みんなのシネマレビュー |
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1661. ヴァルハラ・ライジング 《ネタバレ》 「ドライヴ」を見て、なんとも言えないアートなセンスを感じたので、その監督の前の作品ということで観てみました。なるほど、やはり非凡なセンスを感じますな。極力説明を排した台詞と、北欧神話をベースにした内容なので、予備知識がないと飲み込むのに難しいシーンもあるのですが、少なくとも、映像の凄みはしっかりと伝わってきました。たぶん予算はそんなにかかってないんだろうけど、だからといって安っぽいわけでなく、画面いっぱいに神話的世界が広がっています。そして「ドライヴ」でも感じましたが、映像だけでなく付随音楽の使い方もうまい。この雰囲気を出すために、音楽がきっちりと仕事している。この監督さん、これから要注目です。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-19 00:00:19) 1662. ソード・ロワイヤル 《ネタバレ》 序盤から「なんだかガチャガチャした映画だな~」 なんて思っていたのですが、辛抱して最後まで見ても 結局入り込む事は出来なかった。 何が言いたいのかよくわからないストーリーだし、 たとえばアクションのシーンを突然CG画で説明したり、 闘いのシーンが突然ゲーム画面になったりするんですけど、 それは作り手の人たちは面白いと思ってやってるのかなぁ。 なんだか、もの凄く上滑りしてるんですよね。 かっこわるい人が、カッコいい人のまねをしてみた時の 上滑りに似ている。 安藤政信はイケメンなので、彼のファンだけに オススメ出来る作品です。[DVD(字幕)] 3点(2012-11-18 22:29:56)《改行有》 1663. ディヴァイド 《ネタバレ》 これはなかなか良かったと思います。 とは言っても、 人にオススメできるような作品ではありません。 右を向いても左を向いても、どこにも希望が転がってない。 すべてが絶望に満たされた世界を描いているので、 観ていて気分も暗くなります。 でも、ちゃんとエンターテイメントしてるんです。 救助が来た!と思ったら、謎の防護服に身を包んだ集団に 少女が連行され、皆殺しされそうになる意外性。 あるいはまた、防護服連中は外で一体何をしているのか? という推理性。 そしてまた、どんどん壊れ行く仲間たちで起きる 恐ろしいイザコザのサスペンス性。 なにより特筆すべきは、登場人物たちが少しずつ病んでいく、 そのリアルで迫真な演技ですよ。 皆さん本当に見事。丸坊主2人組なんて、 演技の後に「はいカットです~」てかけ声かかってちゃんと 素面に戻るのかしら?て思うぐらいいい演技してる(笑)。 主役の女の子も熱演でしたし。そしてやっとのこと、 あの閉鎖空間から出たと思ったら、 人っ子一人いない一面死の世界。 あの描写にはやられましたね。この後、エヴァはどうやって 生き延びていくのだろう?ていう風に、 物語の先を想像させるラストでしたね。[DVD(字幕)] 7点(2012-11-18 21:11:50)(良:1票) 《改行有》 1664. 恋と愛の測り方 《ネタバレ》 いや~、観る前は軽いラブコメだと思っていたので、 実は互いの浮気めいた話だとは予想外だったのですが、 でも悪くはない出来だったと思いますよ。 ほんとにささやかなストーリーで、原題にあるように わずか一番の出来事。 浮気めいたとは言っても、なにもこの夫婦は 上手くいってないわけではなく、むしろ順風なわけですが、 ちょっとしたすれ違いとか、疑念とかそういうのは 夫婦生活においてありますよね。 そこにまぁ、たまたま互いにそういう場が生まれちゃって、、 というわけで、観ていてハラハラ、この二人どうなると やきもきするのですが、結果からいえば、 二人の仲を再確認することになったわけで。まぁ、 こういうのも一つのラブストーリーなのかもしれませんね。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-18 17:08:08)(良:1票) 《改行有》 1665. ミッシング ID 《ネタバレ》 「トワイライト」シリーズで人気になった テイラー・ロートナー主演という事で、 内容的には「ボーンアイデンティティ」を ティーン向けにアレンジしたみたいな感じ。 つまりはターゲットとしてティーンオンリーで、 大人目線で見るとちょっと物足りないんですよね。 アクションだってたいしたことないし、 設定うんぬんを考えると、あまりにまわりくどい。 大人たちが大騒ぎしていてネイサンはそれに翻弄され、 それでもとりあえずガールフレンドはちゃっかり ゲット~っていう、それだけの話。 見どころは、シガーニー・ウィーバーと ガールフレンドの眉毛ぐらいかな、、、。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-11-18 15:14:29)《改行有》 1666. ビッグフット・ハンター 《ネタバレ》 UMAとかオカルト系は割と好みなので、 すこしおまけで6点をつけておこうと思います。 最近流行のフェイクドキュメンタリーというやつですが、 それを「ビッグフット」というある種古典的な 題材でやってみた作品。 序盤から中盤にかけて、これからなにが 起こるんだろうというワクワクも相まって なかなか楽しませてくれます。 山小屋を何者かが襲撃し、真っ暗な森の中で 突如なにかに襲われる。そのあたりが 本作のピークではなかったかと思います。 そればビッグフットの仕業なのか、それとも ドライベックの仕業なのかという2つの可能性が あり、その点が興味深く鑑賞出来た要因でもある わけだけど、後半になると途端に駄目になっちゃいます。 録音を担当してた彼が襲われるシーンは かなりのショボさを感じるし、なにより「白い光」 とやらが出現して斜め上の展開になってしまうことが残念。 確かにドライベックも言っていたように、 本当にビッグフットがいるのなら死体の一つも 見つからないのはおかしなことなので、「霊的」な 存在にすればそういう突っ込みも必要なくなるのかも しれませんが、あれじゃあ結局、ビッグフットの 正体って何だったん?と疑問だけが残ります。 UFOに乗った宇宙人?異次元からやってきた怪物? 全体的な流れがあまりに定番だったので、 もう少し変化球も欲しかったですね。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-18 11:07:34)《改行有》 1667. ザ・マーダー 《ネタバレ》 まぁ、佳作かなと。 ありそうでなかった内容のサスペンスで、 最後まで集中してみる事は出来ましたが、 振り返ってみると、いやはや、犯人の男そして 主人公のジャック双方ともに凄いな、と(笑)。 犯人の男は、その生まれた境遇故に父親に 恨みを持ったんだろうけど、にしても どんだけ凄い執念やねん。父親が一夜限りを 共にした女をみんな把握してるだなんて。 そしてジャック。今までの経験人数100人て、 どんだけモテモテなのかと。 レイ・リオッタはいつも抑え気味の演技を するので、女性たちが次々と殺されていても そこまで感情をあらわにする様相は見せないので 個人的にはもう少しオーバー気味の演技でも 良かったかなとは思うのですが、でも「100人」と いうことを考えると、この役はレイ・リオッタぐらいしか やれる人はいないんじゃないか(笑)。 彼なら、それぐらい絶倫でもおかしくなさそうだな、と。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-18 10:35:57)《改行有》 1668. 幸せへのキセキ 《ネタバレ》 とっても素敵な作品ですね~。素直に感動しちゃいました。ジーンとくるシーンはたくさんあります。ベンジャミンが、他界した妻のフォトを見ながら過去を懐かしみ涙するシーン、「20秒の勇気」で、ディランが女の子に告白するシーン、誰もこないなと思っていたら、入り口を倒木が塞いでいて、その向こうにはたくさんのお客さん達が待っているシーン、そしてラストの、妻と初めて出会ったときのことを、子供達に話すシーン。人生の素晴らしさを教えてくれる、とても爽やかな映画でした。「20秒の勇気」の話もそうだし、どうして動物園を買ったりなんかしたの?という質問や一目惚れした見ず知らずの女性に声をかけていいのかという自問に「いけないの?(Why not ?)」ていうシンプルな答えで返す。これがもうたまらないですね。見る人に、勇気を与えてくれるというか。人生色々と困難や辛いことがあるけれど、立ち止まってても仕方がないよって、背中を優しく押してくれるような、そんな作品。動物園の開園前日は雨で当日どうなるか心配だったけど、オープン日は快晴で、多くの人がやってきて、子供達のあげる凧が快晴の空に舞っている。それは言って見れば、ベンジャミンの人生そのものの比喩でもある。人生には雨のときもあるけれど、ちょっとだけの勇気や冒険が、空模様を大きく変える。そこに理屈なんて必要ないさ。 [DVD(吹替)] 8点(2012-11-18 01:37:28)(良:1票) 《改行有》 1669. ポテチ 《ネタバレ》 う~ん、困った。あちこちのサイトで賞賛されている作品を悪く言うのは気がひけるのだが、自分にはいまいち入り込めなかったです。空き巣犯なのに人助けしようとしたり、それぞれのユーモアある会話に時たま笑えたりもするのだが、これだけ現実離れした人たちを見せられても、それで感動出来る気持ちが湧いてこない。なんだかんだいっても物取りで生活してる連中だし、さすがにおせっかいすぎる。「いい人」の面だけを見せていて、汚い面は一切見せてない切り取り方に違和感を感じる。[DVD(邦画)] 5点(2012-11-17 21:29:46)(良:1票) 1670. ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 とても独創性のあるアクション映画でしたね。緩急のつけ方が上手いというか。派手さは無いけど、凄みのあるアクション&バイオレンスでしたね~。一目で恋に落ち、そして二人初々しい会話を楽しむシーンなんかは、とても甘くて緩やかな時間が流れてるんだけど、カーアクションやバイオレンスは、とってもピリピリしてて凄みのある映像。双方が喧嘩しているというわけでなく、それぞれが、それぞれの魅力を増幅させ合っていると思う。甘いキスシーンの後に、おぞましい殺しをするところなんて、笑っちゃうぐらいのメリハリでしたね。そしてまたファンタジック系なロックが作品全体をよりアート化させている。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-17 01:36:01)(良:1票) 1671. ロボット 《ネタバレ》 インド映画を見たのは、ひょっとするとこれが初めてかもしれない。世界一の映画大国だというのに、今まで縁がなかったことに驚きと恥じらいの念を感じる。「インド映画って、めっちゃオモロいやん!」これが正直な感想である。パッケージには、「ワケわからんが面白い」と書いてある。でも、ストーリーはびっくりするほどわかりやすい。ワケわからんというのは、おそらく展開の意外性のことを言っているのだろう。蚊としゃべりだしたり、ロボット達が突如合体して蛇になったり球になったりして戦う展開は、確かに一般的な流れとは違う、インド映画独自のものかと思う。でもそれが新鮮で凄く良いのだ。いやほんと、エンターテイメントの塊である。あらゆるシーンが脳裏に焼き付く。「な、なんじゃこりゃ。すげぇ!」そのアバンギャルドさに、思わず目を奪われるのである。CGや特撮のレベルはハリウッドに比べれば劣るのだが、そんなことはおかまいなしに突っ走る、この勢いに惚れてしまう。秀逸なシーンは数多いが、一番はやはり、チッティに初めて恋心が芽生え、回路に花が咲き乱れ、ノリノリのダンスが披露されるシーンだろう。これほどまでに楽しいダンスシーンを、私は他に知らない。[DVD(字幕)] 8点(2012-11-16 20:03:35) 1672. わが母の記 《ネタバレ》 画作りがとても気合入っているのがわかって、その映像の綺麗さを堪能するだけでも良かったです。もの凄くブルジョアな一族の物語。正直に言えば感情移入しにくい面もあったのですが、自分の祖母も認知症だったので、八重さんが夜な夜な、ふら~っとどこかに出て行っちゃうのはこちらも経験あり、みんなして捜す光景に共感出来ました。役所広司も熟練の演技を見せてくれていましたが、なんといっても樹木希林ですよ。最初の頃と、物忘れが酷くなっていってからとで顔が全然違う。いやほんと、すごい女優さんだなと驚嘆致しました。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2012-11-15 22:59:51) 1673. 私が、生きる肌 《ネタバレ》 人工皮膚によって、全くの別人に作り替えることが出来る、それは性別の変更さえも可能ということで、主人公ロベルはいわば神に勝るとも劣らぬ力を得たといってもいい。しかし神の力を持ったとしても、一人の人間であるから、復讐心や所有欲、そして愛に溺れてしまい、その力を誤った方向に使ってしまう。こういうテーマはSFにはよくありがちですが、ゴルチエが衣装を担当していたりと、見た目にエロティックで印象深い。ただ、復讐のために男を去勢したとして、はたしてそいつを亡き妻の代わりにするだろうか、という点に疑問を感じる。服を引きちぎって、速攻で掃除機に吸わせるシーンが印象的。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-13 01:14:54) 1674. friends もののけ島のナキ 《ネタバレ》 不覚にも感動してしまいました、、、。山崎貴氏は、監督としての才能もさることながら、脚本家としても見事だな~と毎度感心させられます。たしかに、ある意味では型にはまったストーリーテリングで、意外性みたいなものは全然ないんですけど、ファミリー映画ですからこれでいいと思います。設定としては「モンスターズ・インク」にそっくりなんですけど、あちらに負けないぐらい、よく出来たキャラクターたちですよ。コナキの可愛らしさや、グンジョーとナキの友情には心動かされますね~。森の中を跳ねるうにジャンプするとスーパーボウルみたいなのもたくさん出てくるその映像の躍動感の素晴らしさ、テングダケを食べたときの美味しさの表現、何度投げ返しても戻ってくるコナキのユーモラスさ、強がっていたのにすかさず逃げる用心棒たちなど、いいなと思えるシーンはたくさんあるのですが、なんと言っても、最後の最後に大泣きしてしまうナキのシーンですかね。いや~切ないけど、ほろっときちゃいましたよ。全てのこども達に安心してお勧め出来る良作です。[ブルーレイ(邦画)] 8点(2012-11-11 22:58:36) 1675. ワイルド・スピード/MAX 《ネタバレ》 これまでの3作とは違い、刑事捜査ものみたいな内容になってます。4作目ということもあって、新路線が必要との判断でしょうが、カーレースのシーンはその分控えめな印象。冒頭のタンクローリー回転シーンとか、やりすぎるぐらいのアクションを見せてはくれるのですが、いかにもCGといった感じで、実写派の人には不評かも。でも坑道?のシーンは割とスピード感あって良かったと思います。[地上波(吹替)] 5点(2012-11-11 21:01:09) 1676. シャーク・ナイト 《ネタバレ》 これね、意外と良かったと思いますよ。ここ最近制作されるサメ映画って、本当にB級中のB級な代物ばかりだったので、本作もまたそういうやつの一つだと思って期待してなかったんですけど、CGのサメはきちんとしたクオリティになってたし、決して安っぽさは感じませんでした。有名な人はでてこないけど、質にはそれなりにお金かけていると思います。確かに、ハラハラさせるようなスリリングさは少ないし、グロも大人しめだし、そもそもサメは脇役でどちらかと言うと人間の闘いがメインなので、映画サイトで酷評されているのもよくわかるのですが、エンドロール後の変なラップも含めてこの作品全体のノリやユーモアは個人的に嫌いじゃなかったです(笑)。見た感じ、3Dを意識した映像が多かったのですが、国内での劇場およびブルーレイには2Dしか公開されてなく、3Dでみればもっと評価は変わったかもしれませんね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-11-10 02:06:02)(良:2票) 1677. HOME 愛しの座敷わらし 《ネタバレ》 いやもう何が素晴らしいって、映像の美しさですよ。ひゃ~、日本てこんなに美しい国なんだな~って。オープニングの牧歌的で雄大な景色からはじまり、岩手の田舎の美しさをこれでもかと切り取ってみせてくれる。最後のエンドロールの画まで気持ちよく鑑賞しましたよ。移り住むことになった古民家までもが美しい。正直ストーリーはそんなたいしたものではなく、とてもあっさりしたお話です。座敷わらしも、家族とそれほど関わってこないし、認知症のおばあちゃんの話も主軸にあんまり絡んでないし、娘や息子が友達と別れるシーンも、それまでのふれあいが描写足らずで感動に乏しいし、不満もないわけではないのですが、でも見終わった後はほっこりした気持ちになりました。そしてまた、お父さん役の水谷豊がとても良かった。心優しい父親像を見事に演じていて、「相棒」よりもハマり役立ったように思います。大きい目が印象的な座敷わらし役の子も本当に座敷わらしっぽくて良かったです(笑)。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2012-11-08 22:40:30) 1678. グレイヴ・エンカウンターズ 《ネタバレ》 序盤、幽霊など全く信じていないクルーたちが、いつものようにやらせを撮影したりおちゃらけたりと醜態を晒していて、超常現象が起こってからの彼らの変化、落差といったものは「つかみはOK」といった感じで良いんですけど、中盤からですね、超常現象とかいうレベルじゃなくなってくるわけですよ。いつまで経っても夜が明けない。それどころか、建物の構造がどんどん変わって「迷宮に迷い込んだ」みたいな状態になる。さらに、患者につける腕輪がいつのまにか全員についてたりとか、病人服になってるとか、天井からたくさんの手がのびたり化け物みたいな男が天井にいたりと完全に「お化け屋敷化」しちゃうわけですね。この手の作品は近年多く作られていて、より一層レベルを上げようとしてるのはわかるんだけど、ここまでいっちゃうと現実味がなくて個人的には駄目ですね。それに、あまりに手ブレがありすぎて途中酔ってしまいましたし。女性患者が現れて振り返ったら顔が~のシーンがピークでしたかね。それにしても、このカメラは後日どうやって回収されたんでしょう、、、(笑)。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-11-08 17:27:43)(良:1票) 1679. ムンクの叫び 《ネタバレ》 ムンクの話じゃなくて、ムンクのキャラを借りた いじめられっ子の話。そのアイデア自体は悪くないし、 主人公にとって「理不尽」なことが延々と蓄積していく様を 観客は見せられるので、いやが上にもこの不憫な主人公に 同情してしまう。だから最後まで飽きる事無く見れたし、 「白色」の話で綺麗にまとめているところも巧い。 ただ、映像や音楽、そして老けメイクなどあまりに チープで自主映画的なので実にもったいない。 シナリオも悪くないしかずおもメイクも良かっただけに なおさらそう感じる。もっと予算をつけてあげたかったね。[DVD(邦画)] 6点(2012-11-06 19:32:13)《改行有》 1680. REC/レック3 ジェネシス 《ネタバレ》 とっても幸せそうな結婚式場から物語はスタートします。皆が喜びに満ちあふれている素晴らしいひとときを、いつものビデオカメラで撮影。すると突然、男性の一人がゾンビ化し、式場は騒然。逃げ惑う人々。何人かが立てこもって脱出を試みようとする。「うぉ~、今回もまた期待出来そうや~ん!」とテンションがあがった次の瞬間、いつものPOVスタイルを突如放棄し、ごく普通の映画スタイルに。なんで~!?それじゃRECシリーズちゃうや~ん!とガックリしてしまった。新路線を出したかったのかもしれないけど、やはりそのスタイルだけは貫徹してほしかったなぁ。とはいえ、一応それなりに楽しめる出来映えにはなっていたので、及第点の6点をつけておこうと思う。少なくとも、怖さは全二作に比べるとかなり減少しているのだが、スポンジボブのおっさんとか、突然チェーンソーをふりかざして戦闘モードになる花嫁とか、今までにないユーモアがプラスされていて、賛否あるだろうがそれ自体は面白かった。全二作と比べれば見劣りするが、一本のゾンビものとしてみればまあまあかな。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-06 15:54:21)(良:2票)
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