みんなのシネマレビュー |
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161. 白い馬(1952) 《ネタバレ》 湿地帯や干ばつした大地、地平線と水平線などロケーションが印象的。 白黒映画なので他の馬も白く見えるが、主演の白毛は髪の毛がロン毛なので見分けがつく。 この白毛は少年にしか心を許さない。 生きた馬と少年が主演なので、気味の悪い生きた赤い風船よりは本作の方が断然好み。[インターネット(字幕)] 7点(2024-11-09 15:08:20)(良:1票) 《改行有》 162. 更けるころ 《ネタバレ》 夏の夜の喫煙所。 そこで偶然居合わせた若い男女の会話。 この時点でシチュエーションとしてはとても良い。 女の方が絶妙に冷たいのもどこかリアル。 特に可愛くも不細工でもないところもリアル。 男の方はさり気なく次の機会に期待してる感が出てるのもリアル。 次、会う機会はあるのかな?ないのかな? いずれにしても、会話は弾んでたとは言い難いので、関係の発展性はないだろうな。 そう考えるとなんだか虚しさも感じるが、一期一会だからこその味わいはあるかもね。[インターネット(邦画)] 7点(2024-11-07 22:39:57)《改行有》 163. 写楽 《ネタバレ》 とんぼが写楽になるまでの前半は溜め息が出るほどつまらなかったが、写楽になってからの後半は少しはマシになった。 衰えきったフランキー堺が印象に残る。 本当に今にも死んでしまいそうなほど病的で、声にも張りがない。 その他キャスティングはまったく魅力なし。 前半が1点、後半が5点、その平均をとって3点といったところか。[インターネット(邦画)] 3点(2024-11-07 19:56:56)《改行有》 164. ムーラン・ルージュ(2001) 《ネタバレ》 自分が愛した人から愛されることが人生最大の喜び これはその通りだと思う。 この映画を見て、わたしは自身の行為により、その資格を失ったことに気付かされた。 そんな訳で、この映画のコンセプトに賛同はするが、見ていてどうにも辛かった。[インターネット(字幕)] 5点(2024-11-03 19:47:24)《改行有》 165. ぬけろ、メビウス!! 《ネタバレ》 『町中華で飲ろうぜ』での親しみやすいキャラクターが印象的な坂ノ上茜主演で送るほっこり系日本映画。 とっても人懐っこい作品で、ほのぼのとさせてくれる。 親しみと愛にあふれた作品である。 一つ面白かったのは、彼氏としてエイトの方は若すぎるし、逆に太一はオッサン過ぎること。 余計なお世話かもだけど、もう少しマシな彼氏がいても良さそうなのに。 なんせ町中華で飲むのが似合う、きさくで魅力的な女性なのだから。 町中華の伝道師![インターネット(邦画)] 7点(2024-10-31 20:09:53)《改行有》 166. クレオパトラ(1963) 《ネタバレ》 本作の特徴は上映時間の長さとエリザベス・テイラーの気持ち悪さに尽きる。 ローマを訪れた時にクレオパトラが乗っていた乗り物、そこから降りる時のパフォーマンス等、良い部分もあるにはある。 船の造形も凄まじい迫力。 ただし、出てくる登場人物に外見的魅力を感じなかった。 特にエリザベス・テイラーの、あのたるんだ二の腕とむやみにハミ出た乳が、如何ともし難く気分を悪くする。 でも考えてみたら、幼いプトレマイオスのキャラやその宦官のキャラが際立っていて、見応えや面白味もあったのは確かだ。[インターネット(字幕)] 5点(2024-10-29 07:28:46)《改行有》 167. 地の果てを行く 《ネタバレ》 ジャン・ギャバンの演じる主人公はパリで人を殺し、バルセロナへ逃げた。 そこで有り金を全て盗まれ飢えていたところ、モロッコ外人部隊の募集に申し込み合格する。 飯にはありつけたものの、遠征部隊のメンバーに選ばれ、その部隊はほぼ全滅、彼も帰らぬ人となる。 警察に捕まって死ぬぐらいなら、戦争で死ぬ方がマシという理屈で敵の銃弾にやられて死ぬことになったが、殺人を犯した時点で死ぬこと必至の運命だったわけで、あまり面白い展開とは言い難い。 結局は死ぬ話を延々と見せられた様なものだ。 モロッコで知り合った女と、うまいことどこかに逃れるシナリオなら面白かっただろうが、殺人犯がそんな美味しい余生を送るような結末は社会的に許されないだろうから無理か。[インターネット(字幕)] 5点(2024-10-27 09:29:12)《改行有》 168. とっくんでカンペキ 《ネタバレ》 すごく良かった。 ディープキスで練習しておきながらも、本番はほっぺにチュー。 それでも女のコは嬉しそうにした。 男のコの方も満足げ。 あの頃を想い出す、とっても良い映画。[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-25 19:42:36)《改行有》 169. 転がるビー玉 《ネタバレ》 この手の日本映画には大体7点以上は付けるんだけど、これはどうも付ける気が起きない。 なんというが、主演3人それぞれの人物造形が甘い。 薄っぺらいキャラクターなので見ていても気持ちが入っていかない、入っていけない。 部屋の感じもいかにもオシャレに作りました的で、全く生活感がない。 吉川愛のとてつもない美しさ、特にラストシーンの緑のノースリーブワンピ姿を拝めたのが唯一のご褒美か。[インターネット(邦画)] 6点(2024-10-24 20:32:57)《改行有》 170. 陸地にて 《ネタバレ》 マヤ・デレンが終始出ずっぱりで、そのセクシーさに驚かされる。 サイレント作品ではあるが、BGMが付けられており、幻想的な世界に吸い込まれた。 それはとても儚げで息を呑む美しさだ。[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-22 15:56:05)《改行有》 171. 影の映画 二頭女 《ネタバレ》 何が二頭女なんだかよく分からなかったが(影と実体の頭を合わせて二頭?)、これはこれで寺山修司の実験映画として一つの完成形になっている。 1970年代前半の作品と比べて、その世界観が確立され、安定感が出てきているように思う。 しかしこんな映画を平日の昼下がりに見ていると、なんだか気が狂いそうになるな、、精神衛生上は悪い気がする。[インターネット(邦画)] 4点(2024-10-22 15:19:32)《改行有》 172. 消しゴム 《ネタバレ》 画面に広がる蜘蛛の巣状の白いモノ、これがまず気持ち悪い。 そしてしつこく鳴る太鼓の音と女の声、これもまた気持ち悪い。 というか、気味の悪いものを意図的に出してきている気がする。 唯一の良さは、頭を使わずにボンヤリと見られる点だろうか。[インターネット(邦画)] 1点(2024-10-22 14:56:28)《改行有》 173. ダウンヒル 《ネタバレ》 文武両道のエリート学生だったロディは、遊びに行った飲み屋のホステスに因縁をつけられ、学校を退学になってしまう。 実家に戻ったものの、厳格な父親は退学という事実を許すことができず、ロディは一人家を出る。 その後、あぶく銭の大金を手に入れ有名女優と結婚することになるが、浪費の激しい妻にお金を溶かされ離婚。 無一文になって場末のダンスホールに辿り着く。 という転落の物語で、それがダウンヒル(下り坂)という題名の由来になっている。 あぶく銭はすぐ底をつき、金が無くなると周りから人がいなくなり野垂れ死にするという、厳しい世の現実を教えてくれる作品。 同時に「捨てる神あれば拾う神あり」も最後に教えてくれるのが深い。 (以下、個人的な自己満足メモ) 本作の鑑賞をもって、把握できている範囲でアルフレッド・ヒッチコック監督作品をコンプリートできたかと思う。 実にその数56本に及ぶ。 最後は中古DVDを購入してまで力技で達成した。 ここまで20年を要する険しく長い道のりだった。 達成できた先に何かあるかと聞かれれば、特に何も無いが、とにかく達成できて嬉しい。[DVD(字幕)] 6点(2024-10-22 13:42:17)《改行有》 174. カメラのための振付けの研究 《ネタバレ》 躍動するダンサーを捉えた内容。 もう一度見ればまだ少しは感想も出てきそうではあるが、そこまでの熱意が湧いてこない。 不快感や嫌悪感すら感じない、どうにもし難い作品。[インターネット(字幕)] 5点(2024-10-21 21:46:25)《改行有》 175. 書見機 《ネタバレ》 書見機とは何ぞやと思いながら見ていたら、なるほどそういう事かと理解した。 寺山修司の他の短編に比べると比較的見やすい内容ではあるが、本作には変態性、気色の悪さというものはないので、刺激が無く少々眠たくはなるかも。[インターネット(邦画)] 5点(2024-10-20 16:57:20)《改行有》 176. 蝶服記 《ネタバレ》 会員制変態パーティの様子を描いたらこうなりました的な内容。 気持ちの悪いオッサンの顔がペチャンコになるシーンが夢に出そうなので減点、更には本作でも下半身モロ出しがあったので減点。 総じて気色悪い作品ということで2点が妥当かと。[インターネット(邦画)] 2点(2024-10-20 16:29:04)《改行有》 177. ジャンケン戦争 《ネタバレ》 幾つかの不快ポイントはあったものの、終盤で展開される「半ケツ」で爆笑できたので良かったのかな。 しかしゲシュタポ側の膝や太ももにある黒い斑点はなんだ?クソ気持ち悪いぞ。[インターネット(邦画)] 6点(2024-10-20 16:08:30)《改行有》 178. 果てなき船路 《ネタバレ》 ジョン・ウェインはデブったオッサンのイメージしかなかったので驚いた。 なんと、とても若いではないか! しかもカッコいいぞ。 いくつかのエピソードが次々と出てきて、まるで連続ドラマの様な構成。 話としては特別面白くもなく、かといって極端につまらない訳でもなく、いたって平凡な内容だった。[インターネット(字幕)] 4点(2024-10-19 23:33:04)《改行有》 179. 迷宮譚 《ネタバレ》 同じ寺山修司の『疱瘡譚』に比べるといくらかコンパクトで見やすいし、少なくとも見ていて不快感はない。 迷宮というか、どこでもドアを持ち歩くだけの内容。 スタッフもキャストも『疱瘡譚』とほぼ同じで、連続して見ると目新しさは全くない。 奇抜なアイデアも似たのを繰り返しているのでマンネリ感すらある。 しかし『疱瘡譚』『迷宮譚』と連続して鑑賞すると、もはやお腹いっぱいである。[インターネット(邦画)] 5点(2024-10-19 14:13:15)《改行有》 180. 疱瘡譚 《ネタバレ》 よく分からない内容なので5点にしようかと思ったが、ナメクジ、いやカタツムリか、どちらでも大して変わらないが画面にドアップで這っているのが気持ち悪いのと、汚い歯磨きシーンの延々垂れ流しヨダレ垂れ流しにゲンナリしたので0点で。 あとアートだからか知らないが下半身丸出しも不快なので、それも合わせて文句なしの0点でよろしいかと。[インターネット(邦画)] 0点(2024-10-19 13:45:33)《改行有》
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