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1421.  道頓堀川 「泥の河」、「蛍川」と同じく宮本輝の「川三部作」の一編を映画化した深作欣二監督作。なのだが、いつもの深作監督の映画のようなパワフルな演出は鳴りを潜め、そのうえ、ドラマ的にもなんだか暗い印象で盛り上がりにも欠けるという深作監督らしからぬ映画に仕上がってしまっている。山崎努と佐藤浩市の親子関係、真田広之と松坂慶子の関係どちらに主観を置いていいのか分からないのが致命的。いくら本来の作風と違うとはいえ、「蒲田行進曲」に比べると同じ監督による同じ年の映画とはとても思えない。[DVD(邦画)] 4点(2007-09-11 03:13:44)

1422.  大怪獣バラン 《ネタバレ》 つまんないとは聞いてたけど、まさかこの時代の本多猪四郎と円谷英二という黄金コンビの組んだ特撮怪獣映画でこんなにしょぼい作品があるとは思っていなかったってくらいつまんない映画だった。「ゴジラ」での重厚な人間ドラマや「空の大怪獣ラドン」でのサスペンスタッチのストーリーなどといった物語性がこの映画では非常に薄く、映画の後半に至っては自衛隊とバランとの攻防がひたすら描かれてるだけなので途中で飽きてしまう。またクライマックスあたりに「ゴジラ」の映像が何度も使いまわされていたり、この2年前には既に「空の大怪獣ラドン」をカラーで作っているのに本作は白黒とひょっとしてあんまり制作費が出なかったのではと思えてくる。どう見ても脇役顔の主演の二人にも魅力を全く感じることができなかったのもマイナスだ。本多円谷コンビの本格怪獣映画を見るのが久しぶりだっただけにかなり残念。[DVD(邦画)] 4点(2007-07-03 03:03:32)

1423.  きけ、わだつみの声 《ネタバレ》 遅まきながら早坂暁の追悼を兼ね、20年以上ぶりに再見。この脚本家といえば「北京原人」、「千年の恋 ひかる源氏物語」の2本ですっかりぶっ飛んだトンデモ映画の脚本家というイメージが(全盛期の作品をまったく見たことがないこともあり)あるのだが、本作はそれらに比べれば相当まともな作品になっているように思う。戦争の悲惨さはちゃんと伝わってくるし、日本軍の負の部分にも目を背けずに遠慮なく描いているあたりは製作者たちの本気さが分かり、戦争教材としてはわりとけっこうよく出来ていると思うからだ。しかし、純粋に物語としての脚本の構成としてはちょっとと思うような部分も多く、召集令状を拒否して逃げる青年、従軍慰安婦、カニバリズムなどいろんなことを描きすぎてドラマとしての印象が散漫になっているのはもちろん、(それぞれ映画一本のネタとしてじゅうぶん通用する。)軸となるはずの登場人物たちのラグビーへの思いがじゅうぶんに描かれているとは思えず、その部分にあまり感情移入ができないのは痛いし、それだからラストシーンもポカーンと傍観しているしかなく、ちょっと混乱してしまう。現代人(緒形直人)が戦時中にタイムスリップするという設定だが、タイムスリップ後の当人は普通にその時代の人物として描かれ、普通にその時代に両親も登場するというのはいくらなんでも乱暴で、結局本作における緒形直人の役柄の存在が意味不明になっている。(このあたり、後年の「僕たちの戦争」はうまくやっていたなあ。)なにか無理してタイムスリップという要素をとりあえず使ってみただけという感じで、コレだったらオーソドックスに回想形式のほうが分かりやすかっただろう。バンダナ巻いてサイドカーに乗っている大野木(的場浩司)はなんか「独立愚連隊」に出てくるような風貌でつい笑ってしまった。そんな中、芥川(仲村トオル)のエピソードが感情移入しやすく、彼のパートは安心して見れた。それと、織田裕二がこういう戦争映画に出ているのは(あんま似合わないけど。)意外な気がするし、鶴田真由との共演も懐かしい。90年代前半はこの二人の共演がけっこう多かったよなあ。(2018年2月15日更新)[DVD(邦画)] 4点(2007-04-04 22:40:36)

1424.  この胸いっぱいの愛を 《ネタバレ》 主人公のエピソードに的が絞られすぎで一緒に過去へやってきた登場人物たちのエピソードが薄いし、出演してる役者陣がなんかもったいない。せっかくの設定なんだから普通に群像劇として描いたほうが面白くなった気がする。でも全体的な雰囲気は良かったのでまあまあかなと思ってたらラストの丹波哲郎が出てきそうな大霊界シーンがそれまでの余韻を吹き飛ばされるくらいに余計で全くもって不必要。これで1点マイナス。ミムラを見るのは初めてだったけど、なかなか好感の持てる演技で良かった。[ビデオ(邦画)] 4点(2006-10-09 03:53:42)

1425.  ローレライ 《ネタバレ》 娯楽映画と割り切れば楽しめないことはない映画だと思うが、個人的にはもっと真面目な戦争映画を期待してたのでかなり荒唐無稽な設定にはガッカリ。下の方も書かれてるけど、原爆投下という実際にあった悲劇を娯楽映画のネタに使うのは非常に違和感を感じるし、このような設定ならば別に第二次大戦下が舞台でなくても成立する話ではないかとさえ思ってしまう。というか、こんなシステムが当時本当に実在したら日本は戦争に負けることはなく、軍国主義が未だに続いているかもしれないと考えると本当に恐ろしい。とにかく日本の戦争映画を見ていてこれほど違和感を感じたのはこの映画だけだ。あと英語のセリフをしゃべっているシーンで白い背景をバックに白くて薄い字幕を出されると読めないのでやめてほしい。[ビデオ(邦画)] 4点(2006-09-10 20:57:16)

1426.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 群像劇や政治ドラマで面白く出来るはずなのに両方とも深くは描かれずただただすごい特撮をずっと見せられてしまったハリウッドかぶれの映画という印象。とくに「デイ・アフター・トゥモロー」を強く思い出した。ラストも「アルマゲドン」のようでなんだかなあという感じでつまらない。橋本忍脚本の73年版は前々から見たい見たいと思いながら未だ未見なのだが、このリメイク版がこのような出来だったのでなおさら期待が高まってしまった。本来なら3点というところだが、石坂浩二と豊川悦司という市川崑監督の金田一もので金田一耕助を演じた二人の俳優に加えて加藤武まで出ているのが市川ファンとしてはちょっと嬉しかったのでこれに免じて4点。[映画館(邦画)] 4点(2006-07-16 20:41:19)

1427.  タッチ(2005) 《ネタバレ》 原作読んだこともなければフジテレビで放送されてたアニメもちゃんと見たことがないが、有名な作品なので物語のだいたいのあらすじは知ってた。たぶんそうなんだろうなあと予想はしていたが、そのあらすじをダイジェストで見せられた感じで展開も早く、登場人物たちに感情移入する前に次のシーンにいってしまう。普通なら泣けるはずの和也の遺体を前にした達也と南のシーン(なつかしアニメ名場面集などの特番で本作のアニメを取り上げた際に必ずといっていいほど流れるシーン。)も、それまでの三人の関係が深く描かれてないために全く泣けなかった。それでもまあ特に何か期待してたわけではなく最初からプログラム・ピクチャーのアイドル映画と割り切って見ていたのであまり腹は立たないが、これではあまりにも説明不足なのでちょっと原作やアニメを見てみたくなった。[ビデオ(邦画)] 4点(2006-07-08 03:20:38)

1428.  虹をつかむ男 南国奮斗篇 「虹をつかむ男」の続編だが、前作にあった映画への愛というのかそういうものが前作ほど描かれておらずに別の作品になってしまった感じで残念。前作は渥美清の死後に「男はつらいよ」の新作に代わって急遽作られたという事情があるのに対し、本作はじゅうぶんな時間と余裕があったと思うのだが、前作のほうが良かった。それに、どことなく取り合えず作ってみた続編という感じもする。[地上波(邦画)] 4点(2005-10-20 13:48:27)

1429.  男はつらいよ 寅次郎恋愛塾 80年代に作られた寅さんシリーズは70年代に比べてつまらない印象があるけど、もうこのへんになってくるとかなりやっつけ仕事の感が拭えず、この回も前年の「夜霧にむせぶ寅次郎」ほどではないが面白くない。個人的に樋口可南子にあまり魅力を感じないのも原因かもしれないが、平田満はけっこう好きな役者なのでもうちょっとうまく料理してほしかった。[地上波(邦画)] 4点(2005-10-07 23:37:10)

1430.  怪獣島の決戦 ゴジラの息子 なんかこの作品からゴジラシリーズに陰りが見えはじめたような気がする。ミニラの「パーパー。」という声に激しく脱力することうけあい。敵怪獣も蟷螂と蜘蛛じゃなんかインパクトが無さ過ぎる。[ビデオ(邦画)] 4点(2005-05-17 13:45:36)

1431.  釣りバカ日誌イレブン 《ネタバレ》 浜ちゃんとスーさんがあまり行動を共にしないのがさびしいし、それだけならまだいいが、ひめゆりの塔を訪れて戦時中を思い出しているスーさんにすごい違和感を覚える。そういうしみじみとしたシーンが出てくるとこういう破天荒なコメディーは心の底から楽しめなくなるんだよなぁ。このシリーズにはいつも5点をつけているが、今回はそういうことで1点マイナスさせていただく。[地上波(邦画)] 4点(2005-04-27 22:45:57)

1432.  メカゴジラの逆襲 小学校低学年の頃に見たが、やたらと暗い内容で退屈だった記憶あり。ゴジラ映画でストーリーをほとんど覚えていないのはたぶんコレだけではないだろうか。これが監督作としては遺作になった本多猪四郎監督と、同じくこれが最後の怪獣映画出演になった平田昭彦に4点。[ビデオ(邦画)] 4点(2005-04-09 16:29:11)

1433.  ルパン三世 DEAD OR ALIVE 先ごろ亡くなった原作者のモンキー・パンチが唯一監督としてかかわった劇場版シリーズ第6作。キャラクターデザインが劇画チックで、いつもと違う渋めの雰囲気なのがさすがは原作者が監督という感じだが、ストーリー的にはいつものテレビスペシャルと同じ感じなので、作画の雰囲気と脚本の調子が合っておらず、そこに違和感を感じてしまう。いっそのこと脚本もモンキー・パンチ自身が担当していればと思うのだが。それでも本作では銭形が優秀な刑事として描かれていて、カッコよかったのは印象に残った。ゲストヒロインの声を高山みなみが演じているが、ルパコナを見た後になって本作を見てみると、出てたのねという感じ。本作の公開年に「名探偵コナン」はアニメ始まったことを思い出して、すごい偶然だなと思ってしまった。このころは将来コラボするなんて双方の関係者も誰も思ってなかっただろう。(2019年5月17日更新)[DVD(邦画)] 4点(2005-03-10 00:39:23)

1434.  大巨獣ガッパ 冒頭、タイトルバックで流れる変な主題歌が見てから12年近く経った現在でも耳に残っている。内容は思い切りB級の怪獣映画で、出てる俳優も地味目な人ばかりだ。熱海に上陸したガッパは何故かタコを口にくわえていて笑えるし、子供ガッパの間抜けな造形といい、松竹の「宇宙大怪獣ギララ」と並んでとりあえず怪獣ブームだから作りましたというノリの珍作。[地上波(邦画)] 4点(2005-03-02 15:16:24)

1435.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 《ネタバレ》 さて後編なんだが、意味ありげなセリフを言ってるわりには中身が皆無で(でもセリフ自体は前編より聞き取りやすかった。)ただ意味ありげなことを言わせたいだけにしか見えないし、登場人物たちの行動もよく分からないままなのでドラマとしても退屈で面白くないし、エレン(三浦春馬)が巨人に変身できるのに爆弾を使って壁を破壊しようとするなど前編同様に突っ込みどころだらけの脚本で案の定の駄作。そのうえ、前編での見どころだった巨人の出番がほとんどなく、ずっと内輪もめのようなやりとりが続くので見ていて本当にどうでもよくなってくるし、その分、スケールも小さくなりこじんまりとしてしまった感がすごくある。公開当時は原作が完結しておらず、結末はオリジナルとのことだが、ヒットしたらさらなる続編をやろうというのが見え見えの終わり方で見ていてすごくイライラする。樋口真嗣監督の本作の次作が「シン・ゴジラ」なわけだが、もしこの二部作を先に見ていたら確実に映画館には見に行っていないだろうなぁ。[DVD(邦画)] 3点(2023-04-09 16:49:42)

1436.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 《ネタバレ》 中島哲也監督の「告白」の次回作として製作が発表された時にはすごく楽しみだったのが、監督以下スタッフの交代で一気に興味が失せてしまっていた映画であるが、評判の悪さを承知のうえで、全然期待せずに今になってようやく見た。原作漫画も未読ならばアニメも全く未見という状態で見ても見事な駄作としか言い様のない映画で、きっと漫画やアニメは面白いのだろうという一語に尽きてしまうのだが、最初に巨人が登場して人を捕食するシーンは「サンダ対ガイラ」を少し思い出して多少のインパクトはあった。しかしその後は最後までグダグダな印象で、こういう映画に不可欠な緊迫感もまるでなく、登場人物たちも魅力を感じられずにただギャーギャー言っているだけのアホにしか見えず、見ていてすごくイライラした上にヒロインであるミカサ(水原希子)をめぐる恋話が中途半端に差し込まれるのは本当にどうでもいい感じしかしない。映像的にも暗いシーンが多く、セリフも聞き取りづらいなど二部作映画の前編とはいえテンポも異様に悪く退屈で、エンドロール含めて約100分が長く感じる。脚本的にももちろんツッコミどころだらけであるが、冒頭で巨人に襲われて行方不明になったミカサが生還するのは無理がありすぎで完全にこの後の展開のためのご都合主義まっしぐらな感じしかしないのがこの時点で既に本作の脚本の悪さをすべて物語っている感じがする。後編で挽回するとは全く思えないのだが、取り合えず後編も間を置かずに見るつもり。[DVD(邦画)] 3点(2023-03-31 02:09:11)

1437.  刑事コロンボ/もう一つの鍵<TVM> 《ネタバレ》 久しぶりに見たコロンボ(小池朝雄のコロンボもかなり久しぶり。)だったのだが、とにかく犯人が胆略的で無計画&浅はかなだけのただの嫌なバカ女のため、純粋に推理ものとしての面白さがこれっぽっちも感じられず、当然ながらこの犯人との対決も盛り上がりようがなく、逆にこんな穴だらけの犯行なら別にわざわざコロンボが出て行かなくても解決できてしまうのではと思えるほどだ。(そう思わせてしまうのはちょっとやばくないか?)後期の新シリーズはつまらない作品が多いのだが、第7話という初期の作品でもこんなのあるんだと思ってしまったのが正直なところ。犯人の恋人役でレスリー・ニールセン(フランク・ドレビン警部)が出ていたことくらいしか見終わって印象に残らない。[CS・衛星(吹替)] 3点(2019-05-26 18:10:52)

1438.  メアリと魔女の花 《ネタバレ》 スタジオジブリがアニメ製作を休止したあと、米林宏昌監督をはじめとしたジブリ出身のメンバーが新たに立ち上げたスタジオポノックの第1作。「魔女、ふたたび」というキャッチコピーもそうだが、魔女になった主人公の少女、箒、黒猫という組み合わせはもろに「魔女の宅急便」のイメージで、それだけならまだジブリがあえてやらなかった二番煎じものをやってみようということで理解できるのだが、ほかにもジブリっぽいイメージのシーンの連続で既視感や既成感がありまくりで、ここまでくればパロディにしか見えず、米林監督をはじめ、スタッフの「ジブリファンはこういうものを求めている。」、「ジブリっぽいものを作っておけば客は来る。」という志の低さが透けて見え、映画で何をどう描きたいかよりも、目先の儲けのことしか頭にないような感じの強い映画になっているのが痛い。登場人物たちにしても魅力に乏しく、主人公メアリの初めて会ったばかりでしかも第一印象が最悪だったピーターを助けたいという行動心理もよく分からない。一応、自分のせいでピーターが捕まったので責任を感じてということらしいのだが、それだけでは行動心理としては弱すぎるように思えてしまう。せめてもう少しピーターのキャラクターを掘り下げていないといけなかったのではないか。それともいっそメアリとピーターの関係を久しぶりに再会した幼馴染とかにすればよかったのではないか。悪役であるマンプルチュークとデイも善良な教師だったのが夜間飛行を見たとたんに悪の道へ走ったと劇中で語られているがちゃんとそこにドラマが欲しかったところで非常に物足りない。それに全体的にストーリーに絡んでいるキャラは少なく、とくにメアリがエンドア大学に迷い込んで最初に出会うフラナガンやほかの生徒たちが事件にからんでこないのは不自然だし、生徒たちに至っては全員が完全にモブキャラ化していて、普通はここに2、3人ストーリーにからむキャラがいるものなのだが、ここにも勿体なさを感じる。よってこの映画はただ筋を追っているだけの薄っぺらさしか感じることができず、最初に書いたような感想になってしまい、同じ題材でも監督や製作会社が違えばとか、元ジブリという看板がなければとか思ってしまう。米林監督が西村Pとポノックを立ち上げたのは、ジブリでの監督経験がある生え抜きということで、ジブリを自分が継承していこうという意図があるのかもしれないが、そのこととこういうジブリもどきは違うと思うし、いきなりプロデューサーと新会社を興すよりはまず、もっと他社でのアニメ製作を経験したほうが良かったような気もする。[DVD(邦画)] 3点(2018-12-20 00:55:05)

1439.  ギャラクシー街道 《ネタバレ》 三谷幸喜監督が去年の大河ドラマ「真田丸」の脚本を担当すると知った時、これで監督映画の新作はしばらくないかなと思った矢先に製作が発表されたのでちょっと驚いたことを覚えている。「真田丸」が面白く、最終回まで全部見てから本作を見たのだが、映画というよりはテレビのコント番組を見ているノリで、しかも三谷監督にしては笑いの部分に下品なネタが多く、見ていて寒いうえに、面白くもなく、三谷監督が本作を製作中も「真田丸」のことで頭がいっぱいだったのではと思えるほど、全体的に適当に作ってしまったような印象が残る。舞台を宇宙のハンバーガーショップ一か所にほぼ限定しているのは「THE 有頂天ホテル」よりも「王様のレストラン」を思い出さずにはいられないが、テレビドラマや舞台と違って映画(それもこういう公開規模が大きいメジャー作品。)という媒体だとスケールの小ささが出てしまっていて、何かこじんまりとしている。やはり映画だと「THE 有頂天ホテル」のような見た目の豪華さが必要になってくるのだろう。三谷監督の映画の中では明らかにいちばん面白くない映画だが、それでも印象に残ったシーンを挙げてみると大竹しのぶ演じるハナが調理場でタバコを吸うのは「王様のレストラン」の山口智子演じる磯野しずかへのセルフオマージュのように感じられて思わずニヤッとさせられた(映画の出来はもちろん「王様のレストラン」の足元にも及ばないが。)し、特撮ヒーローものを意識した防衛隊の三人の三角関係のくだりだけは個人的には面白く見た。あと、TM西川演じるヌルヌル宇宙人はほとんど筋に絡んでおらず、(絡みそうな一幕があるものの。)最後に歌うためだけに出てきたようなものなのが、演者の本業が歌手でありながらもったいなく感じた。あれならエンドロールのバックで主題歌として流したほうが良かったろうに。[DVD(邦画)] 3点(2017-01-14 00:35:55)

1440.  新・刑事コロンボ/死を呼ぶジグソー<TVM> 《ネタバレ》 「初夜に消えた花嫁」と同じくエド・マクベインの原作を基にした「刑事コロンボ」新シリーズの一篇。今回も倒叙ものではなく、なんとコロンボが嫌いな拳銃を携帯して潜入捜査をするというストーリーで、「初夜に消えた花嫁」に比べれば面白くなくはないものの、やはりこの話をこのシリーズでやるのは違和感が強く、「刑事コロンボ」ではない別の作品を見ているよう。ゲストとして「ロッキー」シリーズのポーリー役でおなじみのバート・ヤングが出演していて、(吹き替えが富田耕生でないのがちょっと残念。)ピーター・フォークとの共演が見どころなのだが、意外にチョイ役で、すぐに殺されてしまったのにはビックリした。[CS・衛星(吹替)] 3点(2016-11-06 10:57:24)

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