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プロフィール
コメント数 2399
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1641.  ピアニスト 《ネタバレ》 なるほど、手紙を渡してからのエリカ先生の変態行動は妄想だという見方もできるわけですね。観ているときは全く意識してなかったので、目から鱗が落ちました。ハネケには知性的な面を感じていましたが、女性をここまで赤裸々に描くのはどういう意図があるのでしょうか。ここまで痛いヒロインは初めて観ました。後味の悪さは私には「ファニー・ゲーム」以上でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-18 00:16:30)

1642.  日曜はダメよ これはもう光輝くメリナ・メルクーリと、有名な主題歌を楽しむための映画です。他のギリシャ人(?)俳優も活き活きしていて気持ちが良いです。ジュールス・ダッシン自身が演じる主人公ホーマーだけはミス・キャストですね。彼の演技はなんかわざとらしくて浮いていると思いました。この役をコメディセンスがある俳優がやったらもっと面白くなったんじゃないかな。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-05-16 10:05:50)

1643.  愛する時と死する時 《ネタバレ》 メロドラマの名手ダグラス・サークが撮った唯一の戦争映画で、原作は「西部戦線異状なし」のエーリッヒ・レマルクです。レマルクは主人公エルンストの恩師役で出演していて、結構達者な演技を見せてくれます。ロシア戦線に出征していた主人公が休暇で故郷へ帰り、空襲で破壊された街で行方不明の両親を捜すうちに幼なじみの女性と再会して恋におち結婚しますが、休暇が終って前線に復帰すると命を助けたパルチザン青年に撃たれて戦死してしまうというのがストーリーで、戦争映画といっても戦時下のドイツの市民生活や恋愛模様の描写がメインです。映像はサークらしく非常にきれいで、空襲シーンは結構迫力がありました。いかんせん、レマルクの原作小説自体が凡作なのであまり印象が残らない映画の出来になってしまいました。ラスト、妻から来た子供ができたと知らせる手紙に手を伸ばしたところで息絶えるのは、「西部戦線異状なし」のまるっきり二番煎じでした。サークはナチス迫害を逃れてアメリカに亡命したオーストリア人ですが、俳優の息子はドイツに残りロシア戦線で戦死しています。きっとサークは亡き息子のことを偲びこの映画を撮ったのではないでしょうか。[DVD(字幕)] 6点(2009-05-06 08:58:25)

1644.  非情の罠 《ネタバレ》 キューブリックの実質的デビュー作で原作も彼のアイデアですが、結構ストーリー展開に粗さが目立ちますね。でもそこはキューブリック、あのマネキン大乱闘を筆頭に随意にキューブリックらしい構図と伏線があって興味深い作品です。ただあの女の描き方だけは訳わからんし、とってつけたようなラストにも納得がいきません。そこら辺は、キューブリックも若かったということでしょうか。[DVD(字幕)] 6点(2009-04-27 00:08:38)

1645.  コールド マウンテン 《ネタバレ》 骨太のラブストーリーで、ゲスト・スターが豪華でした。アメリカの美しい風景を見事に映したカメラが素晴らしく、ストーリーよりもはるかにこの作品の価値を高めていると思います。南部訛りで演技しているらしいですが、レニー・ゼルウィガーの口調が私にはわざとらしすぎるように感じて鼻につきました。全体として、この作品は男が悲惨な扱いを受け過ぎではないでしょうか。ジュード・ロウはなんだかニコール・キッドマンに種付けするためだけに650キロも悲惨な目にあって旅したようなものですよね。かわいそうすぎます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-04-24 22:57:17)

1646.  オリバー・ツイスト(2005) 《ネタバレ》 原作は未読ですが、キャロル・リードが撮った「オリバー!」のイメージがありもっと明るい話かと思っていましたら、ポランスキーの手にかかるとヴィクトリア朝時代のドロドロしたロンドンを全面に押し出した作品となっています。意図は良いのですが、原作どおりなのかオリバーが主体性のない泣くことしか能がないような少年でイライラさせられます。そして感じたのは、オリバーと「戦場のピアニスト」の主人公シュピルマンは行動がなんか似ている気がすることです。そう思い出すと、「戦場のピアニスト」でシュピルマンを助けたドイツ軍将校と、行き倒れたオリバーを助けたフェイギンも共通性がありますよね。なんか、ロンドンの貧民街がユダヤ人ゲットーに見えてきてしまいました。[DVD(字幕)] 6点(2009-04-24 00:46:32)

1647.  戦場(1949) 《ネタバレ》 「バルジの戦い」に於いてバストーニュで包囲された「バンド・オブ・ブラザーズ」の米第101空挺師団を描いた作品です。ただその視点は限りなくミクロで、一分隊10人前後の登場人物の眼を通して物語は展開します。フランスでクリスマス休暇を楽しむはずだった彼らは、「ドイツ軍が攻撃してきた」と聞かされただけでアルデンヌの森に送り込まれます。末端の兵士である彼らには、戦況がどうなっているのかさっぱり分からず、ドイツ軍の砲撃にさらされながら雪降る森の中でタコつぼを掘って懸命に戦います。全編派手な戦闘シーンはほとんどなく、サスペンスになりそうな史実通りのエピソード(米軍に変装した独特殊部隊に遭遇したり、降伏勧告に来た軍使に“Nuts!〔馬鹿野郎〕”と師団長が返答して追い返したり)もありますが、脚本はあえてサラッと流しています。その分人物描写が的確で、戦場での日常がリアルに描かれていました。軍曹役のジェームス・ホイットモアはオスカーにノミネートされていますが、この人若い時からこんな顔してたんですね。とても30前とは思えないおっさん顔でした。[DVD(字幕)] 6点(2009-04-20 21:23:25)

1648.  クリミナル 《ネタバレ》 意外と面白いなと思ったら、「あの映画」へのオマージュでした。証券を売りつける相手の名前を聞いて、なんか聞いたことある役名だなあと思いました。そのことについてはこれ以上書けません(笑)。しかし、ジョン・C・ライリーの小悪党ぶりが傑作です。インタフォン使っていい年した大人が「オレオレ詐欺」なんかやるなよ、と私は言いたい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-04-10 18:58:18)

1649.  将軍たちの夜 《ネタバレ》 ピーター・オトゥールとオマー・シャリフという「アラビアのロレンス」の二人が第二次世界大戦中のドイツ軍将校を演じています。そういやプロデューサーのサム・スピーゲルと音楽のモーリス・ジャールも一緒ですね。お話は戦争映画と言うよりはミステリーサスペンス映画と思った方が正解です。ピーター・オトゥールが演じる将軍が犯す売春婦殺人事件を、戦中はオマー・シャリフが演じるドイツ軍将校、戦後はフィリップ・ノワレが演じるフランス警部が追い詰めていくというのがストーリーです。特筆すべきはピーター・オトゥールで、変態将軍を実に不気味に演じています。その反面オマー・シャリフはどう見てもミス・キャストで、ドイツ軍将校らしくないのが残念です。大量殺人が横行している戦時中に売春婦殺しを執拗に追いかけるオマー・シャリフは、この脚本では雑すぎて観客を納得させられません。オマー・シャリフが属する国防軍と、武装親衛隊の将軍ピーター・オトゥールとの対立という見方もできなくはありませんが。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-04-03 22:27:54)

1650.  戦艦バウンティ 1789年に起こった史上名高いバウンティ号反乱事件の3度目の映画化です。バウンティ号反乱事件は1933年に「In the Wake of the Bounty」(日本未公開)、1935年「南海征服」、1984年「バウンティ/愛と反乱の航海」と4回も映画化されています。英国庶民にはこの事件は人気があるそうで、日本人の「忠臣蔵」好きと共通するものがあるそうです。監督は「西部戦線異状なし」のルイス・マイルストンで、この作品が彼の最後の監督作です。大作だけあって、史実に基づき建造されたバウンティ号とかタヒチでロケとか見るべきものがあります。ドラマはブライ艦長とクリスチャンの葛藤が軸になって展開するのですが、キザな伊達男という設定のクリスチャンが艦長の暴虐に怒りをおぼえ、性格がかわったように反乱の指揮をとるようになるのが面白いです。二人の関係は、吉良上野介と浅野内匠頭と言えば分りやすいですね。リチャード・ハリスが水夫ミルズを好演して盛り上げています。この作品撮影時のマーロン・ブランドはわがまま放題で、監督・プロデューサーの苦労は伝説になっています。そしてすっかりメジャーから嫌われて、この後マーロン・ブランドは「ゴッド・ファーザー」まで大作には声がかからなくなりました。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-03-19 11:35:07)

1651.  アウト・オブ・サイト 《ネタバレ》 時系列をいじくったり、シーンによってはブルーを強調した画面にしたりとソダーバーグの遊びが目立つ作品でした。この遊びは人によっては好みが分かれるところでしょうが、私にはイマイチでした。観ていてタランティーノだったらもっとキレた映画にするだろうなあと思いました。笑ったのが1シーンだけ登場のマイケル・キートンです。FBI捜査官レイ・二コレットって「ジャッキー・ブラウン」にも出てたじゃん、FBIとでかいロゴ入れたTシャツ着たFBI捜査官がいるかい!というところです。[DVD(字幕)] 6点(2009-03-10 00:28:19)

1652.  偶然の旅行者 《ネタバレ》 何回も観れば味が出てくる映画のようですが、私にはイマイチでした。確かにウィリアム・ハートは優柔不断ですが、キャスリーン・ターナーが演じる別居中の妻が自分勝手すぎるように思えます。そんな妻なのに、よりを戻そうと言われてウィリアム・ハートがぐらつくところが、彼の優柔不断さを際立たせる演出なのかもしれませんが。観てておかしかったのは、ウィリアム・ハートの兄弟たちの変人ぶりで、ジーナ・デイビスよりよっぽど変ってると思いましたよ。[DVD(字幕)] 6点(2009-03-03 21:54:11)(笑:1票)

1653.  スルース(2007) 《ネタバレ》 旧作は未見ですが、濃密な会話のやり取りがイメージしたよりも少なかったと感じました。なんと、本作はオリジナルより40分も短いのですね。その分室内セットにこりまくりです。ケネス・ブラナーは二人の演技を「動」の演出で引き出そうとしています。私としては、その点が微妙でした。だんだんゲイ色が強くなってくるのもちょっと引きます。[DVD(字幕)] 6点(2009-01-16 20:42:02)

1654.  28週後... 《ネタバレ》 ホラー物で、主人公が奥さんを見捨てて逃げるという展開にはびっくりさせられました。前作に較べてグロさが数段アップしてるなと思ったら、監督がダニー・ボイルからスペイン人に代わってました。なるほど、スパニッシュホラーテイストが出ているわけですね。全般的にテンポが良く面白かったのですが、難点はロバート・カーライルを含めて一家に感情移入ができないことです。人類が滅亡したらお前らのせいだ![DVD(字幕)] 6点(2009-01-06 18:51:00)

1655.  28日後... 《ネタバレ》 予備知識なしに観はじめたので、てっきり人類滅亡もの映画と思っていたら、まさかゾンビ物だったとは。やっぱり、前半の無人のロンドンの街が雰囲気いいですね。全編このトーンで通したらよかったのに、後半がシュワちゃん映画のようなヒーロー物アクションになってしまったのが残念。DVDヴァージョンのラストは好きです。[DVD(字幕)] 6点(2009-01-06 18:48:51)

1656.  インサイド・マン 《ネタバレ》 スパイク・リーがクライムアクションを撮るとこうなるんですね。NYなんだから不特定多数を人質にとれば多様な人種がいることは自然なことで、彼としてはこのネタが本来の意図だったのかなと思いました。というか、エスニックネタが少々しつこすぎて、肝心の銀行強盗のディティールがいま一つだったのが残念です。皆さんが指摘の通り、「結局インサイドマンは誰だったの?」というのが率直な感想です。デンゼル・ワシントンの演技は最高でした。[DVD(字幕)] 6点(2008-12-28 23:49:52)

1657.  ビッグ・リボウスキ 登場人物がそろいもそろって奇妙奇天烈!コーエン兄弟はコメディの方が私の好みにあいます。ミュージカル演出“ガーターに落ちて”は最高です。ただ人によっては好き嫌いがはっきり出る作品だと思います。コーエン兄弟のコメディは、B級映画と割り切って何も考えずに彼らのテクニックを楽しむのが正解でしょう。[DVD(字幕)] 6点(2008-12-14 01:05:27)

1658.  マッド・ハイジ 《ネタバレ》 実は私は唯一食べれない食品というぐらいチーズが大嫌いなんです、だからピザなんて産まれてからこの方食べたことがありません、乳糖不耐症というわけではありませんけどね。だからこのおバカ映画を観て震え上がりました、スイスはなんて恐ろしい国なんだ!とね。 クラウドファンディングをしてこの映画を撮りました、って冒頭でアナウンスがあったけど、集めた資金は日本円にして三億円弱だったらしい。これが全製作費だったなら今のご時世では低予算と言わざるを得ないけど、プロデューサーがやはりクラウドファンディングで『アイアン・スカイ』を製作した人だから、二匹目のドジョウを狙ったみたいですね。スイス国内で撮られた初のエクスプロイテーション映画なんだそうだが、衣装デザイナーがスイス伝統衣装協会から追放されたり、アニメ『アルプスの少女ハイジ』の楽曲を使用することを拒否されたり、けっこうトラブルがあったみたいです。でも意外とこの映画には日本要素が紛れ込んでいて、ハイジの盟友クララを紹介するカットではテロップが日本語・カタカナで表示されたりエンディング曲にはヨコハマという歌詞が入っていたりします。撮り方自体は思ったより正統的というかまとも、カット割りや音楽からしてマカロニウエスタンを意識していることが伺えます。でも冒頭のパラマウントのロゴマークのパロディやらけっこう強烈なゴア描写(もっともボカシがきつくてインパクトは少ないけど)などからして、ロバート・ロドリゲスの『グラインド・ハウス』をパクったというかパロった感が強いですね。難点と言うと、やはりハイジやクララを演じる女優が魅力的じゃないことでしょうね、せめて脱ぎぐらい見せろよ。スイスの国民的文学をエログロ満載のダークファンタジーにしちゃったんだから、日本に置き換えると『源氏物語』を元ネタにしてAVを撮っちゃうような感じかもしれないけど、まあスイス人自身がやったことなのでいいのかな。 実にくだらない映画でしたが、思ったより堅実に展開していたストーリーもハイジが暴れ出してからは焼死したはずのおじいさんが唐突に再登場してきて、破綻というかハチャメチャにフルスロットルです。ラストの展開でこれまた続編を撮る気満々みたいなのが判りますが、果たして実現するでしょうかね。しかしながらスイスの国旗が使い方によってはナチのハーケンクロイツと見間違える様な感じになることは、サプライズでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-06-04 23:05:16)
《新規》


1659.  マッシブ・タレント 《ネタバレ》 最近のニコラス・ケイジの持ち芸である自虐ネタが炸裂しているしプロデューサーにも名を連ねているので、彼がまたヘンな思い付きで撮った映画なのかなと思いきや、外部から持ち込まれた企画だったらしい。一応は彼が演じているのはニック・ケイジというハリウッド俳優ということにはなっているが、これはニコジー本人がモチーフだというのは言うまでもないです。所々でニック・ケイジの別人格であるニッキーが登場してニック・ケイジと論争しますが、ニッキーの見た目やコスチュームが若き日に演じた『ワイルド・アット・ハート』のセイラーそっくりなのが面白い。特殊メイクやAIを駆使したんだろうと思うけど、すっかりふやけてしまった現在のニコジーから良くあそこまで再現できたなと感心します。彼の主演した過去のヒット作からの小ネタが満載なのはファンには嬉しいところですが、なんかこの脚本にはハッチャケ具合が足りないんだよな。基本的にはニック・ケイジがCIAエージェントに仕立てあげられる典型的な巻き込まれ型ストーリーなんだけど、後半になるほどコメディ要素が薄くなってストーリーももたついてきちゃうんですよ。そういう点では段々と正統的なアクション映画っぽくなっているとは思うんだけど、この映画をチョイスして観始めた人はそんなこと期待してないんじゃないかな。そういう点ではなんか中途半端感が拭えなかったというのが感想です。 デミ・ムーアも出演しているらしいけど、いったいどこにいたの?ラストの映画上映後のスタンディングオベーションの中にいたのかな?[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-05-24 23:03:51)

1660.  マーニー 《ネタバレ》 プロットとしては殺人も起こらないしスパイも出てこない、ヒッチコックとしては珍しいタイプの作品、おっとそういや回想シーンでブルース・ダーンが殺されていましたね。製作された64年は、ショーン・コネリーにはジェームズ・ボンドとしては『ゴールドフィンガー』の時期。でもこの年には本作以外にも『丘』や『わらの女』にも主演していて、彼もジェームズ・ボンドを演じるのに嫌気がさして来ていた頃だったんじゃないかな。でも本作での彼は、ボンドとはまたイメージが違う色男ぶりを見せていて感心しますが、どう見てもアメリカ人には見えないのが玉に瑕かな。マーニー役に未練がましくヒッチコックはとっくに引退していたグレース・ケリーを希望していたそうですが、そりゃ当然断られますよ。代わりにというかティッピー・ヘドレンが『鳥』に続いて起用されたわけだが、撮影中ずっと険悪だった二人の関係は、映画史に残るようなトラブルになってしまいました。 殺人やスパイのサスペンス色が希薄なんですが、ヒッチコックにしては妙に理屈っぽい映画に仕上がってしまった感は否めません。コネリーのキャラは会社経営のボンボンというより、まるで精神分析医にしか思えない言動なんで違和感が濃厚です。なんでも原作小説ではサブ・キャラとして精神分析医が存在していたそうで、それを脚色段階でコネリーが演じるキャラに統合してしまった結果みたいです。そうは言ってもその精神分析はけっこう雑でとってつけた感がアリアリで、ティッピー・ヘドレンの幼児期のトラウマがなんで成人してからの盗癖に結びつくのかは説得力に欠けています。まあ彼女の演技には文句をつける余地はなかったですけどね。 恒例のヒッチコック御大のワンカット出演、いきなり部屋から出てきてしかも一瞬ながらもしっかりカメラ目線を決めてくる、いくら何でも調子に乗りすぎだよ(笑)。[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-05-09 22:28:21)

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