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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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161.  海獣の子供 《ネタバレ》 冒頭、「私は飛べる」とハンドボールで空高くジャンプするシーンから始まったので、体格が小さい女の子が抜群の身体能力で活躍するようなストーリーなのかと思っていたら、全然違いましたね(笑)タイトルが『海獣』ですからどう絡むのかと思っていましたが、なんだかエヴァンゲリオン的なとても規模の大きい話でした。 宇宙=人間、という表現が何度かありました。自分も昔、宇宙の中には生命があり、その生命の中にまた宇宙があり、またその中に…みたいなふうに考えていた時期がありました。今でも内に外に無限に広がる宇宙の可能性を時々考えます。 あんな不思議な夏休み、一度過ごしてみたいですね。私はカナヅチで泳げないんですが、いろんな意味で琉花ちゃんや海くん空くん、アングラードなどあの世界観に浸っている人たちに混ざりたい気持ちになりました。自分もあんな風にスイスイーっと泳いでみたいな。。。[インターネット(邦画)] 6点(2022-01-29 18:50:37)《改行有》

162.  ドント・ルック・アップ 《ネタバレ》 前にレビューしようとしたらまだ登録されてなかったのですが最近見たら登録されていたので改めて鑑賞しました。 人類絶滅レベルの隕石が来るってのにこの関係者全員の対応のおかしさ。隕石より支持率。隕石より視聴率。隕石よりカネ。第三者視点で見ると確かにアホらしいのですが、でも現実がこうならないと自信を持って言うこともできないので、この映画を笑って楽しむことはできなかったですね。確かにある意味平和ボケで安全バイアスかかりまくってる自分達には、「隕石が地球と衝突してみんな死にます」「当たるのは約半年後です」と言われてもいまいちピンとこないし実際に自分の目でそのヤバさを見るまで受け入れられないだろう。すぐ目の前で嵐が来ていても動かない人が半年後の隕石で動くはずがない。現実もその危機感持ってたら緊急地震速報やら避難指示でもっと人が動くはずですからね。だからある意味とてもリアリティな映画でした。 テレビで必死に隕石の危険を訴えるKateですが、その様子を笑い物にされネタにされ、作り物とは言えちょっとあり得ないな。あそこまで真剣に訴えたらバカにするより先に「これはやばいんじゃないか?」って調べたり確認するんじゃないんだろうか。映画を面白くするための演出なんだと思うが、あの辺は蛇足に感じたし、逆に真実味がないように感じました。 ていうか、ディカプリオが見事にメタボでビックリした。役作りで作った体なのか、ナチュラルに太った結果なのか知りたいところ。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-28 20:33:08)《改行有》

163.  ルパン三世 ロシアより愛をこめて<TVM> 《ネタバレ》 ルパン感70点。昔見たことがあったみたいで、ルパンが銀行を襲って金塊をえっちらほっちらコンベアに流していくシーンで記憶が蘇りました。 これより前のルパンシリーズは、お宝がやれウランだのコンピュータウィルスだのだったんですが、今作は金塊ということである意味真っ当なお宝で逆に驚いた(笑)ルパン、次元、不二子はのびのびとやっている反面、五右衛門と銭形が出番が全然なくてバランスがー…というのが気になりました。製作側もそれは分かっているようで、ラストで金塊を独り占めしようとする五右衛門に不二子が、「何よ!あんた今回何にもしてないくせに!!」の一言。銭形のとっつぁんも「ルパン!逮捕だー!」的なシーンはほとんどなく(下手すりゃ一回も無かった?)、二人はただ出てきただけって感じで五右衛門と銭形が好きな人には残念でしたね。 その分と言ってはなんですが他の脇キャラが立っています。ラッキー&ビッグの殺し屋コンビ。マフィアのボスとその甥っ子。人の心を読めて何かと指を突っ込んでくる教祖など。特にラッキーが、やられたビッグのために仇討ちを決心しルパン側につくところなどは良い意味で男くさい人情味を感じました。 最後に。なぜかは分かりませんが、ルパンが氷上で銭形の後ろに回り込むシーンやジュディが教祖に殴りかかろうとするシーンなど、一枚の絵を同方向に3回スライドさせて見せる描写が今回やたらと使われていたのが気になりました。作画が追いつかなかったのかな??[インターネット(邦画)] 6点(2022-01-28 20:31:37)《改行有》

164.  ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎<TVM> 《ネタバレ》 ルパン感は70点。お宝っていうのは男のロマンなんですね。それを皮肉った今回の作品。舞台はお宝のために集まったごろつきのために荒れ果ててしまったコルカカ島。そこでバーを営むマリアが今回の女性ゲスト。お宝を狙い対立する二つの組織それぞれに助っ人に入る次元と五右衛門、そしてそこに割って入るルパンという三つ巴。せっかく三つ巴さんなんだから次元と五右衛門のマジバトルも見てみたかったですね。 しかしなんでヘミングウェイなんでしょう?名前は存じていますが恥ずかしながら著書を読んだことはなく、なぜルパンの題材になったのかがさっぱり持って意味不明。ルパンを隅から隅まで楽しもうと思うと学が必要ですね(笑) 別のルパン作品でも書きましたが、ネクタイ型の隠しカメラなど、この時代には新しい発想の発明品などで溢れているルパン作品はなんだかSF的な夢があります。という近未来的な要素もありながらも、お宝が核燃料というそれはそれで時代を感じさせる一作。 お宝を狙って出発するルパンに、マリアが「あなたもあのごろつき達と同じなの?」と問いかけ、それに否定もしようとせず「たぶんね」と認めながら笑みを返すルパンがかっこいいと思いました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-01-25 20:54:40)《改行有》

165.  ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!<TVM> 《ネタバレ》 ルパン感90点。ルパンシリーズではけっこう記憶に残っている作品です。子供心に、これぞルパン!というのを、学んだ気がする。 ルパン三世って、ルパンや銭形や不二子ちゃんに代表される色んなキャラの魅力が特徴のアニメではあるんですが、なんだかSF的な要素もとてもワクワクするシリーズですよね。作品によってどこに重きを置くかはまた違ってくるんでしょうが、例えばこの『バイバイリバティー…』では、あらゆる犯罪者のデータベース化や、そのデータの共有、はてはそのデータをウィルスで操ってしまうアイデアまで。これが1980年代のアイデアということに驚きます。また本作ではありませんが、『ヘミングウェイペーパー』のほうではネクタイ型のカメラも出てくるし…この時代から30年近く後になってようやく普及してくる技術が当たり前に描かれるその発想力に改めて驚きます。 あとはルパンシリーズお馴染みのスケールの大きさや女性キャラのストーリーなどは面白い。自由の女神を盗むとかどんだけ(笑)また最後に母親を亡くしたマイケルが自由の女神に「バッキャロー!!!」と叫ぶシーンもなんとも言えずしみじみしました。[インターネット(邦画)] 8点(2022-01-25 20:36:54)《改行有》

166.  サイレント・トーキョー 《ネタバレ》 私もそれほど危機意識があるほうではありませんが、渋谷での若者たちのあの振る舞いは「ないわー」と思ってしまいます。でも現実があんなもんだというのを毎年のハロウィンで思い知ってるしなぁ。仮に本当に爆破予告があったとして、現実もyoutuberやら野次馬が集まるだろう絵は想像に難くない。で実際爆破でもあれば、警備が緩いとか、なんで爆弾を見つけられなかった、とか後から言いたい放題世間は言うんだろう。そういう意味では浮かれた危機感のない人たちが被害にあったこの映画の描写は変な意味で溜飲が下がる形になっている。もちろんテロなんて言語道断であるし中には綾乃さんのように自分の意思でそこにいたわけではない人も被害者に含まれていることは分かっています。それでも、真剣に警備に当たっている人を目の前にして、あえて反抗したり、面白おかしく動画でも撮ろうとしたり、確かにそんな奴らは終わっていると思う。彼らが被害に遭っても何の同情も湧かなかった。 あとは個人的にわからなかったところや不満点ですが、石田ゆり子さんは最初から怪しすぎる。話すセリフも演技じみすぎて何だかふざけているようにも聞こえる。そんな人になぜかTV局スタッフの来栖くんは心惹かれる。二人は仲良くなるがそれもあまりよくわからない。その二人がそこまで距離が近くなる出来事ありましたっけ? 須永君も確かにイケメンなんだけど、あんな受け応えする人がウケるんですかね?実際あんなんいたらどう?と女性に聞いてみたい。 あとは最後の須永パパのセリフで、「やはりこの国が好きだ」「もう一度チャンスをやろう」的な発言が不満。爆破予告のある場所でバカみたいに騒いで被害に遭う人なんて被害に遭ってればいいじゃんという考えは正直私にもあるのでそれで良いと思っていたのに、まさかの方向転換。そうなる理由もあまり見てる側には感じられず、息子が出てきたから?くらいですよね。戦争を知らない総理や国民に少しでも本当の戦争を教えてやろうという動機で始まったこのテロですが、映画という媒体の中であまり掘り下げられずに鑑賞者にも伝わらなかったのは痛いと思います。[インターネット(邦画)] 5点(2022-01-22 22:34:55)(良:1票) 《改行有》

167.  ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え<TVM> 《ネタバレ》 最近Netflix始めました。おかげでプライムビデオで観られなかったルパンシリーズが鑑賞可に。よって観始めることに。 今回はルパンの祖父、ルパン一世が残した財産を争う物語。ルパンが何かを狙うというよりも、財宝を狙う各国の組織がルパンを狙うという内容。ちょくちょく湾岸戦争や多国籍軍の要素が散りばめられていて、当時の国々の世界観が垣間見えます。ただ、敵という敵がはっきりしておらずその辺りは他のルパンシリーズと比べてわかりにくくなっていて面白くないかもしれない。私はルパンの音楽と雰囲気が好きなのでそれだけで基準より楽しめますが。せっかくクラシックカーレースとかイケメンレーサーとか出てくるんだからもっとそれらを絡ませてあげてほしかったな。どれも中途半端な絡みだった。 最後のロケットの三枚おろしとそれを使っての塔発射は面白かった。ルパンはやはりこうでないと。[インターネット(邦画)] 5点(2022-01-21 23:19:35)《改行有》

168.  アイネクライネナハトムジーク 《ネタバレ》 起伏の少ないショートストーリーを何本か観たような感覚。大事件が起きるわけでもないし誰かがドラマティックな死を遂げるわけでもない。 作品のテーマは「出会い」なのかな。人との出会い方や出会いそのもの、あるいは振り返ってその出会いがどうだったかについて色んな視点から描かれています。人が人とつながっていくきっかけや、人がどのように離れていくのかを淡々と描いていました。個人的には由美さんの、「自分と旦那と子供二人というその組み合わせが気に入っている」というセリフと、濱田マリさんの「歯車なめんな」が気に入っています。 ちなみに原作は読んでおらず、タイトルの意味は最後まで意味不明。映画を見ただけでは『アイネクライネ…』のアの字も出てこない。興味があれば勝手に調べてってことかな。手元でググれるいまの時代ならではなのでしょうか。あいにく、調べたいと思うほど興味は持ちませんでしたが。 急にストーリーの軸が入れ替わったり、いきなり10年の月日が経っていたり、いつの時代でも同じ場所で同じ格好で同じ歌を歌ってる人がいたり、本ならついていけたのかもしれませんが時間が限られる映像作品としては急すぎてついていけなかった。ついていけなかったわりに、どのエピソードも、「もっと見せてくれ」という感覚にならなかったのは、あまり興味を持たなかったからだろう。作品同様、観る側も淡白になってしまいました。[インターネット(邦画)] 4点(2022-01-21 23:02:53)《改行有》

169.  騙し絵の牙 《ネタバレ》 ストーリー・演出・音楽。どれをとっても最高に良かった、面白かった。原作も確か読んだはずですが、これは確実に原作より映像のほうが良かったです。 まず、大泉洋さん演じる速水さんがまあ曲者(笑)そんな曲者キャラが大泉さんのキャラとこれまたピッタリきすぎてそれだけで既に楽しめます。 はじめは薫風社の保守派「小説薫風」と改革派「TRINITY」との主導権争いの様相を呈しますが、その中で展開される速水の策謀、高野の奔走、新しい作家たちの発掘、その売り出しキャンペーンやそれに絡む周囲の様々な思惑…。そしてラストのどんでん返し。最近は色んな映画の「どんでん返し」っぽいものをよく見ますが、ああ、どんでん返しってこうじゃないと、と久しぶりに感じました。高野にしてやられた速水が薫風社の屋上でコーヒーを床に叩きつけるシーンは不思議となんだか爽快で、見ていて笑ってしまいました。こう書いていてもワクワクが鮮明に思い出されます。時間があれば今すぐもう一回観たいくらい。最高でした。是非、人にオススメしていきたい作品です。[インターネット(邦画)] 10点(2022-01-19 23:46:42)(良:1票) 《改行有》

170.  残穢 -住んではいけない部屋- 《ネタバレ》 突然大きな音を立てたり何かが飛び出してきたりというホラーではない。あくまで、淡々と、ゆったりと、現象は起きていきます。びっくり箱的なホラーに食傷気味の方には良いんではないでしょうか。 私としてはホラーとしてよりも、謎解きストーリーとしての要素が楽しかったです。あんな風に誰かと一緒になって何かの謎を深く探っていくとかできたら面白いですよね。あいにくあんな風に怪奇現象を誰かと一緒に追い回すなんてことはしたことないのですが、たぶん実際やったらホラーどころか無茶苦茶楽しいエンターテイメントだと思います(笑)呪いのマンションの建ってる場所の歴を調べていく過程とか楽しそうでしたね。 でも結局この心霊現象が無秩序な無差別呪いみたいになってしまったのは何だか残念でしたね。場所なりなんなり、なんらかのつながりでもって人を襲うということなら納得いくし謎解きのしがいもある。けれど話聞いたり話したらもうアウトとか、そんな伝染病みたいな。それこそタチの悪いコロナみたいなもんだ。あんまり拡大しすぎたら各所回って呪っていかないといけない幽霊さんも大変だな。 こんなふうに気になった謎を追っかけ回せる時間にゆとりのある大人になりたいもんだ。現実はそんなこと起きてもかかずらっている時間も余裕もない現代なのでした。[インターネット(邦画)] 6点(2022-01-16 23:38:03)《改行有》

171.  亜人 《ネタバレ》 漫画は読んだことはありません。本屋で「幽霊」が描いてある表紙をなんとなく見た程度。なので事前知識はほとんど無しです。亜人って、要は何しても死なない人間のことなんですね。彼らは頭を撃ち抜かれるなどして一度死んでも、間もなく「リセット」され五体満足で蘇る。彼らはジョジョのスタンドさながら、「幽霊」なるエネルギー体を操ることができる。 原作を知らないのでそちらではどうだったかわかりませんが、映画は少し粗が目立つ印象です。亜人というのが世間に認知されていればああいう人体実験が行われていることはだいたい想像出来ることですし、ニュースで亜人の家族の入院してる病院の報道なんてするわけない。人が殺到して病院が混乱する。作中では永井くんが亜人とわかり、家族構成までニュースで報道されてしまっていたりしていましたし、SFだからこそ、ありえない事象に対する世間の反応は真っ当なものでないとストーリーを楽しめない。亜人がきちんと認知されていれば、むしろ亜人も合意の上で臓器提供とか、報酬をもらって人体実験とかあっても良さそうなもんだと思いましたが。 でも設定そのものは楽しめました。映画を見て、逆に漫画が読みたくなりましたね。「クロちゃん!!」と叫んでスタンドを呼ぶような様はジョジョ好きならたまりません。さしずめ、『サザンアイズ』と『ジョジョ』のコラボ作品のような。自分も亜人になりたいなーとか思ってしまいます。亜人の舞台は日本ですが、是非とも日本以外の国での亜人のストーリーも見たいものです。漫画でそういうのも描かれているといいなあ。[インターネット(邦画)] 7点(2022-01-16 01:02:03)《改行有》

172.  不倫純愛 《ネタバレ》 思ってたものとはちょっと違ったなあ。小説のネタにするための仕込みだったのでしょうが、不自然な展開が多すぎて…。まず岡ケンジなる小説家の恋人が謎キャラすぎる。村上春樹さんの小説で出てきそうな、「いかにも小説!」って感じの体で振る舞い続ける彼女ですが、あれを現実の世界でやられたら小説っぽいとかじゃなくてもう不可解。ちょっとくらいなら興味を引かれるかもしれませんが、ずっと彼女と会話できる自信はない。 さらに岡ケンジと疑われた身元不明死体は結局岡ではなかったの??その後で岡が出てくるから、あーあれは違ったんだなと分かりますが、その時点では結局あれが本人だったのか間違いだったのか視聴者は分からず完全に置いてけぼり。そこが整理できていないままに編集者と岡の恋人の情事が始まる。いやだから、それはあの死体が岡だったから始まったの?間違いだったから始まったの?それを二人がどう受け止めてあの流れになったの?というところがまっっっっったく放置されたまま展開が進むので、はっきり言ってストレスでしたね。情事が始まっても、なんでこの人たちそんな気分になったんだろう、としか思わない。 岡ケンジ扮する神崎は逆に編集者の妻に近づき不倫を迫りますが、彼女の方は芝居じみすぎていたのに対して、こちらはなかなかにわざとらしい。プールで泳いでて、ちょうど自分の息継ぎのタイミングで顔合うように横でクロールされたら気持ち悪いけどな。あと最後の殺人もやはり意味不明で置いてけぼり。何があったの??奥さんが神崎に襲われそうになったので抵抗しようと刺したのかどうなのか。かなり変わった小説家なので自殺とか、刺されるように仕向けたとかあったのかもしれないがやはりここも謎のまま。 そういうのは見せずに視聴者に想像させたいという狙いなのかな。だとしても雑に感じますけど。 ちょっと色々…、製作側の見せたいものだけ見せられた、という印象です。[インターネット(邦画)] 3点(2022-01-14 21:57:37)《改行有》

173.  メン・イン・ブラック2 《ネタバレ》 二作目の難しさなんでしょうか。鑑賞側も当たり前ですが一作目を意識してしまう中で、一作目で受けたインパクトや驚きは感じられませんでした。一作目では運動能力の高い町のチンピラがメンインブラックにスカウトされ、彼の目線から実は街に潜んでいる宇宙人の存在や宇宙の技術を使った各種ツールや武器の斬新さを楽しむことができました。 今作では文字通りその全てが二番煎じとなり、前作で記憶を失わせたKay(トミーリージョーンズさん)を復帰させるくだりも、『メンインブラック』というSF映画の要素としては正直蛇足だと感じました。例えばこれが一作目であればもっと評価は違ったと思います。単品として見れば普通に面白いと思うんですが、やはり、二作目の難しさ、ですかね。[インターネット(字幕)] 4点(2022-01-13 23:12:22)《改行有》

174.  日本で一番悪い奴ら 《ネタバレ》 舞台は昭和後期から平成中期の北海道警。ちょうど私も昭和に生まれて学生時代を過ごしたくらいの時期です。まあその頃くらいの日本なら家庭でも学校でも体罰なんて当たり前でしたし、このくらいの汚職があってもそれ自体にはそれほど驚きはありません。まだ携帯も出たか出ないかくらいのSNSと呼べるようなものはまだまだなかった時代。そんな時代だったからでしょうか、諸星さんがこのように自分の周りの世界に取り込まれ囚われてしまったのは。今思えばインターネットなどなく、良くも悪くも自分の周りの世界しか見えてなかったこの時代にはこういう風に誰かの影響や何かの思想に染まりやすかった時代なのかもしれません。この諸星さんもそうで、道警に入りたての新人時代には課のエースで先輩でもあった村井に可愛がられ影響されてその生き方を模倣し、その後道警に新設された銃器対策課に配属されそこから彼は特に銃の摘発に力を注ぐようになる。思想に染まった彼の考え方は本当に極端であり、銃摘発のためにロシアから銃を輸入することすら彼の中では是であり、彼に言わせれば「チャカさえあげられればシャブなんてどんだけ出回ったって関係ないでしょ!」ですから。本当にそこまで事実だったのかはわかりませんが、麻薬の所持使用で道警に逮捕されてもなお道警に恩義を感じていると述べた最後の語りはなんだか考えさせられます。人はあそこまで何かに夢中になり、視野が狭くなれるものなのでしょうか。昭和後期から平成中期、複雑な思いで振り返ることになりました。[インターネット(邦画)] 8点(2022-01-13 22:54:32)(良:1票)

175.  七つの会議 《ネタバレ》 全く予備知識がない状態で鑑賞してなんだか池井戸作品みたいだと思っていたら、池井戸作品でした(笑) はじめはノルマや会議偏重の会社気質を皮肉ったコメディテイストの映画なのかと思ってみていたらオリラジの藤森が出てきたりドーナツの無銭飲食とか、なんだかちょっとしたいちオフィスのいざこざを見せられて終わるのかと思いきや、いつの間にか八角さんを探る話になり、いつの間にかネジの話になり、いつの間にか大規模リコールを隠す大会社の隠蔽体質の話になっていました。 個人的にエンドクレジットでの八角さんの語りは最高でした。あんな粋なエンドクレジットならずっと見ていられる。いわく、このようなデータ偽装や隠蔽の問題が起きるのは、「会社の常識>世間の常識」「サムライ文化から来ている藩(会社)を守ろうとする日本人のDNA」が問題であってだからこういう問題は無くならない、というもの。語りに引き込まれました。実際、転職という文化があまり浸透せず、仕事を辞める(変える)人を、だから長続きしないやつ、とかこのくらいで辞めるな、とかいかにひとところで長く続けるかが美徳みたいなところが日本にはありますしね。私は全然組織に心酔するような会社人間ではありませんが、それでもやはり一つのことを続けること自体は大事だと思っています。それを周りにも求めたり、人の命より金、誰かの人生より会社、となってしまったらこの話のようになるんでしょうか。 家、車、家具、家電など、いまほとんどの人はお店やネットで売ってる顔も知らない誰かが作ったものを購入して、それに囲まれて生活しています。この映画のように本来リコール対象のものがきちんと発表されずに今家の中にあるのかも…なんて考えてしまったりして。でも資本主義の社会で生きるってことはそういうこととは切り離せないんだろうとかも思ったりして。森の中で仙人のように生活したりするなら別ですけどね。 野村萬斎さんのおかげで話に引き込まれ、とても楽しめ、また考えることができました。とても良い、オススメの作品です!![インターネット(邦画)] 9点(2022-01-09 00:22:49)《改行有》

176.  人魚の眠る家 《ネタバレ》 原作はだいぶ前に読みました。あらすじ覚えていましたが、また映像で見ると違いますね。 個人的には書籍版よりも毒気は少なくなったかなと思いました。それだけに、突然の家族の事故、脳死や臓器移植・そういう家族を抱える状況などに思いを巡らせる機会となりました。娘が突然あんな事故にあったらどうする?娘の臓器提供の意思なんて聞かれたらどうする?娘の体の維持のために最新技術を使えるとか言われたらどうする?残された弟がお姉ちゃんのことで悩んでいたらどうする?娘のことに心酔するあまり周りを蔑ろにする母がいたらどうする?色んな「どうする?」が頭の中を駆け巡りました。すべて、実際にその立場になってみないとわかりませんが、私個人としては家族の立場なら生かしたいと思うし娘の立場ならもう臓器提供しますと言いたくなる。同じ人間が立場を変えて考えても真逆の意見になってしまうので、これは本当に立場次第の問題だと思う。そしてそれを周りがどれだけ尊重できるか、そういう問題だと。 電気信号を与えて体を動かしたり表情を作るということも、そこだけ見れば不気味に映るかも知れませんが、本来の目的は体を動かして身体の代謝をあげたり健康のための機能であって、そういう見方をすれば全然気持ち悪いものでもなんでもない。その結果どんどん身体の数値が改善されていく娘を目の当たりにして家族が喜ばないはずがないんだから。星野さんの彼女も、あんな見せられ方だけされればそれは誤解すると思う。 今はこうやって良くも悪くも他人事としてこんな感想を書いていますが、このような事故が本当に起きたりするのではないか、なったらどうしようと、そんなふうにどこか気持ちを引き締めつつ何もない日常を有難く感じるきっかけになりました。[インターネット(邦画)] 8点(2022-01-08 16:59:19)《改行有》

177.  青くて痛くて脆い 《ネタバレ》 「自分の取るあらゆる行動には人を不快にさせる可能性がある。不用意に人に近づかない、人を否定しない。そうすれば誰も傷つけないし、傷つけてしまった誰かから自分が傷つけられることもない。」 パラパラ漫画とかのセリフから映画は始まります。あらすじとしては、冒頭の台詞のような信念を持つ男子大学生の楓が、それと真逆の性質を持った女の子に話しかけられ、モアイというサークル活動を始めるに至り、惹かれるも、肥大化したモアイの中に居場所を見つけられず、想いを寄せていた彼女が自分のいないサークルで楽しそうに活動していることに歪んだ嫉妬をして、モアイや彼女に攻撃するというお話。こう書くと、すごく暗い歪んだ話だと思いますが、実際すごく暗い歪んだ男の話です。 でも自分も内に籠って勝手に壁を作るタイプだからあんまり偉そうには言えません。こんな攻撃をしたりはしませんが、わりと彼の気持ちはわかったりする。好きな人が違う誰かと仲良くしてたりしたら普通に嫉妬するし、それを見てるのも嫌になる気持ちは普通にある。わからないのは、衝動的に部屋を飛び出して彼女を探したり、遠くに見つけた彼女を見つけて走って話しかけに行ったりしたこと。いやそんなエネルギーやモチベーションで動けるならそもそもこういう人間になってないでしょう。映画なので、そこは物語っぽく作る必要があったのだろうけど、そこの動きだけ彼の設定とは、真逆の動きをしたことに戸惑ってしまった。 まあ、全く同じではないまでも、自分の内面を他人に見せられた気持ちがした、なんだか複雑な気持ちになった映画でした。[インターネット(邦画)] 7点(2022-01-07 23:31:24)《改行有》

178.  グレムリン 《ネタバレ》 クリスマスの映画だったんですね。クリスマス映画といえば『ホームアローン』と思ってましたがこれもそうなんですね。 キャラクターは知ってます。どういう映画かも大体知っていたのですが実はちゃんと鑑賞するの初めてでした。製作にスピルバーグがクレジットそれてるとか、グレムリンはチャイナタウンで見つけたとか、三つのルールとか、有名な映画のディティールをちゃんと知れて良かったです。 でもやはりこの歳でこの手の映画を鑑賞すると、もう子供の頃と同じ目線で見ることができなくなったことを実感しますね。特に、ヒロインの女の子のクリスマスが嫌いになった理由が刺さってしまいました。最初は親父が他所に女作って…的な話なのかなーと思って聞いていたら、まさかのサンタの格好で煙突にはまるという事故。こうして書くと間抜けな話に思えるが、途中で首を折って…とか詳細なエピソードを聞くととても切なくなりました。 ルールを守れなかった人間のせいで勝手に生み出されて勝手に殺されるグレムリンも可哀想だなとか思ってしまったり。この手の映画を純粋に楽しむには少し歳をとってしまいましたが、でもオヤジの変な発明品でグレムリンを華麗に捌く主人公の母親はスゲーと思いました笑 なんだかグレムリンって、いわゆるモンスターなんだけど彼らがやる悪さってとても人間的でそれがなんだかおかしい。もしかしたら当時は「そんなことしてたらグレムリンみたいに殺されるよ!」みたいな躾に使われてたりしたのだろうか。もしくはそんな使われ方を想定して製作したのかなとか思ってしまった。 まともにみたことないくせに、子供の頃グレムリンに追っかけられて校舎の三階から落とされた夢を見たことは今でも忘れない記憶。改めて鑑賞して、またその夢を見ないことを願おう笑[インターネット(字幕)] 7点(2021-12-31 18:39:26)(良:1票) 《改行有》

179.  メン・イン・ブラック 《ネタバレ》 昔何度も見たがなぜかレビューはしていなかった作品。最近こういうのをきちんと記録しておこうともう一回見るようにしています。 宇宙人あり、UFOあり、メタリックで不思議な形状の銃あり、記憶をなくす怪しげな光るスティックあり、変形したロケットエンジンで走る車もあり、まさにザ・SFエンターテイメントといった作品です。描写にしても、露骨な性的な描写や暴力的なシーンはなく、子供から大人まで万人が見られるような表現にされているのがいいですね。時間も短めでサラッと見られるわりには楽しんだ感は残るというのがとてもいい。こう書いているとこの映画は本当に優れたエンターテイメントなんだなと改めて感じます。深刻な問題について考えたりする映画ではなく、「こんな世界があってもいいよね!」という雰囲気で作られていて良い意味で重くなく鑑賞することができます。最近なんだか重い映画ばかり見ていたせいもあって、なんだか癒されました。Netflixに入って英語字幕で見られるようにもなったし、また洋画も見ていこうと思う。[インターネット(字幕)] 8点(2021-12-26 20:46:21)《改行有》

180.  弥生、三月 君を愛した30年 《ネタバレ》 全く同じ俳優、女優が高校生から50手前の中年まで演じることに違和感を感じる人もいるのかもしれませんが、私はそこまで違和感を覚えず見ることができました。 高校時代の友、その時の記憶を胸に男女二人の人生の変遷を見ていく物語。二人とも、若い時の夢と大人になってからの現実を抱えながら時を重ねていく。同時に、二人の互いへの想いも募らせながら。 何十年もの歳月の、三月だけを切り取って見せるというのは面白い手法ですね。携帯電話の形で世の中の移り変わりも感じたり。ストーリーの場面は「え、ここで?」という切り取り方のところもあったんですが、逆にそれからの展開が気になってのめり込めました。「絶対生きる」と言っていた親友が次の3月には亡くなっていたり、好きな相手の結婚式に呼ばれたり、逆に呼んだり。お互いワーワー言ってる関係が心地良いが反対にそれ以上の関係になりたくてもなかなかそこから踏み出せないとか。なんだか切なくしょっぱいラブストーリーでした。 50手前になっても、最後には想い人と一緒になれたなら、それは幸せな人生だと思う。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-22 11:51:54)《改行有》

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