みんなのシネマレビュー |
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1541. マイ・ガール 少年と少女の淡い恋物語が基本のドラマだが、あくまで少女の成長がメインテーマ。 前半は多感な少女のキャラ描写を中心にした展開なんだけど、ダン・エイクロイド扮する 父親のエピソードにかなり時間が割かれており、彼の出番がやたら多い。 どうもこの役者さん、変に存在感があって昔から苦手。 少女役の女の子が中々うまく、男の子の方も「ホームアローン」の時と全く違うキャラで いい演技をしていただけに、もっと二人の描写をじっくりと観たかった。 お話が急展開を見せる後半は問題なく観れたけど、小道具を絡めたエピソードは、 もう少し丁寧に、センスのいい見せ方をしてほしかったな。 ちょっと勿体ないという部分もあるけど、ほっこりとさせてくれる佳作。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-01 10:40:18)《改行有》 1542. ザ・中学教師 金八先生のキャラとは真逆の、ある一教師の姿を描いたドラマ。 自分が中学生なら、たぶんいの一番に嫌いな教師の一人になるんだろうけど、 大人になった今の自分から見ると、筋が通っていて逆に小気味いい。長塚京三はもう適役。 日本の学園を舞台にしたドラマって、子供達があからさまにふてぶてしく描写されているのも この教師に肩入れしたくなる心理が働くのかも。 主人公の決して感情に押し流されない厳しい教育指導は、 すべてが生徒のため、という心情はさりげなく伝わってくる。 いい先生だなぁ、こういう憎まれ役の教師も必要だなぁと思えてしまうのは、 原作自体が現場の教師が書いたものだということで、やはり大人視点で作られたせいなのか? 難しい問題なので答えは用意されてないけど、いろいろと考えさせられた社会派ドラマだった。[ビデオ(邦画)] 5点(2011-08-01 10:10:12)《改行有》 1543. エイリアン2 これでもかと、じっくり見せてくれる導入部からのリプリーの描写、 重厚で無駄のないストーリー展開と、非常によく出来た作品だと思う。 「1」のサスペンスから今度はアクションと、まさに「今度は戦争だ」のキャッチコピー通り。 こういう映画で子供が出てくると緊張感がなくなるので、その点だけは減点。 リプリー以外の出演者たちも皆個性的で、彼らの人間描写もよく描かれている。 演出もいいけど、映像も当時としては迫力があった。お薦めの娯楽作品。[映画館(字幕)] 8点(2011-08-01 09:46:12)《改行有》 1544. ストレンジャー(1996) 主演のデモーネイは色気もあるけど、知的な雰囲気も漂わせていて、相変わらずきれい。 バンデラスも野性味があって十分魅力的なのだが、正直ストーリーのほうはもうひとつ。 一応サスペンスものとしては教科書通りにポイントを押さえているんだけど、 冒頭に出てくるヒロインが担当している犯罪者は、単なる前フリでほとんど意味もないし、 この設定でこのオチは相当無理がある。官能シーンに時間を割いているうえに、 登場人物が少ないために、お話自体が広がらないというのもあるのかも。 主演二人のファン以外は、あまりお薦めできない官能サスペンス。[地上波(字幕)] 3点(2011-08-01 09:35:46)《改行有》 1545. 白昼の通り魔 タイトルから犯罪実録ドラマだと思ったら、一応人間ドラマだった。 犯罪を繰り返す主人公の内面にスポットを当て、彼が生まれ育った村での生活環境、 彼と大きな関わりを持つ二人の女との接点を、回想シーンを織りまぜながら展開させる作り。 序盤は村での人間関係がちょっとわかりづらいが、二人の女との愛憎劇は中々見応えあり。 監督の奥さんでもある小山明子がホントに美しく、思わず見とれてしまった。 でも彼女と主人公の関係は、ちょっとピンとこなかったなぁ。 総体的にはストーリーよりも、演出面での出来がいい作品。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-01 09:16:36)《改行有》 1546. クール・ランニング 実話をベースにしているようで、そういえばニュースなどで話題になってたっけ。 映画のほうは結構脚色されているようだけど、登場人物たちのキャラが個性的で中々面白かった。 ラストもオーソドックスなパターンではあるけど、爽やかな後味があって、 これぞスポーツといった感じ。万人向けの娯楽作品。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-01 09:07:06)《改行有》 1547. 6デイズ/7ナイツ ちょっぴりロマンス、ちょっぴり冒険、ちょっぴりアクション、ちょっぴりスリルと、 予定調和をこなしているように判り易い、まるでコンビニのような映画。 たまにはこういう単純な作品もいいけど、ヒロインの女の子がガサツ、うるさい、 生意気というキャラで、それがとても癇に障った。ハリソン・フォードは可もなく不可もなく。 ヒロインの彼氏のほうが妙に可笑しかった。[地上波(吹替)] 3点(2011-08-01 08:43:22)《改行有》 1548. リーサル・ウェポン2/炎の約束 シリーズの第2弾。アクションシーンが多くなり、娯楽性が前作より強くなっている。 公開時のヒット作品ではあるけど、今観ると、80年代のアクション映画だなといった感じ。 ストーリーは悪くはないが、基本的には二人の刑事のキャラを楽しむ内容。 王道のアクション映画ですな。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-01 08:34:07)《改行有》 1549. 鬼婆 鬼婆と言えば、旅人を襲う山姥を思い浮かべるが、 こちらの作品は人間の三大欲求でもある食欲、睡眠欲、性欲を追求した内容で、 鬼にも似た人間の本能や醜さをとことん描いた作りになっている。 "生きるために、人間辞めて獣になりますか?"といったキャッチフレーズがぴったり。 乙羽信子はびっくりするほどの汚れ役で女優魂を感じたが、 吉村実子もいかにも昔の女の人といったルックスで、こちらも中々良かった。 佐藤慶はまるで竹中直人みたいだったが、彼の存在があることで凄まじい展開を見せてくれます。 ラストの演出はお伽話のようになってしまい、「ん?」と思ったけど、テーマは十分伝わる。 よくこんな映画作ったなぁと感心はしたが、もう一度観たいとは思わないな。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-01 08:18:03)《改行有》 1550. IT/イット〈TVM〉 これは劇場用映画ではなく、テレビ映画だったと思う。 スティーブン・キング原作の作品は設定が面白く、恐怖心を煽る演出もいいのだが、 肝心のラストにきてショボイというものが結構多い。これもその内の一つ。 オチのお粗末ぶりには呆然としてしまった。 "イット"の象徴として、せっかく不気味な赤いピエロを登場させた演出も物の見事に空回り。 何とかお話を収拾させようとした無理が、ラストで大きく目立ってしまった。 鑑賞当時は前後編のビデオで鑑賞したと記憶しているが、 他の映画を二本借りておけば良かったと本気で思った作品だった。[ビデオ(字幕)] 2点(2011-08-01 08:08:23)《改行有》 1551. スタンド・バイ・ミー 演出が優れているせいか、とにかくスクリーンから伝わる雰囲気がいい。 友情ばかりでなく、子供なりに抱えている問題や苦悩などがしっかり描かれているので、 自然と感情移入ができてしまう。特にリーダー格の少年はその見かけとは裏腹に、 繊細な部分まで表現しているのには驚いた。ただ全体のストーリー面を考えると、 それほど内容があったという印象は受けない。これはいらないのでは?というシーンもあるし、 単に懐かしい思い出話を語っているだけ、という見方もできる。 十代から二十代にかけての友達はかけがえのない物、という事は誰もが知っていることであり、 それだけがテーマというのもちょっと寂しい。主人公は今現在を生きているのだから、 そのあたりで何かもう一つ、ドラマとしての芯が欲しかったような気がする。 ノスタルジーに浸りたいだけなら、この映画は満点なのだが・・・。[映画館(字幕)] 7点(2011-08-01 07:38:40)《改行有》 1552. もういちど殺して いわゆる悪女を題材にした、ちょっとストーリーの凝ったサスペンス。 そんな女に鑑賞者共々心奪われてしまうところが、この作品の妙味のはずなのだが、 ヒロイン役の女優に今ひとつ魅力を感じられず、この映画の大きな欠点となってしまっている。 それに加えて演出が悪いので、見せ所で盛り上がりに欠けるという結果になってしまった。 ストーリー自体はよく出来ていて、非常に勿体ない作品。取りあえず男性向けの映画。[地上波(吹替)] 3点(2011-08-01 07:18:37)《改行有》 1553. お早よう 核となるストーリーはなく、主人公一家の向こう三軒両隣を中心に、 昭和30年代の家族の暮らしと生活風景をコミカルタッチで表現している作品。 わかりやすく例えれば、アニメのサザエさんのような構成。 細かいエピソードを散りばめており、結構笑える。 ただロケーションが、彼らの住む川沿いの建て売り住宅のような場所ばかりで、 当時の風景描写があまり見られないのが残念だった。 キャスティングは安定感があり、杉村春子が相変わらずいい味出している。[DVD(邦画)] 5点(2011-08-01 06:37:12)《改行有》 1554. ダイ・ハード4.0 世界一 "ついていない男" マクレーンが、サイバーテロと対決するシリーズ第四弾。 ストーリーの流れは「1」を踏襲したような形で、違いはビルの内か外かだけ。 ただ今回は行動範囲が広い分、繋ぎ繋ぎのシーンではやはり無茶と思われる場面も多かった。 吹き出しちゃうシーンもあり、本来ならもっとハラハラドキドキさせて欲しいところなのだが、 もうしょうがないか。「1」の満足感には到底及ばないが、派手な映像満載で、 アクション物としては十分に楽しませてくれる。でも・・・さすがに飽きてきたかな。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-01 06:19:28)(良:1票) 《改行有》 1555. 偽装の女 とても昭和12年に作られたとは思えない、面白い設定のラブコメディー。 現代でリメイクすれば、きっとアラサー以降の女性たちに注目されるのは間違いない。 ただ残念ながら、本作ではその設定が劇中にうまく生かされていたとは言い難い。 コメディーパートはクスッと笑える程度だし、ストーリーのほうも特別大したヒネリもなく、 至って普通のラブロマンスになってしまった。まあ製作年を考えると、仕方ないか。 そこそこ楽しめる作品だとは思うけど・・・。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-01 06:13:06)《改行有》 1556. 世界で一番パパが好き! ほのぼの映画の教科書みたいなハートウォーミング作品。 特別凝った設定や展開はなく、気楽に観れる安心感がある。 有名俳優たちがゲスト出演していてびっくりしたんだけど、 物語の核となるシーンに突然登場してきて、一番おいしい所を持っていくという、 まさにとんびに油揚げシーンには唖然とした。個人的にはこういう演出は好きではない。 リヴ・タイラーのガタイがいいのには驚いた。身体を鍛えているのだろうか?[地上波(吹替)] 4点(2011-08-01 05:44:03)《改行有》 1557. スーパーの女 さすがに今度は外れだろうと思ったら、予想に反して面白かった。 雇われ助っ人という、昔からある用心棒のようなシチュエーションが判り易くて、 結果はわかっていてもつい引き込まれてしまう。それにしてもスーパーの裏事情はよく調べたよね。 そういったシーンをふんだんに取り入れることで、地味な内容でも飽きることなく鑑賞できた。 お薦めのストーリーコメディー。[地上波(邦画)] 6点(2011-08-01 05:32:20)《改行有》 1558. 脱出(1972) 《ネタバレ》 川下りに挑戦した4人の男達を襲う危機を描いたサスペンス。 ジョン・ヴォイトが若く、バート・レイノルズが懐かしい。 男たちのセリフを聞いていると、あまり深い友人関係というわけでもなさそうだが、 そのあたりの設定が今ひとつ不明瞭なため、中々物語に入っていけない。 大の大人が無謀な冒険をする展開もちょっと無茶。 それ以上に、彼らを危機的状況に陥れるきっかけとなった"ある事件"が何ともショボい。 もっと他に適切な設定があったのでは? 一応サスペンスなので、登場キャラたちの心理描写も物語を構成するうえでの 重要ポイントになるはずなのだが、こちらもしっかり表現できているとは言えず、 見所は彼らが劇中で見せるギターとバンジョーのセッションだけ、という結果になってしまった。[地上波(吹替)] 2点(2011-08-01 05:25:21)《改行有》 1559. キッド(2000) ディズニーらしく映像の雰囲気は中々いいが、 当たり障りのないファンタジー系ドラマで、ストーリー展開としての妙味はあまりない。 序盤の状況設定だけで、もうほとんどの人は先が読めてしまうだろう。 子役がブルースと全然似てないのはご愛嬌だが、ラストも本当にあっさり系。 単にほのぼのしたいという目的だけなら、普通に楽しめる作品だと思う。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-01 05:15:54)《改行有》 1560. 天使のくれた時間 《ネタバレ》 家族第一主義のアメリカらしい、ハートフルなラブファンタジー映画。 あの時違う人生の選択をしていればとは誰しも考えることで、面白い所を突いているんだけど、 残念ながら、この作品の内容はそういった夢想の域から脱してはいない。 そもそも幸せの価値観は人によって異なるもの。別の人生を選択したからって、 必ずしもそれが一番正しかったとは言い切れないはず。 本来のテーマとしては、愛の大切さを知るということより 大切なものを見失わない人生を送るということなのだろうが、 この映画のお話からは前者のほうしか伝わらず、正直物足りなかった。 キャスティングと雰囲気のある演出で、テーマの甘さをカバーしているといった印象の作品。 まあファンタジー映画だから、それほど深く考えなくていいんだろうけど ・・・やっぱ納得いかないな。子供はどこ行っちゃったの? かわいそうじゃないか。[地上波(吹替)] 5点(2011-07-31 11:53:29)《改行有》
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