みんなのシネマレビュー
りりらっちさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 219
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011
投稿日付順1234567891011
変更日付順1234567891011

161.  ネオン・デーモン グラビアのカラーページみたいに綺麗な映像が延々と続く映画。かなりスタイリッシュな写真なので、それなりに最後まで楽しめる…とは思います。 たぶん、ヒロイン役の女優さんに魅力を感じられれば、あまりハズレだ~というような不満は出ないんじゃないかと。 しかし、モデル業界を描いている割には、華やかさに欠ける場面ばかりだなぁ。 モデルをはべらせている権力者のおっさんがいるレストランなんか、レトロというより古臭い調度品と赤絨毯で、ヒロインの仮宿のモーテルの貧乏くささといい勝負だし。モデルたちが集って踊るクラブも、人がまばらでガラ空きで閑古鳥泣いている風だし。 L.A.って大都会のはずなのに、都会が出てこない…。逆に野生動物(豹だっけ?)が、モーテルの部屋を荒らす始末だよ。へんなの。 それに、ヒロインが美しい~って珍重されるのは、モデル業界の人々が人工的な美貌に飽きたからだろう…と理解はできるけど、でもモデルが表紙を飾る雑誌を手に取るのは普通の女性たちなんだから、人工的な美の方が好まれる気がするけど。 そこらへんは商売より美を追求する業界人たち、という設定にしてあるんだろうけど、現実的ではないやね。でもそれを言い出したら、話が成立しないしね。 なので、深く考えずにふーんと思って映像を楽しむための映画だと思いました。 美女ばっかりじゃなくて、キアヌ・リーブスとかデズモント・ハリントンとかのイケメンも出演しているのは、やっぱり画面を美しくしたいからなんだろうな。[DVD(字幕)] 4点(2017-12-05 00:07:26)《改行有》

162.  ピンクとグレー 《ネタバレ》 原作付きなのですね。 なんか仕掛けが若いというか…最後に判明する自殺の本当の理由も若いというか…そもそも幽霊が真相を話すってどうなの?アリ?ナシでしょ(苦笑) あと歩道橋からライター投げちゃダメだよ。海ならともかく。危ないなぁ。 役者陣がすっごくよかっただけに、ストーリーやプロットの穴が目立って残念でした。 仕掛けなんてやらないで、素直に青春モノにしておけばよかったのにね。[DVD(邦画)] 4点(2016-12-17 20:18:08)《改行有》

163.  ラスト・エクソシズム 《ネタバレ》 「エンターテナーな神父さんが良心に従ってインチキ・エクソシストのドキュメンタリー映画を撮る」で、つかみはOK! 中盤「ミイラ取りがミイラに」で、神父さんオロオロ、観客ゲキを飛ばす&引き込まれる。 そして「やっぱり悪魔なんていなかったね」と安心した所に、嘘発覚‥‥もしや?! ラストは「ローズマリーの赤ちゃん」(古い…)。 悪くないんですが、ラストのオチと終わり方が弱いのが不満。 結局、おとーさんが一番正しかったね、神父さんは最後信仰心に目覚めて本物の神父になれてよかったね(死んじゃうけど)、少女は町ぐるみの悪魔信仰の生贄だったね、お兄ちゃんも悪魔の仲間だったね、で終わっちゃった。脚本通りなんだろうけど、なんだか消化不良なのは、見せ方がイマイチなのかも?もうひと捻り、ふた捻り欲しかった。あと、少女の悪魔憑きがあまり怖くなかったです。背中がU字になっても別に、なぁ…「エミリー・ローズ」の方が100倍怖かった。そこら辺の演技力不足、演出力不足が大きいですが、主役のエンターテナー神父さんはよかったです。[DVD(字幕)] 4点(2016-04-28 23:07:58)《改行有》

164.  シェルター 《ネタバレ》 サイコ・サスペンスかと思ったら、オカルトものでした…。脚本家が「アイデンティティ」のマイケル・クーニーなので期待したのですが、残念です。 この監督は、多重人格モノが好きなんですね。で、今回は多重人格とオカルトをミックスさせてみよう!という試みでしょうか。そこそこ成功していると思いますが、ストーリーに破たんは多いし後味は悪いしで、なんだかなぁ。 大体この神父とオババはなぜ年を取らないんでしょうか。神父が不信心者を殺して回る呪いはオババがかけたんでしょうが、それってすでに復讐ではない気がします‥明らかにオババのやりすぎです。やりすぎのオババに、神の鉄槌はくだらないんでしょうか。おかしいだろ。今神様を信じてなくとも、少女なら改悛の見込みもあるだろうに、オババは救うどころか「大丈夫。一人じゃないからさびしくない」ときましたよ。なんなんだ、そのなぐさめ。神様の代理人のつもりかい。 オババの目的がいまいちわからないので、神父の存在理由もいまいち釈然とせず、そんな神父に殺されてしまった皆さんが大変お気の毒です。せめて後味がよければ、少しはマシだったかも。俳優陣が皆さんとても頑張っていたので、いろいろ残念です。[DVD(字幕)] 4点(2016-04-21 16:02:42)《改行有》

165.  ホーンズ 容疑者と告白の角 《ネタバレ》 メリンの気持ちもわからなくはないけど、正直にイグに打ち明けて2人で残された日々をすごしてたら、自分以外誰も死ななかったんじゃないかな~。 キミのついた大嘘のせいで、幼馴染は殺人者に、最愛のイグは殺人の汚名を着せられて家族崩壊、あげく復讐者となり死亡。その上あなたのパパも殺されちゃいましたよ‥。そもそもの始め、他人を誤解させるような嘘のせいで自分が殺されちゃったじゃないですか。やっぱり嘘はいけません。‥って映画なの?違うでしょ(笑) 角が生えてきてから、展開が面白くなりました。そのままのテンションで最後まで行ってくれたらよかったけど、途中で停滞してしまって、残念。脚本があまり凝っておらず、淡々と進んでいくせいかも? あとね、真犯人を見つけるのが目的で、相手に罪を償わせたいなら、角を見て告白する人間たちをちゃんとビデオに撮ったり証拠をおさえておくべき。そこら辺の主役のやり方が甘すぎるのが気になった。だから何度も殺されかけちゃうんだよ、と。まあ最後にはイグも死なないと、ラブ・ストーリーが完結しないわけで、その為の甘さとユルさなのかもしれないですが。ラブ・ストーリーかつミステリー・サスペンスなのかと思ったけど、犯人探しのミステリーとしてはいまいちです。なにしろ舞台がみんな顔見知りの田舎で、登場人物が少ないから、すぐ見当が付いちゃう。ダーク・ファンタジーという分類が一番ピッタリかもしれませんが、なんで角なの?天使なの?悪魔なの?悪魔の前段階なので角なの?十字架一個で天使なの?と、宗教に無知なワタシでさえ都合がよすぎるように感じてモヤモヤしました。イグはそんなに信心深くも見えないし。結局、愛の力ってヤツ?なんだかなー。見せ方は悪くないけど、どーにも軽くて納得がまったくいかないお話でした。小説じゃなくてラノベみたい。[DVD(吹替)] 4点(2016-04-20 21:21:32)《改行有》

166.  ロスト・アイズ 《ネタバレ》 悪くないですよ~。OPの姉の首吊りシーンはなかなかショッキング。で、ギレルモ監督なんで、「もしやオカルト?犯人は霊がらみか?!」と思ちゃったのですが、それが作り手の狙いだったのでしょうか。 でも早い段階で犯人は実在の人物だとわかっちゃいます。なのでその後の見せ方は、かな~りマンネリでくどく感じました…途中で飽きちゃう人も多いかも。日本と違って、スペイン映画では、こーゆう場面をネチッこいほど映した方が人気が出るんでしょうか。 まあ何をどれだけ面白いと感じるかどうかは千差万別、観客側の勝手な好みですが、この作品は、失明の恐怖にどれだけ感情移入できるかで主役に感情移入できるかどうかが決まり、それによって恐怖をどれだけ感じられるかが決まってくる映画ですね。 そーゆうのを別にしても、刻一刻と視野の暗転が進んでゆく失明の恐怖を丁寧に描写してあって、なかなかサスペンスフルな見せ方です。 かんじんの犯人ですが‥本当はどーでもいいって感じに作ってあるなぁ。かろうじて「存在感がなく誰にも見えない男」って視力繋がりで描写してありますが、そんなに存在感がない犯人ではなかった‥言ってみれば大人しい普通の人?外見も意外性はなし。その辺りは、ギレルモ監督が描きたい所ではなかったんでしょうねぇ。監督、正直すぎ。 ギレルモ監督の他の映画でも思うのですが、彼は愛を信じる人なんですねぇ。ラストシーン、夫のセリフ通りに「きみ(フリア)の瞳に宇宙が見える」、そして彼女は鏡の中の自分の瞳を覗きこむ、彼女の瞳が大写しになり宇宙へ繋がり、そしてタイトル「LOS OJOS DE JULIA(JULIA’S EYES)」がバーン!と出て、終わり。あああ、監督のしてやったりの笑顔が目に見えるようだ!でもちょっとやりすぎ(笑) いろいろ凝った部分と手ヌキの部分がまぜこぜで、それなりに面白くはあるけどクオリティ的にはそんなに高くない映画でした。[DVD(字幕)] 4点(2016-04-18 21:07:28)《改行有》

167.  ロード・トゥ・ヘル ギャング映画にしては??だし、兄弟愛ものでもないし、スミマセン、この映画の方向性がわかりません・・・。 別にストーリーは悪くないのです。しかしテーマが曖昧なため、何もかもが中途半端になってしまってる。ギャング同士の攻防も大したことがない…というかギャングらしいことをするシーンがゼロだから、なんだか全体に締りがない感じ。チンピラがパンパン撃ち合っていてもねぇ。キリスト教の「灰の水曜日」を皮肉ってみせたのかもしれませんが、それもムリヤリ意味付けっぽい。邦題もひどいし。 音楽もひどいし、いろいろ低予算なんでしょうか。それにしてはキャストは豪華ですが、もしかしてイライジャ・ウッドは友情出演か。なんだかエドワード・バーンズのプロモート映画みたいでした。[DVD(字幕)] 4点(2016-04-15 19:55:45)《改行有》

168.  G.I.ジェーン どう解釈していいのかわからない映画。 笑っていいのなら大笑いできる! でも大笑いしちゃったら頑張ったデミが気の毒だ~みたいな。 公開当時に観た時は、「すごいイヤらしい口元のマスターチーフだな」とか「女の敵は女って考え方、男(リドリー監督)は好きよね~」とか「女を男の世界から追い出すには、暴力とレイプだぜ!って考え方はいかがなものか」という事くらいしか思いませなんだ。 今観ると、「あら。いやらしい口元のマスターチーフはヴィゴ様でしたか」「ローレンス詩集…乙女か!」「一体なんの作戦に参加しているんだ。軍隊扱っているとゆーのに、全体が見えないぞ!」「負傷して助けられて大団円。ハイスクールものか!?」 などなど、突込みするのに忙しい映画だなぁ、と。 まあ一番は、「やっぱりデミは頑張っとる。気の毒に」ですね。 何がどうまずかった、と上手く言えないのですが、「女性兵士への差別をなくそう」と言いたかったのなら、そーゆうキャプションつけたポスターでも貼ればいいだけで、映画にする必要ないでしょ。 でも、そもそもそーゆう主張が必要な土壌があったのでしょうか? 「男並みにムキムキに鍛えて、軍隊で男と同じように前線で戦って認められたい!」って女性が、果たしてどのくらいの数いるのか… この映画がラズベリー賞とっちゃったのは、まったく誰も望んでいない事を大真面目にテーマにして、なおかつ突っ込みどころ満載のストーリーになっちゃったからだったのでしょ~か。 でもデミは頑張ってたよ…せつないねぇ。[地上波(吹替)] 4点(2016-03-21 11:52:53)《改行有》

169.  コレクター(2012) 「デクスター」でおなじみのジェニファー・カーペンターが出ていたので、観てみた。が、こ、これは…(汗) 王道のサスペンスかと思ったら… どんでん返しのラストで観客を唸らせたろ~としたのが、すべて裏目に出た感じ。 はったつもりの伏線が意味をなしてないし、登場人物たちの関係性が不自然だし、第一犯行の動機や犯人に追従した人間の動機が説明不足で、意外な展開というよりはご都合主義な展開にしか感じられなかった。 そのままオチへ雪崩れていくのだが、不自然さと説明不足のせいで感情移入はまったくできず、ただただ「はぁ、そうスか」としか思えず。 たとえありきたりなストーリーでよくあるサスペンスになったとしても、ラストでどんでん返しをするべきではなかった。意外性を狙ったせいで、映画の質を落としたと思う。 制作側は「ソウ」のような映画を作ってみたい、と思うものなのかもしれないが、それにはクオリティの高い綿密な脚本と俳優陣が不可欠だ。この映画はどれもが中途半端。「実話が元ネタ」と宣言すれば観る側も興味を持ってくれる率が高いわけだが、そーゆう小手先だけじゃダメなんだよな…。才能があってなおかつ職人気質の監督でも連れてこない事には難しいのではないかな。俳優たちも皆上手に演じてはいるものの、心理的な奥行きがない。…まぁこれは脚本の問題かもしれないが。 それにしても、これは毎回思う事なのだが、「実話が元ネタ系映画」を作るのなら、実際の事件のショッキング部分だけを描写するのではなく、実話ではかなわなかった犯罪の全貌や犯人の心の闇や被害者の心の傷をこそ描くべきではないのか? ショッキングな部分を野次馬的に取り上げ大げさに描写することは、事件にかかわった人たちの心を傷つけるだけではないのか。 物語を作る側として、それはあまりにも金儲けに走り過ぎではないのか。 そういった自覚と反省を持って作ってもらいたいのだが…。それがかなわないのなら「実話をもとにした」などと一切書かない事だ。それが作品を作る人間としての矜持だと思う。 大いに反省していただきたい。…無理だと思うけど。[DVD(字幕)] 4点(2015-12-09 22:19:46)(良:1票) 《改行有》

170.  25時(2002) 《ネタバレ》 小悪党が実刑をくらってジタバタするお話。 この「小悪党」って設定は、たぶん「あなたも一歩間違えば同じ運命になるかも」と共感させるためなのでしょうけど、アメリカ人にしか通用しないんじゃないかなぁ。 「ヤクの売人」って、日本では相当なワルだし。 一般人からすると、刑務所へ行ってひどい目にあって当然なワル。「一度でも奴を諌めたことがあるか?!やめろと言った事があるか?!」なんてヌルい話じゃなくて、そんなワルとつきあう一般人はいないってのが日本社会だから、この映画は日本ではありえない設定なワケです。 主役の彼女が幼友達に、「奴が他人をヤク中にした金で贅沢してきたんだろ?!」と責められるシーンがありましたが、まさにそう。「彼が刑務所へ行ってしまう…」って泣かれても、ねぇ…。 「刑務所へ行ったら、俺は終わりだ」って落ち込むなら、刑務所へ行くような事、すんなよ。しまいには八つ当たりでNY中に毒を吐く始末。…って、自業自得なのはわかった上での言葉なワケで、そこが救いなわけですが。 E.ノートンのルックスを、どうしても「カッコイイ」に分類できないワタシには、彼のいいところは全く伝わってこず…冒頭の犬を助けるシーンも、ただの気まぐれ程度にしか感じ取れず…女子高生にタバコの火を借りるのがなれ初めとか、ありえん…「欲張らずに適当なところで満足して、大金は株につぎ込めばよかった!そうすれば遊んで暮せたのに…!」ってオマエ、まったく反省してないな!!一体どーやってこの男に感情移入をしろと??!!(泣) ラストの逃亡する幻想だけは、よかったです。 悪党だって人間。自分が罰を受ける段になって、ようやく「小さな幸福を作ればよかった」と気づく。かなわぬ夢だからこそ、美しく感じるのでしょう。観てるコチラもちょっと涙が出ました。現実不可能な夢だとわかっているから。 でもさ、たった7年じゃん。20年くらったわけじゃないんだから、そこまで大げさに悲劇ぶるなよ。と思ってしまうのは、アメリカの刑務所の実際をよく知らないからかもしれませんが。 罪を償って出直してこい、ノートン!(あ、モンティか)[DVD(字幕)] 4点(2015-11-25 20:30:05)《改行有》

171.  トランス(2013) 《ネタバレ》 観客をおどろかすために、色々後だしを準備しました~!というストーリーです。 なので、結末を読もうと思ってもムダ。なんの伏線もはってないし、むしろわからないよう~に、後出しが効くよう~に、ストーリーが展開します。観ている間は面白いけど、観終わった後は「なんだかな」という気分になってしまうのは、そのためですね。 どう考えても、一番最後の後出しはいらなかったんじゃないかなー。 「な~んだ、DVを受けた女が元恋人に復讐したっつーだけか」と鑑賞後の気分はシラケまくりですわ。 しかしDV…。ほっぺた一発はたかれただけで、DVとは言わない気が。 むしろストーカー被害がひどかった、って感じ? 彼女はストーカー被害を受け、自分の愛情と献身、キャリアや生活を荒らされたことがよっぽど許せなかったのね…。 憎しみがなければ、元恋人に「あなたはこの先もギャンブルを続け、人を騙し、盗みをする」なんて暗示をかけられないものね…。 新しい男を助けるために、喜々として元恋人を轢き殺してましたもんね…。 でもさ、依存症の患者と恋仲になったら、依存対象が恋人(自分)になってしまうであろう事くらい、当然予想がつくはずだろ~、仮にもカウンセラーなんだからさぁ。 そもそも患者と恋愛するなんてカウンセラーの倫理に反してるわけで、破局したのは彼のせいっつーより、自分の責任というか自業自得なんじゃないか? それで恨みをつのらされても…と、どうしてもヒロインの自己中ぶりに違和感を覚えてしまうので、ラストも「よ~やりますわ」としか思えませんでした。爽やかな歌を流して、2人の再会という未来がありカモ?と、後味いいように味付けしてありますが、余計にシラケましたよ…。 観ている間はそれなりに面白かったんですが…始まり方もスピード感があって面白いみせ方をしてくれましたし。ナンとも評価しづらい作品でありました。[DVD(字幕)] 4点(2015-11-22 12:25:09)《改行有》

172.  300 <スリーハンドレッド> こ、これは・・・まさにゲイの方たちの為の映画ですね・・・(汗) 男性陣はみな不自然なほどいっつも裸で、筋肉をアピール! 激しい戦闘シーンでも筋肉ムキムキの体はまったく汚れず、いつでもピカピカ! ペルシアの王様はボディピアス&スキンヘッド&厚化粧で、どうみてもドラァグ・クイーン! はっきり言って女はそえモノ。子どもを産むだけが役目! どう考えても、ゲイ向け映画・・・!! というのが感想で、神話っぽくするためなのかいらんスローモーションとCGの多用、ストーリーは単純なのにわざわざ長いナレーションで説明する演出(?)などなど、ゲイでない私にはとっても退屈でした・・・。 まあでも迫力「だけ」はありましたが。 でももう喉元までお肉でいっぱい、お腹いっぱいです。 会社のイケメン&マッチョ好きの女子が「レオニダス王がサイコーなの!」と言ってこのDVDを貸してくれたのですが・・・「王様と他の筋肉モリモリさん達との見分けがつかない」なんていう感想はとても言えず、「筋肉すごかった」とだけ言って返却しました。 そしたら、すぐさま続編の「300~帝国の進撃~」を貸してくれたのですが・・観るのが苦痛です・・・(泣)[DVD(吹替)] 4点(2015-07-06 14:32:43)(笑:1票) 《改行有》

173.  THE LOST ザ・ロスト 失われた黒い夏<TVM> 《ネタバレ》 ケッチャム原作という事で見てみたんですが…特に目新しいものは何もなかったなぁ…。 登場人物たちは、なーんも考えないで生きている、怠惰で刹那的で目の前の誘惑(ドラッグ、セックス)に弱くて暴力衝動が強い、頭の悪い若者たち。犯罪を犯すのは見え見え、というクズ予備軍? 主役の男は、少々他のクズたちより見目かたちがよく、輪をかけて暴力的な、スペシャルクズ男。 そして異様にプライドが高い。クズ男のプライドの所以は、他のクズたちに輪をかけて暴力的ゆえ「ボス格である」という事と、見目がいいので「女にもてる」という事だけ。 まあこの二つは野生動物だったら雄として評価されるものなのかも。強いからボスになり雌たちを従える、という。 でもさ、一応人間に生まれたんだから、頭脳を使えよー。頭、悪すぎだろう(苦笑)。 で、主役は「女にもてるオレ」というプライドを脅かす女たちを、絶対に許せない。 この薄っぺら~いプライドにすがって何とか生きているわけだから、プライドが粉々に砕け散ったら精神的に死ぬのと同じだから。 女たちに壊されたプライドを修復するため、もう一つの武器である「暴力」を使い、女たちの支配者になることで男であるプライドを満たそうとした、というのがこの映画のお話のようですが、クズ男が最後の砦である「男」というプライドを守るために女を殺す、というのは、現実でもよくある話なのではなかろーか。 そこら辺を含めて、「八つ墓村」の原作となった「津山33人殺し」という実際の事件を思い出しちゃいました。 あれに比べれば、まだ被害者の数は少なめかな…。 結論としては、「小人閑居して不善をなす」は本当だ。 しょーもない輩たちには、犯罪を犯す暇な時間を与えちゃいけません、と改めて確信いたしました…ってこの結論、なんだかな。[DVD(字幕)] 4点(2015-06-18 16:40:28)《改行有》

174.  喰女-クイメ- 《ネタバレ》 グルグル回転する舞台は、観る側は面白いけど、演じる側は目が回ってクラクラしちゃうんじゃないでしょうかね。後で尻モチついたりして次のシーンへ行けなさそう。映画だからいいけどさ(笑) それにしても、驚くほど怖くなかった。 全体にやたら暗くてスローテンポで意味ありげなセリフやカメラまわしを多用し、くるぞくるぞ~と煽っておいて結局こないのはジャパンホラーのお約束とはいえ、この怖くなさは反則なんじゃなかろうか。長いし。 まあ怖くない一番の理由は、全体に柴崎コウの演技がよろしくない上に、クライマックスもイマイチだったせい?特殊メイク以外に鬼気迫るものがないので、ただの陰気な女になっちゃってるのがなぁ…。 その点、海老蔵の方がうまいのかもしれんが、別に目を半眼にしてボーっと突っ立っていただけ、とも言える。それにさ~海老蔵演じる浩介とやらがあまり魅力のある男じゃないのに、なんであんなにモテる?主演男優だから?海老蔵本人も、バックグラウンドを取っ払ってしまえばそんなに女にモテるタイプじゃないからなぁ…まあ変な意味じゃなく、男からはいい男だと思われるタイプかもしれないけど。 あとね。好きな男の子どもを妊娠してでも男は浮気者でーって、よくある話だと思うんだが。 過食するのはともかく自分でフォークで掻破しようとするなんて、あり得ないでしょ。そのあり得なさに説得力を与えるのが女優の演技力なのだが、今回はそこに問題があり。舞台で主演をはろうって女優が普通以上に精神的に弱いなんて不自然な設定だな~って、後で実はそこら辺からは海老蔵の死の際の妄想(?)だったってわかるまで、少々シラケちゃいましたよ。 この現実の三角関係と四谷怪談のストーリーがまったくリンクしていないのも、なんだかな。 行燈に灯る明かりとか、背景のプロジェクターの絵とか、デクスターばりの部屋中を埋め尽くすビニールシートとか、グルグル回る舞台といい、映像的にはすんごくよかったので、肝心のストーリーがつまらなくって残念です。[DVD(邦画)] 4点(2015-05-08 23:04:19)《改行有》

175.  THEM ゼム(2006) 《ネタバレ》 「そうか、実話なのか」と知って観たら、それなりに面白い。知らずに見たら、退屈。 あのキッズはストリート・チルドレンかと思ったのですが、ラストで学校(家?)へ行くバスに乗っているように見えたんで、ちがうのかな。いわゆる不良(死語)?放置子? 何人かやり返されて死んでますが、特に騒ぎにならなかったようだし、いろいろな環境の子が混ざってるのでしょうか。 「命の大切さ」なんてものは、自分の命を大切にされた経験がなければ理解できないものだから、彼らは大切にされたことがない子達なんだろう。 獲物の命も仲間の命も自分の命も、ぜんぶがとても軽い。彼らにとっては。 それにしても、ルーマニアの田舎には、子どもが夜遊びする繁華街がないのか。そんであんな遊びを思いついたのか。 彼らにとっては、「秘密基地を作る」の延長上にある遊びだったのだろう。これだから、子どもはコワイのです。 「小人閑居して不善をなす」というけれど、居場所がなく頭が悪く刹那的で刺激を欲しがるお子ちゃま達を集団で放ったらかしておくとロクな事になんないのは、万国共通ですねぇ。 [DVD(字幕)] 4点(2014-12-18 18:25:52)《改行有》

176.  ヘルタースケルター(2012) 女性監督はなぜ映像に偏りがちなのか。 同じメッセージを、手を変え品を変えくどいほど映像でアピールしてくるが、そのせいで逆にメッセージ性は薄まり、インパクトも弱くなってしまっている。 結果、「過剰な美容整形による人体崩落」という下世話なテーマだけが浮き上がってしまった。 それと、原作まんまのシーンばかりなのに、「ハテ、こんなにSEXシーンが多かったか?」と思ってしまったのだが、それは原作はメッセージ性が正面に出ているためあまりエロさを感じさせなかったのに対し、映画ではエロが前面に出されており、メッセージ性は後ろへ引っ込んでしまったからだろう。 確かに主演の沢尻エリカはとてもいい(スバラシイ肢体と顔!)が、エロと美貌だけで127分はつらい。お腹いっぱいになってしまう。検事役をギャクに落としたせいで台詞が宙に浮いてしまったのも、テーマが不明瞭になった原因だ。 原作は、濃密なエッセンスのみで構成され、すばらしいメッセージ性を持っているが、その原作まんまの展開・キャラ・台詞で行くのなら、90分で十分だったろう。冗長なのも女性監督の特性か。スミマセン、差別みたいなこと言って。[DVD(邦画)] 4点(2014-12-13 17:32:57)《改行有》

177.  変態島 《ネタバレ》 「衝撃の変態エロティック・スリラー!」ってCM、なんですか。 ハナから「今回もまったく変態じゃないんだろうな」と思って観た自分のような人間はいいですが、「変態」を期待して観た人は怒るんじゃないですか。 変態どころか、子どもを失ってミャンマーのジャングル奥深くへさまよいこんでいく白人夫婦の哀しい話じゃないですか。 しかし、あいかわらずテーマを読むのが難しい監督の作品だ…。 ムリヤリ社会派の解釈をすると、「わが子を探す事だけを目的に、人身売買される子どもたちを無視し、禁忌の島へ入りこんだ白人夫婦の末路」ってトコでしょうか。 そこに「子をおもう母がたどりついた狂気」と「母を求める子ら」「父性の限界」「父と息子の対立」をからめて、原始人メイクの子どもたちをプラス、不気味さで味付け。そんな感じ???正直わからないわ…。 しかしあの子どもたち、妙にみんな体格がよくって、不自然さを感じたなぁ。もっと栄養失調気味のガリガリの子ども達が登場した方が、怖さが増してよかったのでは。 同じ年頃の少年ばかりで青年期の人間がいないのも不自然だし(すぐに成長する年頃のハズ)、少女がひとりもいないのは、なんで。少女は売り物だが少年は捨てられる、ってのはオカシイ。ひどい話だが、幼女を好む人間は男の幼児も好むから、商品としては変わらないハズだから。たぶん、ラストでジャンヌが殺されない理由を作るためと、不気味さを増すためなのかな。 船で一緒になったじーさん・ばーさんも囚われていたけど、どっから来たんだ。 とかいろいろ考えちゃうと、「オイ、結局ナニが言いたいんだ」とか言いたくなっちゃうから、ダメ。こーゆう映画は、考えない。 ある部分では社会提起しているけれど、全般的には「このおどろおどろしいムードを楽しんでくれ!」って感じの映画なのかな、と。 意味を求めるのは現代人の病ですが、こーゆう映画には意味を求めちゃいかんのかもしれません。そーゆう映画はもちろんあっていい、と思います。 ハイテンション&派手&衝撃的な映画に飽きた人、おどろ系が好きな人にオススメ。「変態村」よりは役者はずっといいです。が、くれぐれも「変態」は期待しないでください。[DVD(吹替)] 4点(2014-04-29 00:57:40)《改行有》

178.  モールス 《ネタバレ》 「わたしが女の子じゃなくても」と言われたら、「え?きみホントは男?」と思うものではないでしょうか。吸血鬼という答えは絶対出てこないと思うのですが。ここは率直に「わたしが人間の女の子じゃなくても」と言うべきでしょう。 「ホントは12歳どころか200歳の吸血鬼」という答えが前提の問いなのでしょうが、この前提にほとんど焦点を当てていないので、象徴的な台詞というより、ピントがズレた台詞という感じがしました。 それと、画面が暗いのがよくない。 せっかく冬で雪が降っているのに、雪すら灰色に汚れているような鬱屈したイメージしか伝わってこない。冬・雪という、ストーリーに重要な小道具を生かせておらず、惜しい。 ホラー色を出そうと頑張ってますが、ホラーじゃないし(全然こわくないもん)。ならば、少年がいじめを受け孤独だろうと、少女がバンパイアだろうと、それとは関係なく自然は美しい。そういう世界を描いた方が、映画の質は上がったのではないでしょうか。 少女バンパイアも、フツーの可愛い女の子が実はバンパイア、という意外性を狙ったのでしょうけど、それもなんだかなぁ…。 200歳も生きてきたバンパイアなら、それらしくミステリアスだったり現代とミスマッチな雰囲気だったりするのではないでしょうか。そして、そういった部分がストーリーの説得力を増し、作品を盛り上げるのではないでしょうか。 クロエで客を惹きたかったのでしょうが、可愛い女の子が裸足で雪の上を歩いていて、バンパイアに変身すると怖いのよ、とこれだけでは…。 無名でも、もっとミステリアスなタイプの女優を使った方がよかったと思います。 ラストも、少年を仲間にするでもなく、新しいシモベ扱い。少年が疲れた老人になったころにまた新しい少年のシモベを探すんでしょうね…としか思えず。 ホラーとしてもラブストーリーとしても、中途半端な作り方でした。残念。[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-09-17 22:49:43)(良:2票) 《改行有》

179.  パラノーマル・アクティビティ2 《ネタバレ》 第1作は目新しさはあるものの、謎を引っ張って次回作へ続けるというオチがイマイチ、とレヴューしたのですが、今回もソレかい! あ~ヤラレた。このネタでどこまで引っ張って稼ぐつもりなんだ。日本の無理やりシリーズ化したつまらんドラマみたい。 展開も前作とまったく同じ。 ラスト数分の悪霊付きケイティの殺しっぷりを見て、それまでの1時間半近くの視聴時間はすべてムダ…と思ってしまいましたよ…。 パッパと憑りついて、サッサと息子をさらっていきゃいいのに。それができるハズなのに、プールの掃除機をお外に出してみたり、ジャグジーを熱湯にしてみたり、フライパンを落としてみたり、燃やしてみたり。 コワザに凝るのは他にネタがないからなんだろうけど、正直、怖いより飽きちゃいました。 ティーンの娘がインターネットですぐ突き止められる悪魔の正体、ってのもチャチすぎでしょ。 ウジャ・ボード(こっくりさん)や霊感の強いメイドさんを登場させてますが、うまく生かし切れていない感じ。 というより、観客側の興味を引きそうな小道具をそれなりに出してはいるけれど、それで結論まで引っ張る気はないというか、次回作を作る気満々で、とりあえず2作目は1作目のやり方を踏襲しておけばいいっしょ、的な安易な作り手の考えが見え見えで、そこがイヤ。 よかったのは、ハンター役の男の子がめちゃめちゃ可愛いのと、あと舞台となった家が1作目よりも格段にグレードアップしていて、各部屋のインテリアやキッチン等の生活感などがとても興味深かったことかな。 前作を越える試みゼロ、というワケで前作の点数より-1、でこの点数で。[DVD(吹替)] 4点(2013-02-28 23:55:24)《改行有》

180.  イルマーレ(2006) 《ネタバレ》 文通のあげく恋に堕ちてますが、そんなに2人が「魅かれ合うほどのフィーリングのよさ」は、文通の段階では表現されていないです。 ヒロインが「こんなに心が通じる相手はいなかった」のような発言をしてますが、フツーの男女の会話しかしてないのに、どこら辺で通じ合ったの?と、不思議。 やはり恋愛では、ビジュアルの好みは不可欠。ヒロインの言いぐさは、単なるキレイ事。 映画でも、相手のビジュアルを認識して「彼(彼女)は、魅力的な異性だ」とわかるシーンがあり、その後、互いへの気持ちが加速する、という一般的な恋愛の道筋をたどっていますしね。 隠し味としてタイムパラドクスを絡めているだけなので、互いが魅かれ合ってからのストーリー展開は平凡そのものです。 ラスト、ヒロインが力技で過去を変えてハッピーエンドにしてしまいます。観客はラブ・ストーリーを期待して観ているので喜ぶでしょうが、どうなの?それ。 過去は変えちゃいけないし、変えられないからこそ物語が生まれるんでしょ。そんな簡単に解決すんな、と思っちゃいました。 結局、パラレルワールドをひとつ作ってしまっただけですもんねぇ。あのポスト、撤去した方がいいかも。 この作品は、恋愛映画としてはそれなりかもしれませんが、映画としてはマズイ出来だと思います。 というより、制作側が、恋愛映画好きな観客をなめているのかも。「こうやって不思議&綺麗なお話にして、ハッピーエンドにしておけば満足なんだろ」的な手抜きを感じる、というのは言い過ぎかな。 画面の雰囲気がとてもいいので、最後まで心地よく観れます。すれ違いや誤解、せつなさなど、恋愛映画としては必須の部分はしっかりおさえてあり、綺麗な恋愛映画を観たいという人にはオススメです。と、なんとか持ち上げてレビューを終ワル。[地上波(吹替)] 4点(2013-02-21 09:05:06)《改行有》

010.46%
110.46%
262.74%
3135.94%
44621.00%
56027.40%
65324.20%
72511.42%
883.65%
931.37%
1031.37%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS