みんなのシネマレビュー |
|
1681. トゥームレイダー2 お宝を巡り、ヒロインと悪党たちが争奪戦を繰り広げるアドベンチャーアクション。 アンジェリーナ・ジョリーのカッコ良さを、ひたすら前面に押し出した作りになっているので、 当然のことながらシナリオの内容は薄っぺらい仕上がりに。 「おい、おい」と突っ込みを入れたくなるほどの、ヒロインの破天荒かつ 無駄なアクションの連続には苦笑したけど、彼女が片眉をピクリと上げるたびに、 「どう? 私ってカッコいい? きれい?」 と言われているようで、だんだんとうんざり感が・・・。 まあこれでこれで、気楽に楽しめる娯楽作品には仕上がっているかと。[地上波(吹替)] 2点(2011-07-26 19:32:14)《改行有》 1682. パニック・ルーム 密室型のサスペンスで緊張感を楽しむタイプの映画なのだが、 終始こちらの予測内で話が展開してしまっている。これといった大きな盛り上がりもない。 設定自体は決して嫌いではないのだが、ヒロインを襲う男たちのキャラが安っぽく、 彼らの目的が早い段階でわかってしまうのも面白さを削いでいる理由かも。 普通のB級サスペンスとして楽しめる範囲内の作品。[地上波(吹替)] 4点(2011-07-26 19:25:14)《改行有》 1683. フォレスト・ガンプ/一期一会 観る者に勇気を与えてくれる、と同時にアメリカ万歳映画でもある。 いくらIQが低くても人間である以上、苦悩や葛藤など人間臭い部分が存在するはずなのだが、 そういった内面にはほとんど触れず、主人公のスーパーマンぶりを延々と見せつけられるだけ。 ラストも、「何これ?」と言いたくなってしまうようなご都合主義。 制作者には申し訳ないが、これで感動しろといっても無理な話。そこまで単純にはなれない。 もっと骨太のヒューマンドラマを期待していたのだが、 やっぱりアメリカ万歳への比重のほうが圧倒的に大きいという印象しか残らなかった。 トム・ハンクスという役者の魅力を加味して、甘めの4点。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-07-26 17:50:51)(良:1票) 《改行有》 1684. バニラ・フォグ ひと言でいえば、ロマコメ・ラブファンタジー映画。 ある日「幸運な蟹」を手に入れたヒロインが・・・という設定のお話なんだけど、 この蟹さん、もう笑っちゃうぐらい何の説明もない。 極端な例えをすると、突然空からお金が降ってきて大金持ちになりましたといった流れなので、 感情移入などできるわけもなく、それ以上にストーリー自体がつまらかった。 全般的に演出も今ひとつ。主役の女優さんはかわいいので、彼女のファン限定なら。[ビデオ(字幕)] 2点(2011-07-26 17:28:33)《改行有》 1685. 男たちの挽歌 ストーリーが熱い、演出も熱い、すべてにおいて熱すぎる映画。 男たちの迸る汗の匂いが、画面からプンプンと漂ってきそうで、とにかくクサい。 主役の二人は石橋正次と劇団ひとりにそっくりなので、だんだんと親しみが湧いてくる。 唯一出てくる女の子は80年代の軽さを醸し出しているが、男たちはなぜこんなに熱いのか。 まるで70年代の青春ドラマを観ているようで、終盤はエアコンなしでは鑑賞できなかった。 "男"を感じたい人にはお薦めだが、鑑賞中の息苦しさは半端ではない。参った。[DVD(字幕)] 4点(2011-07-26 17:04:42)《改行有》 1686. フィラデルフィア 差別と偏見がテーマのヒューマンドラマ。 弁護士役のトム・ハンクスとデンゼル・ワシントンが安定した演技を見せ、 終始落ち着いて鑑賞できたものの、ストーリーはもう序盤から誰もが予想できる流れ。 予定調和をこなすようにお話が進み、かなり優等生的な作りの作品だった。 取り立ててシナリオの粗はない代わりに、その分インパクトに欠ける部分はあるのかなと。 二人の役者さんはもちろん、内容もいい映画の部類に入ることは間違いないんだけど・・・。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-26 09:15:45)《改行有》 1687. モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル イギリスのコメディー集団が送る完全おふざけ映画。 「アーサー王と円卓の騎士」をベースに、軽いオチなんかもあったりして、 ストーリー自体は悪くないと思うんだけど、不条理、シュール、ブラック系のギャグが、 基本的に自分には合わず・・・。シリーズもたくさん出ているし、 カルト的な人気があるということで、ハマる人にはハマるんだろうけど、 最後までどうしても笑えず、ホントにくだらねえなぁとしか思えなかった。 日本語吹き替え版で観たほうが、もう少し楽しめたのかもしれない。[ビデオ(字幕)] 2点(2011-07-26 08:07:39)《改行有》 1688. パリ空港の人々 設定が「ターミナル」に似ているんだけど、こちらが元ネタかな? シナリオ、演出などは、本作の方が出来がいい。 ジャンルとしては一応コメディーになるんだろうけど、主人公の悲喜劇プラス、 同じような状況に陥った人々とのさらりとした友情が描かれていて、 ほんわかとさせてくれるハートウォーミングな作品に仕上がっていた。お薦め。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-26 07:59:26)《改行有》 1689. レスラー ミッキー・ロークは昔の面影はまったくなくなったけど、 落ちぶれたレスラーの役は、まさに今の彼にぴったりのハマリ役。 身体もしっかり作っていて、外見だけ見れば、 「こんなレスラー、実際にいそうだよな」というほどの役作り。 お話の展開はオーソドックスながらも、私生活では不器用でだらしのない男という設定に、 一人娘とのエピソードを絡め、人間臭いキャラに厚みを出させている。 プロレスの世界でしか生きられない男の生き様は、ミッキー自身の歩んできた人生と どこかダブるところがあるのかも。まさしくミッキー・ロークという俳優さんを観る映画だった。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-26 07:46:16)《改行有》 1690. パニック・イン・スタジアム タイトル通り、パニックを存分に見せてくれた作品だった。 正直映像や演出はあまり良くないし、地味めなストーリーではあるけれど、 落ち着いて鑑賞できるし、そこそこ楽しめるのではないかと思う。 主役のチャールトン・ヘストンは、相変わらずどっしりしてるなぁ。[地上波(吹替)] 4点(2011-07-26 07:23:48)《改行有》 1691. 消えた天使 性犯罪専門の監察官が主人公のサイコ調サスペンス映画。 彼はどうやら性犯罪をひどく憎んでいて、公務員とは思えない無茶な行動ばかりするのだが、 その理由がわからないのでただ重苦しく、すんなりと物語に入っていけなかった。 映像演出がやたら凝っていて、これもストーリーに集中しづらい原因になっているのかも。 お話の核になっている事件の真相も、特別大きな捻りもなく、総体的に今ひとつの映画だった。[DVD(字幕)] 3点(2011-07-26 06:35:03)(良:1票) 《改行有》 1692. タワーリング・インフェルノ 20世紀フォックスとワーナーブラザーズの合作映画。 共同会見時、出演する二大スターの名が挙げられた瞬間、 記者席は「オーッ!」という歓声に包まれたとか。 とにかくスケールの大きな映画で、135階建てのタワーは今見るとチープな模型のようだが、 当時スクリーンで見た時は凄まじい迫力だった。 単なるパニック映画ではなく、人間の見栄と愚かさに対する警鐘をテーマにしているのもいい。 ポール・ニューマンは建築家としてストーリーの中心を担い、 マックィーンはカッコいい消防士の役でしっかりと見せ所を押さえている。 ビッグスター二人をうまく使い分けた演出は見事だったが、 そのため他の出演者たちのドラマ性が薄くなってしまった感は否めない。 フェイ・ダナウェイは、もう単なる刺身のツマ扱いだもんね。 それでもこの映画がドラマ性の高い作品であることに変わりはなく、 近年の映像中心ばかりの内容の薄っぺらな娯楽映画などは足元にも及ばない。[映画館(字幕)] 9点(2011-07-26 06:25:33)《改行有》 1693. ペイ・フォワード/可能の王国 一人の少年を主人公にした、ハートウォーミングな感動作。 テーマはとてもいいんだけどね。彼の起こした行動がやがて奇跡を・・・。 という物語の核が、どうにもしっくりと伝わってこない。その過程が丁寧に描かれておらず、 かなり省略されていて、その分、母親絡みのサブストーリーの描写が必要以上に多すぎ。 中盤は誰が主人公なのか、よくわからなくなった。 終盤からラストに関しても、なんとか感動作にまとめちゃおうといういかにも安直な展開で、 シナリオの粗っぽさを感じるばかり。男の子はとてもかわいい顔をしていて、 普段からちょっと寂しげな表情が、作品の欠点を多少なりともカバーしていたかな。[DVD(字幕)] 3点(2011-07-26 05:41:11)《改行有》 1694. ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 シリーズの第二弾。今回もお宝を巡って、ニコラスの推理とアクションが冴え渡る。 とにかく彼の後についていれば間違いなし。たとえどんな絶体絶命の窮地に陥っても、 瞬時にして100%正しい判断をしてくれる頼りになる男。 その他にもストーリーは突っ込み所が満載なんだけど、ものすごい流れの早い展開なので、 こちらに考える隙を与えてくれない。疲れているときなどの鑑賞にも、とてもラクチンな内容。 冒険心だけは満足させてくれる、気楽に鑑賞できる娯楽映画でした。[地上波(吹替)] 4点(2011-07-26 05:16:22)(良:1票) 《改行有》 1695. ザッツ・エンタテインメント 1930年代~50年代にかけて製作された、ミュージカル映画の数々を紹介した映画。 ナビゲイターにフランク・シナトラ、エリザベス・テイラー、ジーン・ケリーなどを迎え、 当時の想い出話を交えた構成は、タイトル通り、エンタメたっぷりといった仕上がり。 とにかくものすごい数のミュージカル映画が紹介されていて、 こんなに製作されてたの?と、びっくりしてしまったほど。 白黒のミュージカルもかなり製作されていたようで、今では鑑賞することが難しい作品もあり、 そういった意味でも、一見の価値はある作品かと思う。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-26 05:08:25)《改行有》 1696. グレムリン スピルバーグのプロデュース作品。 公開当時は話題にもなったし、結構ヒットした映画だと記憶している。 不思議な生き物ギズモが、茶目っ気たっぷりでかわいい。 対照的に彼の身体から増殖した生き物は憎たらしくてブラック感がいっぱい。 ユーモアのあるキャラターで見ている分には非常におもしろいのだが、 ストーリーは単純だし、ハラハラドキドキ感などはまったくない。 まるでアニメ「トムとジェリー」の追いかけっこを見ているような感覚。 キャラがかわいいので、子供や若い女性が鑑賞するには、丁度手頃な作品だと思う。[映画館(字幕)] 4点(2011-07-26 04:31:17)《改行有》 1697. かわいい女(1969) 向こうでは人気のあるらしい、私立探偵マーロウ・シリーズ。 映画というよりは、やっぱりアメリカの昔のテレビドラマに近い作り。 殺し屋役に扮するブルース・リーは、「ドラゴン危機一発」の二年前の出演になるが、 若くて初々しい。リーさんの、後のアクションを彷彿とさせるシーンを見せてくれる。 ストーリーそのものは退屈で、あまり面白くない映画である。[地上波(吹替)] 2点(2011-07-26 04:21:58)《改行有》 1698. キタキツネ物語 何でこの映画をわざわざ金を払い、しかも一人で観にいったのか、 記憶がまったく定かではない。周りはやはり家族連れが多かった。 キタキツネの生態をドラマ風に仕上げたドキュメント映画で、 確かナレーションが入っていたように思う。NHKの動物ドキュメント番組と同じような作り。 キタキツネの家族がメインで、もちろん子供のキツネも出てくるが、 ブリザード吹き荒れる北海道を舞台にしているので、画面を見ているだけで凍りそうだった。 撮影はさぞかし大変だったろうな、という印象だけはよく覚えている。 映画的な面白さはないが、動物好きな女の子やお子さんにはいい作品ではないかと思う。 テレビで観てれば十分だとは思うけど・・・。[映画館(邦画)] 2点(2011-07-26 04:15:15)《改行有》 1699. 世にも奇妙な物語 映画の特別編 人気テレビドラマの映画化で、4つのエピソードから成り立っているオムニバス。 こういった形式は外国映画でも時々見かけるのだが、大ヒットという話はあまり聞かない。 各エピソードのクォリティーが要求されるだけに、しっかりしたプロットの作品を用意しないと、 逆に印象が悪くなるのかも。 映画だけに当然制作費はかかっている訳だが、お話の内容自体はさほど出来が良いとは思えない。 これならこれまでテレビ放映された中から評判の高かったベスト4を選び、 違うキャスティングで撮り直しをした方が、全然良かったと思う。 まあ、テレビと同じく普通には楽しめると言った程度の作品。[地上波(邦画)] 3点(2011-07-26 03:52:53)(良:1票) 《改行有》 1700. 交渉人(1998) 90年代後半からCG全盛、中身スカスカの娯楽映画ばっかりで、 かなり辟易としていたのだが、これは中々面白かった。 交渉人としては、少々冷静さに欠けるのでは? と首を捻りつつも、気がつけばどっぷりと入り込んでいた。 終盤にかけてはちょっとストーリーが甘くなったが、シナリオ、構成、キャスティングともに、 及第点以上の出来映え。こういう娯楽映画をもっと作ってほしい。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-26 03:34:37)(良:1票) 《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS