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プロフィール
コメント数 2524
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1521.  ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー 《ネタバレ》 なんじゃこら。そこら辺にゴロゴロ転がってそうな(本来ならビデオスルーされそうな)フツーのB級アクション映画。『ストリートファイター』の看板をぶら提げる意味すらないようなレベル。ゲームの映画化が陥りがちなコスプレ大会状態を避けまくったら(あ、バルログだけ例外)、なんの映画だか判らなくなっちゃいました、みたいな。少ない予算をどこか一点豪華主義で使えば良かったのに、均等にあちこち割り振ったために全てがハンパにショボい、っていうのが見て取れるのが大変イタいです。アクションはチョボチョボ、上手く繋がってないドラマがダラダラ、超人状態なゲームの技を無理して出す必要はないとは思いますが(一応微妙なスピニングバードキックと気功拳は出てきますケド)、ゲーム的な部分を排除しまくっているがゆえ、ファンを喜ばすネタも殆ど存在せず、一体誰がコレを喜ぶのよ?と。いっその事『DOA』くらいバカだとまだ楽しめるのですが、ハンパに真面目だから困っちゃう。たとえヘロヘロなアクションでも春麗が最初から最後まで頑張る映画だったらまだ面白かったのでしょうけれどもね、下手にソツなく八方美人な映画作ろうとしちゃうから・・・。個人的には原作に忠実な、極端な筋肉ボディの春麗が見てみたいものです。歴代の実写春麗は宮前真樹も水野美紀も、このクリスティンも華奢なお嬢様過ぎだぁ。[映画館(字幕)] 4点(2009-03-07 20:39:08)

1522.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 大変よく出来た映画なんですけれど、構図、カット割り、カメラの移動方法、音楽の使い方、ライティング、全てがキッチリとしていて映画の教科書のようで、『名作の作り方』みたいな、映画学校用の教材みたいな映画で、その分、個人的にはちょっとつまんないなぁ、と。イーストウッドの映画はいっつも真面目に撮られていて、私にとっては大きくハズす事がない代わりに「アンタの映画、好っきやわぁ!」ってときめかせてくれるクセやアクも感じないんですよね。キチッとテーマにもキャラクターにも距離を保ってたりするものですから、心地良く最後まで運んでくれるものの、終わってみると心をギュッと掴まれたモノって案外なくない?って思ってしまったりして。白骨死体ばかりしかなかったの?発見までの期間が短い場合もあったハズなんじゃ?なんて疑問も、この監督のセオリーから言えばそれで正解なのでしょう。腐乱死体を映したり、それを感じさせたりすらNGで。アンジーの演技も「批判は許さないわよ!」ってバリバリの名演技オーラを発してるみたい。ハリウッドの優等生監督がカッチリ作った優秀な映画、でも、映画としての可愛げには欠けちゃうと天邪鬼な私は思うのでした。[映画館(字幕)] 7点(2009-03-01 18:20:15)(良:1票)

1523.  少年メリケンサック 《ネタバレ》 日頃、「桜」の歌を出す男性アーティストにロクなヤツぁいねえ!と思ってたりして(該当する諸アーティスト並びにファンの皆様、ごめんなさい)、なので、かんなの彼氏に大笑い。出だしは会話も快調、バカが突っ走っていて面白かったのですが、なんかワリとすぐにグダグダな映画になってしまいましたねぇ。つまらなくはないけれど映画の温度が期待したほど上がってゆかない感じ。キム兄の延々と温度が低い演技、アレはアリなんでしょうか? 彼が結局最後までちゃんと弾けてくれないので(佐藤浩市にしてもハジけきれてないのですが)、胸にヘンなモノがいつまで経ってもつっかえて残っちゃう。宮崎あおいとユースケの高速回転に比べて映画全体は鈍重、という印象です。『デトロイト・メタル・シティ』と部分的にカブってて、パワーが及んでないという感じですし、時代を笑えるほど今という時代を活写できてなくないか?ちょいと野暮でないか?という気もします。ついでに1979年にあのGS風はないわぁ。GS→BCR→レイジーの10年以上の年月を一絡げにしちゃっちゃあねぇ。まあしかし、笑いどころはあちこちにあったので、ユルくグダグダながらも最後まで楽しめる映画ではありました。ヒマ潰しにどうぞ。[映画館(邦画)] 6点(2009-02-21 18:00:46)

1524.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 この映画の本当の主役は、あの雷に7回打たれたおじいちゃんですね。ハリケーンが近付く病院の一室から始まるこの映画は、人生を空模様によって表現しています。ほら、全編、空が印象的に描かれてるでしょ? 一定ではなくって絶えず変化していて、同じようでも実は全く同じ天気なんて一度だってない、人の一生もまた空と同様、激しく変化もするし、一人として同じ人生なんてない。ベンジャミンの特異に思える人生もまた、その一つのバリエーションでしかなくって、一人で生まれて一人で死んでゆく人間って孤独な存在が、他の孤独な存在と交わってゆくことで、この世界が織り成されてゆくんだよって、そんな映画。人生なんて空模様と同じ。だから、7回雷に打たれて、それでもずーっと生きてるあのおじいちゃんこそがこの映画のシンボル。ホントは映画の中では6回しか打たれてなかったりしますが、きっとあと1回はワザと残してあるんでしょう。[映画館(字幕)] 9点(2009-02-19 17:16:34)(良:1票)

1525.  ディファイアンス 《ネタバレ》 ナチスに追われるユダヤ人の集団を通し、戦争によって翻弄されてゆく人々の姿を描いています。そして同時に国家や民族、宗教の対立はおろか、共同体や家族の間でさえ諍いは絶えず、理解しあい、平等の下に暮らしてゆくのは大変に困難であるという映画でもあり、そこから戦争を起こす事の根源的な要因、それを回避するために必要な心を突き詰めようとしているのかな?と思いました。美しい森の中で、絶望と生への執着に足掻く人々の姿が印象的な映画です。しかし、中盤は流れを失い、エピソードが羅列される状態になってまとまりに欠け(ついでに近くの席の女性が5分くらい延々携帯メールを打ち始め、集中力ぷっつり切れちゃって。お願いですから上映中は携帯の電源を切って下さい、メールしないで下さい、それが無理ならDVD出るの待って家で見て下さい)、更にクライマックスでハリウッド娯楽映画風な展開と「え?それで終わっちゃうの?」という潔すぎな幕。それまで描いた重さに比べて、なんてスッキリ爽快なエンディング・・・。重さ苦さ、メッセージまでをも忘れ去らせてしまうようなケリの付け方に、むむぅ・・・と頭をヒネりながら映画館を後にしたのでした。あと、いくらアメリカ映画だとは言え、今から68年前のベラルーシの人間が「オーマイゴッド!」とか「ファック!」とか言うのってアリなの? それにしても、音楽とか集団の描き方とか戦闘描写とか、一体いつになったら世界の映画作家はスピルバーグの『シンドラーのリスト』と『プライベート・ライアン』の呪縛から解き放たれるのでしょう?[映画館(字幕)] 6点(2009-02-15 12:32:28)

1526.  マンマ・ミーア! なんだか酷く雑な映画だなぁ、って。半分観光気分のロケでだらーって撮りました、って感じでメイクとかヘアメイクとか衣装とかカメラワークとかめちゃくちゃテキトーだし、振り付けって言えるだけのレベルのモノも映ってないし、みんなテキトーな演技しかしてないし(ブロスナンなんか、それでいいんかい?ってレベルだ)、そもそも中身なんてなーんにもない、ミュージカルって言っちゃいけない、ミュージカルごっこしてるだけってレベルの映画で。全ての歌がABBAのオリジナル楽曲に比べたらシロートのカラオケ大会レベルでしかなくって。でも、途中で気付きました。ほぼ自分がソラで歌える「ダンシングクイーン」のところで。これって映画と観客とがABBAを共有するモノなんだって。だから、本当は観客も歌ってナンボなんでないの?みたいな(歌詞字幕付き上映っていうのが存在するのも、多分そのためでしょう)。だから、他愛もない映画だけれども、ABBA心があれば楽しめるし、それがなければキツい、って。世代的にど真ん中な私は、以降は画面の登場人物達と共に歌う事を楽しみました。もちろん、500人以上は入ってるシネコン、周り誰も歌ってやしませんから、心の中で、ですが。一体化して楽しむって点じゃ舞台にゃ敵わないでしょう。とても受動的なメディアの映画じゃ客席の温度だって一定にゃならないでしょう。そういう点で、これを映画化した事はどうなんだろ?とは思うのですが、参加型映画なんてものが今の時代に成立しそうにない気がしないではないのですが、でもそういう「歌声映画」があってもいいんでないの?[映画館(字幕)] 7点(2009-02-07 19:31:09)(良:1票)

1527.  20世紀少年 -第2章- 最後の希望 前作から一転、かなり楽しませてもらいました。ただしカンナ限定。カンナが出てるトコだけ楽しんでるとゆー。相変わらず「ともだち」に関わる部分の展開は退屈です。「ともだち」の正体とか延々引っ張られたって、こんなつまらんドラマじゃ別に誰だっていいわ、みたいな。んで、今回はバカ臭さが一段とグレードアップ。あり得なさ全開。ともだちランドの中と外をさっくり行き来できちゃうマヌケさ加減ったら、真面目に映画作る気ないでしょ?みたいな。まあ、つまり前作の見方が違ってたのかぁ、シリアスなドラマだと思ってたけれど、実は荒唐無稽なバカ映画だったんだなぁ、って。バカ映画ならばバカ映画なりに楽しみ方は違ってきますからねぇ。前作の欠点は時代を描いた映画なのに、ちっともそれぞれの時代の空気が伝わって来ないからだと思ったのですが、今回はもうそんなレベルで語れるモンですらなくなっていて、あり得なさ加減を、さすがにマンガ原作だねぇ、アニメならともかく実写だとキツいモンがあるねぇ、って苦笑しながら見てればいいってレベル。んで、カンナと、あと小池栄子だけイケイケ(死語)で。カンナが動いてるシーン(あとイっちゃってる小池栄子)は理屈抜きで楽しいです。カンナいなかったら、この映画どうなってるんだろ? 救世主って、作品的に救世主って事? 平愛梨さん&小池栄子さんに5点。[映画館(邦画)] 5点(2009-02-01 23:48:37)

1528.  チェ 39歳 別れの手紙 《ネタバレ》 今回も積極的に映画に向き合う姿勢でいないと何も入ってこないという作りは変わりません。いや、むしろ前作ではまだ時代背景や政治的背景が見えておりましたが、今回はゲバラがボリビアに渡るものの革命に失敗して敗走し処刑されるまでの1年足らずの出来事だけしか描かれていません。前作からちゃんと繋がっているという訳でもなく(前作がシネスコだったのに対して、今回はビスタと、サイズも変えてありますし)、下手をすると中東地域の映画みたいな突き放し方とB級アクション映画の如きダラダラとした戦場描写ばかりに映ります。前作と合わせても『ゲバラに見る革命が成功する理由・失敗する理由』ってハウトゥものみたいな印象。ゲバラが何をし、何が起こったのかが描かれるだけで、ここからゲバラの人としてのドラマを得られる事はありません。映画の目的もドラマ性なんてところにはないのでしょう。いたずらにゲバラを神聖化したり肯定したりするつもりもないのでしょう。ゲバラを通して歴史の中にあった革命の真実から、理想や平和を考える切欠になれば、みたいな。でも、いかんせん映画としての味付けが絶対的に不足してしまっているように思え、通してみて結局この程度の映画だったのか、という肩透かし感を抱いた事は否めません。ゲバラの生き様が妙に軽く感じられてしまったのは、映画世界が革命によって流された血までも巧妙に避けてしまっているがゆえかと。公正さは場合によっては物事を軽薄で退屈なものに見せてしまうのですね。[映画館(字幕)] 6点(2009-02-01 23:45:51)(良:1票)

1529.  20世紀少年 《ネタバレ》 ださっ!ダサいわぁ。なんなんでしょう?この映画全編から漂う洗練されてないカンジ。って、判ってるんですけどね。堤演出だわさ。この人が監督したんじゃこれが限界ですわねぇ。なんで即物的でつまんない画がこうも羅列されるかなぁ。邦画って何故かお金かければかけるほどダサくなるのよねぇ・・・(ゲストに有名タレントをチョイ役で出すと、絶対ダサいっていうのは、みんな判っててワザとやるよね、コレとか『模倣犯』とか『デビルマン』とか)。でも、私が気になったのはそもそも物語が面白いのか?どこか魅力があるのか?という部分。私、彼らと同世代なワケですよ。昭和30年代生まれで40年代に子供時代過ごしてて。この映画見てても、そこになんのキモチも湧いて来ません。同世代として、その世代に設定されている事の意味がちっとも感じられず、沢山の登場人物の表情一つ一つが全く印象に残らず(唯一残るのはハットリくん風な「ともだち」のお面だけね)、「ともだち」の行為同様に、ただ強引に進行してゆくばかりの映画にポカーンって感じ。後半はもう時計とにらめっこ。スティーブン・キングの『IT』に昭和キッズのノスタルジーアレンジをしてみました、って以上の何かが感じられないのですわ。これはきっつい。しかも長々と描いた末にこれで終わらず、あと2本見ろって言うんでしょ。しかし、この世代として、敷島博士を消し、金田正太郎とモロボシ・ダンを殺した(あ、ゴリさんも)意味が、果たして単なる悪趣味なパロディなのか、原作者の何らかの思い上がりなのか、それとももっともっと深ぁ~い意味を持っているのかを見極めるためには、このダサさにあと2回付き合わねばならないという訳ですね。まったくもう・・・[映画館(邦画)] 3点(2009-01-31 01:55:56)

1530.  感染列島 《ネタバレ》 多くの人が頑張って、苦労して作ったであろう事が画面に表れていて、だけどそういう人々には申し訳ないのですが、酷い映画です。あまりに酷いので文句だけで本一冊書けてしまいそうですけど、スペースは限られているのでポイントだけ。映画製作の核になる方の中に「観客はとてつもなく馬鹿」って思ってる人がいるようで。映画の殆どが「説明」で作られてます。説明のための映像、説明のための台詞、説明のためのキャプション。「本当の事を言うと」って台詞に、あなたは最初から最後まで本当の事しか言ってないですよ、気持ち全部台詞にしてますよ、って。説明的な要素1つは見ている人の心を数センチ映画から遠ざけます。一体この映画、最終的に何十メートル遠ざけたやら。鳥インフルエンザを意味あり気に出しながら実は単なるミスリードの道具、余分なキャラが多すぎ(存在する意味が薄かった脇キャラにまでキャプション付ける意味がどこにあったの?)、全編説明ばっかりなのにキャラの行動は突飛で理解不能、本質はただの悪趣味な娯楽エンターテイメントだった映画は、最後、まるでデキの悪い韓国映画みたいに単なる男女の悲劇へと矮小化し収束しちゃう・・・。本題が最後には蛇足みたいになっていて、一体どういう感性がこういうモノを作り出しちゃうんだろ?と頭をヒネるばかりなのでした。ところで、ごく一部の「キレイに死ぬ人」は他の多くの「血まみれで死ぬ人」と一体ナニが違うのぉ?[映画館(邦画)] 2点(2009-01-26 12:25:03)(良:3票)

1531.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 前作に比べると遥かに毎度のジェームズ・ボンドに近付きました。お約束がいっぱい復活してますからね。今回思ったのは、ダニエル・クレイグのボンドはショーン・コネリーのボンドへの回帰を目指しているのかな、という感じ。ベッドのオイル美女は『ゴールドフィンガー』のオマージュなのでしょうし、『ドクター・ノオ』に次ぎ、シリーズで二番目に短い尺も、コネリーボンド的(レイゼンビー以降は2時間超が当たり前になってます)。そんな、007映画を見てるという感覚でいられるのは嬉しいのですが(前作では007として見るのが困難過ぎて途中で諦めたような状態でした)、冒頭から前半のアクションシーンでのカメラの音痴さ加減には辟易。何やってんだかワケ判りません。また、短尺ながら間延びして退屈な展開や、前作見てないとちゃんと判らない物語もマイナス、っていうか、前作を見ていながら結構忘れてて、ちゃんと思い出せないままに終わってしまいました。あと、カットバック多用し過ぎ。でも、なんと言っても粗暴な荒くれクレイグボンドは、やっぱりまだまだスマートなボンド像からは遠い気がしてしまいます。結構エージェント姿がサマになってきていますが、映画全体に漂う湿りっ気共々、シリーズを重ねたら、マティーニのように、もう少しクール&ドライな方向へ移行してくれるのでしょうかねぇ。[映画館(字幕)] 6点(2009-01-17 21:00:15)

1532.  ヒンデンブルグ ヒンデンブルグ号を襲った歴史的大惨事を中心に、フィクションとしてサスペンスたっぷりに描いたスペクタクル。最初から結末は判っている状態なので、そこに至るまでの物語がキモになるワケですが、当時の雰囲気が再現されていて、そこに描かれる、陰謀に迫るジョージ・C・スコットの渋い存在感が映画を骨太な印象にしています。空をゆくヒンデンブルグも美しく描かれておりました。クライマックスで白黒になるのは当時の事故を捉えた記録フィルムと合わせるためでしょうけれど、パンフレットに載っていたカラースチールは生々し過ぎな感じがしたので、程よい効果を生んでいた気がします。でも、当初予定されていたセンサラウンドヴァージョンで見たかったなぁ。家にいると、タマにぎょんぎょん、と独特な音がして「お、これは!」と空をゆく飛行船を見に出たりするのですが、もちろん、その行動に駆り立てるのは、この映画の存在ゆえ。高層ビルを眺めるのが好きなのは『タワーリング・インフェルノ』のせいですし、私って行動が映画的原理に基づいている気がします(もちろん、大惨事を期待してるワケじゃないですよ)。[映画館(字幕)] 7点(2009-01-15 20:29:58)

1533.  地球へ・・・ 《ネタバレ》 佐藤勝の音楽が荘厳過ぎて、ダ・カーポのかる~い主題歌と全然マッチしてないのがヘンでした。竹宮恵子の絵をアニメにするのは、ムリがあるなぁ、という印象も強かったですし。物語は善と悪との闘いではなく、ハッピーエンドが訪れる訳でもないので、一般的とは言い難く、気持ちよく劇場を出られる映画ではありませんでしたが(それでも原作に比べれば、単にフェイドアウトしちゃうだけなマツカ、仲間と旅立つトォニィなど、まだ希望が残されておりましたか)、恩地日出夫監督の、アニメ的演出をしない、という姿勢のお陰で、ショットの1つ1つは見応えのあるものに仕上がっていたと思います。時間的な省略をしないとアニメじゃキツい、ってところもそのままだったので、間延びしたカットが多かったのも事実ではありますが。当時のアニメファン向けに「爆発の金田」のオマケも付いて(全体のトーンからして異質なシーンになっちゃってますけど)そこそこお腹は満たしてくれたアニメでした。[映画館(邦画)] 6点(2009-01-15 20:21:14)

1534.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 ハイパースペシャルゴージャスデリシャスバカ映画として、好きです。だって≪超ネタバレ≫『未知との遭遇』が『アキラ』とゆーか『T2』とゆーかしちゃって、じゃ『トップガン』しちゃうぞぉ!って。そしたら『エイリアン』したんで『スター・ウォーズ』じゃあ!って『ライトスタッフ』しました、めでたしめでたし、って。「この国は大統領からしてバカです!」と高らかに宣言してみせる、天下無敵のギャグ映画でしょ。ちょっと長いけど。全編CGバリバリ、ではなくって、かなりのカットに渡ってミニチュアワークが冴えを見せる、特撮オタク的に結構見どころアリな映画でもあります。新宿プラザ劇場恒例の先行オールナイトお祭り映画としての役割をキチッと果たした映画としても、記憶に留めておきたいところ。[映画館(字幕)] 7点(2009-01-15 20:08:50)

1535.  じゃりン子チエ 原作に忠実過ぎる、っていうのは意外に退屈なモンなんだなぁ、というのを思い知った映画です。これが小説の映画化ならば、そのイメージの相違を楽しめたりもするのですが、マンガをかなりきっちり忠実に表現したキャラクターデザイン、画面構成となると、あとは「いやもう物語的には判ってるから、なんか他の事してくんない?」って思ってしまって。『ゴジラの息子』あたりが数少ないお楽しみポイント、みたいな。声に関しては、テツは最高、チエやおばあはんもいい、でも他はどうしても芸人さんの顔が見えてきてしまうなぁ、って感じでツラいものがありました。思うに高畑演出って毎回どうも関西の浪花節的なノリで、関東な私には鼻に付いてしまって馴染めなかったりするのでしょうかねぇ。原作の方は10巻くらいまでは好きだったんですけどね。あ、初日プレゼントのセル、併映の『フリテンくん』を貰って思いっきり萎えた記憶が・・・[映画館(邦画)] 5点(2009-01-15 20:01:10)

1536.  モダン・タイムス 子供時代、母にせがんで連れて行ってもらいました。それはそれは楽しい映画で、しばらくはチャップリン、最高!って状態。今見れば「チャップリンの笑いってクドくて笑えない、むしろヒくところがあるなぁ」なんて思ったりもするんですけれど(機械の中に巻き込まれた上役に対して執拗に嫌がらせをしてみせるところなんて)、色んな才能がたっぷりぎゅっとチャップリンの中に詰まっていて、それが人を楽しませる、そう考えると、やっぱりチャップリンって偉大だったんだな、ってつくづく思います。それにしても当時、ロードショー劇場の最高峰、有楽座の指定席を親子4席分買ってまでこの映画を見せてくれた母に今更ながら感謝。そういう子供時代の経験があって、映画を「見に行く事」(「見る事」でなくて)の愉しみ、悦びを今も味わえているのですから。[映画館(字幕)] 9点(2009-01-15 19:49:04)

1537.  獄門島(1977) 『悪魔の手毬唄』から一転、ブルーの海に島影が映えるこの映画は、シリーズ中でも最も明るい色調となり(音楽も明るめ)、軽いタッチの映画になりました。狂い咲く三人娘の描写も煌びやかでなんとなくユーモラスで、その分、モンペ姿の大原麗子は、ちょっとワリ食っちゃった感がありますが。前作からたった4ヶ月で登場したにも関わらず、急ごしらえ感は一切なしの、きっちり作られた一本となりました。原作のイメージからは離れていましたが(テレビの古谷一行版の方がずっと忠実でした)、市川=石坂金田一の楽しさをたっぷり味わえる一編でした。ただ、了沢が「シャア」なモノですから、『ガンダム』以降、この映画を見るたびに「小坊主なのにシャアの声・・・」って。頭の中で了沢に「今はいいのさ全てを忘れて」ってテーマソング付けちゃうし。[映画館(邦画)] 8点(2009-01-15 01:31:05)

1538.  悪魔の手毬唄(1977) 《ネタバレ》 シリーズ中で、一番好きな映画。色々な要素が賑やかに盛り込まれた『犬神家』から一転、寒々しくも落ち着いたトーンの中に展開する物語、岸恵子の魅力(フランス臭なし)、そしてやっぱりラストシーンの悲しさ、渋さ全開な若山富三郎の存在感にとどめを刺す、と。細かいところをよ~く考えると「ん?」っていう部分もないことはないですけれど(いくら相手の目が悪いからって、変装して騙せるモンなのかなぁ? 金田一さんもあんなにも怪しい存在にすれ違っていながらスルーしちゃってるし)、確かな演出と演技によって、おどろおどろしさよりも、しっとりとした深い味わいが後に残る映画になりました。[映画館(邦画)] 9点(2009-01-15 01:22:00)

1539.  犬神家の一族(1976) 公開当時は予想外の面白さ(原作本の表紙が恐い、テレビCMが恐い、で、最初は全く気が進まず・・・)だったのですが、その後、シリーズを重ねる事で、もっといい作品が出て、相対的に評価が落ちちゃった感じです。まだ作品全体を貫くイメージの統一感に欠けていたり、やたらホラー映画風だったり。でも、全編、作為に満ちた画面作り、編集は、ワザとらしくてダメな人もいるでしょうけれど、私は大好きです。それにしても有名なテーマ曲はリメイクの方ではキレイな曲として扱われてる感じでしたが、当時はチイチイの首が菊人形から落ちるショットから始まるCMで悲鳴と共に流れ出す曲だったワケで、不気味で恐ろしい曲、だったんですけどねぇ。[映画館(邦画)] 7点(2009-01-15 01:14:54)

1540.  超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ 作画監督な人がリアリズム路線に傾倒し出してた頃の映画なので、テレビシリーズに比べてちょっと絵がキモかったりしました。にしても、主人公の身勝手なラブラブバカ行動による迷惑展開には口あんぐり。テレビ版は、も少しマトモな人間だった気がするんですが。ラブソングが流れる中で展開するハデハデな戦闘シーンというのは革新的だったかもしれませんが、生首~、みたいな映像まで描かれてるのはどーかと思うんですけどねぇ。「ラブソングに生首を」。しょーもない推理小説みたい。さて、映画内容とは直接関係ない話なんですが、公開初日前日、何やら並んでる人間とモメたらしくて、深夜時点で並んだら列に向って無届集会で警察に訴えると脅し(映画見るのに並ぶと無届集会ならば、そもそも映画館のシステム自体が違法、もしくは違法行為を助長してるって事?)、臨時に1回増やした早朝上映ではエンドクレジットが始まると同時に場内に向って拡声器で「早く出て下さい!」とやらかして観客全員からブーイングを食らった新宿スカラ座!コラ!・・・って閉館しちゃいましたね。東宝系って東急・松竹・東映系に比べて、80年代までアニメオタクにすっげー冷たかったわぁ。その後、媚び媚びになりやがりましたが(笑)[映画館(字幕)] 4点(2009-01-11 02:11:29)

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