みんなのシネマレビュー
あにやん‍🌈さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127

1741.  ファイナル・デッドサーキット 3D 《ネタバレ》 最初に。話題作りのために下手くそな芸人に吹替えさせるの、最低です。宣伝のために観客を冒涜するようで本末転倒もいいところ。今回、この下手くそヴァージョンしか選択肢がないワケで最悪です。さて、実はこのシリーズが大好き?みたいに勘違いされる私ですが、違いますって。わざわざ初日に予約して見に行ったりしてますけど、こういうの嫌いなんですってば。人がスプラッターホラーを見たがってしまうのは、色んな死に方を見て自分が死ぬ時の心構えをしておくため、って誰かが言ってましたが、だとすればこれほどに相応しいシリーズはなかったりするワケで、ならば今回のデキは、もう少し頑張りましょうってカンジですわぁ。前の死に方と同じモノを持ってきちゃいかんでしょ。全体的にはもう毎度のパターンを繰り返すだけ。あとはどういう死のバリエーションがあるか、っていう。今回、物語も見せ場も死に方も3Dの飛び出し効果も最初がピークでどんどん息切れ、尻すぼみ状態になってしまっています。物語に少しはヒネリが欲しいところですが、もう新しいコトをするのは諦めちゃったみたい。はいはい、どうせ次はこういう展開で、そして最後はこうなりますね、って定型パターン。いちばんの見どころは冒頭のレース事故シーンからこれまでのシリーズの死に方をCGと3Dで再現してみせたメインタイトル部分までで、後ろの方に行くに従って殺し方もテキトーになっていっちゃうカンジ。結局何作でも作れるお手軽シリーズとして定着しちゃいましたかね。ところでこの映画のシネコンの予約番号が「1542」だったワケですが、「行こう死に」とか「以後死に」とか暗示したりしてるワケはありません。そんな事、俺は信じないぜ! そんな運命なんぞに俺がふ[映画館(吹替)] 5点(2009-10-17 18:50:45)(笑:1票) (良:1票)

1742.  クヒオ大佐 《ネタバレ》 結婚詐欺師を題材にした軽妙なコメディ映画を期待したら、これがまあ重い重い。淋しくて哀しくて弱い人々ばかりが出てくる映画で、それがもうそのまま直球で淋しくて哀しくて弱いです、って描かれ方をしているワケで見ていてツラくて仕方ねーです。みんな人間的に何らかの変化をしてゆくのかと思えば、ずっとそのままだし(事態の変化はありますけど)。松雪泰子はこの映画のカナメを最後の方でセリフにして喋っちゃうし。あのセリフにあった事、ただ目の前のあなたが好きだってところを核に、人間に惚れてっちゃう女達を面白哀しく描けていれば良かったと思うのですが、クヒオが掴みどころがなさ過ぎなキャラであったがゆえに、魅力の本質にまるで迫れなかった恨みが残ります。キャッチフレーズの「女達よ、なぜ騙される?」の答えに到達できてなかったじゃん、と。「なぜ」のまんまを映画化しただけみたいな。クヒオのキャラは創造できた、でも終盤の回想を持ってしても人間クヒオの創造には至らなかったように感じました。[映画館(邦画)] 5点(2009-10-15 20:34:31)

1743.  ココ・アヴァン・シャネル 《ネタバレ》 世界的ブランドであるシャネルを確立させた人物の個性、その特異性っていうものを期待したワケですが、スカーっとスカされたような映画で。彼女の非凡さは、この映画の中では単なる出自によって形成された頑固でねじくれた性格みたいなもので、そんなモンでいいのか?と。そこ(トゲだらけだ)に惚れる男の心理も掴みかねますし。つーか、『ミス・ポター』と物語が一緒(ついでに主役をウソでもいいからもう少し若い女優さんにして欲しかったねぇ、って点も一緒)。「成功の影にあった悲恋物語」ならば元になる人物って誰でもいいんじゃん、みたいな。映画にだってキッチリとシャネルのブランドが輝いているくらいの個性、パワーが欲しかったですよ。シャネルの非凡さに比べて、この映画を創造した人々はごくごく平凡だったとしか言い様がありません。[映画館(字幕)] 5点(2009-10-15 20:13:30)(良:2票)

1744.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 ドラマと現実とマンガ。どうにもこれが上手い事ハーモニーになってないように感じてしまうんですよね。ミュータントっていう存在が軽々と現実を超越してしまっているがゆえに、そこに下手に現実的な事柄を絡めてくると(ノルマンディとかベトナム戦争とかスリーマイル島とか)、妙にザラザラとした違和感を抱いてしまい。そして、特殊な能力を持つ者達のドラマが、やたら普通だったりすると、これまた違和感を抱いてしまい。映像に統一感がないのも気になりました(飛行機ショットのマンガっぽさとヘリコプターショットのリアルさと、同じ飛行シーンでもまるっきり別物で、あれでは別の次元の別映画ですわ)。マンガ、あるいはマンガ的なるものの実写映画化がいかに難しい事かを、映画を見ながら考えてしまう私なのでした。原作物であるがゆえ、シリーズ物であるがゆえ、前日譚であるがゆえの煮え切らない展開を、そういうもんだと受け入れられるようなファンではないので、見終わってもモヤモヤ。つーか、もうお前アメコミもの見るなよ!ともう一人の私がツッコミ入れてます。でも、東西を問わず原作物、シリーズ物、リメイク物で溢れてる映画界、さすがにそんなんばっかだとツラいわ。[映画館(字幕)] 5点(2009-09-14 18:21:06)

1745.  ナイト ミュージアム2 《ネタバレ》 相変わらず、密度低めな娯楽映画で。アクションより何より会話シーンが映画の大半を占めてる状態っていうのは、どうなんでしょう? 大変な時でも、1時間のタイムリミットが設定されて以降も、いちいち会話シーン。その大量な英語の羅列とアメリカ!って要素に支配されていて、段々と日本人的にはなんだかどうでもいーや、ってキモチになってきちゃったりして。前作のキャラクターを延々と封印してしまう状態は、新キャラクターで楽しませようとする配慮なのかもしれませんが、逆にイライラさせる要素になってしまっていますし、カポネやナポレオンといった新しいキャラに特に面白味があるワケでもなく。新しい会社を興して成功した状態が、どれだけ主人公にマイナスになっていたのかが全く描かれないので、やっぱり警備員最高!って結論を出してしまうのも強引なだけ。前作よりもお子様お楽しみ映像も少なめになっちゃったかな。結局、もうひたすらエイミー・アダムスを見てましたねぇ。エイミー・アダムスを眺める分にはイイ映画。自分的にはこの映画、それだけ。あ、あとロビン・ウィリアムスがハナ肇。[映画館(字幕)] 5点(2009-08-14 16:40:38)

1746.  イージー・ライダー 《ネタバレ》 真の自由とは何ぞや?という問いかけを、そこに遙かに届かないまま足掻いている状態を通して描いている感じですね。反社会的に見えて意外にも底に流れる精神は良識的。ヒッピーになって社会と断絶したコミュニティに属したり、クスリでラリってる状態に自由なんてモノの本質があるワケもないよね、って。最初の方でバイクのパンク修理と馬の蹄鉄を打つ作業とをシンクロさせて、バイクを馬に見立ててみせるワケですが、そこにフロンティアスピリッツが象徴されていて、それに対して保守的、閉鎖的に澱んだ思想がアメリカをダメにしている、と。ただ、ちょっと不快に感じたのは、映画全体が諦めの視点で支配されている事。批判精神はあっても、登場人物も映画も自己完結の道を進んでいないか?と。実はどこにも自由の行き場なんてありません、って。何故かどんどん思想的に不自由になっている澱んだ今の時代には合いそうな映画ですが、ここに共感はあっても、答えを指し示す訳ではなく諦めの袋小路があるばかりですからねぇ・・・。[DVD(字幕)] 5点(2009-04-27 01:31:19)

1747.  チャップリンの殺人狂時代 《ネタバレ》 うーん。よく判らないなぁ。ラストの有名なセリフがまるで生きていない物語のような気がして。人の命を奪うって事、それを批判するための物語として殺人者を演じてみせたのは皮肉な意味を持つとして、殺人をゲームのように描いていて、殺された人間にはほぼキャラクターが存在せず、殺人に失敗した人間に対してのみキャラクターが与えられている状態は何故なんだろう?と。まさか「殺していい人間の価値」の取捨選択をした上で無差別に殺す戦争はアカンと言ってるワケでもないでしょうしねぇ。ごく一部の登場人物を除いて、ちっとも人間が見えて来ないあたりに、やたら違和感を抱いてしまう訳で、私はこの映画、非常に気持ちの悪い映画という感じがしてしまいます。その言葉にしろ描写にしろ妙に軽いようにも見え、その実、物凄い悪をめちゃくちゃオブラートで包んで提供しているようにも思える訳で。しかし、何れにしろだから戦争がどう関係あるの?って思ってしまい。個人的にはあの不死身のうるさいオバサンが最高でした。本音を言っちゃえば全編セリフばっかりな状態より、彼女に対して延々失敗し続けるコメディが良かったかな。映画ファンになるもっと前、小学生の頃、有楽座で連続上映された『ビバ!チャップリン』10作のうち初期上映4作(『モダン・タイムズ』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』)にハマった人間としては、もし当時の自分がこれを見ていたらどう思ったのか、知りたいところです。[DVD(字幕)] 5点(2009-04-17 00:20:31)

1748.  エデンの東(1955) 《ネタバレ》 むう。延々とぐなぐなうらうら軟体動物みたいな動きでラリってんの?みたいなジミーはともかく(今あの動きに近いのはショーン・ペンか香川照之じゃない?)、人の内なる善と悪との葛藤ってのは判るんですよ。何を以って善とするか悪とするか。その価値観や表現の仕方の違いが生み出す摩擦。だけど聖書背負った映画なモンで、大前提に絶対的良識があって、内に悪魔が棲んでたり罰が与えられたりするように感じてしまうのが自分的に引っかかりました。始めにテーマありきで生まれてきたようなキャラクターばかりで、言動が神にコントロールされているみたい(レタス前とレタス中とでジミーの態度がコロリと変わるのもよー判らん)。あと、結局ジミーのキャラが表現しようとしていたモノは、あのヒロインが自分を語ったコトで全部済んじゃってるんじゃない?と。あのヒロインの物語にすればそれで完結してしまうんでないの?みたいな。やっぱりジミーのキャラにシンパシー感じないとキツいですかねぇ。映像的にはシネマスコープにキレイにハマった画がステキざんした。ついでに、有名なテーマ曲が一般的なイメージよりも実際はアップテンポなのね。いつの間にやらスローにしちゃったのは誰やの?[DVD(字幕)] 5点(2009-04-16 01:28:34)

1749.  第三の男 《ネタバレ》 なるほど、映像テクニックは見事。光と影の効果を生かして、モノクロ映画かくあるべき、みたいな感じで。全編を支配するチターの音色も映画に独特な色を与えていますし。まあ、心理的な揺さぶりをかけようとする=画面を斜めにするっていうのを多用し過ぎてる感はありますが(斜めになってる場合の特異性を観察しながら見ていたのですが、どうもハッキリとした区別はされてないんですよねぇ。斜めのショットの場合はそこに描かれている事象は信用ならないですよ、とかいう意味があるのかと思ってたんですが)。問題は第三の男とは何者なのか?っていう謎の部分にちっとも興味を抱けなかった点で、作家がハナっからハリーの人格を盲信しちってるあたりからちっともノレてゆけないとゆー。で、なんかあれこれヒネってあるのかと思うと、そう思わせるばかりってカンジで。名画と言われるこの映画で、第三の男とは?ハリーとは一体何者だったのか?っていうのが、クライマックスのあの逃げまくってるオッサンに自分の中で結びつかねー(笑) 時代ってのを考慮に入れるべきなのか、それとも単に私の読みがめちゃくちゃ浅いのか、まーよく判りませんが、馬鹿な私なりの素直な点を、と。[DVD(字幕)] 5点(2009-04-04 21:17:41)

1750.  ワルキューレ 《ネタバレ》 この作戦が失敗するってのは歴史改変SF映画じゃないワケですから、史実上、判ってるコトじゃないですか。なんで爆発後、わざわざヒトラーの生死を隠す(苦笑)。結果が判ってるがゆえに、サスペンスを成立させるのは難しいんですよ。その難しさにちゃんと向き合えないままに何もかもが半端になってしまったカンジです。まず、ドイツの内側の物語なのに、最初っからヒトラーとナチスを絶対悪として設定して、主人公が正義全開状態なので葛藤もへったくれもなく、せっかくのドラマを放棄しちゃってます。その上で作戦が実は綿密な計画の末、それでもダメだったってワケじゃなくって、あちこち穴があってドジっ子揃いのユルさだったので、当然のように失敗しちゃったのでした、なんて状態を見せられちゃ、その上、主人公が単に成功を盲信してた上に、状況が不利になってきたら家族の心配するばっかりになっちゃいました、なんてのを見せられちゃ、最後に悲愴感を漂わせたところで、なんだかなぁ、ってカンジで。娯楽映画向きの題材じゃないと思うんで、もっと真面目にえぐり込むようにドラマを描いた方が良かったんじゃないかな。メイド・イン・ハリウッドじゃ無理ですか?[映画館(字幕)] 5点(2009-03-20 19:01:31)(良:2票)

1751.  20世紀少年 -第2章- 最後の希望 前作から一転、かなり楽しませてもらいました。ただしカンナ限定。カンナが出てるトコだけ楽しんでるとゆー。相変わらず「ともだち」に関わる部分の展開は退屈です。「ともだち」の正体とか延々引っ張られたって、こんなつまらんドラマじゃ別に誰だっていいわ、みたいな。んで、今回はバカ臭さが一段とグレードアップ。あり得なさ全開。ともだちランドの中と外をさっくり行き来できちゃうマヌケさ加減ったら、真面目に映画作る気ないでしょ?みたいな。まあ、つまり前作の見方が違ってたのかぁ、シリアスなドラマだと思ってたけれど、実は荒唐無稽なバカ映画だったんだなぁ、って。バカ映画ならばバカ映画なりに楽しみ方は違ってきますからねぇ。前作の欠点は時代を描いた映画なのに、ちっともそれぞれの時代の空気が伝わって来ないからだと思ったのですが、今回はもうそんなレベルで語れるモンですらなくなっていて、あり得なさ加減を、さすがにマンガ原作だねぇ、アニメならともかく実写だとキツいモンがあるねぇ、って苦笑しながら見てればいいってレベル。んで、カンナと、あと小池栄子だけイケイケ(死語)で。カンナが動いてるシーン(あとイっちゃってる小池栄子)は理屈抜きで楽しいです。カンナいなかったら、この映画どうなってるんだろ? 救世主って、作品的に救世主って事? 平愛梨さん&小池栄子さんに5点。[映画館(邦画)] 5点(2009-02-01 22:24:19)

1752.  地球が静止する日 《ネタバレ》 六本木、キアヌがコケて場内騒然。それに比べたら映画はインパクトがないっつーか、今時こんなユルユルなストーリーで映画を成立させるなよぅ、つーか。まず何より気になったのが、映画の温度がものすご~く低い感じなんですよね。宇宙からの訪問者も一大事も、登場人物がやたら少ないクセに、遠くから俯瞰してるみたいに全く何も迫ってきません。宇宙人を逃がす事を個人的な感情で即決定しちゃったり、微生物学者なのに医者モードに入るジェニファーとか、やたら理解力があるのに融通は全く利かないキャシー・ベイツとか、あまりに無防備で無能な政府の人々とか、さっさと攻撃とか、ツッコミどころは満載。キアヌは舞台挨拶で感情が変化してゆく過程に苦心したと言ってましたが、冷え冷えとした脚本がちゃんとその過程を追ってるとは思えず(結局ノーベル賞のおっちゃんの「お前が言うな」のツッコミに折れただけやん、みたいな)。期待したスゴいシーンは予告編で見られる部分でほぼ全部。オリジナルがそもそも後年に名を残しつつも実はB級なSFなだけに、これも半端にB級で困ったもんだなぁ、と。「愛は地球を救う」という、もう古臭くてベタなネタを語ろうとするには、いかんせん設定や脚本の力が不足しまくっている映画でした。むしろ人間世界を理解しようとする宇宙人、ってコメディ寄りにすれば良かったのにね。いちいちコケる宇宙人とかさ。[映画館(字幕)] 5点(2008-12-18 23:06:40)

1753.  ICHI 《ネタバレ》 最近お馴染みのインチキ時代劇群に比べれば、まだ時代劇としてマトモであろうとしている真面目さは認めます。だけど、その分まったり退屈。ベースになる部分は時代劇としてなーんにも冒険してないんだもの。そんな中、今日的なのが窪塚&獅童でね、だけどこの二人の毎度の演技が映画を壊しちゃってるのがあーあーあー、って。『ピンポン』まんまで出てきてるようなモンで。獅童なんか、先週見た『レッドクリフ』と同じ顔しかしてないし(アレは子供の頃に読んだ『桃太郎』の絵本の鬼の顔だ)。っていうか、市の壮絶な強さってのを期待したんですけど、まさか主役が途中で変わるなんて思ってないって。弱いんじゃん!つーか、クライマックス迎えてまだ寝てるじゃん!って。あそこは本来、両派ぶつかるところにバーン!って出て行ってこそなのに、何やってんだか。結局実は大沢たかおが主役で、だけどいざって時に刀抜けない、って最初からもう鞘から抜いとけ!そこら辺に落ちてるの拾え!みたいな、ツッコミ入れたくなるボケ演技を延々と見せられるのがバカバカしくて苦痛でした(タメが全く効果的でないのよ)。登場人物みんなやたら辛気臭くて、女々しく、そして何より類型的な物語でまー、見てる方はせっかく金払って時間潰してるんだから、って消化試合みたいなモン。でもまあ、その真面目さに可もなく不可もなく、って評価を。[映画館(邦画)] 5点(2008-11-08 20:27:11)

1754.  ゲット スマート 《ネタバレ》 あー、わざわざ映画館で見るほどのモノではなかったなぁ、というのが正直なところ。つまらなくはないです。飛行機のトイレでのバカさ加減は大笑いさせて貰いました。だけど、全体を見ると、そこそこで作られたシロモノだなぁって感じで。大々的にギャグを飛ばしてる訳でもなく、かと言ってもちろん一級のスパイアクションを見せる訳でもなくて。ごく無難にまとめてみました、って感じで。アラン・アーキンとジェームズ・カーンって『フリービーとビーン大乱戦』コンビじゃん!ってワクワクしたのに、せっかくのお膳立てを全く役立てない無粋さにはガッカリだわよ。結局、1つ1つがそんな感じ。オリジナルの『それゆけスマート』をちゃんと大切にしてる感じもないですし、エピソード、小道具の1つ1つをこれ見よがしに登場させながら、ちゃんと伏線として活かしてもいなくて、その場その場の半端な(コメディとシリアスの間くらいの)見せ場が続いてゆくって感じ。クライマックスなど、元ネタ映画からどんだけヒネってあるんだろ?って思うとなんのヒネりもなくってビックリだし(ネット見てたら『交渉人・真下正義』のパクリ?って思ってる人がいて更にビックリ。どちらも同じ映画が元ネタだけどさぁ・・・)。政治情勢だけがやたらに生グサいのが今日的ではありましたが。こういうのって、ギャグにしろアクションにしろ、こってりクドいくらいに見せてナンボだと思うんですけどね。それじゃスマートじゃない、ってか。でも、下ネタ、下品ネタ(ゲ○出したのでマイルールで大幅減点)を出しちゃうのはスマートじゃないと思うぞ。[映画館(字幕)] 5点(2008-10-18 19:57:22)

1755.  グーグーだって猫である 《ネタバレ》 大島弓子の世界を描けるのは大島弓子以外にはいない、っていうのは誰にでも判る事ですが、それにしても作る側がそう最初から諦めてしまっているのがハッキリ目に見えてるのは違うんでないかなぁ。これは大島弓子作品を原作としながら、大島弓子ファンが作った副産物でしかなくて、それじゃあ観客と立ち位置同じじゃん!って。「大島弓子の映画」を見に来てる人に対して失礼じゃない? 確かにあのエッセイマンガをそのまま映画にするのは無理ですから、劇映画としての大幅なアレンジがあって当たり前ではあるのですが、良いのが微妙に残された原作のエッセンス部分だけで(新しいネコを飼う事に対する後ろめたさや、サバに対しては人の姿を与えてる部分)、オリジナル部分は全てが上手く機能してない感じです。映画は樹里っぺのモノローグと名ギタリスト転じて面白ガイジンなマーティ・フリードマンのカメラ目線な吉祥寺解説という2つの全く交わらない人称によって進行し、それがミステリアスな要素として機能する・・・かと思いきや、どちらにも属さないキョンキョンの視点が主軸となり、むしろ樹里っぺとマーティがどんどんジャマになってゆくという。森三中なんて、見る前にこの映画にどう必要なの?って思ってましたが、全く必要じゃありませんし。「武蔵野のステキな人々に囲まれた物語」にしたかったのでしょうが、ああいう背景と大島作品とが結びつくとは到底思えず。大島作品におけるキーとなる武蔵野文化の表現に失敗し、魅力に迫ろうとしながら結局ファン目線でしか描けず、楳図かずおと「まことちゃん」は明らかに空気を破壊し、ネコが動くたびに入るヘンなSEはひたすらにヘンなだけだし、途中でいきなりバカげた追っかけコントになるに至っては、なんか大島作品とか大島ファンとか観客とか色々とバカにしてない?って思ってしまう始末。クライマックスの唐突な感動的展開も、あれはファン心理なんでしょうけれど熱いモノ言ってるのと裏腹に「うっわぁ、冷めるわぁ」って感じですし。それでも、サバの死からグーグー購入に至る麻子のキモチ、夢でのサバとの再会から、グーグーの元へ帰るラストシーン、そこだけで猫飼いとして十分に心動いたので、価値が全くない映画という訳ではありませんでした。映画としてはかなり退屈ですが。決して大島弓子になれない者、到達できない者のジレンマみたいなものは感じられましたけどねぇ。[映画館(邦画)] 5点(2008-09-24 12:12:41)

1756.  スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ 《ネタバレ》 最初の作品を30年前に見た当時「オビ=ワンの友人で、かつてクローン戦争で活躍したパイロットのスカイウォーカー」っていうのをイメージしてたワケですけれど、アナキンもクローン戦争も、こうしてあれこれと映像化されると随分自分が抱いていたイメージとは遠いものだったんだなぁ、と。自分の中のアナキンはもっとシブいおっさんだったし、クローン戦争はクローン軍団とジェダイ騎士団の大艦隊戦だったし。今作は、あの2Dのパワーパフ・サムライ・クローン大戦とどう違うの?って感じですが、パラレルなのでしょうかねぇ? それともあれより前? ややこしい。で、映画の中身なのですが、なんとも安いデキで、もう少しキチンとしたものにできなかったかなぁ、と。戦闘シーンなんぞは、本シリーズからしてCGアニメワールド状態でしたから、比較しても遜色のないモノになっていますが、人物シーンが単純化されたモデルをモーションキャプチャーもマトモに使わず、がちゃがちゃっと動かしたようなシロモノで。もう、お手軽アニメとして割り切って作ってあって、下手すりゃゲームの『コール・オブ・デューティ4』とか『ギアーズ・オブ・ウォー』とかのリアルタイムレンダリング画面に劣る世界。ILMブランドぶら下げてる以上は、CGでもやっぱりちゃんと正面から勝負して欲しいのですけどねぇ。物語の方も、新エピソードのパターンに倣って謀略VSジェダイのマンネリパターン、毎度のドロイドVSライトセーバー。正直、新エピソードのキャラクター設定、背景、デザインで見るの、いい加減退屈でツラいんですけど。旧エピソードの方がデザインはずっと良かったですよねぇ。そんな中、唯一の救いが新キャラ、アソーカのアクティブな魅力ですが、どうせこの先、どっかで死んじゃうんですよねぇ。先が決定付けられてる物語はコレだからイヤ。誰が生き残る、死ぬ、どうなる、っていうのが全部見えてるのってドラマとしてつまんないです。ルーカスもこんなところにウダウダ停滞してないで、EP7作ればいいんですよ、もう![映画館(字幕)] 5点(2008-08-31 17:00:49)

1757.  ハンコック 《ネタバレ》 本来はスルー対象レベルの映画だったんですが、ミーハーな私としては生のウィル・スミスとシャーリーズ・セロンが見られる機会は外せない!と舞台挨拶の回を見に行きました。どうして面白黒人はサービス精神旺盛で舞台挨拶で暴走してみせますかねぇ? さて、本編の方は、ヘンな映画でした。コメディとして始まったクセに、普通と違う異端な存在である事の苦悩っていうヒーローものお得意定石パターンにハマり、ホカホカとヒューマンドラマの道を進むかと思いきや、突然意外な展開によって悲恋モノに突入、孤高のヒーローとして生きるのかと思うと、なんだか甘いオチを付けたりと、軸がブレまくりな映画。マーケティングリサーチでどんどんと変化してゆきました、って過程を見せられてるようなカンジ。結局ヒーローものの大前提である「普通とは違う特殊な人」っていうのは、どうしたってジャンルやドラマのあり方、物語の方向性を限定しちゃうワケで、このところアレコレと変化球が繰り出されてきてはいるものの、自分の中で何描いてたって所詮はヒーローものだからねぇ、というところに落ち着いてしまうのですわ。これもその1つ。上映時間が短いだけマシですか。スーパーパワーを持つ者ゆえの苦悩だったら『Gガール 破壊的な彼女』くらいの割り切りがあっても良かったと思います。[映画館(字幕)] 5点(2008-08-23 15:55:45)

1758.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 アメリカってのは、その信仰ゆえに意外に保守的であったりして、なので実態はともかくとして、映画で高校生の妊娠を描くのは実は勇気が必要なのかもしれません。あえて映画では宗教上の思想に言及していませんけれど、ジュノが堕胎という選択をしていたとしたら、そりゃもう黙ってはいない人々続出な世界でしょうから、そういう意味ではただ少女の妊娠を題材にしただけでもセンセーショナルな内容かも。が、いかんせん甘いというか、それでいいんかい?という違和感が終始つきまとう映画でして。性善説に基づくこの映画では結果的に命が軽いんです。妊娠から出産までが越えるべき障害のようで、ドラマ的に収まるべきところに収めただけで、そこに本来生じた筈の沢山の問題が、さらりさらりと流れてしまって、ジュノや周囲の子供、そしてそれを取り巻く大人や、大人になれない大人について語る事はできても、肝心の命については語れなかった、と。多方面に配慮すると、この程度で限界ですかい? 単なるコメディだからと逃げますかい? あと、男という存在についてやたら言い訳がましさを感じてしまったんですけど。これで良し、でいいのか? というか、ジュノはあれで成長したと言えるのかなぁ? 一人勝手気ままな思考・行動を暴走させた挙句に自己完結して、周りは何故か全員そのジュノをあったか~く許容しただけに見えるんですけど。アルジェントネタとか、微妙に笑えましたけどね。[映画館(字幕)] 5点(2008-06-17 21:15:48)(良:1票)

1759.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 ただのB級アクション映画。いや、確かにミャンマーの軍事政権は問題だし、この映画に描かれるような残虐な行為も現実としてあるでしょう。国際社会が考えなければならない現実。だけど、じゃあこの映画がその問題をキチンと提起しているかと言えば、全然。軍事政権は悪いに決まってるんだから、皆殺しにするべきだ、武力によってでも制圧すべきだ、って、そういう単細胞的なモノしか描かれてませんからねぇ。所詮ミャンマーはアクションを描くためのエッセンスと割り切って、ランボーが人を殺しまくるのを見てカタルシス感じて下さいね、っていうのが正直なところじゃないかなぁ、と。残虐なシーンはその残虐性を知らしめると言うよりは、人体破壊エンタテイメントみたいですしね。ただねぇ、そういう割り切りをした上で見ても、物語的にも見せ方にも大したヒネリもなく、よくあるような映画で、チャック・ノリスやトム・ベレンジャーが主役でもいいようなシロモノで、とりあえず見た目の安さの割には超長いエンドクレジット(だから本編は80分そこそこ)の存在で、ハリウッド製って感じられる、みたいな。80年代のアクション映画世界を懐かしく思うのには良いカンジって程度でした。[映画館(字幕)] 5点(2008-06-01 23:56:02)(良:1票)

1760.  ザ・フィースト モンスターパニックもので、コメディで、閉ざされた空間で戦う物語、という事で『トレマーズ』の再来を期待した訳ですが、あれほどには面白くなかったというのが正直なところ。ノリとしてはむしろ『フロム・ダスク ティル・ドーン』や『プラネット・テラー』的な感じの、ヘンな人達が巻き込まれてぐちょぐちょ~、って世界。汚~い汁っ気はやたらに多いんですけど、楽しさ怖さは少な目。このテの映画の定石を崩して意外性で展開してゆくというのが売りになってるんですが、それとて想定の範囲内なんですよね。映画として徹底的に破壊と再構成をしているって訳ではなくて、単なる変化球に収まってる感じ。一方でモンスターホラーとして真面目に見ようとしても怪物としてのディティール描写に乏しく(モンスターのシーンになると途端にカメラが動き過ぎて何が起こってるのか肝心なところがちゃんと見えません。ワザとなんでしょうけれど)、登場人物は記号化されていて、あんまり面白くない、と。字幕でいちいち解説してくれる人物のイメージに頼る事で、映画としてキャラを面白くする努力を放棄しちゃってる気がして、それって本末転倒だなぁ、って。何が起こるか、誰が生き残るか判らない意外性ではマジメに作ってるハズの『ディープ・ブルー』や『ポセイドン』の方がよっぽど上だったりして。結果的には普通にB級でした。ベン&マットは「ボク達ってばタランティーノ&ロドリゲス的な面もあるのよ」みたいなのを誇示したかったのかしら? 劇場で周囲に誇示するかのように妙に大声で笑ってたマニアな人達が、その実、お寒い感じにしか思えなかったのが印象的な映画でした。[映画館(字幕)] 5点(2008-04-01 22:00:31)(良:3票)

080.32%
1220.87%
2421.66%
31234.87%
431912.64%
548519.22%
654821.71%
745618.07%
830011.89%
91827.21%
10391.55%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS