいきなりきます。  今作はとにかくスピーディーな展開が良いですね。波打ち際に打ち上げられるザトウクジラに始まり、鳩の暴走、湧き出る虫、病院に担ぎ込まれる人々など、パニックものの醍醐味を味わうことができます。  また、登場人物の役割もはっきりしていて、それぞれのスペシャリストがそれぞれの分野で真剣に異変と向き合おうとする様子が大変良いです。気象学者しかり、パイロットしかり、病院関係者しかり。で、こういう作品では必ず足を引っ張るやつもいるわけで、不自然なくらいに足を引っ張ってくれます。  マイナーな作品の割りには、きっちり見たいものを見せてくれる映画です。それに、本作を見た後で、今現在オゾンホールってどうなっているのか気になるくらいですから、自分にとってはそれなりに影響力のある作品となりました。  今作は、映像面、ストーリー構成において、造りが粗い部分が確かにあります。つっこみどころはもちろんあるでしょう。ですが、個人的には十分許容範囲内で、あまり深く考えずに最期まで見ました。  個人的にはオススメできるレベルの、暇つぶしエンタメ作品に仕上がっています。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-23 13:56:17)《改行有》

1411.  ホワイトハウス/殺人連鎖<OV>  いまどき珍しいくらいのオーソドックスなサスペンスものです。ミステリーの要素もあるんですが、浅いし、興味もわかないしょっぼいミステリーです。何しろ真相がしょぼいしょぼい。演出も安っぽいし、ストーリーも安っぽいし、安っぽさばかりが気になって、いまいち物語に入り込めません。まあ正直、『こんなもんか。』という感想です。  と言いながらも、中盤過ぎくらいからちょっとずつ面白くはなってきます。安っぽさにも慣れてきます。ぐだぐだのアクションも全然気になりません。全然必要性のない無駄なラブシーンだってへっちゃらです。こんなんで脱がなきゃならない女優さんがちょっとかわいそうだなって思うくらいです。それに要所要所でやけにうまい盛り上げ方をするシーンが無きにしも非ずです。特にラスト5分はなかなかグッド。終盤が面白いと、映画全体が面白く感じちゃうものですね。ゆえに、おそらく正しい評価とは言い切れないのがつらいところですが、最期見終わったときの素直な感想です。  『そこそこ面白い』[DVD(字幕)] 6点(2015-01-22 06:45:09)《改行有》

1412.  香港ゾンビ 《ネタバレ》  全然期待していなかったこともあって、大変面白かったです。  ゾンビ系エンターテイメントにしては、ちゃんとストーリーを作りこんでいるほうだと思います。人物の掘り下げ方もなかなか良かったです。  ショッピングモール内での逃走劇っていう舞台設定も嬉しいですね。ショッピングモール内に、いつの間にか少しずつゾンビが増えていく感じが、ゾンビファンにはたまらないんじゃないでしょうか。かくいう私も、今作の雰囲気が大好きです。それにアジア系ゾンビ映画って始めて見たので、結構新鮮さを感じました。  ロメロ版の『ゾンビ』のショッピングモールに比べると、何しろ通路が狭いので、いつどこで何が潜んでいるかわからないドキドキ感があります。また、全面ガラス張りのショップばかりなので、近代的な雰囲気と哀愁漂うゾンビたちとのミスマッチ感が良い雰囲気出してます。  ホラー的な側面だけではなく、香港ならではのコメディタッチな演出も多いです。主役?のモーディとビーが、ゾンビを倒すガンシューティングのゲームをやっていて、ふわっとゾンビの知識があるし、ヒロイン?のサイギュンがゾンビに襲われないように、ゾンビのフリをするし、なかなか小ネタが効いています。  その一方で、エレベーターで非難しようとしたとき、最期の一人が乗ったら定員オーバーのブザーが鳴るとか、ゾンビ映画ならではの悲劇的な演出もしっかり押さえてあります。  人物同士の友情、愛情も丁寧に描かれている本作。なかなかの掘り出し物で、良かったですよ。[DVD(字幕)] 8点(2015-01-20 14:03:11)《改行有》

1413.  ワイルドシングス  とりたてて非難するところもなければ、とりあげるほどほめるところもない、いたって無難なサスペンスだと思います。  正直言うと本編は5~6点くらいなんですが、エンドロールのネタバレが凄く良かったので7点。  本作は、『とりあえずひっくり返しときゃー、みんなびっくりするでしょー。』という軽いノリで作ってしまったかのようなストーリーですから、そりゃびっくりはしますが、淡白な味わいになっちゃってます。サプライズ感のないどんでん返しは見ていてサムいだけですから、今作はなかなか際どいラインかもしれませんね。僕はOKでしたけど(笑)  逆に、伏線をほとんどはらない潔さが、軽快なリズムを生み出している気もします。テンポがかなり良いです。二転三転する割りには、気楽に見れます。置いていかれることもないです。  要は、高級ではないけれど、割と定番なB級グルメを次々と味わう心地よさがこの作品にはあります。ある意味キング・オブB級エンターテイメントです。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-20 04:29:44)(良:1票) 《改行有》

1414.  デッドポイント ~黒社会捜査線~ 《ネタバレ》  素人・エアガン・路上生活者・最初に捕まった人の人柄、すべてが先入観となってしまいます。完璧なストーリー構成です。『まさか』です。その『まさか』を、見ている私達にもつきつける衝撃的なラストに撃沈されます。  警察車両を襲撃して武器を奪ったのも、流れからいけば『凶悪な三人組』のほうだと思ってしまいます。いや、今作のメインストーリーは、やはり『凶悪な三人組』の検挙なのでしょう。それが王道ですから。そのメインストーリーを隠れ蓑に、まさかのジョーカーをラストにもってくるとは誰が予想できるでしょう。これは参りました。本当にラストまでは、『踊る大捜査線』のような雰囲気だったのに、最後の最後でまさかの結末。その説得力の高さに、後味が悪いとか、最早そんな次元の話ではありません。ここにきて、『デッドポイント』というタイトルの意味を実感することになるんですね。  それに、こういう作品ではロマンス部分が邪魔になることも多いのですが、今作では『ロマンス=日常』を織り交ぜることにより、ラストの絶望感・喪失感がよりリアルなものに感じられます。  『よし、決めた。俺は告白するぞ。』『俺のことを好きになるんじゃない。』『ジミーに会いに行きます。』『俺も決めたぞ。妻に愛人のことを話して、二人とも面倒を見ていく』それぞれの言葉が、思いが、宙に待っていきます。  ラスト、マンディが冒頭のシーンと同じように、店の窓を拭きながら6人の結末を知ってしまいくずれ落ちるシーン。マンディの視線は、私達視聴者の視線にもなっているのでしょう。[DVD(字幕)] 9点(2015-01-12 14:13:57)《改行有》

1415.  ホネツギマン 《ネタバレ》  主人公のエドワード・ブリス(ホネツギマン)が両親と婚約者を殺され、復讐する物語。(※ただし、婚約者のほうは生きています。)  完全なイロモノ系B級映画と思っていましたが、タイトルの割に意外に真面目なストーリー設定です。  特に、エドワード・ブリスが父親と和解するまでが一番面白い。ブリスの過去から現在までをダイジェストのように紹介してくれるシークエンスは、希望に満ち溢れています。とてもドラマとして完成度が高いです。  で・す・が。やはり両親が殺され、婚約者が撃たれてからはB級色が強くなります。いや、まあそれは良いのですが。復讐するにしても、もっとストレートにいってほしいです。  両親と和解し、新しい人生を始める直前に大変な悲劇に見舞われ、大きなショックを受けてしまうのはすごく伝わってきます。ただそれをラストまでひっぱりすぎです。ドロレスの存在価値も不明です。  それに、ホネツギマンならではのバトルはとても良いのに、その対象がやたら無関係な人ばかりです。なのに、肝心の復讐相手にはそのホネツギバトルがほとんど出ません。そこでこそ、見せてほしいのに。そしてスカッとしたいです。  一応ラストはハッピーエンドっぽくしめていますが、両親は殺されています。婚約者も重傷なので、おなかの赤ちゃんがどうなったのかが気になります。本人は捕まっているし。プロレス関係者たちも良い人ばかりだったのに、ホネツギマンから骨折られまくって気の毒です。  B級映画とは言え、あんまり暴走されると応援しづらいし共感できなくなっちゃうので、残念です。[DVD(字幕)] 6点(2015-01-12 13:48:56)《改行有》

1416.  スウィーパーズ 《ネタバレ》  今まで見た中でもとびぬけてつまらないアクション映画。キレなし。迫力なし。スピード感なし。説得力なし。緊張感なし。とにかくテンポが悪いです。アクション映画で得られるカタルシスを一切得られないまま終わりを迎えます。  そもそも観客を置いてけぼりにしたまま、ストーリーが勝手に進んでいくのが良くないです。《ストーリー》アンゴラの地雷撤去グループに主人公のエリクソンがいる。そのグループには、新型地雷のビジネスをこっそりやっている悪い奴もいる。エリクソンの息子が死ぬ。⇒5年後⇒新型地雷A6バタフライがアメリカで見つかる。⇒アンゴラから密輸されているっぽいので、もう一人の女性主人公率いる調査団が派遣される⇒女性を除いてみんな死ぬ⇒密輸組織が女性を狙う。⇒それをエリクソンが成り行きで助ける。⇒なんだかんだで組織を壊滅に追い込む。  たったこれだけの事が、説明がへったくそなので、全然伝わってこないんです。おそらく脚本が悪いのでしょう。作っている人間達だけがわかっている状況で、だらだらした展開が延々と終わりまで続きます。誰に感情移入できるわけでもなし、そんな中でいくらドンパチやって爆発させても面白いわけないです。  アクション映画はエンターテイメント作品。派手である前に、『わかりやすさ』が何より大事だと思います。複雑なストーリーでもわかりやすい映画はいくらでもあるんです。自分達だけ楽しんで、自己満足で終わらせるような作品はダメだと思います。[DVD(字幕)] 2点(2015-01-02 20:42:31)《改行有》

1417.  TAXi 《ネタバレ》  見る人を選ばないフランス映画という感じです。コメディあり、アクションありで、それぞれのバランスがとても良いです。テンポも良いし、ノリも良い、ついでに言うと音楽もなかなか良い。ハリウッド映画のように気軽に見れちゃうのに、見慣れたハリウッド映画とはまた違う雰囲気を楽しめます。  言うなればよくある『刑事のバディもの』なわけですが、これが『刑事&刑事』ではなく、『刑事&タクシードライバー』っていうのが面白いです。どちらかと言うとタクシードライバーのほうが主人公で、どちららかと言うとタクシードライバーのほうが頼りがいがあるのもまた良いですね。刑事と凄腕ドライバーがそれぞれの持ち味を活かす展開が楽しいです。  ダニエルは凄腕で大の警官嫌いでありながら、なんかお人好しなところがあってエミリアンに協力しちゃうのが好感が持てます。エミリアンはエミリアンで、そんなにダメ警官でもないところが逆に良いですね。エミリアンはありふれた普通の、でもちょっとだけ情けない警官。マザコン具合もそこそこなら、ヘタレっぷりもそこそこ。等身大の彼に共感を覚えます。それでいてひたむきに頑張る姿が良いじゃないですか。今作はもう一人。ダニエルの恋人リリーのポジションがかなりグッド。彼女の存在が映画に華を添えています。エミリアンの母親とケーキを焼いて待っているところなんか微笑ましくて何よりです。申し訳ないですが、ヒロイン?がデカ上司のペトラだけでは物足りなかったことでしょう。  そしてカーアクションが凄く良い。冒頭のピザ配達のシーンからして、ローアングルからの撮影でなかなかのスピード感です。今作は結構ローアングルからの撮影が多く、走っているシーンはスピード感があるし緊張感もあります。更には、ちょっと本気出すときにハンドルを変えるっていう趣向がまさに『走り屋』って感じで、わくわくしちゃいますね。  予想がつかない強盗団の追い詰め方もグッド。ありふれていそうで全然ありふれていない新しいオチ。最期にドンパチなんてせずに、あくまでカーレースと信号機操作の工夫だけで勝負を決めちゃったのが◎です。  既存のカーアクションに、既存ではないアイデアを採用するだけで、ありふれた題材でも面白い作品にできるという良い例だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2015-01-02 14:22:42)(良:1票) 《改行有》

1418.  オフィスキラー 《ネタバレ》  なかなかシニカルなホラーで興味深く拝見させていただきました。  切断した指をつきさした時計の針や、おもちゃのように扱う手首などゴア描写も結構なものです。死体で作り上げていく地下のマイルームは狂気の最先端をいっていますね。  本作ではまっさきに犠牲になりそうなキムが、あまりに会社に適応できていないがために逆に助かるというストーリーがなんとも皮肉が効いていて面白いです。  被害者たちは共通して、ドリーンに選ばれるだけの資質を備えていることが重要です。それでいて、ドリーンに対してパワハラやったり、陰で悪いことやったりしていることも大事なポイントになります。つまり、ドリーンにとって殺すに値する人物である一方で、殺した跡にマイオフィスを彩るのに相応しい人物でもあるということが大事なんです。  つまりキムは殺すにも値しない人物。一回邪魔になって殺されそうにはなりましたが、結局殺されず不採用。お母さんは勝手に死んじゃいましたが、オフィスにはいらないので不採用。パパの存在がうやむやにされてしまった感はありますが、回想シーンだけで考えるならば、きっと性的虐待でも受けていたんでしょう。それがドリーンという究極のアンバランス人間を生み出しちゃったっぽいですね。  きっと低予算な作品だと思うんですが、安上がりのB級ホラーとして格付けしてしまうには、捨てがたい何かがあります。ただし、その面白さはまごうことなきB級レベル。人に勧められるほど面白くはないってのが悲しい。 音楽も個人的には好みじゃないです。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-01 08:15:36)《改行有》

1419.  ゴージャス 《ネタバレ》  ドラマ・恋愛・カンフー・コメディが適度なバランスで、安心して見ていられるエンタメ作品。ただし、そのジャンルのウェイトを均等にしたため、一つ一つのインパクトは弱いかもしれません。そのためか、いつものジャッキー作品と比べると、いささかパワー不足のような気がしないでもないです。その分映画としては、良い意味での落ち着きを感じますね。  特に今作は、目新しい演出を控えた分、懐古主義を感じる演出に惹かれます。一対一のアクション、バットアクション、特訓シーン。バトルのときにあっちこっちに行かず、その場でしっかり、でも多彩なアクションを魅せてくれます。特訓シーンも懐かしい。よく見ていると、強くなっていくのがよくわかるんです。カンフー映画の原点に帰ってきた感じが良いですね。  出てくる人たちが良い人ばかりなのも特徴的です。特に幼少期からのジャッキーのライバルは大変良いです。ボクサーをけしかけておいて、実際ジャッキーが負けると寂しそうな表情をするシーンは本作のベストシーン、だと個人的に評価しています。  唯一ちょっと嫌だったのは、身分を偽っておきながらプウ(スーチー)がジャッキーに逆ギレするシーン。更には、謝りに行ったジャッキーに対する対応も身勝手すぎてちょっと冷めます。もちろん、そんな目くじら立てるような作品じゃないことは重々承知なんですが、なんかいらいらしちゃったんです。むしろ、嘘に気づいていたにも関わらず、寛容な心でその嘘に笑顔でつきあい続けたジャッキーに感謝せえよと言いたいっす。 [DVD(吹替)] 7点(2014-12-29 01:58:42)(良:1票) 《改行有》

1420.  恋のからさわぎ(1999) 《ネタバレ》  無難に小さくまとまったティーンエイジ・ラブストーリー。変化球もひねりもほとんどないので、学園ラブコメを見たい人に、ちゃんと学園ラブコメを提供してくれる、安心の一本です。ただ小さなエピソードは結構あるんですけど、大きなヤマ場は一切ないので、刺激は少ないし印象が薄いかもしれないですね。ほとんどノリとテンポと音楽で乗り切っちゃっているような作品です。  もうひとつ難を言うならば、ジュリア・スタイルズ演じるカトリーナ・キャット・ストラトフォードが可愛く見えないのが辛いところでしょうか。ただ、こういう顔って、親近感がわくし、感情移入もしやすいし、何より応援したくなります。それに、キャラ設定はわかりやすいほどのサバサバキャラで、たまにツンデレも入るので、愛すべきキャラクターに仕上がっています。美人でないところが逆に良いのかもしれません。  ただ個人的には『キャット&パトリック』ではなく、『キャメロン&ビアンカ』、でもなく、『マイケル&マンデラ』のほんの数分のエピソードが一番のお気に入りだったりします。シェイクスピアをきっかけに急接近する二人。ロッカーにプロム用のドレスを入れておくなんて粋。マンデラが直前のシーンで『プロムに着ていくドレスを持っていない』とさりげなく言っていた一言が前フリとして効いています。  この二人のエピソードをさりげなく入れてくれたことで、三者三様のハッピーエンドを身近に感じられて、見終わった後の充足感はなかなかのものです。  でも自分の年齢上、こうゆう作品ってもはや懐かしい目線でしか見られないのが悲しい(笑)[DVD(吹替)] 7点(2014-12-28 20:05:10)《改行有》

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