みんなのシネマレビュー |
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1641. ゴジラVSスペースゴジラ この頃のゴジラはもうなんてゆーか、ほとんど子供向けな気がします。だから、かわいいだけの全然リアリティーのないミニゴジラなんかを登場させたり、脚本的にも矛盾だらけで、いちいちツッコンでもしょうがいってゆーか、馬鹿映画とわりきっても大人が真剣に観るもんじゃない感じがします。だからゴジラが大暴れしてる街に女性が二人だけで行っても全然無事なのとか、隊員もあんだけゴジラが暴れてるのに平気なのは特撮ヒーローのノリですね。テレビでやってるウルトラマンとかとほとんどかわりないから、そんなんが好きなら、楽しめるんじゃないでしょうか?俺は観ててスペースゴジラ誕生の秘密より小美人の誕生の秘密がちゃんと知りたくなしました。かなり幼稚な俺でも、それだけしか残りませんでしたけど。0点(2004-10-28 18:31:38) 1642. ジャックと悪魔の国 ハリーハウゼンの「シンドバッド七回目の航海」のヒットをうけてあわてて作られた作品らしいねんけど、やはり二番煎じっぽいねん。特にモンスターのダイナメーションは動きやデザインは置いとくとしても、造形がかなり人形っぽくて、アップになると作り物マルだし(粘土細工みたい)。合成もなんかちゃちやし(スクリーンに投影してるのマルワカリ)、炎とかもアニメーションで描いてるんで、ハリーハウゼンの物に比べたら、なんか全体的にしょぼいB級感覚。脚本も別に目新しいところはなくて、悪い奴にさらわれたお姫様を救いにいくとゆう、いたって単純なファンタジー。しかもちょっと能天気な雰囲気なんで緊迫感はないし、ホノボノしてるんで悪者もいいものも馬鹿っぽく見えるねんな~。ただ特撮ヒーロー物の怪人みたいな魔女軍団(てゆーか妖怪集団)とか、カプセル怪獣みたいな味方モンスターの登場とか、空飛ぶ馬車とか、結構楽しい要素は所々あるし、映像はちゃちーけど、考えたら絵的におもろい構図をちゃんと映像として描いてるんで、この映画独特の味はあると思うねん。ハリーハウゼン物ほど期待せんかったら、それなりに観れる映画やとは思う。5点(2004-10-28 12:06:42) 1643. 吸血髑髏船 昔の作品なんやけど誰も書いてないってことはマイナーな映画なんすね。わからんけど。俺がこれ観た理由はゴケミドロのDVDのカウチコメンタリーがおもしろくて、同じ特典つきってことでこのDVDも買ってしまったんやけど。内容は、殺された姉の仇をとるために五人の男に復讐する妹の物語で一応怪奇物やけど、まったく怖くなくて、しかもコウモリとか骸骨とか思いっきりツクリモノ丸出し。脚本もえらい間抜けなとこあるし、カラー時代やのにあえて白黒。リアリティーもあんまりありません。ま、普通に観ればまずおもろないやろね。マイナーなんもわかる気がする。やねんけど、俺はこの映画、意外と最後まで楽しめてん。楽しめたポイントがいくつかあって、まず、妹役と姉役の二役こなす松岡きっこがすんごい魅力的やねん。今のおばちゃん顔(失礼)しか知らん俺にとってはちょっとカルチャーショック。メイクも今風やし、かなりいけてるってゆーか、ある意味かっこいーです。しかも、そんな彼女の乳が見れます(いけてて若いのに体はってます)。あと、金子信雄、小池朝雄(コロンボの声の人)を始めとする悪役がどれもこれも個性的な奴らで味がありまして、こいつらが姉を殺して三年後の姿で再登場するとき、いちいち過去のシーンを見せるねんけど、そこがなんかちょっとキルビルっぽい。タランティーノ、この映画も観てるんちゃうかな。妹が復讐するとき登場する音楽も決まってて、その音楽がまたいーんよね。さらに神父役の岡田真澄がこれまたかっちょいー。今の岡田真澄からはちょっと想像できんほど神父役似合ってます。こんだけ色々味のある役者がそろってるんで、誰が主役かわりません(一応主役らしき人はいるんやけど全然目だってません)。んで最後の展開もよかった。予想外だったんで。テンポとかも悪くないんちゃうかな。全体的な雰囲気はちょっと江戸川乱歩っぽい感じもします。B級として見ればそれなりにおもろいんじゃないやろかな。期待せん程度にやけど。7点(2004-10-28 00:27:22) 1644. さよならジュピター 序盤の三浦友和と変な外人さん(失礼)の無重力エッチのシーンでかなりオイテケボリをくらい(しかもエロくもないのにやたら長い)、さらに、その後の松任谷由実の挿入歌シーンでこっちのテンションは途中で見る気がうせるには十分なほどダダサガリでした。(いきなりショボイ青春映画感覚。ユーミンは嫌いではないけど映画向き音楽じゃないですね)。序盤から、大変な苦痛でしたが、それでもがんばって耐えて見ました。ここのレビューを書くという趣味がなければ、途中で止めてます。邦画のB級感覚あふれる特撮が好きになった最近、おもろなくても、こっちから映画にのってくで~と、かなりの愛情を持ってして観ても、また馬鹿映画として笑って余裕を持って観よーとしても最後まで俺のテンション低いままなのは、よっぽど俺にはあわないか、もしくは何もない映画だと思われます。0点(2004-10-26 01:16:18) 1645. 空の大怪獣ラドン 悪くないおもしろさでした。舞台がいいです。古い日本の田舎の炭鉱町ってゆーのが、スケールが小さいんやけど、この小ささが怪獣に妙に説得力とゆーかリアリティーもたせてくれて。特にメガヌロンが部屋にあがってくるところは、インパクトありました。昔の田舎だからありうるシュチュエーションとゆーか。それゆえに結構気持ち悪かった。いい意味で。そして後半のラドン登場も、町並みとか模型なんだけど、なんか説得力ありまして、多分、変なリアルさでこっちの気分をそれまでにうまくのせてくれてるからやと思います。しかも、怪獣は一瞬外国なんかもいったりして、地域限定やけど世界観は意外と広くかんじさせてくれました。大空を自由に駆け巡り、戦闘機とかともドッグファイト。迫力はないけどなんか燃えます。これから、もし怪獣映画作ることがあるなら、こーゆう、あえて小さい世界観の路線もあるから挑戦してみては?ってゆー気持ちになります。昔の映画独特の最後のあっさり感も映画をシュッと見せてくれて嫌いじゃないです。7点(2004-10-25 15:27:13) 1646. 宇宙からのメッセージ そら、こーゆうスターウォーズブームで作られた映画なんて突っ込みどころは満載やと思うねん。模型なみの宇宙船、思いっきり絵の宇宙&地球、コントなみの舞台セットな惑星ジルーシア、どーみても宇宙空間で飛んでる様に見えない宇宙遊泳シーン、などの特撮をはじめ、そこらへんにいる人を適当に選んだとしか思えないリベアの実の人選、外人宇宙人全部日本語とか、まー、細かく見れば色々あると思うねん。でもな、でも俺にはおもろかった。どこらへんがとゆーと、まず、なんてゆーか、なんでもありな世界観?一昔前の特撮ヒーローモノ、関西チンピラのVシネマ、時代劇、くさい青春映画、ちゃちいけど味のあるSF、などの様々な雰囲気がごった煮状態やねん。このハチャメチャな世界観が俺には楽しいねん、宇宙暴走族とそれを追いかける白バイ警官の格好した宇宙パトロールなんて、最高や。さらに各役者も味がある、妙にテンション高い真田広之(こんなテンションの彼はあまり観たことない)、魅力的な志穂美悦子、女役(ババア)の天本英世、どーみても時代劇の殿様風な演技の成田三樹夫しかも顔面銀色など、他の映画では多分味わえない演技&格好のオンパレード。ある意味貴重。あとストーリーもまんま里見八犬伝やけど、テンポあるし展開も色々あって、間抜けだけど意外としっかりしてるんで、そこもわりと楽しめてん。この映画、普通やと、チャチなB級(今の時代感覚やとそれ以下)かもしれん。でも俺はなんか、こんなんも悪くないと思えた。7点(2004-10-25 11:53:11)(良:1票) 1647. タワーリング・インフェルノ 実は最近までちゃんと観たことなかってん。んでここの評価がいいのでかなりの期待大で観てみてんけど、映像が思ったより迫力あってびっくり。本物の火をふんだんに使ってるし、ビルも模型とは思えないし、消防隊も大量出動、ビル内のセットもよくできてるし、まー合成マルワカリなところもあるんやけど、それでも、こっちからのってあげれば、そないおかしくないし(CGだってまるわかりな時あるしね)、なにより最初に火がちゃんとバックドラフトしてることろがリアルやってん(映画バックドラフトと同じ)。屋上での展開もエレベーターでの展開も今観ても迫力満点。70年代の映画でもお金かければすごいのが出来るってことがよくわかりました。ただ、ほんと申し訳ないんやけど、ドラマ部分ではそないのめりこめんかってん。特にやたら男と女がお互い思いつつ離ればなれになるってシーンが目について、しかも音楽や見つめあう表情のアップとかで盛り上げちゃったりして、いや映画やから盛り上がるのはいーねんけど、盛り上がるのはカップルだけかい?って感じがしてちょっと鼻についてもーた。後、不倫カップルの女は火を見てもなんか落ち着いてるし(綺麗に演じすぎ?)、落ち着いてるわりには下半身パンツいっちょのままやし、耳の不自由な家族を助けるおばさんも、みんなと下の階におりたはずやのに、いつのまに?、そんなところに一人でおるの?って展開やし(家族救出を消防士に頼む事できたはずやねんけど)、所々人間ドラマ的に綺麗に見せたいのかリアリティーが薄い感じしてんな。ハラハラ感があんまなかったんはそのせいかな。その中で消防隊の働きだけはハラハラできたけど。色々突っ込みましたけど、きっと期待がでかすぎたんやろね。ご都合主義なところは映画やし。ただ三時間、ほとんど退屈じゃなかったんで(多少ダレましたけど)、ちょっと甘めに満点にしときます。でも、これを超えるビル火災映画は今のところ観たことないです。映画的にねらい目かも。10点(2004-10-21 14:58:18)(良:1票) 1648. デモンズ’95 ゾンビ映画ですけど、展開が支離滅裂で、リアリティーとかもなく、どっちかゆーたら哲学的?。フランスの意味わからん系のオシャレ映画っぽいんかな。正直こんな詩みたいなノリ(エロくてダークですけど)の映画を観る気分で観たんじゃないので、ほんと苦痛でした。でも、ゾンビと哲学的な雰囲気を合体させた映画はめずらしいと思うし、所々、映像的にもおもろいとことかあったんで、そーゆうダークな哲学オシャレ系な映画を観たい気分の時に観れば、きっと評価は違ってくると思う。それもこれも邦題のせいですね。とにかく、この映画を観た時は普通のリアリティーのある、もしくは意味のわかるゾンビ映画を観たかった気分なので、感想としては、おもろくない、です。0点(2004-10-21 00:28:15) 1649. ブラックホール(2001) 普通のサスペンスB級映画です。展開は途中で読めるので退屈になります。映像とかノリとかXファイルの一話分みたいな雰囲気です。なんでこの映画を観る気になったか観てるあいだ自問自答しました。それくらいのテンションです。最初のショボイ実験失敗のシーンからテンションは低いままなんですけどね。よほど暇な方以外はオススメできません。0点(2004-10-21 00:11:09) 1650. 続・猿の惑星 猿の惑星に続いてこちらを最近初めて観ました。色々なところで酷評されてるんで、全然期待せずに観たせいか、意外とおもろいんじゃいなの?これ。そんなにヒドイ映画でもない気がするんですけど。もっとも俺は結構変わってるんで参考にはならないかもしれませんけど。正直な感想を言いますと、一作と比べてそんなに予算が足らないよーには思えませんでした。一作目よりも猿がぎょーさん(軍隊で)出てくるし、大砲とか小道具もこってたりしてますし。舞台も一作目のコジンマリした猿の町と海岸だけじゃなくて、死滅した人類の町並みとか、地底人の住居とか色々出てくるし、アクションにしても、馬車上の戦いとかあって、はっきりゆーと、一作目よりも世界観も広がって結構楽しめました。地底人(ってゆーか人類の生き残りのミュータント)ってゆーのも評判悪いですけど、俺はSFマインドを刺激され、猿が支配する世界という前作の荒唐無稽さにさらに磨きがかかっておもろかったです。その正体も衝撃やったし。なんといっても主役達に味方する普通の人類を出さないところが悲惨でいいです。このミュータント、爆弾を神とあがめ、精神的にマトモじゃないんですけど、テレパシーとか使えたりします。この設定、ゾクゾクきますね。最後も一作目はラストを知ってたのでそんなに衝撃うけなかったですけど、これにはわりと衝撃うけました。映画の裏側では色々あったみたいですけど(それにしてはよく出来てるよ、これ)、そんな事関係なく前作と続けて観れば、かなり楽しめました。(前作のすぐ続きの話なんで、のめりこみ度も早かった)。この先のシリーズもこれから観てみるつもりですが、楽しみですね。7点(2004-10-20 23:26:35) 1651. 猿の惑星 この映画は小さい頃観たんだけど、ほとんど内容とかの記憶はなくて、なぜか結末だけ覚えてまして、んで、最近、再見してみました。正直にいいますと、映像とか意外とショボいんでちょっとびっくりです。世界観もわりとコジンマリしてるし、設定とかもわりといいかげんで、もしこの映画が存在しなくて、今、同じように作ればモロB級映画だと思います。んで、評判の結末ですけど、まー、俺は結末知ってるんで、衝撃度とかはほとんどなく、ちょっと残念です。なんの情報もなく、これを観れば最後はすごいんやろーね。中途半端にしか記憶が残ってない自分にムカついてもーたです。結末以外でも、観るべきところはあるとは思うんですけど、俺にとっては、すごーい、というほどではなかったですし。色々深読みされて、哲学的なところもあると思うんですけど、今の感覚にしてみれば、そない目新しく感じませんでした。ただ結末に通づる孤独感というか、悲壮感はいいですね。主役に感情移入すれば、結構くるもんがあると思います。猿のメイクは、昔の映画だからもっとショボイかと期待してなかったせいか、よく出来てると思いました。一応最後までそれなりには楽しめました。というのが、最近、この映画をちゃんと観た正直な感想かな。7点(2004-10-20 23:01:46) 1652. アンダーグラウンド・インフェルノ <TVM> こんなマイナー映画、誰も観んので、一番乗り~と思いきや、先客さまがいました。どーも 【 - @】様。んでこの映画は↓で 【 - @】様が斬ってらっしゃるとおり、だいたい(突っ込みどころも)そんな感じです。所詮テレビ映画なんで。でも、悪くはなかったっす。特に最初の出だし、普通のB級にはない味がでてて、思わず、なになに?って感じでのめり込んでしまいましてん。やはりドイツの映画に関する演出は、ちょっとがんばってるんちゃう?って最近思います。なんかね、出だしがいいねんな~。疾走感あって、ちょっと「ロックストック~」みたいな感じ。で、観る人を引き付けといて、間髪いれずに地下鉄爆破。展開も早くていい。事故映像とかも迫力とかはテレビ映画にしてはいい出来なんちゃうかな。後は、よくある地下鉄からの脱出モノみたいなパニック映画やねんけどね。突っ込みどころとかは満載やし、後の展開も唖然とするねんけど、なぜか、そのまま退屈せずに最後まで楽しめました。おっさんと不良息子のエピソードなんてラスト思わず泣いてもーたし。普通のアメリカ産のB級パニック映画とはちょっと一味違うので、パニック好きで期待しなければそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか? 泣けたので、ちょっと甘いけど、七点にしときます。7点(2004-10-20 16:45:02) 1653. 殺人魚フライングキラー ピラニアみたいなのに羽がつき陸上でも飛んできて人を襲う。このアイデアは好きです。ただ俺はB級でも、特撮しょぼくても、出てる俳優さんがしょぼくても、この手の映画は結構楽しんで観るほうやねんけど、これはダメでした。なにがあかんねんって聞かれても、うまく答えられないんやけど、テンポとか雰囲気とか色々な要素があるんやと思うねんけど、とにかく最後まで観るのがかなり苦痛でした。たしか、この映画、「ピラニア」と同じ日本の女優さんがプロデュースにかかわってるそーなんですけど、だから原題も「ピラニア2」。そーいえばキャメロン監督って「エイリアン2」も監督してますよね。でもあちらは大ヒット。2でヒットしてやるねんってゆー、この時の恨みみたいなのがあったんちゃうかな?どーなんすかね?0点(2004-10-19 09:54:06) 1654. 大魔神怒る 「大魔神」に続き観てみたんやけども、おおまかな所はだいたい同じパターンやねんけど、こっちの大魔神は登場が派手だったり、前作みたいな善も悪もぶっ潰すではなく、悪だけをぶっ潰すとか、こまかい所はちょっとちがう。時代劇な部分も前作よりはこったストーリーで主役級の人が色々やってくれるんだけど、映画として前作ほどのインパクトはちょっと薄いかな。悪役も前作ほどそない憎たらしく思わんかったし。ヒロインも前作の方が顔的には好みです。出来はやっぱりいいんだけど、連続して観るもんじゃないね。あきてくるから。5点(2004-10-18 19:56:22) 1655. 三大怪獣地球最大の決戦 昔っからキングギドラはなんか好きでした。なに観て好きやったんかは定かではないんやけど。んでキングギドラ初登場のこの映画、昔観たかもしれんけど、最近観てみたら、なんかもうコメディー怪獣映画になってました。サルノ王女が流暢に日本語を話したり、小美人が日本のテレビ番組出演したりモスラの歌まで日本語にアレンジしたりで、あんたらも、結構俗っぽいんやね~、とがっくりきたり、それでもみんな結構大人達は真剣に演技してるんで、真面目に見てたら、ゴジラとラドンが登場し、最初はいい感じなんやけど、ゴジラとラドンとモスラの話し合いを小美人がいちいち通訳するのを見てたら、たまらず吹き出してしまい、もうそこからは緊張感はまったくなし。唯一俳優だけが緊張してました。ゴジラとラドンがもう駄々こねた子供の喧嘩にしか見えへんので、緊迫感もへったくれもありません。特にラドンの顔はハトが豆鉄砲くらったスットンキョウな顔にしか見えません。ラドンがツボにはまり俺はもう笑い泣きでした。後はこんな感じです。モスラの糸にゴジラやられて→ラドン笑う→ラドン糸くらって→ゴジラ笑う。モスラが「一緒に戦おう」と説得。ゴジラが「そんなもんしるか~ 勝手にしやがれ」ときて、ラドンが「そーだ そーだ」以下喧々諤々。結局説得失敗。そこへマジな顔したキングギドラ登場。しょーがなく戦うゴジラ達。ゴジラは登場から終わりまで、石を投げ続けるやる気のなさ。モスラの糸はやっぱり最強。最後のお疲れ~って感じのラドンがなんか微笑ましかったです。笑わせてもらったので「怪獣大戦争」よりは楽しく観れました。7点(2004-10-15 14:03:58)(笑:1票) 1656. 地球防衛軍 この映画は日本のSF特撮の歴史を説明するときかならず出てくるし、色々なところで深読みもされてて結構気になり、最近観てみました。普通に今の感覚で観れば、お馬鹿で荒唐無稽そのものな感じ。特撮はおもちゃ丸出し、宇宙人は全然脅威に見えない変な被り物した怪しい集団、ドラマ部分は人の心情がわかりにくく、最後の攻防は単調。人によったら寝てしまうかもしれません。ただ、これが童心にかえり昔の特撮や古きよき空想SFを余裕を持って楽しんで観れば、とたんにおもしろくなります。ロボット怪獣モゲラが登場するシーンとかはその機械音とか巨大ロボットが暴れるという雰囲気がでてて楽しいし、それなりに迫力もあります。宇宙人の洪水攻撃もしかり。自衛隊がちゃんと出てきて、応戦したり、外人もちゃんとでてきて、なんとなくグローバルな感じもするし。それに宇宙人との攻防も、なんかおもちゃで遊んでる感じで(昔のサンダーバードを見てるような)男の子だからか、なんか燃えます。さらに地球をねらう宇宙人が、地球のちっぽけな国の日本にやってきて、半径3キロの土地と女を都合してくれとゆう(しかも名前指定)せこすぎる要求。それに対して問答無用な日本人。なんか微笑ましい。荒唐無稽すぎても映画としてはコミカル路線にはしらず、真面目に描いてるあたりが、逆におもしろい。モゲラがちっと弱すぎで、最初から宇宙人が弱いのにいばってる悲壮な集団にしか見えず、モゲラ二号機が地下から頭だけ出現してモグラ叩きのよーに叩かれ沈んでく様も、この映画のノリではアリな感じがします。とにかく、全編、楽しい空想と突っ込みのあらし。全然退屈しませんでした。これ、もっと若い時に映画館で観たかったな~。7点(2004-10-15 13:26:49) 1657. 宇宙大怪獣ドゴラ ゴジラなんかと比べてあんまし有名じゃないんで、期待せずに最近観たら、これが意外とおもしろかった。映画は宝石窃盗団と変な外人と刑事の三つ巴のドラマと平行して怪獣ドゴラが暴れるって感じの、二つの映画を強引に合体させたよーなもの(とはいっても実際ドゴラが実体化して登場するのは映画後半の方なんですけど)。ただ窃盗団のメンバーは天本英世がいたりして、個性的な面々で、なんか微笑ましく、変な外人と刑事の掛け合いも見てて、妙に楽しく退屈しませんでした。ドゴラもスチール写真のようにはっきりくっきりした姿は見せませんが、空中に半透明でただようその巨体は異様で、橋を触手でつかんで壊すシーンは結構見ごたえありました。それに窃盗団がちょっと好きだったのでその結末は、いい意味で、かなりショック。ドゴラ退治の方法とあいまって、うまく処理できたと思えます。最後の最後も洒落てて好きです。全体的に若干コミカルなのもなんか余裕があって、リアル指向で真剣に見なければ、それなりにいけてると思います。あとドゴラや蜂の大群なんかは、意外な方法の特撮だったみたいで、その雰囲気はどこかレトロでいて、不思議な感じでした。7点(2004-10-15 11:41:30)(良:1票) 1658. ザ・ペスト テレビ映画です。でも外国のテレビ映画って意外と本格的に作られたりしてて、へたな普通の映画よりおもしろかったりするので、あなどれません。んで、この映画のできはどーかとゆーと、災害パニック映画が見たくてB級でもいーやと妥協して観た俺の心を軽く裏切ってくれました。もちろんいい意味で。映画はその名の通り、今の時代にペストが発生し街は閉鎖されてしまう、その閉鎖された街の中での人間ドラマを描いた疫病パニック映画です。三時間もある大作ですがDVDなら前編と後編をわけて観れるので、二日にわたって観れたりもできます。ただ俺は一挙に観ても全然退屈ではなかったです。とは言っても最初はやたらネズミをクローズアップしたり、胡散臭い神父(失礼)や奥さんに逃げられた医者がでてきたり、ちょっとB級っぽいサスペンスチックなその淡々とした展開に、正直、テンションはさがりました。有名な俳優もでてないし。でも、中盤(前編の後半)から後編にかけては、なぜかすっかりこの映画にのめり込んでしまいました。主要人物といえど容赦なく疫病にかかり、街は閉鎖され、人々は隔離される。街から逃げる者は撃たれ、そして街はドンドン、スラム化していく。合間に挟まれる毒舌DJの放送がまたいい味をだしてます。でも、これは単なる疫病パニック映画ではない感じもします。普段は見て見ぬふりをし、弱者を見捨ててきた罪をないがしろにして、自分に不幸が訪れた時だけ神に救いを求める人々に怒りをあらわにする神父なども描き人間のエゴなんかもきっちり表現されてます。そして、その後の展開も予想外、現実と同じように、そこに救いはないのです。この先、どーなるねやろ?って思って見てると、救いは意外なところからもたらせれました。まー、そのへんはご都合主義と思えるかもしれません。けど、この映画を観終わった後はなんともいえぬ開放感がありました。そして、泣けました。オススメです。10点(2004-10-15 10:51:30) 1659. 日本沈没(1973) 最近、初めて観てんけど、正直すごかったです。おもろいを通り越して、ちょっと怖かった。これは多分、俺が日本人やからやと思うねん。それと阪神大震災を体験したのもあると思う。特に中盤の地震のシーンは結構本格的な作りで、なんか、あの時の感覚を思い出してしまったよ。だいたいあんな感じやったし。火が猛威を振るう二次災害の様子も描かれていたりして、合成とかの部分もなんとなくわかるけど、俺、前になんかの山の噴火のニュースみたとき、これ合成?って思えたから、実際、災害が起こったときの映像って意外と合成っぽい。ただ、この映画は、特撮よりもドラマの部分が、俺にはすごかった。役者の演技に惹きつけられたってのもあるけど、その構成がスペクタル映画なんやけど、わりと少人数の人間ドラマ的な視点で描かれていて、なのにちっともコジンマリとしてない感じがしてん。日本がわずかな期間で沈没していくという、この荒唐無稽なテーマをわりと真面目にシュミレートし、大勢の人を使ってマクロ的に見せるのではなく、ポイント、ポイントをおさえた人間ドラマで見せる。そして間に挟む災害特撮シーン。さらに本物の学者を登場させて、地震の仕組みをわかりやすく講義するシーンもあったりして(ここのシーンは本当に観てる人は講義をうけた感じになる)、最後まで引き込まれてしまいましたよ。映画全体の構成が俺にとってはよくできてるので今観たら、模型なところもあるちゃちな特撮シーンですら、変にリアルにみえてもーた。なんかね、世の中色々あると思うんよ、国的にも個人的にも。でもね、この立つ大地があるかぎりは、なんとかなると思うねん。住んで歩いて色々できる国という土壌があるかぎりは。その住む大地が無くなってしまうってことの恐ろしさを見せてくれた、この映画を観て、ふとそんなこと思ってもーたよ。後、日本人が世界各地に受け入れてもらうねんけど、そーなったら、俺やったらやっぱりオーストラリア移住組みに組み込まれたいかな。今だからこそ多くの人(特に政治家や官僚)に観て欲しい日本の数少ない災害映画の傑作の一つ(そう思うのは俺だけかも)。オススメ。10点(2004-10-15 09:41:35)(良:4票) 1660. スパイダーズ 《ネタバレ》 ここの評価が低いのは納得です。でも俺はC級でもいいから、でかいクモが人を襲う映画がめちゃくちゃ観たかったのと、この映画はでかいクモ以外、な~んも期待せずに観たので意外と楽しめました。序盤の展開なんてわりとテンポいいし、いきなり自分を宇宙人だという登場人物なんかを登場させたりで笑かせてもらいました。特にオープニングの題名が出るとこなんて、昔の時代のちゃちなモンスター物の雰囲気が出てて、クモが観たい度を刺激してくれます。最初の方は、よくいる、そこらの、にーちゃん、ねーちゃんトリオの陽気な展開と同時進行で、国の裏組織みたいな連中のやばげな実験失敗を描く構成で、とにかくクモが出てくるまでは全然退屈じゃなかったです。お気楽に入れる秘密基地とか突っ込みどころは満載なんですけど、早く巨大クモが観たかったのと、最近、昔のチャチな映画見慣れてきてるせいか、全然気になりませんでした。むしろ、面倒臭い所描かずに、巨大クモ登場までわりとスムーズでオッケーでした。そして、いよいよ巨大クモ登場、しかも人の口から。モワーッと。このインパクトいいです。後はクモと秘密基地での攻防になるんですが、ドキドキ感とかないですが、それなりに巨大クモを堪能できました。そして、この映画、基地だけの展開で終わりかなって思ったら、その後まるで、「時間まだあるし、もうちょっと映画作ろうかな」みたいなノリで、続くんですよ。しかも地上に出てきて大暴れ。この展開には、クモが地上に出る展開に無理があろうと、CGが仮面ライダーなみであろうと、ちゃんとでかいクモだして、一般人や車なんかを襲わせたパニック映像見せてくれたので、そのサービス精神ぶりにちょっと感動しました。最後、友達死んでるのにもかかわらず、陽気に決めるねーちゃんも、この手の映画ではアリなんじゃないでしょうか。でかいクモが観たくて観るモノがもうないって人には、期待しなければ、わりとオススメです。あと、寝る前に90分ほど時間があってそいでもって途中で寝てもいいよーなポケーッとしたお気楽な映画ない?って人にもオススメです。5点(2004-10-14 15:15:54)(良:1票)
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