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プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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141.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 惜しいなあ、というのが本当に正直な感想。デカプリオは冴え冴えとしているし、トム・ハンクスの堅物ぶりも良い。ストーリーは期待した以上に面白いし、ちゃんと心に残る余韻も持っている。特に父親役を哀愁たっぷりに演じたクリストファー・ウォーケンは素晴らしい。シナリオはきちんと詰まっているし、運びはテンポ良く全体に実に無駄がない。ここまで誉めちぎっておいて本当にかえすがえすも残念で仕方がないのだが、いかんせんこの映画には絵が無さすぎ。ジャジーな音楽、60年代を意識したセンス溢れるアニメーションのオープニングタイトル、随所にちりばめられるレトロなアイテム、一見この時代を非常に良く再現しているかのように見えるのだが、どこからもキネマの香りがしない。60年代の作品であれば、どんな駄作からでもうっすらと漂って来る独特の香り。衣装やセットで可能な限り当時を再現していても、漂って来る空気は確かに21世紀のものなのだ。ここまでやったのだから、というよりはここまでやったのに、現代的な味つけでは済まされないほど、映像のどこからも影が見えて来ない。そしてこれだけ芸達者な出演者たちの誰一人として、60年代の顔をしていない。人の顔って変わりますよね。時代によって、明らかにその時代に特有の表情がある。そういうものが、この映画からはちっとも見えて来ない。たぶん監督がスピルバーグだからなんだと思うけど、この映画に本当に60年代のキネマの香りが出せたら、正直ちょっとした傑作になり得たはずだと思うので、すこぶる残念。レオナルド・デカプリオは腐ってもデカプリオだと強く信じる立場から、彼はやっぱり上手いなあと感心はするけれど、ティーンから大人の役者への過渡期にお約束の苦闘の時代が彼にもやはりあったわけで、どうしてそのタイミングでこの役が降って湧かなかったかなあという無念さも残る。そういう理由から点数的には辛めになったが、話は面白いしデカプリオはやっぱり上手い。観ておいて損のない作品ではあると思う。うーん、でもこれを「映画」とか「作品」と呼ぶのにはとっても抵抗あるなあ。6点(2004-02-07 02:49:47)(良:2票)

142.  ザ・セル 《ネタバレ》 映画って映像だけ素晴らしくても駄目なんだ・・・と心の底から納得した映画。映像だけはイヤってほどいいんだけど、ストーリーが全然追いついてない。というか、ない。人間の心の中に入るという着想はものすごく新しかったし、技術的にはまさにそれができる時代になったんだ、ということも喜ばしいことではあるのだが、入って行った先に期待を裏切ってくれるものがほとんどなかった。というかオズの魔法使い。しかもあれだけ苦労して人の心の中に入り込んでさんざん辛い目に遭わされたわりに、監禁された女の子の救出にはほとんど何の役にも立っていない。要するに無駄骨。つまり人の心の中に入っちゃうのは、物語を目新しくするためだけに用意された仕掛けってこと。せっかくだからその斬新な手法で事件を解決してもらいたかったですが、これって典型的な企画倒れじゃないんでしょうか。ただし映像だけは鳥肌が立つほど素晴らしかったので点数甘め。一見の価値はあると思います。それだけですけど。6点(2004-01-20 23:17:52)(良:1票)

143.  ミスティック・リバー 遺憾ながら、前評判とは全く裏腹にごく普通の地味なサスペンス映画でしかなかった。映像は重厚、演技陣は優秀、シナリオも良く練り込まれていて何一つ問題はないのだが、美しすぎる映像と音楽、演技者達の演技の素晴らしさにストーリーが全然追い付いていない違和感が大きい。これだけの重厚感で盛り上げておきながら、あのオチはないだろう、というのが率直な感想。のっけからショーン・ペンの絶叫する「She's my daughter!」に涙を絞り取られ、予告編で何度も観たはずのティム・ロビンスの苦悩に振り回され、マーシャ・ゲイ・ハーデンの混乱に翻弄され、実に役者の存在感が際立つ作品なのであるが、後に残されるのは人生観もへったくれもないベタベタのミステリー。要するに偶然が巻き起こす運命のいたずらについて、過去を仮定法で回顧する形で「誰の身にも起こり得たこと」として描きたかった意図はわからなくもないが、物語のたどり着く結論が結局人生を変え得るのは教育でしかないという言われ尽くしたメッセージであることの不毛さに脱力した。前半の展開の速さに、「スリーパーズ」の失敗をここで是正しようとしているのかな、という妙な納得はあったが、「スリーパーズ」で児童虐待に励んでいたケビン・ベーコンに、大学教育によって低所得層からの脱出を果たした「勝ち組」を割り振ったのは冗談としか考えられない。クリント・イーストウッド御大は既に1作1作を遺作のつもりで撮っているのに違いないし、それだけの気迫の込められた作品ではある。限りなく良い評価をされる可能性の高い作品だし、おそらく賞レースでも沢山の賞を手にするだろうが、御大と呼ばれるほどの巨匠になってから傑作をモノにする監督が極めて少ないのもまた事実である。イーストウッドよ、誰もあなたに厳しいことが言えない状況は理解できる。でもあなたは決してハリウッドを一括している場合ではないと思うよ。私はあなたのファンです。6点(2004-01-13 06:44:41)(良:4票)

144.  古畑任三郎スペシャル すべて閣下の仕業 <TVM> 久しぶりに古畑任三郎が観れる、ってだけで点が甘くなっちゃうところがあるんですよね。まあ、任三郎の元気な姿が拝めたからいっか、みたいな。今泉君の不在はたしかにえらく寂しかったですね。彼も任三郎を袖にするほどエラくなってしまったんでしょうか。かつてこの作品でスターダムにのし上がったにしてはあまりにも寂しい展開ですね。全体的に懐古趣味でしかあり得ないのでディテールは大目に見ますが、ラストのオチもシリーズポリシーに違反してる気がするし、個人的には「これで本当におしまいかよ。寂しいぞ~~~」と泣いた第2シリーズの最終回で終わっておいた方がポイント高かったです。これ以上やってるとドリフの大爆笑ノリになって行く気がする。古畑任三郎とルパン三世は、会いたいな~、と懐かしがってるぐらいがちょうどいいんです。6点(2004-01-12 15:00:35)

145.  ペイ・フォワード/可能の王国 《ネタバレ》 あのラストさえなかったら、素直に受け入れてしまってたかも知れないぐらいのスゴイ善意のかたまり映画だったんだけど。あそこまでデキすぎの「ちょっといい話」でたたみ掛けて来たんだから、イヤらしいぐらいデキすぎの話でどこが悪かったんだろう?と無駄に深く考えさせられてしまった。どうもあの不幸のかたまり顔のせいで、「ハーレイ・ジョエル・オスメントに不幸を!」とハリウッドが企んでいるような気がする。幸せになることが許されない顔ってあるんですよね。結果的に良かったんだか悪かったんだかわからなくなってしまったし、ヘンに人生の不条理なんかを訴えるより「みんなで幸せになろう♪」って問答無用に逃げ切っちゃった方がバカバカしくて良かったんでは。人生観にまでたどり着くには中盤までが弱かったのかも。それにしても幸せのねずみ講、いつになったら私のところまで来てくれるんでしょう。ずーっと楽しみに待っているんですが。6点(2003-12-28 13:12:20)

146.  ハイ・フィデリティ 品良くセンス良くまとめたのは評価できるが、ジョン・キューザックの凡庸さにもう一つ肩入れ出来ず。こういう世界に逃げちゃうオトコっているんだろうなあ、と思うとイラついてしまい辛めの評価になりました。現代のウディ・アレンとしてどこまでもカッコ悪くキメるかと思ったのに、どこかで自分を捨て切れてない歯切れの悪さを感じる。ジャック・ブラックが出て来なかったらもっと辛い点になったかも。女優陣はひたすら添え物的な扱われ方でしたがさりげなく豪華ですよね。もっと吹っ切れないかなあ。6点(2003-12-28 12:59:46)

147.  マイノリティ・リポート 期待しすぎてしまったかなあ、というのが観た直後の正直な感想。トム・クルーズだから、スピルバーグだから、と安易に期待してしまう自分にも責任はあると思うが、これだけの設定で、これだけの映画しか撮れなくなってしまったスピルバーグにもかつての天才の力量はない。結局、ケイト・モス似の預言者にほとんどの画面をかっさらわれてしまったトム・クルーズにも輝きが感じられない。全編を通して、大作と話題性に依存した観客への侮りが感じられ、作り手の甘さが見え隠れした。普通に楽しめるとは思うけど、スピルバーグってココまで普通の人だったっけ?と思うと怒りに近いものを感じる。死ぬまでに一度でいい、「ジョーズ」を超える作品を作ってもらいたい。6点(2003-12-28 11:25:21)

148.  アニマル・ファクトリー 全体にちょっと狙いすぎちゃった感はありましたね・・・濃いキャラを集めて微妙にハズそうというか。正直、デフォーだけがあまりにもこういう役をやりすぎて来ちゃったキャラだけに、抑えるはずが浮いてしまった気がします。エドワード・ファーロングがちょっと食われて可哀相でした。言いたいことはわかるんだけど、「タフで、皮肉で、ワルなヤツ」をやりすぎちゃったデフォーを持って来たところで、オチがすっかり見えすいてしまったし、当然期待は裏切らないんだけど地味に低いところで落ち着いてしまった気がします。結果月並み。監督、キャストでもっとスゴイものを想像してしまっただけに残念です。あと一押し、という感じです。6点(2003-12-23 15:04:34)

149.  ミッション・トゥ・マーズ 期待したほどつまんなくなかったために、かえって評価が下がってしまった珍しい作品。デパルマが火星を撮る、って聞いてビビッたのは私ぐらいなんでしょうか。なんかこの人、器のスケールが大きくなってもちまちまとメインキャラの少ない映画を撮るんで、もう火星なんか行っちゃってどうすんの?とすくんでいたら案外火星っぽくて仰天した。もちろんデパルマだから火星とか宇宙船の仕掛けなんかもとても美しいのだけど、なんとなく火星がアリゾナの一角にあるような感じがしてそのへんからバスで行けそうなスケール感が楽しかった。犬さん同様、私もラストでは笑ってしまったが、あれはウケようと思ったのではないのだろうか。6点(2003-12-11 01:23:56)(笑:1票)

150.  オーシャンズ11 なんかスターかくし芸大会みたいな映画でしたね。モルモンブラザースに唯一笑えたけど。テーマは「アンディ・ガルシアを救え!」かと思いましたが、あんまり救われてなかったような気もします。誰か助けてあげて下さいな、腐ってもアンディ・ガルシアなんですから。関係ないけどブラッド・ピットとジョージ・クルーニーは「マット・デイモンを『アメリカで最もセクシーな男優10人』に選ばせる運動」というのをやっていたそうですが、この映画はその運動の一環だったのでしょうか。6点(2003-12-09 23:40:56)(笑:1票)

151.  ムーンライト・マイル 見る前からだいたいのストーリーとオチがわかってしまいそうなキャストならびに宣伝内容であったわりには最後まで飽きずに楽しむことができた。まあスーザン・サランドンが出ていてこの程度だったら残念ながら映画としての出来は正直あんまり良くないでしょう。守りに入ってしまわれましたね。残念なことです。6点(2003-11-22 23:25:16)

152.  U-571 《ネタバレ》 潜水艦とその乗組員もさることながら、沈みかけていたマシュー・マコノヒーも救ってしまった点を激しく評価したい。緊迫感もちゃんとあるし、観ていて飽きなかったので私は好き。暑苦しいマシュー・マコノヒーが単なるやる気溢れるお坊ちゃまから頼れるリーダーの表情に成長して行く姿は育てゲー系ストーリー大好きな自分としては非常に満足できるものでした。まあ全体としてお約束な感じは否定しませんが、こういうのもたまにはいいんじゃないでしょうか。面白かったです。 6点(2003-11-22 18:04:38)

153.  A.I. セオリーから何から、もう全然ダメダメなんだけど、ジュード・ロウのジゴロ・ジョーに敬意を表して6点。ハーレイ・ジョエル・オスメントの卑屈な個性は観る人を辛い気持ちにさせるが、役柄にはちゃんとマッチしていたので良い。普通に訴えるものはあるんだけど、訴えているものが普通すぎて特に新しい驚きはない。ただひたすら、ジゴロ・ジョーが素晴らしい、それだけ。6点(2003-11-22 17:46:06)

154.  シャドウ・オブ・ヴァンパイア 作り手の方が楽しんじゃってる映画ですね。その楽しさに共鳴できる人には楽しい作品ですが、できない人にとっては「?」な映画なんじゃないでしょうか。個人的にウィレム・デフォーは大のご贔屓ですので辛さは感じませんでしたが・・・。いつものことですが宣伝配給側も、もっと熱心にこの映画がコメディであることを宣伝してもらえれば、観客もそれほど戸惑わずに済んだのではないかと思います。仕掛けとしては楽しい作りになっているので、シニカルなコメディが好きな方ならけっこう楽しめるのではないでしょうか。6点(2003-11-22 17:22:21)

155.  マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 拍子抜けする、ってほどじゃないですが、やはり国民性の違いもあってか、口コミで爆発的ヒットにつながる、というほどではない気がしました。それなりに良く出来た楽しめる作品ではありますし、泣かせどころは非常に上手いな、と思うんですが・・・。 ぶっ飛んで会う人ごとに喋りたくなる、というほどの作品ではなかったように思います。普通のちょっといい映画。6点(2003-11-22 01:37:54)《改行有》

156.  セレンディピティ 地味なラブコメにも意外な傑作ってけっこうあると思うんですけど、残念ながらこれは普通に地味なだけでしたね。細かいところでちゃんと笑えるし映画でニューヨーク観光が出来るというのも決して悪くないな、とは思うんですけど、ちょっと主人公2人の現在のパートナーが可哀想に思えてしまって2人に肩入れ出来ませんでした。普通の彼氏彼女の間柄ならいざ知らず、婚約しちゃったら相手に致命的な落ち度でもなければ裏切ったらだめでしょ、と思うわたしがちょっと古いのかも知れませんけど。やっぱり結婚って最後の最後まで「ホントに大丈夫かしら?」って不安は誰しもあると思うんですよね。その不安から「運命の出会い」に逃げるのってもっと心配じゃないのかー?って。まあファンタジーにそこまで現実味を求めてもしょうがないんですけど、わたしのイメージではジョン・キューザックってどうしてもリアリティの人なんで、やけに話が中途半端になった気がします。ロケーションや街の遠景はすごく雰囲気の良い映画なので、あと1ミリでいいから話が追いついていればなぁ、と。ケイト・ベッキンセールはやっぱりとびきり可愛いです。彼女のファンだったらあと3点ぐらい余裕でプラスしちゃえる映画だと思います。それほどでもないわたしには、可もなく不可もなく、という感じでした。ひまつぶしだったらもうちょっと面白い映画いっぱいあるしね。[DVD(字幕)] 5点(2007-04-16 00:20:37)

157.  N.Y.式ハッピー・セラピー どういう経緯でこういう配役になったのかはわかりませんけど、これは間違いなくベン・スティラーの役でしたね。ジャック・ニコルソンを担ぎ出したことでゲストスター盛りだくさんの濃い顔ぶれになりましたけど、ごめんなさい、やっぱりアダム・サンドラーだけがどうしようもなく浮いていました。彼は基本的に陰よりは陽、精神的にタフなキャラだと思うので、幼少時のトラウマに悩む主人公という時点で決定的にNGだったと思います。顔ぶれ的にも、アレン・カヴァートがかろうじて場違いな役で出ている程度で普段のサンドラー映画の空気はほとんどナシ。なんかよくよく見たらいつの間にかカヴァート製作総指揮までやっちゃっているし、この二人でどうしてここまでキャスティング先行型の映画が出来ちゃったのか不思議で仕方がありません。ニコルソンはここ10年ほど正直役に恵まれてないと思いますが、この役はまぁ良かったんではないでしょうか。問題はニコルソン以外のメンバーですね。存在一つで周りをここまで必死にさせてしまったんだとしたら、残念ながらもう彼の居場所はどこにもないっていうことかと。もしもわたしが役者をやっていたら、共演者にジャック・ニコルソンがいたら当然死ぬ気でやりますしビビります。そうさせないのが、名優であったり、名監督であったりするんだと思いますが。[DVD(字幕)] 5点(2007-04-14 02:53:06)

158.  ニュースの天才 ダーティ・ヒーローなのか心理サスペンスなのか?と誤った期待をしてしまったわたしもわたしなんだけれども、妙なところにハンク・アザレアなんか連れて来るから余計に話がややこしくなってしまった。キャスティングが思わせぶりすぎて期待度空回ってしまう典型的な例だと思うが、これだけ達者なメンバーを揃えた割りには絵的にも大した工夫もないし見せ場らしい見せ場もない。見せ場の無いことで却って盛り上がるハンク・アザレアやクロエ・セヴィニーをこういうところに持って来るのもえらい反則技だと思いますし、いろんな意味で企画倒れな作品と言えるのではないでしょうか。残念なことに原題もイイですが邦題もイイ。こんなにカッコいい邦題って滅多にあるものではないと思いますので、邦題に絞って5点献上。要するにタイトル負けっつーことなんですが、タイトルのカッコいい映画に傑作無しとするわたしの持論は明確に裏づけられました。フツーにタテに見て行く分には特にサイテーとも言い切れないんですが、なんせ話がついて来てません。まあ暇つぶしにはなります。凡作と切って捨てるにはあまりにも惜しい邦題なのがとてつもなくイタい。[DVD(字幕)] 5点(2006-02-16 01:57:34)

159.  宇宙戦争(2005) アホ映画だと思いますけど・・・あまりにもお金がかかっているので、普通のアホ映画のように手放しで応援できないようなところがあります。いわゆる大作系であっという間に津波に飲まれちゃったりしている群集みたいな、ああいう人たちをリアルに描いたという点では確かに新しいのでしょうが、描きたいモノがもっとキッチュで下品であるべきモノなのに、やけにゴージャスなので違和感ありすぎ。五つ星レストランのシェフに焼き鳥を焼いてもらってるみたいな居心地の悪さというんでしょうか。要するに「宇宙人が攻めて来たぞ~」という話なわけで、もっとオモチャで安っぽいノリだったら素直に乗れる内容だと思うんですよね。ダコタ・ファニングはめちゃめちゃ可愛いし、トム・クルーズも意外と普通のお父さん路線をうまくこなしてますが、話を伸ばすためだけに出て来るティム・ロビンスとか、ほとんど小道具同然のお兄ちゃんとか、半端に膨らませるぐらいならベタベタで突っ走ればいいのに、という感じでした。そしてスクリーンサイズは案の定、どうしてもやっぱりビスタです。わざわざ映画館で見るほどの映画ではないですが、テレビで見るには豪華すぎます。やっぱりわたしは焼き鳥食うなら貧乏屋台で食べたいです。[映画館(字幕)] 5点(2005-07-26 01:29:38)(良:1票)

160.  マイ・ボディガード(2004) 一定の水準は満たしていると思われるのですが。やっぱりちょっと前半と後半のメリハリが利かなすぎというか、どっちか思い切って捨てるべきだったんじゃないのかな、と思います。どっちつかずで、中途半端に長さが強調されてしまいました。加えてデンゼル・ワシントンがどうしてもハードボイルドな人に見えないのと、相変わらず白人みたいな役をやっているなあ、という反感がどうしても前に来てしまって、彼の孤独な前半生とかピタとの間に芽生えた絆の重さみたいなものがあまり伝わって来ない。さらについ最近も誘拐されているのを見たばかりのダコタ・ファニングの絶叫におねえさんはちょっぴり飽きている。こういった不幸な要素の組み合わせに加えて、一目見渡しただけで筋書きのバレてしまう安直なキャスティングなど、ノレない要素がここまで揃ったワリには最後までちゃんと観られましたので、そういう意味では立派に頑張ったと言えるのかも知れません。たぶん私はデンゼル・ワシントンがダメなんですね。「マルコムX」までの彼はとっても色気のある黒人俳優だったと思うのですが、黒人俳優を辞めてしまったらタダの冴えない二枚目になりました。この役は彼でなくても良かったですし、黒人である必要もなかったと思います。そう思わせてしまうのは、俳優にとっては非常に不名誉なことです。結局は力量不足なんだと思います。 ダコタ・ファニングにしてもあれほど才能ある子役に毎度毎度こんな役しか与えられないなんてちょっと可哀想すぎ。子役が子役でいられる時間って限られているので、せっかくの逸材なんだからもうちょっと真剣に企画を考えてあげるべきだと思います。次回作も予告編見たらやっぱり絶叫してましたけど、なんとかしてあげられないんですかね。私だったらエドワード・ノートンとダコタ・ファニングで「ペーパームーン」をリメイクしますけど。 あとRonnyさん↓が書いてらっしゃる通り、カメラワーク無駄に凝りすぎ、映像狙いすぎ、残念ながらセンス無さすぎ。目指したものはわからないでもないんですが、これ上手にやらないとほんとに頭痛を誘発します。普通に撮れるようになってから目指すべきだと。 ウォーケンにハズレ無しと信じてましたが、最近ちょっと何でもアリになって来ちゃいましたね。トシかなあ。5点(2005-01-03 00:09:13)《改行有》

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