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141.  コンスタンティン 映像と雰囲気はいいんですが、ストーリーはイマイチ。展開の全てが想定内。意外性ナシ。 登場人物達のキャラクター設定はいいんですが、その設定をまったく生かしきれてない。 ヒロインは刑事である必要性、ゼロ。双子である必要もほとんどナシ。 キアヌの助手の少年の存在も、オマケすぎ。そもそも、あのキアヌのキャラで助手がいるのは不自然。 キアヌがヘビースモーカーという設定は、緩慢な自殺を選択しているという意味であろうから納得なのですが、肝心のキアヌが全然スモーカーに見えない。タバコの吸い方、ヘタ。この人、ホントは健康ヲタクなんじゃ‥(知らんけど)。 まぁ元からキアヌはキムタクみたいなもんで、何演じてもキアヌにしか見えないので、別の俳優を使った方がよかったんじゃないかなぁ。 なんちゅ~か、日本の少年漫画を読んでるみたいでした。 この映画、ターゲットがティーンならわかるんだけど、大人が見たら退屈するかも。[DVD(吹替)] 5点(2011-10-30 00:33:25)(良:1票) 《改行有》

142.  キャビン・フィーバー(2002) 《ネタバレ》 タイトル「キャビン・フィーバー」ってのは、キャビンで大熱狂!って事?それともキャビンで伝染病が発生!って事なんでしょうか。まぁどっちでもいいですけど。 タイトルからして、ふざけてますよね。途中まで真面目に観てましたが、パンケーキ少年が回し蹴り攻撃をしてきたり、主人公がプロの殺し屋に変貌したあたりから、「ヲイヲイ」という気持ちになりました。 わざわざ死体をひっくり返して池に落ちたり、泣きながら無駄毛処理をして症状を悪化させたり、主役達の意味不明な行動はパンケーキ少年とどっこいです。 それにしても、田舎の人間は都会の人間が嫌いね。主役達が来た都会ってそんな大都会でもなさそうなのに、それでも「街から来た」ってだけで、「災難を持ち込みやがって」みたいな憎悪を持つのはナゼなんでしょう。過去に一人町から来た悪人がいただけで、それ以後「街のヤツは全員悪い」という考えになってしまう感じ。ヲッカナイですねぇ。 保安官のコスプレしているような若い保安官や、映画にまんま出てくるような排他的・独善的な警察官は、ギャグのよう。 ラストで雑貨屋に村の人々が集まって祭りっぽい雰囲気になりますが、あの人たちは一体ドコから出現したの?湖の向い側の家以外、どこにも民家なんてなかったのに。 主役が岸辺に捨てられてましたが、キャビンの他の死体と一緒に始末しないのは、ナゼ?発生源を特定しないのはナゼ?もしや「都会モンが持ち込んだ」ですませちゃった? 雑貨屋は感染広げるために祭りを開いたワケ?なぜこのタイミングで祭り? ‥様々な謎が残ります。まあ別に解けなくてもいいですけど。 最後に、汚染水で作ったレモネードを警察官や町の人間達が飲み、「コイツらも感染したか」と観客側の溜飲を下げたところで、汚染された水をミネラルウォーターとして出荷するトラックが発車、というのは、すごく上手かったと思います。「いつも買ってるミネラルウォーターって、ナニ入ってるかわかんないじゃん!」と、観客側をちょっとゾッとさせたのは間違いないでしょう。 ともあれ、観ている間、多少引くことはあっても退屈する事はありませんでした。「ホステル」がよかったから観てみたのですが、あっちこっち「ヲイヲイ」な箇所があるとはいえ、やはり才能の片鱗は感じられた映画でした。 怖くないし、2度は観ないけど、期待しないで観るならヨシ、です。[DVD(字幕)] 5点(2011-10-03 00:31:22)(良:1票) 《改行有》

143.  アカルイミライ 《ネタバレ》 アカルイミライ‥‥か。そりゃ夢の中くらいでしか遭遇できないもんかもね。 その前に、浅野忠信って演技うまいすか? にやにや笑ってるだけで評価されてしまうお得な俳優ではあるけれど、なんか下手じゃないすか?今回、ベタベタな演技しか見れませんでしたが。 逆に、オダギリジョーはよかった。 名前くらいしか知らない俳優ですが、素でやってんの?と思うくらいにはよかった。 映画のテーマなどは、知らん。 わかりやすく文章で書けるようなメッセージはなかった。逆に、だからよかったと思う。 十代の若者がどう受け取るかは、大人に育ちきったワタシにはわからない。 逆に、大人の立場でみているから、有田父の言葉は心の琴線に触れた。 「許す。わたしは、きみたちを許す」 これは、自分がどん底で苦しんでそれでも他者への愛情を失わずにいられたという経験なくしては、言えない言葉だと思う。他人を切り捨てる事がどうしても出来ない、やさしい(ある意味では弱い。そして強い)人間でなければ決して言えない。 そして、私自身は決して仁村に言ってやれないであろうから、有田父の言葉に涙が出た。 はたして、現代の日本のどれくらいの大人たちが、有田父のようなやさしさと強さを持っているでしょうかね? 自分自身のことを含めて自戒しました。 そういう意味では、仁村が前進するまでの話ではなく、前進するために子ども達が必要としているものを、大人たちが与えられているだろうか?というメッセージを受け取ったのかもしれません。[インターネット(字幕)] 5点(2010-10-02 20:45:36)《改行有》

144.  アレキサンダー 《ネタバレ》 壮大な‥あまりにも壮大な‥‥ホモ映画でした。。。 確かに退屈はしませんでしたが、こんなに長いのに「内容が薄い!」と感じるのはなぜなんだろ~?なんだか、戦闘シーンと宴会シーンをやたらと繰り返してたような。 内容ですが、アレキサンダーとその母親に焦点を当てすぎではないだろ~か。それがアレキサンダーがしつこく東方遠征を目指した理由なんだから仕方がないのですが、もう少し他の脇役たちの描写が欲しかったなぁ。 側近たちの謀反や謀殺へ至る心理描写があっさりしすぎていて、なんか映画としてもったいない感じ。そこら辺がもう少し描けていれば、アレキサンダーが「イヤだ!もっと先へ行くんだい!」と喚くだけの魅力のないワガママ男みたいにはならなかったのではないでしょ~か。 重要な脇役たちの人物が描かれていないためか、あれだけの距離を移動し、国を征服し、多くの人物と出会ってきたにも関わらず、アレキサンダーの他者との関わりはなんと底が浅いことか、結局は両親と恋人だけかい?という感じになってしまっている。 まあ、それだけ「英雄は孤独なものだ」「英雄は理解されないものなのだ」と言いたいのかもしれませんが、その「英雄」のアレキサンダーがまったく魅力的ではない!というのが、実は一番問題なのかも~。コリン・ファレル、金髪似合ってないし(笑) ストーリーですが、東方遠征の理由が、母親から逃げたいのが一番と、他に英雄的な生き方を信望していたとか、父親から「男らしさ」という影響を強く受けていたとか、全部子ども時代でバラされていて、謎がまったくないのもなんだかなぁ。。。 それに父親殺害のシーンを、わざわざ回想にしたのは何のためなのか?ストーリー的にはその必要はまったくなかったのでは?なんかメリハリつけたかっただけって感じ。 最後にひとつ。顔と名前が一致しないままの人物が多くて、観終わったあと、消化不良気味です‥(って、ワタシが阿呆なだけかもしれません‥。)5点(2005-02-12 00:48:57)(良:1票) 《改行有》

145.  鳥(1963) 終わった時、隣で相棒くんが「えっ?これで終わり?!」とショックを受けてました。 「あ~。うん、これ、パニックものだから」と答えましたが、確かに大人になってから観たら、消化不良というか物足りないかもしれませんね。 私自身は子どもの頃にTVで観たので、「へー、外国では鳥って人を襲うんだぁ。怖いんだなぁ」という間違った知識を身に付けて終わりましたが。 今観ると、劇中の人々の反応や対策・動作がスローモーで、非常事態だってわかってるのか?とちょっとイラつきました。 「昔の人って、のんびりしていたんだなぁ」と、これも間違った知識(の様な気がします)を身に付けて終わったのでした。5点(2004-08-10 19:51:33)(笑:1票) 《改行有》

146.  マイノリティ・リポート DVDでよかったなぁ。映画館へ行ってたら、観終わった後ムッとしていたよ。 サスペンスを求めて観たので、逃げるアクションのシーンが退屈で困った。 軽めのアクション近未来物として観るなら、結構いいのではないでしょーか。小道具とか、よく考えてあるし。 しかし、サスペンスとしては無茶苦茶失敗してるだろ~。 いたるところ、穴だらけ(笑)。 あげるとキリがないので指摘しないけど、最初の設定からしてまず有り得ないのを納得させてくれないまま、ずんずんストーリーが進んでいってしまうのは、手抜きなのか・観客をなめとるのか・ふざけてるのかどれなんだ。 ラストも無難にキレイにまとめてくれて、ああ、これは映画をなめとるのかな~と。 楽しく小物に凝ってるうちに、全体が見えなくなっちゃったのかな。だとしたら、基本が間違っとるよ~。 結局、スピルバーグはなにをしたかったんだろ?金儲け?5点(2004-07-16 00:23:19)《改行有》

147.  天国の門 頑張って観たなぁ、と自分で自分を褒めてあげたいです!クリストファー・ウォーケンが観たくて頑張りました。ミッキー・ロークなんてホントに出てた?ごめんなさい、覚えてないです!非常に力が入った作品なのは理解できます。が、何と言っても長すぎです!!もしもあと1時間短かったら、きっともっと多くの人が観るのではないでしょうか。もったいないな。5点(2004-05-24 23:07:44)

148.  キル・ビル Vol.2 エル・ドライバーは実は男でオカマで‥‥というオチを期待していたのは、私だけだったのでしょうか。ダリル・ハンナが男にしか見えなくって大変困りました。 ビルの語りは長すぎて眠りそうになりました。殺し屋の生き方を熱く洒落っ気たっぷりに語りたいタラ監督の好みはわかるのですが、殺し屋とスーパーヒーローを一緒くたにされた時点で、私の頭に「?」マークが。大体なぁ、愛(ビル)の為に殺しをしてきて、妊娠したら子どもは闇世界とは違うところで生きて欲しいって、そんなの、ムシがいいだろ!ビルと二人で立派な殺し屋に育てろっつーの!と、ブライドに全く共感できず困りました。 余計なシーンも多々あって中だるみしていたので、1もいらんアニメ等をカットして、1本の映画として上映した方がよかったと思います。1に比べて平坦に流れていったので、イマイチでした。ちょっとガッカリ。5点(2004-05-24 17:35:11)

149.  ザ・リング 怖くなかった。もちろん、リメイクだから先がわからない怖さがないってのもあるでしょう。でもでも、全然貞子‥じゃない、サマラが怖くないんですけど~。死ぬ前は可愛いフツーの女の子だし、死んでからは瞬間移動して追っかけてくるし(笑)。向こうは幽霊も活動的でデジタルだよなぁ。曖昧さがなくて輪郭がハッキリしすぎの幽霊や呪いって、ど~なんでしょう?アメリカのユーレイものって、結局モンスターが人を追っかけて殺す話になっちゃう。笑えこそすれ恐怖はなかった。唯一日本版より怖かったのは、みなさんの死に顔です。さすがに特殊メイク技術はスバラシイ。5点(2003-12-14 00:32:11)

150.  海の上のピアニスト 熱でうとうとしながら見たんで、かな~り見落としちゃいました。 「ピアノ勝負?ありえん!」とか、「おいおい、ちゃんと調律してんのか?湿気てないか?」とか、「あんな出生で無事育ってピアノの天才になりましたーなんて、なかなかついて行くのが困難な設定だ~」とか、ぼんやり思っていた記憶が残ってます。あまり物語に感情移入出来なかったようで残念です。これは一種のおとぎ話なのだとは思いますが、テーマが伝わってこなかったので(たぶん熱のせい)、あのラストをどう受け止めればいいのやら。「誰か船から引きずりおろしてやれよ!自殺幇助罪だろ!みんな冷たいな~。彼の意思を尊重するふりして、彼のその後の人生をサポートする気が全然ないってことだろ!」と思ってしまったのは、おとぎ話に入っていけず、現実の目で見てしまったからだと思う。おとぎ話としても、『彼は結局船から降りられずに死んでしまいました‥‥』なんてのは、戒めや象徴としての話にはなれど、感動話にはならんと思うし、しちゃいけないのではないか。な~んて、熱でぼぼーと見ていたくせに偉そ~な事言うな!と自分に突っ込み。5点(2003-12-03 01:36:43)《改行有》

151.  マトリックス リローデッド 途中で何度DVDを早送りしようとした事か‥‥ いらないエピソードが多すぎなんじゃないでしょうか。まだ3を観てないのだけど、全2作でOKなのでは?!と思うくらい、いらんエピソードが多かった。 映像がいい!と聞いて期待したのもマズかったか。やや期待ハズレ。悪くはないんですが。 たぶん、「こーゆうカッコいいの観たかったんだ!求めてたんだ!」という人もたくさんいると思う(だからこそのヒット)。でも、ワタクシにはどーやら合わなかったようデス。ワタクシが映画に求めている物がひとっつも入ってナイ…というのは、言い過ぎか。 でなワケで、映像は8点、ストーリーでマイナス3、この点数で。 [DVD(字幕)] 5点(2003-11-24 20:00:20)《改行有》

152.  ターミネーター3 T1~2で出来上がっているストーリーの流れからはずれないように、シナリオ作りを頑張りましたね。パチパチ。しかしそのやり方だと、とーぜん前作は越えられない。それでも続編を作るのは、シュワちゃんにまだ需要があるから?でも彼がオールヌードで登場した時に「待ってました!」と思った観客が一体どのくらいいるのやら。 ただ、ストーリーはイマイチですが、アクションや展開の工夫が結構よくて、最後まで飽きさせません。頑張ってますね。 ラストは合格!ああならなくっちゃ、出来すぎだし不自然を感じたと思う。なので映画の出来としては、平均点は行っているのでは? でも、平均点を目指した映画だったら、作らないほうがよかったかも。2作目がよかっただけに、3に期待した人はきっとガッカリしたのじゃないかな~。 あと、キャスティングに文句を言いたい。ターミネーター役の二人にお金を使いすぎて、人間役ケチった!?って感じが…。ジョンは追っ手から逃れるため、顔をぶさいくに整形したという設定か?!アクション映画なんだから、主役のビジュアルにこだわりをお願いします…。[映画館(字幕)] 5点(2003-08-12 23:05:08)《改行有》

153.  ハロウィン(2018) この作品、別の映画の続編だったんですね!な・る・ほ・ど…。 それを知って観ていたら、もう少し評価が上がったかもしれません。 序盤の殺人鬼の描写や殺人鬼を迎え撃つ気満々の女性等など、匂わせというか勿体ぶった設定だなぁ…と思ったエピソードは、制作側からの「その後の皆さんです」という紹介だったわけですね。なるほど。 まあそれでも、話の展開がすべてお約束通りで意外性はゼロ、しかもその「お約束を丁寧に丁寧に」作っているので、途中で退屈しました。それは続編であろうとなかろうと、この作品の最大の欠点だと思います。 お約束以外の部分がまったくなく、かろうじてクライマックスでヒロインの母(おばあちゃんの娘)が殺人鬼をだます部分だけは、「おっ」と思いました。でも本当にそれだけ。 料理とかと違って、定石を丁寧に作ったからって映画のクオリティは上がらないんですねぇ。そりゃそうか。 殺人鬼を迎え撃つおばあちゃん(というには若くて壮健)にもっと寄り添ったストーリー展開だったらよかったのかも。十代のヒロインはお約束通り泣き叫んで逃げるだけの役で、おばあちゃんを信じない母親は何もしないし、普通に殺人鬼に人が殺されていくだけでストーリーに工夫も意外性もないしさ、見るのが面倒くさくなっちゃいましたよ。 制作側は楽しく作ったのかもしれませんが、観客あっての映画ですから、もう少し観る側のことを考えた映画作りをしてほしかったです。[インターネット(吹替)] 4点(2022-03-19 14:55:34)《改行有》

154.  Dear Friends ディア フレンズ 《ネタバレ》 感動モノというには、あまりにも雑さと破綻が目立つ作品。 まず、主役のリナがなぜあそこまでヤサグレてしまったのかの説明が一切ないのが、観客の感情移入を阻んでいると思う。 小金持ちの家の一人娘として両親に溺愛され、たぐいまれなる美貌も持って生まれたリナ。 彼女に近づいてくるのは、男も女もその美しさを利用しようという人間ばかりで、そのため彼女は人間不信になった…的な説明はあるものの、あそこまでヤサグレる理由としてはあまりにも弱すぎて、こっちはいまいち納得いかない気分のままリナの荒れぶりをみせられることになる。しっくりこない。 病気になっても、今までの所業がたたって、ちゃんと見舞いに来てくれる友達もいない。そりゃそうだよな~と見てる側は思うワケで、そこに「だって友達だから」とストーカーのようにつきまとうマキの出現は、感動ではなく恐怖をよんだよ…。 結果から見れば、マキは自分が難病だったからこそ、密かに友達として慕っていたリナが病気になった時に放っておけなかったわけで、その行動はおかしくないはず…なのだが………。 本仮屋ユイカの演技がキワモノすぎて、マキが変な子にしか見えなかったよ。 一番よくなかったのは、リナの癌もマキの筋無力症も、表面だけの知識しかない人間が描写した感じしかしなかったところだ。 乳がんで乳房を全摘したら再建手術をするのが一般的で、現実ではあんな傷跡にはならない。ああいう傷跡になるという認識は、もう数十年以上前のものだ。 男が逃げ出すシチュエーションを描きたいためにテキトーに乳がんという病気を使った感がすごくあるのだが、現実にその病気に罹患して闘病している人は多いのだから、もっとちゃんと病気について学んでから使うべきだろう。 そういう知識のない若い人がデキトーに作りました、という感じが最後まで消えないのが、残念。 途中で死んじゃう子役の子も、「けなげに病気と闘ったけど力尽きて死ぬかわいそうな子」「リナの事をすごく慕ってくれた子」という役をストーリー上必要だから振り分けられただけ、というのがアリアリだったし。 結局、荒れてた女子高生が病気でさらに自暴自棄になった時に救ってくれたのは友達で、しかしその友達はもっと重い病気で、友達を介護するために彼女は立ち直って看護師になりましたっていう、「感動的な筋書き」ってのが最初に決まってて、そこにテキトーにエピソードを作ってテキトーに配役してって言う感じが見え見えで、しらけるったらないよ。 こんなんで感動できるのは、「誰も自分をわかってくれない」って中二病をこじらせているティーンの子だけじゃないのかな。 すべてがテキトーで雑で嘘っぽいストーリーだったけど、北川景子の美しさだけは本物でした。[インターネット(邦画)] 4点(2020-07-03 19:08:34)(良:1票) 《改行有》

155.  リグレッション テーマが「性的虐待」「悪魔教団がらみ」とくれば、興味を持つ人は多そう。 そこへ「実在の事件」とアピールしたら、作品の出来とは関係なく、そりゃあ興行的にはそこそこ成功するんじゃないか。 しっかりと取材したドキュメンタリーじゃないんだったら、実際の事件にインスパイアされて制作しよーとしまいと作品の出来不出来とは関係ないんだから、いちいち持ち出すのは止めてほしいな。 それにしても主役の刑事、どこかで見た顔だと思ったらイーサン・ホークだった。年取ったなぁ。 彼は、悪魔教団の存在を信じて調べていくうちにどんどん心理的に追い詰められていくのだが、なんでそんなに追い詰められていくのかが、さっぱりわからなかったです。 彼が受けた実際の被害って、無言電話だけじゃん。なにをそんなにビビッているのか。 実は神の存在を信じているから、ひっくり返って悪魔も信じているんだろう。だから頭っから疑わず、悪魔教団の存在も信じちゃうんだろう。それで「組織に狙われる!」と被害妄想に陥ったのかもしれない…が、タフネス刑事のくせに、ココロ弱すぎだろう。 単純すぎて、頭っから被害者の言うこと丸飲みしちゃうしね。 同僚が被疑者になったら、それもすぐ信じちゃう。ヒドイ…。まぁマッチョな刑事だから、可憐な美少女が泣いて助けを求めてくるのを、加害者だと疑ってかかるのは難しいのかな。しかし刑事のくせに…と思ってしまうのだが。 確かに現実には、そんな単純な手に引っかかるか???と、思う人ほど、引っかかっちゃうんだろうなぁ。オレオレ詐欺の電話が実際にかかってきたら引っかかっちゃうみたいに。 しかしつまらなかった。 虐待は本当だったのか、教団は本当に存在するのか、どちらが本当かわからない謎をミステリアスに描くこともできたはずなのに、主役の刑事さんのビビった妄想夢や仲間内の喧嘩ばかり披露されて、いまいちストーリーが盛り上がらなかったです。 ラストも、大して衝撃的でもないし。 最後にもっともらしく、催眠療法については現在こういわれている…とか字幕で出されるのも、カウンセリングが一般に流布されていない日本では、はあそうですが、という感じでしょう。 大きく振りかぶった割にはヒョロヒョロ球でした、という作品でした。残念。[インターネット(吹替)] 4点(2020-06-29 16:03:43)《改行有》

156.  アス 自分だけじゃなく、家族まるごとドッペルゲンガーという発想はよかった。家の外で、手をつないでじっと動かない影になっているドッペルたちのシーンが一番怖かった。動き出してからは、普通のホラーになってしまったが。 子どもみたいにはしゃいで緊急時もジョークを飛ばすばかりの父親には、かなーりイライラした。よく妻も子どもたちもつきあってやるもんだ…愛だね。 まあ強い妻がいるから、夫も子どもでいられるんだろう。子どもたちも反面教師でしっかりするし、観てるこっちはイラつくけど、いい父親なんだろう。 主役一家のドッペルたちは、他の家族のドッペルみたいにサクッと殺さないから反撃されて逆襲されてしまう。主役一家が助かるためには仕方がない演出だが、それも度を過ぎていて不自然だ。 そして、ドッペルさんが種明しをした時点で、あまりの荒唐無稽さに、苦笑。盛り上がりを前に、気持ちが冷めてしまったよ…。 色々と言いたい事があるのはわかる。テーマを打ち出したい気持ちもわかる。でも観客をしらけさせちゃあ、映画としては失敗じゃないのかな。 ここまでくると、ラストの捻りも、想定内だしどーでもいい感じがした。 主役一家たちのキャラクターは立っているし、それぞれの関係性もファミリーの会話もすごくしっかり描いている。細部は非常に凝っているけど、全体のバランスがかなり悪くなってしまった、という感じかな。脚本がもう少し自然だったらよかったのに、残念です。[インターネット(吹替)] 4点(2020-06-29 14:01:28)《改行有》

157.  監禁/レディ・ベンジェンス 《ネタバレ》 復讐というより、自分と同じように拉致&監禁されている被害女性たちを救い出そうとするストーリー。 女性たちを助けて回るうちに、犯人グループの男どもと遭遇して殺し合いになったりするが、まったくの不可抗力で問題を感じない。 むしろ、犯人がヒロインを脅したり憐れみを誘ったり取引を持ち掛けてくるのに対し、「もっと冷酷になれ!自分がされたことを忘れるな!殺されるぞ!」と、人間的なヒロインをもどかしく思ってしまった。 そうして、最初はいちいち動揺していたヒロインだが、徐々に殺しをためらわなくなっていく。というか、そうならないと犯人グループに殺されるのがわかっているので、強くならざるを得ないのだ。 それにしても、銃を突きつけられた犯人たちは、口をそろえて「悪気はなかった」と言うのだが、それが弁解になるとでも思っているのだろうか。 「悪気がなければ何をしてもいい」と、どこかで教わったのだろうか。 「お前らに悪気があろうとなかろうと、関係ない。自分のした事の結果を引き受けろ」と言って一発お見舞いしたいくらい、非常に耳障りだった。 ストーリーの要所要所に、拉致以前の、恋人とデートを楽しむヒロインの平穏な回想のムービーが挟まれる。これにはどういう意味があるのか、彼女の変わりようを描いているのか、何かを示唆しているのか考えていたら、オチはああやっぱり、でした。 まあそれは、大したオチじゃないので、いいとして。 ラスト、犯人の一人を殺さず、彼の家族のいる家に返し、去っていくヒロイン。 そこにまたフラッシュバックのような回想が入る。最後の回想。 彼の捨て台詞。ヒロインから大切な存在を奪い取り、言い放った決して許せない言葉。 その言葉を思い出し、ヒロインは彼の家に帰る。 彼を殺すために、だろう。 それは正解だ。野放しにしたら、また同じことをする男であることは、わかりきっているのだから。 ヒロインは、犯人を殺したらさっさと逃げるのだろうか。 それとも、彼の妻と娘をも殺してしまうだろうか。 それはわからないまま終わるのだが、そこでこの作品のタイトルを思い出す。 レディ・ベンジェンス、原題BOUND TO VENGEANCE、要するに『復讐』、『復讐への束縛』だ。 誰のための復讐だったのか、自分だけの復讐ではなかったことが、最後の回想からわかる。 復讐に縛られた彼女は、きっと彼の家族を彼の目の前で殺すのだろう。 そう予感させて、作品は終わる。 拉致されレイプされ監禁されるという残酷な描写もなかったし、無実の第三者の死もわざと描かない。 そういう抑えた表現が、この作品の持ち味だ。(犯人たちはいっぱい死ぬけど) 好みは別れると思うが、残酷描写を売りにした作品でない事は確かです。[インターネット(字幕)] 4点(2020-06-17 21:11:43)《改行有》

158.  ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷 有名なウィンチェスターミステリーハウスとその女主人サラ・ウィンチェスターを、まったくの捻りなしに映画にした作品。 しかし…映画なのだから、少しくらい捻りを入れた方がよかったのではないだろうか…と思ったほど、すべてが単純で面白くなかったです。 肝心の屋敷の、160の個室や47個の暖炉、17の煙突、地下室、エレベーター、蜘蛛の巣モチーフ等々がまったく魅力的に描かれていない! ストーリーがだめなら、せめてミステリアスな屋敷を堪能したかった。 これならS・キングの『ローズレッド』の方が、ストーリーもずっと面白い上、屋敷もよくできている。 映画というのは、舞台に本物を使えるかどうかではなく、どう描くかでまったく出来不出来が違ってくるのだから、この題材を扱うのなら、もっと表現を頑張ってほしかったです。[インターネット(吹替)] 4点(2020-06-10 13:33:33)《改行有》

159.  死霊の牙 《ネタバレ》 車いすバイクがカッコいいなぁ。歩けなくたって、ハンデじゃないぜ。ほら、風を感じられる!どうだ!って感じ。少年だもんね。(日本で作ったら非難ごうごうだろうけど) 1985年制作なので演出や音楽が古臭いのは当然かな。脚本が古臭い…と思ったらまさかのS.キングで、原作者がこれでいいって言うんだから仕方がない(笑) TV映像化にあたり、ホラーなだけでなくやはり家族愛(この場合は姉弟愛)を表現しなくちゃいけなかったのかも。お茶の間で観てもらおうとしたら、色々制限というか注文があるよね。特にこの時代は。 しかし、なぜ牧師が狼男になったのか全く分からないまま終わってしまったのは、ちょっとなぁ…。 100歩譲って狼男の存在はOKとしても、なんで牧師がいきなり狼男に?!妊娠させてしまった彼女を自殺させないため?自殺者は天国の門をくぐれないと教義にはそりゃあるだろうけど、人殺しは地獄へ堕ちるんだよ~。しかも彼女以外の町民をいっぱい殺し出したわけもよくわからんまま牧師さん死んじゃって、物語は終わってしまった…。もし牧師さんがこの町にうんざりしていたのが犯行動機なら、とっとと別の町の牧師になればいいのにねぇ。なんだかねぇ。 当時のサスペンスとしてはのんびりした見せ方で別にいいのですが、狼男が牧師だった、退治した、姉弟愛が深まった、以上!で終わらせられたのは不満です。 90分もあるのですから、その他もろもろの細かい部分を描いてほしかったです。[DVD(吹替)] 4点(2019-02-28 12:25:13)《改行有》

160.  ロスト・ボディ(2012) 《ネタバレ》 う~~ん、いまいち。『ロスト・アイズ』でも思ったんだけど、この監督とは相性悪いのかな~。 ジャンルをまたいだ作品は大好きだが、この映画みたいに「あっちとみせかけてこっち、と見せかけて、実は…」みたいな、振り回すのが目的の軽い作品は好きじゃない。 引っかける部分が違うだろう、もっと内容で勝負してくれよ、と思ってしまった。観客をだますための脚本だから、あちこち不自然なんだよね。 死者の携帯電話をあっちゃこっちゃに置いたり、死体袋に入れてみたり、意味があるようで実はナシ。単にホラーにみせかけるための演出で、警部がそれやるのはどう考えてもおかしいだろ。 探偵さんは都合よく旅行に出てるしなぁ。全て観客をだますための演出で、いらない不自然なもの。 それに、復讐のためとはいえ、警部は死体安置所の警備員を殺しかけてしまったわけでしょ。ラストで「人を殺しておいて…」と恨めし気に主役の男を断罪しているが、自分はどうなのさ。本気で人殺しは許せないと思っているなら、もう少し態度に出てもよさそうなもんだ。 つまり、「人間が描けていない」 いいんですけどね…どんでん返し系サスペンスだから。 人間が描けていなくても、トリックを重ねて行ってラストでびっくりさせれば成功!ってタイプの作品だから。そういうのが好きな人には評価されると思うし。 私は映画が大好きで、長年たくさんの作品を見続けてきましたが、最低限人間が描けていなければ、映画としてはいまいちと言わざるを得ません。 この作品はいまいちです。スミマセン。[DVD(字幕)] 4点(2018-01-17 20:52:42)《改行有》

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