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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

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141.  REX 恐竜物語 《ネタバレ》 平均点ワーストランキングの映画を最近責めている僕だが、この作品は個人的にはなかなかよく出来た映画だと思う。確かに「子供が恐竜(その他宇宙人、河童、怪獣など)をひろい、恐竜と成長し、政府の黒服や悪の研究者の略奪を逃れ、最後に別れがやってくるというパターンはありきたりすぎる。しかしこの作品はその模倣とされている「のびたの恐竜」「ET」などと違い、恐竜を家族として迎え入れる子供の家は一戸建て住宅や団地といった日常世界そのものではない。そこにあるのは骨になった恐竜の展示場、鋼鉄の檻が林立する研究空間、舞台の北海道とも明らかに異質な雪原とそこに浮かぶ遊園地の幻想的な光、最後の鮮やかな気球・・・・・僕らが生きている日常とは明らかに違う世界だ。そう、この映画は「のびたと恐竜」のような「恐竜に出会った子供」からの視点ではなく、「異世界に連れてこられた恐竜」からの視点で撮られた映画なのだ。安達裕美がピーマンを食べるシーンを正面(つまりは恐竜の視点)から長々と撮影するのがその証拠だ。「感動」「友情」「成長」と子供からの視点で語られることの多いこの分野の映画だが、この映画が描きたかったのは「生まれてきて数日間に遭遇した夢のような・・何だかよく分からない、今では知りようのない世界」という恐竜の赤ちゃんから見た眼差しだったのかもしれない(ちなみに妻は「(監督が)大麻に汚染された眼差しじゃない?」と主張していました)。[レーザーディスク(邦画)] 8点(2008-11-10 05:48:53)(良:1票)

142.  皇帝ペンギン 《ネタバレ》 某DVD屋さんで「皇帝ペンギンをお願いします」「はい、わかりました」で意気揚々と家に帰って見たら意外にも下ネタや卑猥なギャグが連発。みなさんのレビューを見て何かおかしいと思って(気付かなかったのか)パッケージを見たら「童貞ペンギン」。想像してください「・・・・・・・」その時の僕の気持は南極に立ち尽くす雄ペンギンの姿でした。ただこの「童貞」と「皇帝」の2作品を見て思った事は、動物の営みを人間がどう解釈するかは自由だということ。見方を変えれば下ネタにも感動物語にもなる。映画というものは「出来事(現実架空問わず)に意味を与える」エゴという名の芸術なんだと僕は思う。実際のところペンギンは鳥類だから子育てなんて愛情でなく本能だと思うが、動きまわるペンギンを玩具にとったフィクションの感動物語とすれば、映像といい「奇跡の海」に通じる不条理な世界で不条理ながらも一途に突っ走る登場人物の姿を垣間見れる物語といい、悪くはないと僕は思う。[DVD(吹替)] 8点(2008-10-24 23:09:21)

143.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 予告を見ただけでストーリーは90%読めちゃっていたし、北京原人の監督というだけあってあまり期待していなかったが、テレビ公開するにあたって「佐藤監督は蒼井優に北京原人的爆裂シーンをさせるつもりなのだろうか」という事が気になり鑑賞。物語のタガがいつ狂いだすのかとヒヤヒヤしながら見ていたが、全く普通の映画で、飛行機が魚雷を落とすアングルや、周りがやられて「うおおおおおお」と機関銃をぶっ放して敵の飛行機が落ちるシーンは「パールハーバー」そのものでした。まあ特に目新しいものもないのに8点なのは、自らの生死に必死に意味を見出そうとする人たちの美しい姿に感動したから。「夜と霧」という本にアウシュヴィッツからようやく生還したのに恋人や家族、自分を迎えてくれる人たちがみんな死んでしまって、「何のために生き残った」と幻滅する人の話があるが、この映画はこの大命題一点に挑戦しているのだと思う。主人公のお母さんの犠牲に救われたのに最後は死んでしまう妙子、その彼女が死ぬ間際に主人公に見せた笑顔、船倉で殴り合う軍人、死んだ息子が作ってくれた田圃、全てのエピソードが船の上の爺さんにのしかかっている。現代の船のシーンは長いと評判は悪いが、僕はあのシーンがなければこれまでのエピソードが「生きることの意味」という一人の老人にのしかかる大命題として昇華されないのではないかと考えている。だがどうしてこの老人が救われたのかはわからない。このあたりは観客に考えてほしい・・・・これが大和からのメッセージでもあり、監督からのメッセージなのかなとも思う。[地上波(邦画)] 8点(2008-09-22 00:36:17)

144.  火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 妻投稿。クイズです。問1:現代世界の死因のトップは? 問2:お父さんお母さん兄妹弟。食料がない場合、普通どの順番で食糧を供給するでしょうか。■■■正解は問1:餓死、問2:お父さん→お母さん→お兄さん→弟→妹(要は役に立つ人間に食料がいきわたる)。■■■これが人間社会の当たり前であり、おばさんの役に立たなかったあのお兄ちゃんと妹の結末は人間社会における当然の帰結なんです。で、私も障害者同士の結婚という形でそういう帰結になりそうな生き方を選択しつつあります。前のバイト先の正社員の愛人としてアダルトビデオに出てきそうな生き方をしていればもう少し長生きできたと思いますが、そういう生き方は私の趣味じゃないので、特に負い目はないです。■■■戦争とは、一個人にアダルトビデオに出てきそうな生き方か死かを選択させる物だと思っています。でもそういう風に描くと「暴力的」という理由で倫理規制が敷かれるので、おばちゃんは意地悪おばさんに収まっていると思います。でもこれが暴力をふるうおっさんだったら、変態なロリコン悪息子だったら・・・私だったら逃げます。逃げろと言います。■逃げたら助けてくれますか? 「無理だよ、みんな生きるのに必死なんだ」「生きたければ耐えろ」と言われてしまいます。だって秩序がないからです。これが戦争なんです。■■脳内変換の多いレビューでしたが(現代でも日本は知的障害者女性の4割は性的虐待の経験がある社会なので、あながちぶっ飛んだ脳内変換ではないと思うけど)、「人間が生きるのには栄養だけでなく秩序と尊厳が必要」で、どれを取られても生きられないから、平和と助け合いが必要なんだと勉強出来た映画でした。 そしてそれが「当たり前ではない」ことも勉強出来た映画でした。人間が生きるってややこしいね。[レーザーディスク(邦画)] 8点(2008-08-27 15:56:56)(良:2票)

145.  ストリートファイター(1994) 毒にも薬にもならない映画だが、ジャンクロードヴァンダムときれいな女の子が大好きな僕にとっては面白い映画。でも兵隊が怪人にされるシーンは笑えなかった。ある意味リアルすぎて。これテレビゲームの映画化なんですね。かわいいじゃないですか。[地上波(吹替)] 8点(2008-08-04 23:58:47)

146.  華氏911 《ネタバレ》 マイケル・ムーアの映画に関しては「ボウリング」や「シッコ」も見たが、まあ確かに中立性を欠いているように見える。当たり前だ。この映画は「動物番組」みたいに「動物の営み」「自然の厳しさ」を伝える物ではなく、「何でこんな状況下を黙って我慢しているんだ」「当たり前だと思うんだ?」というメッセージ映画だからだ。マイケル・ムーアが本当にムカついているのはブッシュでも大企業ではなく、そういう奴らが好き勝手しているのを「仕方がない」とか「これが現実なんだ」というように許してしまう「常識」「空気」なんじゃないかと思う。戦場で死んでいくイラク人、戦場で壊れていく兵士、家族を失う悲しさを映像でバンバン流しているのはその証拠だし、華氏911という題名は、動物番組には見られない「怒り」が表現されているのではないかと思う。そう、この映画は視聴者や観客がこの映画を見て素晴らしい論理思考を組み立てていただく為に制作されたのではなく、ブッシュ大統領が嫌いになっていただくために作られたのでもなく、観客が今の現状に怒りを感じ、疑問を持っていただく為に生み出されたものなのだ。とはいうものの、僕ら人類は「怒り」という感情が負の側面を持っている事を歴史的に知っている。こうした怒りだけを提示するだけではなく、「この煮えたぎる怒りをどう希望に変えていくか」という事例を提供することで、彼のドキュメンタリーは完成すると思うのだが、ここまで洗練されるには次回作まで待たなくてはいけない。[DVD(吹替)] 8点(2008-06-10 00:26:42)(良:1票)

147.  名探偵コナン 天国へのカウントダウン 《ネタバレ》 コナンを「つまらん」「変化がない」「惰性で作っている」とか思いながらも見てしまう理由がこの映画にある。今回の少年探偵団はかっこよかった。[インターネット(字幕)] 8点(2008-04-30 00:03:12)

148.   妻投稿。「私たちにとって怖いのは差別される事ではなく、いないものとして扱われること」と私の先輩(知的障害者女性)は言っていた。マスコミは「頑張って健常者の仲間入りをしようとする障害者」と「悪い事しても法律で罰せられない(実際はそんなことはなく、むしろ健常者なら執行猶予になりそうな罪に実刑が下ることも多いのだが)怖い池沼」ばかりながし、健常者が知的障害者にどれだけひどいことをしているかを流さない。なぜか・・・多くの人にとって興味があるのは「知的障害者との融和」よりも「知的障害者が自分たちにどういう影響を与えるか」という事実があるからだ。つまり需要があるから供給がある・・・単純なことだ。別に悪いことではないし、この社会は健常者を基準としているのだから当たり前の事だ。■■■しかしこの映画はそんな「社会の当たり前」の嫌な面を容赦なく突きつけてくる。もちろん障害者を扱ったものではなく、オウム真理教という殺人集団を扱ったものだが、この映画は「オウムは意外と悪い集団ではないよ」ではなく、マスコミ報道や市民があの時共有していたものがいかに薄っぺらかったを、オウム事件を通じて当事者である観客一人一人に訴えているのだ。私は見ている観客の立ち位置すら否定しかねないその容赦のなさという点がマイケル・ムーアになくて森達也にあると思う。■■■オウム事件から10年、日本は成長しただろうか。発達障害者に貼られる「ゲーム脳」「準ひきこもり学生」というレッテル。だめだこりゃ・・。自閉症や知的障害の人はもう社会に理解を求める甘えは捨てたほうがいい。 おっと、そうやって孤立したらオウムみたいになっちゃう(かも?)ね。[レーザーディスク(邦画)] 8点(2008-04-06 23:47:52)

149.  映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝 《ネタバレ》 ええ、レビューというより見苦しい感情論ぶちまけます。これは本当に環境保護がメインテーマなのだろうか。最初のうちはキーボーの存在と宮崎アニメのオマージュとも言えるシーン(豚の鼻を持ったゴミが雄牛のように人間居住区に向かって突進するのはもののけだし、このー木なんの木♪みたいなブロッコリー大木はもろに天空の城ラピュタだ)は確かに環境問題提議的だが、緑色の怪物が全てを埋め尽くし、あの8月6日のキノコ雲みたいに立ち上るシーンを見ていると、環境問題というものはあくまでアプローチに過ぎず、製作者が本当に観客に提示したかったのは、「人間」そのものだったのではないかと思う。少なくとも「映画としての完成度、シンメトリー」を度外視したようにはじけ飛ぶ終盤の写実的描写には、「本当に僕は懸命に生きているのか」とドキリとさせられたし、キー坊をからめ捕るグロテスクなツル、緑色の不気味なスライム生物は、喜怒哀楽を持ち人を愛し愛される人間だからこそ、それが踏みにじられ破壊された時に湧き上がってくる「憎しみ」「怒り」の感情そのものではないかと思った。「憎むのは確かに楽だが、それは本人にも周囲にもいい結果を及ぼさない」というオーソドックスなメッセージを、癒しの力を持つはずの緑をグロテスクに扱う事で観客にダトン玉のようにぶつけてくるやり方は卑怯ではあるが、その術にハマってしまった僕がそれを言うのも負け惜しみのなんとやらだ。僕や僕の大事な人が誰かに破壊されたとき(自閉症者である僕や僕の彼女は、今まで暴力という形で何度もあってきた)これの映画を思い出すよ。そして「すべては●●のために」なんて言わないよ。そして途中であった泥虫好きの子供みたいに生きていけたらいいよ。そう思った時に隣で見ていた彼女・・・「植物議会のみんな、キーキーってショッカー議会みたいだね」・・・ありがとう。[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2008-04-03 21:54:56)(笑:1票) (良:1票)

150.  A.I. 《ネタバレ》 妻投稿。 母親に「いらない」宣告されたロボット少年が、その悲しい思い出から深い優しさを手にいれ、それを使って新しい愛を作り出す・・・という内容かと思いきや・・・。このラストはすごい「僕はどのようにして生まれてきたの」「愛されて生まれてきたんだよ」の「愛」がいかにはかないかをドカンと打ち出した内容になっている。宇宙人もどきがその「愛」をありがたがる様子は、まさに現代社会の「愛」という概念に対するスピルバーグの最高の皮肉だろう。やられました。8点。[地上波(吹替)] 8点(2008-03-06 21:59:38)(良:1票)

151.  チーム★アメリカ ワールドポリス 《ネタバレ》 僕が子供のころ妹のりかちゃん人形(お風呂で遊べるやつ)でやっていた罪深き遊びが再現されていて辛いです。許して下さい。[DVD(吹替)] 8点(2008-03-01 23:26:18)(笑:2票)

152.  TAXi これ、実は物凄い点数つけるのに迷った作品。寒いんだけど、面白くないの一言ですませられない何かを持っているんだよね。でも10点をつけるのにも「ううん」と唸り、0点をつけるのも趣旨が違ってくる。いろいろ考えた末、8点が最大の賛辞だという結論に至った。これからも続いてほしい。[ビデオ(吹替)] 8点(2008-02-12 22:17:16)

153.  9デイズ 《ネタバレ》 7デイズに13デイズに9デイズ・・・ううん、覚えにくい。悪者が1人残らずきれいに殺される部分と、捜査員は殺されないのにホテルマンや駅員が殺されるという部分は好きではないが、それ以外ではブラッカイマーの趣向がいい意味で出ていた面白い映画だと思う。全く考え方や環境が違う2人の人間が、目的のために戦ううちに互いに敬意を払うようになるというストーリーにおいて、ポプキンスと黒人(すまん、この手の作品に出てくる黒人ってみんな同じキャラで分かりにくい)のタッグは、高倉健とマイケル・ダグラスとは全く違う意味でいい味を出している。特にポプキンス・・・れくたー博士のイメージが強いせいか、スパイ組織構成員というステンレスみたいに冷たくて不気味な役柄があっているが、それが黒人キャラ(またその名前を・・・)に、「俺を馬鹿にするんじゃねえ」という言葉を態度で示され、徐々に丸くなっていくのがほほえましい。[地上波(吹替)] 8点(2008-02-10 23:23:48)

154.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 冒険ものとしては結構面白かった。あんな胸が綺麗なかわいいヒロインを骸骨海賊野郎から救うストーリーなんてわくわくするじゃないですか(ついでにかわいいヒロインが荒れくれ野郎にどんな目に会うのかにもわくわくしたような覚えが・・)。しかし、どうもビル・ターナーの過去とかそういうのが話を悪い意味でややこしくしている。アスレチックを舞台にダイハードみたいなアクションとかをやってくれたら、もっと面白くなったのになあと思ったりします。[地上波(吹替)] 8点(2008-01-31 01:17:42)

155.  ハリー・ポッターと秘密の部屋 ハリポタシリーズは全部見たが、面白いのはこれだけ。原作が長くなかったのと、続編だったため世界観をいちいち説明する手間が省けたのがよいのだろう。さらにジニーをはじめ、ウィズリーちゃんたち面々が良いキャラクターであり、それをさらった蛇野郎のいかれっぷり、何だか某合衆国時代もの映画でも似たような役をやっていたマルフォイパパの悪っぷり、わけのわからんナルシスト作家野郎など、面白い要素が調和していた。地下室のシーンも結構ドキドキしたぜ。ダンブルドアの最後の締めなども爽快感があり、魔法世界とエンターテイメント性が結構いい感じで融合して、「魔法の世界って一度行ってみたい」と思えるくらい楽しめた。[DVD(吹替)] 8点(2008-01-31 00:44:21)(良:1票)

156.  パトリオット 妻投稿です・・・・。①「世界最強の軍隊に対して愛国者たちがゲリラ戦で勝負する」というプロット。②「人質を殺す」と脅して捕虜を釈放させる場面。③爆弾で停泊中の軍艦をドカン。④「文明国相手に何で正面から戦わないんだ」「正面から戦ったら負けるから」「他国に侵攻して罪もない女子供を殺すのをやめてほしい」というやりとり。⑤「息子よ、俺は昔イギリス軍と仲良く●●(残虐行為につき省略)や●●(食事がまずくなるので省略)を切り刻んで取り出して共通の敵軍隊に贈ったんだ」「でも今は仲が悪くなって敵同士になっちゃったんだ」というやりとり。⑥無実の農民の家を放火して子供を殺して長男を拉致するシーン・・・。思いっきりイギリス軍=今のアメリカ、大陸軍=今でいうア●●イダじゃないですか・・・。嘘だと思ったら、イギリス軍襲撃シーンにおいてジョン・ウィリアムズの音楽を、アルジャジーラに送られてくるテロの瞬間の映像のアラビア語のテーマソングに脳内変換してください。きっとそれほど剥離はしていないはずです。アメリカバンザイ映画にしては確信犯的だと思っていたら、主演のメルギブとヒースレはオーストラリア人、監督はドイツ人・・・。これはひょっとして「ビバ・アメリカ」と言いに映画館にきた観客に対する「アメリカの価値観がこれからも永遠に世界を支配できるとは思うなよ」という意地悪メッセージなのかとも思ったんですが、同じ監督の宇宙人やイグアナの映画を見る限りそれは考えられず・・・・多分私たちが豊臣秀吉や徳川家康の活躍および戦闘シーンを何度見ても楽しめるように、監督もアメリカの歴史と戦闘シーンを無邪気に撮りたかったんだろうな・・・・という事にしておきます。じゃあ、私は何が言いたかったのか・・・。それはお馬のダビちゃんが銃やサーベルを構える表情が、魔法のお城のアルピノパパが「アバダケパブラ」という表情に酷似していたことを言いたかったんです。とりあえず8点。[地上波(吹替)] 8点(2008-01-28 19:59:18)

157.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 前半は文句なしに100点なんですよ。中半の衝撃的展開もいい感じ。ただ後半が微妙。私は最初「切ない青春ラブストーリー」と「SF」というものを分けて「前者を見たい人にはは100点」「後者を見たい人は50点」ってコメントをしようとも思った。でもそれは間違いだと思った■ちなみにSF50点なのは、SF設定で状況に臨場感を与える上で大切な「法則」が欠けていて、「主人公が与えられた条件の中でいかに困難を乗り切るのか」で部分の「与えられた条件(記憶がどうすればもどるのか)」がかなり曖昧である事。簡単に言えば「物語(脚本)の矛盾点を消すために記憶が消えているな(あと町長の判断基準がクレーターの外輪の感動場面を作るためだけに矛盾しまくってる)」ってのがダダ分かり。「いかに困難を乗り切るか」は頑張ってたんだけど、その頑張りの方向性を決める法則がこれじゃあ、空回りしちゃう。そしてラスト(あれは正直尺が長い)の奇跡が奇跡足りえない気がする。奇跡を起こすにはアイテムがあってこそでしょう。それで高校生のうちにカタをつけておくべきだった。監督は社会人にも夢や奇跡を感じて欲しかったのかもしれないが、社会人になった2人がそこに着地点を見つけるにはあまりにも曖昧な奇跡だ。■この映画の最大の失敗は「SFの矛盾点」をある程度妥協して、徹底して真面目に「夢の中のような切ないラブストーリー」を作ろうとした点。でも、その妥協のせいで「切ないラブストーリー」が「夢」になってしまった。5年後「夢」がある日現実になる奇跡というラストにモヤモヤが残ってしまった。監督はこの物語が夢なのか現実なのかはっきりするべきだった。映画って本当に怖いよね。素晴らしいSF青春ラブストーリー映画なのに。[映画館(邦画)] 7点(2016-08-28 00:36:53)(良:3票)

158.  コマンドー 《ネタバレ》 妻投稿■これは皆さんがおっしゃられているように、リアリティに突っ込むよりは、何も考えないでシュワちゃんの筋肉とマッチョゴリラの大暴れを見る映画だ。それは警備員の「身長190㎝、筋肉モリモリマッチョマンの変態だ」という台詞でわかる。■だけど、この映画「観客に何も考えさせないでシュワちゃんの大暴れを楽しませる」ために、脚本や演出が物凄い計算されているんだと思う。例えば、エンリケスを飛行機で始末して、車輪から地上にダイブ、そして時計を合わせて、シンディを協力させてサリーを追跡するシークエンス。このシーンでシュワちゃんは何も考えていないようにデカい体をズンズンさせながらサリーを追跡するんだけど、どうすればあの筋肉バカが大活躍できるかという事を監督や脚本家はよく考えているのがよくわかる、素晴らしい流れだ。つまり、この映画は「強引で無茶苦茶な筋肉アクションを出すために徹底した計算と洗練された演出をしている」のだ。矛盾しているようだけど、山川純一の漫画を見れば、私の言いたいことがわかっていただけると思う。そして、メイトリクスやベネットなどの名台詞である。■「観客に何も考えさせない単純娯楽筋肉映画」と称して、実際何もアイデアを考えていないのは製作者という作品が多い中、このコマンドーは「観客にシュワのゴリラ筋肉アクションを見せる為」いろんなアイデアを出しまくった名作だから愛されているのだと思う。■ただ、悪党に利用されただけの哀れで愚かな敵を皆殺しというのはかわいそうなので、-3点。ここは私の好みの問題である。■アッー[ビデオ(吹替)] 7点(2014-07-25 18:15:56)

159.  名探偵コナン 絶海の探偵 《ネタバレ》 妻投稿■相棒の脚本家が書いているだけあって、ストーリー構成(殺人事件の状況とか、スパイと殺人犯が別々にいるとか、それがミスリードにつながるとか。一方でこれがXの正体がすごく簡単にわかってしまい、Ⅹが捕まった後の展開が長いというマイナス要素にはなっている)が完全によくありそうな相棒スペシャルでした。多分「某国」は総書記が死んで、第一書記が軍部を抑えきれず、核ミサイルで一発で日本滅ぼさないと勝てないから、日本を丸裸にするためにⅩを送り込んだんでしょうね(^^ゞラストに「これはフィクションで実際の事件をモデルにしていません」って…すっげータイムリーな話です■ミステリーとしては、前作のサッカーみたいな無茶苦茶でどうでもいい暗号がなく、純粋にスパイの正体、目的、あぶり出しを純粋に楽しめる点で、最近のコナンでは一番おもしろいんじゃないかと思いました。蘭を最後助ける話も「もうミステリー終わってあとは蘭が助かってめでたしめでたしだろう」といういつもの展開ではなく、「どうやったら蘭を助けられるか」というギリギリの点がまあ、楽しめました(あの金色名刺は御愛嬌な気がしないでも)。■あと和葉ちゃんかわいいね。[映画館(邦画)] 7点(2013-04-20 17:17:16)

160.  小さき勇者たち ガメラ 《ネタバレ》 妻投稿■冒頭の京都っぽい音楽と夜と炎とガメラVSギャオスの組み合わせは、皆さんがおっしゃられているように平成ガメラ三部作、特にその第三作目のテイストのそれであり、ガメラの自爆シーンは三部作の後日談、丸投げの収束、そして終了という意味が込められていると思います。■そして今回ガメラ誕生シーンから始めたのは(実は子供ガメラが出てきたのはこの映画が初めて)2つの理由があると思います。 ①平成ガメラ三部作とこの作品の「断絶」の過程を怪獣ファン向けに提示する為(これってすごく丁寧だと思います)。 ②ガメラと敵怪獣の死闘を政府、自衛隊、超能力少女の視点からではなく、映画の客層である子供たちの視点から「友達」「ヒーロー」というキーワードで捉える原点回帰には、どうしても必要だった。・・・・■金子監督のガメラ3みたいに「ガメラ」みたいなシリーズ概念をぶっ壊して映画を作るのって、そんなに難しくないのですが、その「ぶっ壊された概念を再構築する」映画って、本当はめちゃくちゃ難しいと思います。この映画は「今までのを無かったことにする」という手段を使う(21世紀ゴジラが醜悪なくらいそれをやりまくっていた)のではなくて真正面から挑み、次のガメラ作品への責任をしっかり果たす映画作りを目指したのだと思います。その手段において、主人公の家の隣の窓にかわいい女の子(しかも夏帆)の部屋を配置した事や、怪獣の大きさを敢えて小さめに設定して、等身大の住宅地で戦わせるシーンを挿入したことはグッド。ただ子供のリレーはもう少し他にやり方はなかったのかとは思います(昭和のガメラは「子供」を使いながらも子供という概念をスピリチュアルと同一視せず、それなりの勇気と叡智を持って戦わせていた)。■でもこの映画を見てガメラの続編を見たくなりました。ありがとう。[DVD(邦画)] 7点(2011-11-28 12:33:36)(良:2票)

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