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1761. パブリック・エネミーズ 「デリンジャーはウォーレン・オーツ」というイメージが刷り込まれている自分には、ジョニー・デップのデリンジャーはどうもしっくりこなかったです。“バイ・バイ・ブラックバード”が効果的に使われていたりしてデップもニヒルでカッコ良いのは確かですが、なんか違うギャングのお話しみたいでした。マイケル・マンの演出がまた冗長で、銃撃戦の音響効果だけは彼らしい迫力でしたが、最近のマイケル・マンの低迷ぶりをひしひしと感じさせられる出来でした。[DVD(字幕)] 4点(2012-01-07 20:35:37) 1762. レイダース/失われたアーク《聖櫃》 手に汗握る様なシークエンスだけをつなげて一本の映画を撮ると言うサイレント映画の連続活劇の手法を、スピルバーグが見事に甦らせた元祖ジェット・コースター・ムーヴィー。あまりに有名なオープニング・エピソードだけでも、普通のアドベンチャー映画一本分のアクションがわずか10分あまりの時間に濃縮されていて、天才スピルバーグの面目躍如たるものです。だいたいこの映画を観るまで“聖櫃”のことなんて知識がなかったけれど、“聖櫃”に超自然的なパワーがあってヒトラーと争奪戦を展開すると言う荒唐無稽な大風呂敷っぷりが実に楽しい。最近気がついたのですが、この映画のストーリー原案には若き日のフィリップ・カウフマンが関わっていたんですね。なにはともあれ、今思えば楽天的だった80年代を象徴する名作であることは間違いなしです。[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-01-04 21:09:41) 1763. ターミネーター B級・低予算映画として製作されたと良く言われますが、SFX職人だったジェームズ・キャメロンらしくそんなこと感じさせない映像は、現在の眼で観ても遜色ないところです。予算の少なさはキャスティングにしわ寄せが行ったのでしょうが、まるで演技ができないドイツ訛りの大男をターミネーター役に抜擢したことで、本作をレジェンドに高めることになりました。脚本を書いた当時は予想してなかったでしょうが、タイムスリップや自我を持ったコンピューター“スカイネット”といった荒削りながらも骨太なプロットのおかげで、その後に三作も製作された一大サーガに発展出来たわけです。ターミネーター役が、当初のランス・ヘンリクセンではなくてシュワちゃんになってほんと良かったですよね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-01 23:33:20) 1764. ビッグ・バッド・ママ 《ネタバレ》 アンジー・ディキンソンと二人の娘、そして出てくる他の女優も、脱ぐわ脱ぐわ、10分ごとにヌードシーンがある様な感じでお得感たっぷりです(笑)。ロジャー・コーマンの“ママ三部作”の一本ということですが、他のママがシェリー・ウィンタースとクロリス・リーチマンですから、そりゃお色気ではアンジー・ディキンソンが主演の本作が一番でしょ。ストーリー自体は母娘ギャングがただ撃ちまくりそしてヤリまくるだけなんですが、シーンが切り替わるたびに流れるやたら陽気なマウンテン・ミュージックがもう狂ってます。[DVD(字幕)] 4点(2011-12-30 23:01:20) 1765. フランス軍中尉の女 《ネタバレ》 撮影中の映画と、その出演俳優の私生活をシンクロさせると言う語り口はトリュフォーの『アメリカの夜』と似ていますが、俳優としてのジェレミー・アイアンズとメリル・ストリープのW不倫劇より撮影中の映画の方がはるかに面白いところが『アメリカの夜』との大きな違いでしょう。映画の物語と現実の世界をほぼ同等の時間を使って描いていますが、“フランス軍中尉の女”と呼ばれる地雷女に引っかかって人生が狂ってゆく男の物語は大変面白く、こっちだけで一本の映画とした方が良かったかも。まあ原作小説があるのだから詮無いことですけど、映画としては文学の香りが高い一編でした。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-12-28 23:37:58) 1766. キラー・インサイド・ミー 《ネタバレ》 このケイシー・アフレックが演じるルー・フォードは、『アメリカン・サイコ』のパトリック・ベイトマンを凌駕するサイコ・キャラですよ。ジェシカ・アルバのケースはともかくとして、ケイト・ハドソンに関してはなんで殺しちゃったのか、さっぱり理解不能。でもね、こういう人間って現実にいそうな世の中だから背筋がぞっとするわけです。それもケイシー・アフレックの好演の賜物で、アルバとハドソンもなかなか良い脱ぎっぷりで感心しました。ただラストの火が燃え上がるシーンは、あまりにチープなCGなので興ざめしてしまいました。バジェットが足りなかったのかしら? サイモン・ベイカーやビル・プルマン(ほんのチョイ役でした)を使ったりして、たしかに無駄に豪華なキャスティングでしたから。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-25 01:15:13) 1767. クレイジー・ハート 『ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』以来20年ぶりに天才ミュージシャンを演じたジェフ・ブリッジス、20年前はクールなジャズピアニストだったのが、たるんだお腹をだぶだぶさせた還暦目前のアル中カントリーシンガーというのが時の流れを感じます。ほんと、あのブリーフ姿は情けなかったけど、ジェフの役者魂はビシビシと感じさせられました。それにしても、ハリウッドの役者たちは芸が多彩ですな、ジェフもコリン・ファレルもびっくりするほどの歌唱力です。カントリー歌手役で、演技とともに抜群の歌唱力を見せつければ、『歌え!ロレッタ』のシシー・スペイセクの前例もありオスカー受賞は順当だったと言うところでしょうか。個人的にはジェフには『ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』でオスカーを獲って欲しかったのですが、良く考えたらノミネートもされていませんでした(笑)。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-21 21:19:30)(良:1票) 1768. レッズ 《ネタバレ》 発足したばかりのレーガン政権に危機感を持った当時のハリウッド・レフトの面々が結集して完成させた大力作ですね。ジョン・リードが『世界をゆるがした10日間』を書いたロシア11月革命よりもその後のソ連での政治活動に力点が置かれているので、ロシア革命史を知ってないと、スペクタクルシーンがあるわけではないので観続けるのはちょっと大変かも。でもウォーレン・ベイティはダイアン・キートンとジャック・ニコルソンら三人のドラマも丁寧に撮っているので、久しぶりに映画らしい映画を観たと言う満足感は味わえました。第一次世界大戦にアメリカが参戦するのには反対するのに、「革命は戦争だ、血が流れ犠牲者が出るのは当然のこと」とダブル・スタンダードを使い分ける場面もあり、ジョン・リードは単なる理想家ではなくしたたかなコミュニスト・ポリティシャンなのですが、歴史が与えた回答は米国で共産主義革命を起こそうとする単なるピエロだったと言うことでしょう。ジノビエフやラデックなどコミンテルンで一緒だった同僚がことごとくスターリンによって処刑されたことを考えると、リードは良い時に死ねて幸せだったと思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-12-16 00:32:58)(良:1票) 1769. ニューヨーク1997 《ネタバレ》 カーペンター映画が創造したヒーロー№1はそりゃ文句なしにスネーク・プリスケン! ロックン・ロールしている反体制派のマッチョというイメージが強かったけど、今回あらためて観直してみるとけっこう頼りないし暴れっぷりも大したことはない。まあ不完全燃焼感がただようところは、他のカーペンター作品のヒーローと共通した特徴ですが。本作ほどアンチ体制的なカーペンター映画はないし、NYを丸ごと監獄にしちゃうという画期的なアイデアとプロットは、その後の映画やゲームに数えきれないほどのフォロワーを生んだのも確かです。あの独特な音楽と暗くてチープな映像が、また逆に麻薬的な効果をあげているのが好きです。 実はいちばんインパクトが強いキャラは、スネークでもデュークでもなく、ちっともそれらしくないドナルド・プレザンスの大統領だったりして(笑)。[ビデオ(字幕)] 7点(2011-12-13 20:53:52) 1770. Dr.パルナサスの鏡 《ネタバレ》 主演俳優が急死しても製作が続けられたと言うと、山本政志の『てなもんやコネクション』という大珍作をついつい思いうかべてしまいますが(この映画の場合は俳優が途中で降りただけです)、さすがテリー・ギリアム、まるで始めからこういう脚本だったみたいに違和感なく仕上がっています。このお話し、よく考えるとゲーテの『ファウスト』のパロディ・オマージュなんですね、Dr,パルナサスはファウスト博士でニックはメフィストフェレスというわけです。それを現代に時代を置き換え、コテコテのギリアム流イマジネーションで再構築していますが、ギリアムファンではない人にはこのセンスについてこれないのではと思います。謎の男トニーも一座を救うヒーローなのかと思わせておいて、結局はホントの悪党だったと言うオチは、なかなか意表をついていて好きです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-08 21:30:41) 1771. トゥルー・グリット 《ネタバレ》 今年のオスカー受賞式ではノミネート作品をパロった紹介フィルムがありましたが、なんでアン・ハサウェイとジェームズ・フランコがクマちゃんの着ぐるみをかぶって馬に乗っていたのか、森の中であの変な歯医者と出逢うシーンを観て初めて判りました(笑)。コーエン映画の特長である“日常の中に突然出現する超現実”が顕れるのは唯一このシーンだけで、後は今までにないほど抑えた演出で実に淡々とした西部劇でした。復讐される対象のジョシュ・ブローリンだって、他のコーエン映画でお馴染みの異様な怪物ではなく、もののはずみで殺人を犯しただけみたいな感じで、その最期もあっけない。その分斬新なカットで1対4の乗馬決闘や息をのむほど素晴らしい星空を見せてくれ、また新しい西部劇の可能性が拓けたような気がしました。機会があればぜひとも映画館であの星空を体験してみたいと思います。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-06 21:26:40) 1772. 愛と精霊の家 イサベル・アジェンデの『精霊たちの家』の映画化ですが、彼女は73年のクーデターで殺害されたチリのアジェンデ大統領のいとこにあたり、原作小説もクーデターを織り込んだ70年間にわたるチリ現代史のサーガになっています。しかしこの映画では、舞台となっている国がチリであることを観客に理解させるセリフや描写が皆無なのがとっても不思議でした。 それにしても、ため息が出るほど豪華な出演者たちだこと! 全盛期を迎えていたジェレミー・アイアンズは、もう男の色気というかオーラがまぶしいくらいですし、メリル・ストリープとグレン・クローズの夢の共演(現在までこれ一度きり)とは何と贅沢なことでしょう。とくにグレン・クローズの演技は素晴らしく、彼女が霊となってメリル・ストリープたちの前に現れるシーンには思わず鳥肌が立ちました。ただ脚本が、南米文学に特有の「現実と超現実の境い目を超える壮大なホラ話」的な要素をばっさり削っているので、なんか壮大なメロドラマにしか観てもらえないのが残念です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-04 23:30:01) 1773. 狼は天使の匂い 10年遅れて撮ったヌーベルヴァーグみたいなクライムサスペンスなんだけど、出てくるキャラが男も女もみんな“不思議ちゃん”みたいな連中ばっかり。人里離れた森の中で合宿みたいなことまでして臨んだ犯行も、けっきょく何がしたかったのか良く判らないままでラストになっちゃった感じです。カルト的な評価もあるみたいですが、まあそんな大した映画じゃないと思います。 『501映画監督』という古今東西の映画監督を生年順に紹介する分厚い本がありますが、びっくりしたことにルネ・クレマンが載っていないんですよね(アイダ・ルピノやドリス・ウィッシュマンまで出ていると言うのに)。『禁じられた遊び』や『太陽がいっぱい』の監督として日本ではまだまだ有名ですが、海外での評価は低くてもう忘れられた存在になっているみたいです。まあ自分としても、クレマンは例の二作品以外は観るべきものはなしというのが正直な感想です。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-12-03 22:39:57) 1774. 海の牙 《ネタバレ》 おそらく、この映画はもっとも初期の潜水艦映画になるんじゃないでしょうか。Uボートという設定で当時のフランス海軍の潜水艦の実物が使われていますが、名カメラマンであるアンリ・アルカンの見事なカメラワークが潜水艦の内部を余すところなく捉えています。ドラマとしては逃げ出すことのできない空間に閉じ込められた人間たちの密室劇みたいな展開で、まるでヒッチコックの『救命艇』をスケール・アップさせた様な感じでしょうか。南米に逃亡しようとしている面々も、ドイツ人、スウェーデン人、フランス人、イタリア人と多彩な顔ぶれで、始めから人間関係がうまくいきそうもないのは明白。ドイツ側の連中が殺し合いを始め(なんと味方の補給船まで撃沈しちゃう!)全滅したUボートに、最後フランス人の医師が見捨てられひとり取り残される結末はちょっと意外な展開でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-01 19:15:02) 1775. ニック・オブ・タイム 《ネタバレ》 ここまでノーガードで「さあ、突っ込んでください!」というプロットの映画も珍しいですよ。「劇中の経過時間をリアルタイムで見せる」という大事な仕掛けも、実際には1時間30分の出来事を1時間20分ぐらいの上映時間で描いているので、看板倒れもいいとこです。思うに、この脚本は本来メル・ブルックス調のドタバタコメディとして書かれたものを、何を勘違いしたのかマジなサスペンスで撮っちゃったんじゃないかな。ジョニー・デップが発砲して演説会場が大混乱になったところで、しびれを切らしたウォーケン以下悪人どもがマーシャ・メイスンに殺到してみんなで弾を撃ち込む、なんて展開はいかがでしょうか(笑)。 「やるな、俺の眼に狂いはなかった」というウォーケンのラストのセリフなど、コメディだったら大爆笑出来るんですけどね。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-11-28 23:47:25) 1776. 雨の訪問者 《ネタバレ》 フランス映画に出たときのブロンソンってどうしてこんなに渋くてカッコ良いんだろうか、本作でも無意味に上半身裸になって女性客向けサービスに務めるシーンまであって、もうブラピ顔負けのセクシー・スターぶりです。脚本のセバスチャン・ジャブリゾは冒頭にルイス・キャロルを引用するのが好きみたいだが、この映画はどう見ても『不思議の国のアリス』とは関係なさそうでした。ルネ・クレマンは「ブロンソン映画を撮ると監督生命が終わる」というジンクス通り本作以降どんどん落ち目になるのですが、そんな呪いを歯牙にもかけないフランシス・レイの絶頂ぶりが堪能できる音楽です。まあ本作の価値は、レイの華麗なムード・スコアが楽しめると言うことに尽きるでしょう。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-27 19:43:11) 1777. ダントン 《ネタバレ》 フランス革命史はナポレオンが執政になるまでがゴチャゴチャしていて面白い。フランス革命のこの時期に起こったことは、20世紀に発生した幾つもの革命でも予言された様に繰りかえされていることは注目に値します。 このアンジェイ・ワイダの映画はロベスピエールとダントンの確執とダントンの失脚と処刑までを重苦しくもピリピリとした緊張感で引っ張る映像に圧倒されます。まるでリゲティを使った様な不安感をあおる音楽は、あたかも政治の激動に苦しめられる民衆の呪詛の様にも聞こえます。製作当時のポーランド事情からして、ダントンが『連帯』のワレサ議長、ロベスピエールはヤルゼルスキ将軍を暗喩していることは想像できます。ただこの映画は題名にも関わらずダントンよりもロベスピエールの描写の方に比重が重い様な感じで、彼を従来よりも人間的に見せているところが興味深い。「革命はサトゥルヌスに似て次々と我が子を喰らう」、これはダントンが裁判で放った文句ですが、歴史に残る名言です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-11-25 00:43:12) 1778. ハロウィン(1978) 《ネタバレ》 スラッシャー・スプラッター描写が行き着くところまで来ている現在の眼から観ると、エポック・メイキングとなったこの映画は控えめな描写で驚くほどシンプルな構成です。ブギー・マンだって異常ではあるがジェイソンやフレディとは違って生身の人間(いちおうラストまでは)なんですよね。でもそこは逆手にとって、「ナマの人間がいちばん怖い」とマイケル・マイヤーズの見せ方に拘りまくっているところがカーペンターの非凡なところです。男にウブなジェイミー・リー・カーティスの潜在意識が呼び込んだ究極の恋人がマイヤーズだったと言うわけでした。たった一作でひとつのジャンルを確立しちゃったんですから、カーペンターは大したものです。[ビデオ(字幕)] 7点(2011-11-23 22:20:25) 1779. ダーク・スター 《ネタバレ》 ただのチープな学生映画の様なものをを想像していましたが、インディペント映画としては驚くばかりの高水準な出来栄えです。カーペンターって人は賞には縁がなさそうなイメージですが、USCの学生時代に撮った『ブロンコ・ビリーの復活』で何とオスカー短編映画賞をもらっているんですね。笑いのセンスとあの伝説のラスト・シーンで見せてくれる詩情が絶妙なハーモニーで、とても20代の若造が撮ったとは思えないです。なぜだか宇宙船の中にエレベーターがあって、『ダイ・ハード』をパロった様なシャフトの中でのお笑いアクションもどきなんかもあったりしますが、ん、良く考えたらこの映画の時代には『ダイ・ハード』みたいな映画はまだ一つもないじゃん、すっげー時代を先取りしてるなと感心しちゃいました。あのビーチ・ボール丸出しのエイリアンには苦笑させられますが、これがわずか5年後には『エイリアン』の“完璧な有機体”になるんですから、ダン・オバノン恐るべしです。[DVD(字幕)] 8点(2011-11-21 22:55:31) 1780. 遊星からの物体X 《ネタバレ》 “グチャグチャ変身モノ”ジャンルから一本選ぶとしたら、文句なしでこれ! 中でも“ノリス・モンスター(あの落ちた頭が蜘蛛みたいになるやつ)”の気持ちの悪さは特筆もので、これに対抗できるのは『SF/ボディ・スナッチャー』の人面犬ぐらいしかいないのでは。つくづく思うのは、ホラーというのはテクニックやサウンドじゃなくて造り手のイマジネーションが作品の出来を左右するんだということです。舞台が南極だから完璧にオトコしか画面に映らないし、そのオトコたちがむさ苦しいだけで個性がなく誰が誰やら見分けがつかないのですが、密室で展開するサスペンスの密度の濃さはハンパじゃありません。まさにカーペンターの名を不朽のものとした一本です。[DVD(字幕)] 8点(2011-11-20 23:39:31)
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