みんなのシネマレビュー |
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161. 彼女がその名を知らない鳥たち 《ネタバレ》 一緒に暮らす男女の物語。クレーマーと化す蒼井優が面白くて、結構、冒頭から引き込まれました。物語後半、ホラーサスペンスになるのか、恋愛文学になるのかとゆう分かれ目の蒼井優と阿部サダヲの演技が絶妙。最後の阿部サダヲ、泣けたなー。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-21 01:37:17) 162. 護られなかった者たちへ 《ネタバレ》 震災と生活保護を背景に展開する連続殺人を追うサスペンス。ユーネクストで鑑賞。現在起こってる殺人事件の捜査と、過去の被災者たちの生活を時系列をずらして描いており、単なるミステリーだけでなく、生活保護に関する問題点や、震災にあった人々の悲痛な人間ドラマ部分もしっかり描かれ、なかなか見ごたえがありました。おばあちゃんで、死にかけのボロボロ状態な倍賞美津子が、逆に美しく、とても印象的。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-20 22:06:57) 163. 友罪 《ネタバレ》 色んな罪的な過去をもつ人々の生活を描く群像劇。フィクションだと言っても、所々に現実の事件を明らかに参考にしたとわかる部分があり、普通に日本で生活してれば、否応なしに鑑賞者の頭に浮かんでくる。しかも全てにおいて薄くなぞった感じだし、どちらかとゆーと犯罪者よりなので、この映画に否定的に感情になる人は一定数いると思う。オチはあってなきがごとし。もちろん殺人をしてしまった者が、普通に生きてはいけないのかとゆう題材に安易に結論なんて提示できるわけはないので、こんなオチになっちゃうかな。[インターネット(邦画)] 5点(2022-04-20 09:14:59) 164. ユリゴコロ 《ネタバレ》 ちょっと奇跡が起こり過ぎな気がするかな。数奇な運命ととらえられなくもないけど。あと真相を知った時の亮介の反応がちょっと違う気もする。あんなに苦悩と嫌悪を全面に出すかな。殺人鬼と言っても死んだと思っていた母なんだし。現実を観たわけでなく、ノートを読んだだけだし。むしろあのノートを読めば、母の苦悩と変化も知ってるのだから、しかも自分を救ってくれたんだから、もっとこう、なんてゆーか、嫌、ごめん、俺にもわからん。でも、あんな反応ではないように思う。でも、観てる間は、猟奇的で切ないサスペンスとして結構楽しめました。特に、吉高由里子が夫と出会うまでのパートは、淡々とした不気味さと狂気と切なさが入り混じってて良かったです。[インターネット(邦画)] 5点(2022-04-19 07:15:28) 165. ファンタズム(2014)<OV> 日本のダメなホラーでありがちなのが、怖いを撮りた過ぎて、人間ドラマ部分が結構、オザナリになっちゃって、不自然過ぎて、結果、映画全体が観てられないってやつなんだけど、この映画は、低予算マルダシやし、役者たちの演技もそんなに上手くないし、脚本もありがちだし、怖さもあんま感じないんだけど、人間はちゃんと描けてるほうなので、最後まで普通に観やすかったです。時間が短いのもいい。家族を章立てにしてる点も工夫があってよかったです。[インターネット(邦画)] 5点(2022-04-18 09:22:12)(良:1票) 166. 老後の資金がありません! 《ネタバレ》 嫁さんが観たいとゆうので、家族で鑑賞。なかなか面白かったです。大人になると老後資金とかの先行きが不安になるもの、それを1つの家族を焦点にコミカルに描いた作品です。結構、大変な状況を深刻に描かずに、観終わった時に、なんか元気がもらえるってゆうーのは、この監督さんならではの作家性。今回扱ってる題材が、家計簿なので、観てて、わかるって部分もあり、僕にとっては、最初の葬式代のくだりが、父が死に喪主をやったので、まんまでした。作風はリアルよりとゆうよりコント風。展開もクセがあるわけじゃなく、よくある感じ。でもテンポがよく、気軽に家族で楽しめました。意外なキャラに意外な芸人さんや、芸能人を起用しるので、わ、三谷幸喜や!とか、友近や!と、そーゆう部分でも楽しめたかな。天海祐希のコメディエンヌぶりも自然な感じで好印象。ちなみに草笛光子がおじいちゃんに化けて友達の頼み事をこなすくだりが、一番、笑えました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-17 20:02:49) 167. ミスミソウ 《ネタバレ》 いじめを受けてる田舎の女の子が、いじめの末、家族を殺され、復讐するお話。漫画原作なのでリアリティとかなく、殺人シーンも一昔前のスプラッターな出来。単なる復讐劇で終らず、ヒネリはあるものの、しばらくしたら、記憶の彼方に消えてしまいそうなくらいの印象。ちょっとした暇つぶしにはなったかな。[インターネット(邦画)] 5点(2022-04-17 15:58:38) 168. 人間失格 太宰治と3人の女たち 《ネタバレ》 文学なんて知らない、ボンクラの僕は太宰治の「人間失格」を最高のホラーサスペンスだと思っています。ごめんなさい。でもだから好きなんです。読んでる最中は怖くて、読んだ後も怖すぎて好き。この映画はそんな「人間失格」を映画化したんじゃなくて、それを書き上げるまでの太宰治の人生を描いた映画です。当然、こーゆうクセがすごい監督さんが表現するフィクションなんで、オレの太宰治のイメージじゃないとか、史実と違うとか、そんなことは観る前から分かってる事で、それより、いつ花が降るのかとか、どこに鮮やかな色を使うのかとか、この監督ならではのクセの演出を楽しむ感じで観なきゃ、楽しめないと思います。そのうえで、僕は前半は退屈で、後半は、それなりに物語に入り込めたかなって感じでした。[インターネット(邦画)] 5点(2022-04-16 21:37:24) 169. 鳩の撃退法 《ネタバレ》 表面上のオチはあるものの観る人によって色々な解釈ができる映画。語り口がうまく、テンポや演出、役者の演技がそれにうまく融合され、冒頭から、え?どーなってるの?、どーなってゆくの?て興味が途切れることはありませんでした。ただ観てる最中はそんな感じでも、観終わった後に、物語自体が面白かったかどーかと聞かれれば、まーまーってゆう感想です。[インターネット(邦画)] 5点(2022-04-16 11:42:59) 170. 望み 《ネタバレ》 子供を持つと、楽しい時も心にどこかで、被害者であれ加害者であれ犯罪に巻き込まれるかもとゆう不安が漠然とあります。だから、こーゆうドラマを観ると、心拍数がチョットあがちゃいます。てか、そーゆう時の家庭を描いてるので、ちょっと怖かったです。押し寄せるマスコミ、距離をとる周りの人々、口論が多くなる家族、ありがちですが、やっぱ自分の家族と重ねてしまって怖くなりました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-15 21:02:13) 171. 喰女-クイメ- 《ネタバレ》 四谷怪談の舞台と、それを演ずる役者たちの現実劇の二重構造になってる映画。四谷怪談の舞台は公演ではなく、稽古の最終段階で衣装着て実際の舞台で本格的な芝居を演ずる稽古を僕たちにガッツリ見せる感じです。舞台も周る舞台で超豪華。このまま本当の舞台として見せれるくらいちゃんとしてる。だから、見ごたえはありました。舞台の雰囲気とか、とにかく気持ち悪くて不気味で、四谷怪談ってこんな怖い話やったんやって改めて思えました。代わりに、間の日常ドラマが全然おもんなくて、それでバランスとってるのかな?[インターネット(吹替)] 5点(2022-04-15 01:27:18) 172. カイジ ファイナルゲーム 《ネタバレ》 昔、「銀と金」の実写版を見て、なんて面白いんだろうと思い、そこから福本伸行の原作にふれ、このカイジも漫画で読みました。いわば、僕にとっては福本伸行作品は実写から始まってるんです。だから、実写に対する抵抗はそんなになく、パート1、2もそれなりに楽しめましたが、このパート3はダメやったなー。色々突っ込めるんだけど、死のバンジーで下から仲間が答えを教えるシーンで、口元が9か10でカイジが悩み、後に、なぜ9がわかったかを得意げに語るんだけど、いや手で9ってやれば、最初から全然問題ないやん。てか、むしろ叫ぶだけでなく、普通そーするでしょう。ってな映画です。ゲームのルールもあいまいで、そんなことができるんなら、勝つのに何でもありやんって箇所が多数あって、こーゆう映画って、ゲームを意外な方法で解決する所に、なるほどーって思える部分があって、そこを観客は期待してるのに、その部分に、こんなもんでしょ感があったらダメやん。[インターネット(邦画)] 3点(2022-04-14 20:53:43) 173. ハウス・ジャック・ビルト 《ネタバレ》 異常なサイコキラーの頭の中に入るような映画。殺人鬼に寄り添った感じで進行する映画なんで、なんの共感もないし、嫌な気持ちになるだけなんだけど、なぜか最後まで観届けてしまう自分がいて、観終わった後に、なんか自己嫌悪。母親と子供2人を殺すくだりなんて、狂気過ぎてエグ過ぎます。あと、殺しをして、パトカーの音がしてるのに、あれ、あそこの血ふいったっけ?と捕まる危険を冒しながら、何度も家に舞い戻り、確認するくだりがとても印象的でした。[インターネット(字幕)] 7点(2022-04-14 07:56:59) 174. 何者 《ネタバレ》 まさか、どんでん返しがあったなんで、予想してなかったから、結構、ドキってしちゃった。就活を通じての人間ドラマ部分も、新鮮で面白かったです。就活の時の頃を思い出しました。あと、演劇をかじっていたので、劇団まわりのディティール部分も、そうそう、こーゆうのアリガチとかリアリティをもって観れました。ほんとうは嫉妬したり、うらやましかったり、でもそんな自分の心を認めることがカッコ悪いと思い、観察者となりツイッターの裏アカでマウントをとることで、なんとか自分の心を安定させるってゆうのは、ちょっと極端だけど、似たような感覚って、誰にでもあるじゃないかな?って、マウントをとってく感想で、ごめん。[インターネット(邦画)] 10点(2022-04-13 20:05:09) 175. 響 HIBIKI 《ネタバレ》 正直、ストーリーはとっちらかってて、小栗旬も主役と関わりあうのが最後だけだし、感動も何もないんだけど、ぶっ飛び文芸女子高生の存在感だけで、全く、退屈ではありませんでした。天才小説家なんだけど、とにかく手が出る。足が出る。暴力的です。新人小説家の発表の場で、突然、後ろから折り畳み椅子で、「ディストラクションベイビーズ」で誰彼かまわず片っ端からぶん殴ってた柳楽優弥をぶん殴るって、ある意味、面白い。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-12 20:30:57) 176. 去年の冬、きみと別れ 《ネタバレ》 地獄変にちなんだ狂った姉弟の物語。よく出来たお話。まさか、あの人も登場人物になっちゃうんだとゆう驚きと、最後の斎藤工の放心状態の演技が印象的でした。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-11 07:38:46) 177. 血を吸う粘土 《ネタバレ》 冒頭、画面からチープさが、にじみ出てて、こりゃ失敗かなーって思い観ていたのですが、僕的には楽しめた作品で、後半にいけばいくほど面白く堪能できました。簡単に言えば、粘土の化け物映画なんですが、この化け物粘土、人を取り込む時、相手を粘土化する能力をもっており、これにより、なんてゆーか、粘土スプラッターとでも言いましょうか、手が粘土化してビローンってなったり、顔が潰れてグニャッとなったり、変な人間のカリカチュアみたいな状態になるのが、キモグロくて、滑稽だけど不気味とゆう絵ズラとなっており、これが中々、新鮮で、見ごたえがありました。ストーリーの方も、怨念と嫉妬が絡んできて、オチも後を引く余韻がありました。後、もーちょっと観たいってゆう時間の短さも良かったです。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-10 21:09:31) 178. 水曜日が消えた 《ネタバレ》 曜日ごとに人格がわかれてる多重人格の男の映画です。多重人格と言っても、この映画では、物語の大部分で火曜日担当の人格しか登場しないってのがなんか斬新。だもんで、火曜日の人格に感情移入でき、彼の味わう感覚に共感できました。特に、水曜日が消えた時、彼は水曜日の筆跡をトレースして、ごまかすのですが、この、バレたら、せっかく水曜日を手に入れたのこの日常が失われるかもしれないとゆう彼の焦りは、なんか不祥事が起こってしまい、面倒臭いことになるから誤魔化そうって時の状況に似てて、ドキドキしてしまいました。後半のサスペンスチックな展開も自分が消える恐怖感とか、何が起こってるのわからない不気味さとかがあって、最後まで退屈せずに楽しめました。しかし、火曜日しか生きれないって悲惨ってなりそうですが、他の曜日と体を共有してるってのも悪くない、てゆーかむしろ、こーゆう生活も楽しそうって気分になるなんて、面白い映画やなー。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-10 13:30:40) 179. 名前 《ネタバレ》 場所によってコロコロ名前を変える謎の男と、その男の前に現れた謎の女子高生の交流を描く人間ドラマ。男と女子高生の謎のために、冒頭から映画の世界には引っ張られます。さらに見せ方が時系列をずらして、違う視点で描く構成になっており、途中の退屈感もなく、ラストは涙がポロリ(最近、僕は涙腺がユルイのでスマヌ)。この大人の男と女の子の交流をずっと観ていたいので、2人の関係終わらないでって思うのは、ヴィム・ヴェンダースの「都会のアリス」を思い出しました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-09 21:49:38) 180. ディストラクション・ベイビーズ 《ネタバレ》 街とかで怒号が飛んで誰かが喧嘩してたら、とりあえず、ドキドキして見てしまいませんか?この映画は観客をその野次馬とゆうポジションにずっと立たせる映画でした。一応ドラマはありますが、誰にも感情移入なんてできません。通り魔犯罪をずっと映す映画みたいな。でも正直、ずっと集中して観てしまいました。野次馬でごめん。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-08 20:57:30)
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