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161.  太陽を盗んだ男 《ネタバレ》 沢田研二がキムタクに見えてしょうがなかった キムタクのキャラはこの時代の沢田研二だったのか  映画はこの時代特有の嫌世的で無軌道な若者が天才的な頭脳で原爆を作る話 このやり場の無い怒りを持った若者のドラマはこの頃かなり有ったが、純粋なアクション映画として非常に巧く昇華している希有な映画だ 前半では原爆を作る過程がかなり詳しく描かれる ちょっとしたミスで大きくガイガーカウンターが揺れるところとかは「ああ、やっちゃったよ」ってな感じか 以降主人公に徐々に放射能障害が出始める ちょっとした不注意で飼い猫が死んでしまうのも虚しさを感じていい 原爆がその辺の物で作られる割に精巧で、プルトニウムが入れてある容器なども含めて当時としてはガジェットが非常にいい 犯人の9番が警察に要求する物が思いあたら無くて、ラジオ番組に聞く所あたりまではかなり面白い その後、沢田研二と菅原文太の対決に焦点が移るあたりから、二人のイメージPVの様なシーンもあってちょっとしらけた 唐突に菅原文太がヒロインを後ろから抱きしめるとか笑っちゃう展開もあって、いくらなんでもこれは無しだろって思った(笑) 意外なナンパぶりは硬派な刑事には似合わないだろ 以降アクションが間延びした感もあってちょっと長い デパートでの攻防やビルの屋上で菅原文太との一騎打ちとかも、スピード感が悪くて今ひとつ乗れなかった 次々に危機に陥るとか犯人の裏をかいて電話を逆探知する過程とかもちょっとダラダラした感じ いくらなんでもヒロインがヘリで支援とかは荒唐無稽すぎる しかし今の技術でリメイクしたら案外面白いんじゃなかろうか エンディングは放射能障害が出ながらも、ふてぶてしい9番の顔のアップで終わるのは中々良かったが、爆弾が爆発する音は要らないんじゃないか むしろどっちに転ぶかオーディエンスの想像に任せる余地があった方がいい あるいは今なら最高のVFXで壊滅する東京を描いてもいいかもしれない 犯人がプールで無差別テロを起こすイメージがあるが、地下鉄サリン事件を思い出してゾッとしたと同時に、事件の16年も前なのに監督の先見性に驚いた 総じて青春残酷物語とSFアクションが巧く融合していて、わずか2作しか撮ってないゴジに新作を望む人達の気持ちがわかる気がした[DVD(邦画)] 7点(2014-03-24 23:10:46)《改行有》

162.  座頭市血笑旅 《ネタバレ》 三隅研次が座頭市に帰ってきて格段に良くなっている カメラワークもこれまでよりかなり斬新でローアングルからの撮影や人物の頭の部分を大胆にフレームアウトさせる詰まったフレーミングはなかなかの迫力だ ヒロインは若干熟女だがこれはこれで結構イイ 座頭市が義理を感じて面倒をみる赤ん坊に徐々に肩入れしていく様子は時として儚くて泣ける 遊女に赤子の世話をさせるが、気になって眠れない状況をコトコマかに描いていて、座頭市が赤子を可愛くて仕方が無い様子を充分感じさせる演出はうまいと思った 赤ん坊を挟んでヒロインのお香の失敗に、手のひらを優しく叩く座頭市が、二人の儚い幸せを連想させて目頭が潤んだ[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-03-21 15:20:02)

163.  真夏の方程式 《ネタバレ》 美しき架空の街、玻璃ヶ浦の夏の感じとか、湯川教授と少年のふれあいとか、旅愁を感じさせて良い所もあるが、いかんせん設定が不可解な所が多すぎて感情移入が出来ない 杏演じるヒロインの成実がホステスを殺した理由が弱い 父親の重治が刑事を殺す理由はもっと弱い そもそも何故、殺された刑事が緑岩荘へ来たのかがよくわからない 特に刑事に悪意が有る様には見えなかったのに何故殺したのか? しかも少年恭平を殺人の共犯にする重治の心の葛藤とかも描かれないので、重治のやっている事はかなり悪質に見える なのに善意の人のような描き方にはかなり違和感があった 主人公の湯川もその悪質な部分にまったく怒りを感じていないような演出は不可解で感情移入を妨げる そもそもよく考えると哀しい部分が何も無いのに描き方が非常にウエット 哀しい部分があるとすれば成実の為に人生を捨てた仙波か そこは白竜の迫真の演技が心に滲みた 事件の発端になった殺人とさらにそれを隠そうとする殺人に、たいした意味が無く、被害者が何の為に玻璃ヶ浦へ来たのかもはっきりわからない殺人事件に、物語としての骨子がどこにあるのだろう しかも湯川教授を呼んだ発端の玻璃ヶ浦開発事業は投げっぱなしだし、成実の過去の殺人や、恭平を巻込んだ殺人のトリックもかなり早い段階で明らかになって、謎解きの楽しさも無い しかし恭平が鍋の固形燃料に蓋をしようとした時、とっさに濡れたコースターを箸ではじくシーンは印象的 いままでの湯川教授ならそういった優しさは無かっただろう 宣伝文句の悲しい真相があるとすれば仙波の冤罪の人生のみだがそこはまったく描かれなかった 記憶に残ってるのは、抜ける様な青い空と蒼く澄んだ海、杏の以外に立派なお尻のみだった(笑)[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-03-21 15:18:58)(良:3票)

164.  ゴスロリ処刑人 《ネタバレ》 くだらないのはわかっていたが、それだけでつまらないとは思わないが…… しかしやっぱりつまらなかった(笑) 物語も見事に無い 一行で説明できる <母親を惨殺されたヒロインが5人の犯人に復讐する以上!> 何故母親が殺されたか? 何故ヒロインが強いのか? どうやって犯人を見つけたか?等見事に何の説明も無し 冒頭にひたすら下品にスパゲッティを食べる男の口元を延々と撮る グロには耐性がある自分だがこの汚く物を食べる口元は苦手 これを延々とやる これにはまいった もう見るのをやめようかと思ったぐらい しかし嫌悪感を前面に出したホラーは多いので我慢して見ると、途中ではたと気がついた 嫌悪感を狙ったというよりもただ意味なくカットがしつこいせいだ なんでもないシーンも「これ、なんでこんなに長いの?」と思う位、妙に引っぱる 由利ゲラ夫がモップを髪の毛のように櫛で梳くシーンが意味無く長い ザコキャラを処刑するシーンも明らかにザコキャラなのに逃げ隠れするシーンをやたら丁寧に描く、しかも延々と命乞い だからといって話が意外な所にオチるわけでもなく不可解なタメる演出だ ヒロインはオシリーナ秋山莉奈だが登場シーンで顔を出さないで延々とアクションだけで引っぱる、いい加減飽きた所でようやくヒロインの顔が出るが笑っちゃうぐらい超ブス 元々は綺麗な娘なのに(結構ファンだ)引っぱるだけ引っぱっといていきなりブス顔なんてほんと不可解演出 しかもオシリーナなのにお尻無しなのは何事か オシリーナを起用した意味が無いじゃないか 監督はその辺を完全に勘違いしている、というよりもアイドルを撮る才能が無い ラストバトルは何故か怪物くんVS妖怪人間ベムの戦い アクションに関しては、スシタイフーンレーベルなどを見慣れてる者にとってはこの程度出来てて当たり前、これ以下だったら見る価値がない程度の出来か 採点は1点でも良かったが途中で「ぼんたんガリじゃぁ!」とか、へんてこな日本語を話す外人ヤンキーグループ神風と、おバカ女子高生エルちゃんのバカップル振りがなかなか傑作でこの部分に2点献上する [DVD(邦画)] 3点(2014-03-21 15:17:37)《改行有》

165.  横道世之介 《ネタバレ》 冒頭からバカすぎる主人公で、「うっとおしいわ、こいつ」と思ったが徐々に気にならなくなってくる むしろ一人で踊ったり浮かれたりする世之介が可愛く見えて来るのは不思議だ ヒロインの吉高由里子も世之介とまったく同じタイプのいい気なバカ女で見事なバカップル誕生 雪のアパートの前でファーストキスしてはしゃぐ二人を俯瞰でとらえるカメラワークは素晴らしい くっついては離れて又くっいてはしゃぐ、二人の足跡が雪の中に点々と残り、天上から浮かれる二人を見下ろす天使の視線で、もっとも輝いてる時代の二人をノスタルジックに描いた 途中途中に挟まれる、友人達が世之介を思い出すエピソードも非常に短くて、だからこそ印象的だった 綾野剛演じるホモの加藤のエピソードは特にいい、「そういえば忘れてたけど、思い出したら優しい気持ちになれる凄く良い奴がいたな」みたいな、思い出すと切ない気持ちになった 徐々に世之介の短い人生に迫って行く演出には正直衝撃を受けた 世之介がすでにこの世にいないことがわかってから以降、それまでくだらないかに見えたエピソードのすべてが愛おしい事がわかる瞬間だった 最後の母親のモノローグは絶対にいらなかったと断言できる それまでセリフで説明するところがまったく無かったのに残念だ エンディング間際に、ヒロインの元に届いた一本のフィルムにわけが分からない写真が映ってて、何がなんだかわからなかったが、それを一枚ずつ再現していくエンディングには感動した 「これかよ……」って思ったら不意に涙が出た 幸せいっぱいの世之介がバカ丸出しで疾走するエンディングは秀逸 既にこの世にいない世之介の青春の最高点を目の当たりにして胸に沁みる切ないラストだった[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-03-21 15:14:41)(良:2票)

166.  不安の種 《ネタバレ》 映画全体を不快なノイズで包み込んだような映画 その雰囲気は悪く無いのだが中途半端にリアルな映像が何かあざとい感じがして好きになれなかった 不穏な童謡?なども耳につく不気味さがあるがやはりさりげなさを遥かに通り越してあざとい「ほうら不気味でしょ」みたいなあざとさが鼻につく この映画もっとちゃちでオバカなCGで作るか、あるいはもっとリアルなCGでどことなく不穏な街を描くと違った映画になった気がする ヒロインの石橋杏奈の演技もかなり下手で、いきなり爆発するイライラする芝居だがまじめにイライラしたのはむしろ狙いなのか? 須賀健太も「三丁目の夕日」の芸達者な感じは微塵も無く存在感が薄い 時系列を無視したエピソードが後半で一気に繋がるのは面白いと思うが、いかんせんうまく繋がってない シールを張り替えてるとバイクの事故も切り替わるとか安易で結構しらけた ハンマー女の殴り方も殴るマネなのがあまりにも見え見えでここもかなりしらける そう言うリアルな暴力演出はどうでもいいのか? エンディングも何度も電気が消えるのはくどい またかよって思った ヒロインの反応も普通すぎる、ここでは家族を亡くしたトラウマを描くべきだろう ヒロインの狂い方やらハンマー女やらに狂気が足らない この映画に足らないのは街全体から匂う狂気だと思う[DVD(邦画)] 6点(2014-03-21 15:13:33)《改行有》

167.  マチェーテ・キルズ 《ネタバレ》 余りにもオバカすぎ 前作はグラインドハウス物の中でもバランスが良くてオープニングや予告編等も程よい遊び具合で気持ちが良かった 今回はハナっからオバカ全開でちょっとついていけないな 前作ヒロインのジェシカ・アルバは瞬殺(笑) 以降、バカの連続 ゆるすぎてマジがまったく無いのは辛い 思ったよりエロも少ないし誰に向けて作ったのかが分らない感じだった ガジェットもちゃちくて巨乳ブラガンやらチ○コガンとかロボゲイシャとかの井口作品で見慣れた域をまったく出ないのはかなり不満だ 有名俳優が目白押しだが肝心のメル・ギブソンは完全にすべっている レディー・ガガはターミネーターのT-1000張りの変幻自在の殺し屋ぶりがかなりクールだった チャーリー・シーンは相変わらずで、この人はほんとにオバカ役がはまりまくる むしろこのキャストはメインのメルと交換したほうが面白くなったと思った とにかく今回は気合いが入りすぎで空回りの一作[映画館(字幕)] 6点(2014-03-18 21:27:35)(良:1票)

168.  映画 妖怪人間ベム 《ネタバレ》 2時間という尺なのでしかたがないのかもしれないがテレビシリーズよりもアラが目立つ ドラマのエッセンスをお金をかけて再現した感じ まともな物語としてはすべてがダメダメで話の本筋から枝葉のディテールまでまともな所を探す方が難しいぐらいだ 役者達も思い切り芝居がかっていて、亀梨くんはまともにしゃべってないし北村一輝にいたっては徹底的に痛い演技 敵が製薬会社の社長の中村橋之助一人だけなのも笑える なのでSFではなく絵本程度のファンタジーとしてみるべきだろう バカな人間の為に尽くす醜い天使の寓話だと思えば充分許せる この映画にリアルを求めるのは野暮だろう ラストバトルのビオランテとの戦いも中々のVFXで楽しい とにかくベムの主題歌が始まると満月をバックに3人の妖怪人間が闊歩するイメージが差し挟まれてそれだけでグッと来る この映画すべてはこのイメージに尽きると思う[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-03-15 13:36:29)(笑:1票)

169.  呪怨2 (2003) 《ネタバレ》 劇場版呪怨1が今ひとつだったのでさほど期待してなかったせいかそこそこ面白かった しかし最初のビデオ版呪怨に比べると不気味さではかなり落ちる やはり悪霊がただの白塗りであることが完全にバレてることが一番の原因だろうな ビデオ版はかなりのインパクトだったが、さすがに4作目なのにまったく変わらないこの造形はキツい さらにカメラワークや編集等が最初のビデオ版から一歩も進化してないのはかなり不満だ せめて劇場版なのだからそれなりの重厚さがほしい とにかく悪霊が出過ぎるわりに白塗りの伽椰子と俊雄だけなので飽きて来る さほど白塗り達が出てこない序盤の新山千春の章あたりが一番怖かった しかし時系列を無視したオムニパス構造は「事件を巻き戻したらこうだった」的なおもしろさがある 朋香篇の壁の音とか千春篇の恐怖の顛末とかはなるほどと思わせた ヒロインがいきなり出産するラストはやりすぎ だったらお腹が大きくなるまで時間の経過が必須だ 時系列じゃ無いのが売りの映画なのでどうにでもなっただろうに 今までの存在感が曖昧な悪霊という存在からモンスターに変わってしまったら不気味さが無くなってしまう しかも回りの医者達がその場で死んでしまったら大事件になるだろ リアルからかけ離れるとこの呪怨に関してはかなりのマイナスだ 医者達が死ぬ理由も描かないのは完全にやっつけなオチ これはしらける 紙袋に赤ん坊が入ってるのは造形の費用を浮かしたとしか思えなかった だったらわざわざ撮らなくてもいいだろう この出産のエピソードは無くても良かったと思う いつのまにかヒロインがお母さんになってた方がエンディングがもっと哀しかっただろうに エンディングはヒロインの最後もけっこう哀しくて不気味でもあり好きなエンディングだ ホラーに良いエンディングが少ないのでこれは貴重 このエンディングでプラス1点にする[DVD(邦画)] 7点(2014-03-15 13:35:05)

170.  Love Letter(1995) 《ネタバレ》 冒頭、雪に埋もれたヒロインの美しい横顔から始まる そのままカメラがパンすると美しい小樽の景色 その中を走るヒロインを延々と長回しで撮る 本当に岩井俊二は女を撮るのがうまいな いきなり始まるトヨエツとのキスシーンも息をのむ巧さ これほど美しくエロいキスシーンは見た憶えが無い 手持ちカメラで臨場感一杯で撮るシーンも、今時流行のカメラワークの様で95年の映画とは思えない巧さ 物語は事故で失った婚約者に、現在あるはずが無い住所に出した手紙から返事が届くミステリアスな展開 その後現在の恋人と謎の解明の為に小樽へ出向くが、そこで驚きの二重構造の物語が展開する これ以降かなりのネタバレです きおつけて下さい 見てない方は読むのを控えたほうがいいかも 「え、……そうだったの」みたいな話の構造 ……ヒロインは二人いた! しかも同じ顔! こんなことを言ってる時点で岩井の術中に見事にはまってるというしかないかな あいかわらず単純な私だ(笑)その後も図書カードの藤井樹ストレートフラッシュとかの伏線も丁寧に回収されていて中々巧い その時の中学校をポラロイドで撮りまくったヒロインは完全に中山美穂のPVと成っていた 中学の同級生の鈴木蘭々の挙動不審振りとか、担任の中村久美とかのキャラも少女マンガのようで笑える ヒロイン(渡辺博子の方)は現在の恋人に過去の婚約者の事を相談するとか、綺麗な女にありがちな自分勝手な奴でイラッとすることもあるが、逆にそれがリアルでもある エンディングでは、ヒロインが婚約者が逝った山に向かって突然、「お元気ですかー」って叫んだときには「はぁー?」って思ったが、それを何度も繰り返す内に「私は元気でーす!」と叫ぶヒロインの、めちゃめちゃな展開に何故か号泣している自分に驚いた これが岩井マジック! もう一人のヒロイン(藤井樹)の方にも中学時代の藤井樹からメッセージが届く なんとこれがタイトルの「Love Letter」だった 徹底してベタなロマンチストぶりにはまいったぜ、岩井俊二[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-03-15 13:33:24)

171.  マルドゥック・スクランブル 排気 《ネタバレ》 前作のつまらなかったカジノの続きから始まったのでさらに淡々として盛り上がらない展開 カジノパートが終わる頃には何故このカジノに来たのかという意味すら忘れかけてた 実際カジノで入手したデーターが役に立ったとは思えなかった そもそも100万ドルのチップにあるデーターを奪いに来たのかって思った敵がまったく居ないのは、何のためのシークエンスなのかもよくわからない 延々とオタク的セリフの応酬でこれを楽しみたいなら小説を読めばいいことだろうと思った 100万ドルのチップを簡単に返してしまうのも「なんのこっちゃ?」って思った 以降も意味が無い、オタク的乗り突っ込みなセリフが延々と続いて物語も完全に上滑り状態 ラストバトルまで5分で語れる所をつまらないセリフ回しだけで最後まで引っぱる そしてラストバトル このバトルも一作目のテンポが良いバトルに比べると凡庸な出来で退屈した つくづくこの話、三部作にする意味が無いなと二作目を見た時に思った事をもう一度思い出した 一本なら「失敗したな」で済むが3本も見させられて、結果がこれだとダメージが大きい オタク死ね。(笑)[ブルーレイ(邦画)] 4点(2014-03-15 13:32:05)

172.  マルドゥック・スクランブル 燃焼 《ネタバレ》 前作の直後から始まるので前作から続けて見るのがいいだろう 前作、もっとも盛り上がった所から始まるので逆に盛り下がるのは仕方が無いのか 今回、楽園という研究施設が出て来るが楽園の住民達を含めそこで行われることもかなりの悪趣味 最初に出て来た善良な少年はイルカとホモ関係で両手を切り落とされた相手に血だらけで「また来てねー」っていうド変態だ 首だけで生きてる事が理想の形とほざく教授とか自発的に植物人間になった奴とか、前作の悪趣味な変態フリークス達と同質のキチガイ達に思えた これが見た目は前回の変態達と違って、いたって普通なのでむしろかなりな嫌悪感がある 後半は何故か今までの雰囲気から打って変わって軽い演出のカジノ攻略 これが特に勝ち続けるちゃんとした攻略法も無く、ディーラーのおばちゃんのつまらない哲学を聞くだけ こんなに勝負の最中に長々とどうやったらディーラーと話せるんだよ お前はカイジか!って思った 前作はアクションだけで結構見れたが今回はエロも無く見所が無い ランタイムが約60分で短いのでなんとか持ったが、ここまで見てこの作品を3作に別けた意味はなんだろうという疑問を持った[ブルーレイ(邦画)] 4点(2014-03-15 13:29:21)

173.  マルドゥック・スクランブル 圧縮 《ネタバレ》 原作未読だがなんだかウザイ感じ サイバーパンクの世界観に法廷闘争物とか盛り込みすぎで設定が付いて行って無い感じ したがってオタクっぽいクドい理屈がウザイ ストーリーの説明をセリフでするのはやめてもらいたい 結構しらける 冒頭、笑っちゃう霊柩車みたいなデザインの車が出て来たり、ヒロインの戦闘服?のデザインや普段の服とかもどこかで見たようなものばかり(攻殻とかエバぁとか) 銃のガジェットもまったく工夫無し 単純にエロシーン多し 18禁らしいのであたりまえか 色々出て来るフリークス達のキャラも悪趣味極まりない 体中おっぱいだらけのデブとか手にマ○コとかマジかよ!って言う感じ この逝っちゃってる感じとかは珍しくて、「まぁ、ありかな」って思ったが、人によっては受けいられないだろう 後半、ヒロインの戦闘訓練からヒロインの驚くべき戦闘能力が明らかにされ、解放された力で前述のフリークス達を一蹴するシーンは中々凄い その圧倒的な戦闘能力を持っているヒロインをさらに圧倒的な力の差でねじ伏せる敵ボイルドの登場でこの映画が終わるのは「えーっ、ここで終わりかよ!」って思った[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-03-15 13:27:53)

174.  バレット・バレエ 《ネタバレ》 輸入ブルーレイで見る 「鉄男II BODY HAMMER」でダメだと思った部分が良くなっている モノクロもいい しかし既視感がある 古くさい感じ たとえば「狂い咲きサンダーロード」の様な感じか 鉄男よりも自主映画くさいつくり 塚本監督と言えば常に新しい映像表現があるが今回は特に斬新な部分が無い 手製拳銃を作ったり、前半の拳銃を手に入れるあたりまでが結構面白いと思ったが 後半、疾走感を中心に据えた演出がいつもの塚本節で、安定感があるがちょっと飽きた 死にたい主人公と敵対しているヒロインが共感して行く過程がなかなかいいので、そこをメインに据えれば良かったんじゃないか ラストは唐突にハードボイルドな作りになるのがちょっと違和感が有った それまで拳銃一丁で引っぱって来たのにヤクザの親分が拳銃乱射するのはちょっとなぁ しかも復讐のためなら何故当事者のチンピラを殺さないのか エンディングの空き地で死体を焼くとかも変だし意味が無いと思う 主人公とヒロインがおのおの違う方向に歩き出して徐々に全力疾走になって行くラストは、二人が死にたい思いを乗り越えて死から全力で逃げ出すイメージに見えた このラストの捉え方はひとそれぞれだろうが、私は何故か晴れ晴れとした希望が有るエンディングに思えた[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-03-15 13:22:28)

175.  東京物語 《ネタバレ》 誰が見ても文句無い大傑作 外国でも評価が高いのがわかる 当時の日本の住宅事情や温泉旅館、アパートや病院、美容院、居酒屋、お葬式、古い町並みを横切る蒸気機関車、すべてが興味深い 日本人ですらノスタルジックなのだから外国でも評価が高いのがわかる わかりやすいローアングル引き気味のカメラ 人物を中心に据えたバストショットは抜群の安定感 この時代から言われ始めた核家族の問題をいち早く捉えた映画だ 長男長女はいたってさばさば 今となっては普通かもしれないな wikiを見ると「家族という共同体が幻想でしかない悲し過ぎる現実」と書いてあるが、そこまで重く無く、いたって普通の家族の様に思える、今となってはむしろ幸せな夫婦の老後と私には思えたのは私がシニカルなせいだろうか 家族と義理の家族の機微の違いなども活写しているのは『歩いても 歩いても』等よりもわかりやすい 杉村春子の演技も判りやすく、相対する原節子の芝居においては今はこのタイプの女優はいないと言い切れるぐらい時代がかっている 今となってはむしろ斬新だった 笠智衆はこのときすでに爺さんで始終にこやか 私はこの笠智衆しか知らない この人の抜群の笑顔でこの映画が優しい印象になった 笠智衆は本当にうまくて、妻が長く無い事を知ったときの顔は、絶望とはこういう顔なのかと思った エンディングでは、最後まで残って世話を焼いてくれた次男の嫁も帰ってしまい、一人になったときに見せた横顔が何気ないが妙に哀しくて何故か涙が出た[ブルーレイ(邦画)] 9点(2014-03-15 13:19:04)(良:1票)

176.  レッド・ドーン 《ネタバレ》 いきなり北朝鮮軍に制圧されるアメリカの田舎町の話 しかし何もかも設定に無理がありすぎる 完全に制圧された町を若者がパルチザンの様に抵抗して、町民がだんだんとそれに習う話にしたいのであれば、大規模な戦争がすでにあって既に敗戦して征服されている設定にするべきだ 突然北朝鮮に責められても大国アメリカが何日も制圧されているはずがない 大量の航空機がどうやったらアメリカの制空権内にはいれるのか 北朝鮮兵士の何百倍もいるはずのアメリカ軍兵士の数の理屈はどう納得すればよいのだろう 街中の戦闘ではどちらかと言うと主人公側の戦闘の方が非情で理不尽だった 北朝鮮側が非情だという表現がほとんど無いので北朝鮮討つべしというカタルシスがまるで無い しかも北朝鮮軍弱すぎ 戦車など重火器もあるのに常に素人軍に押されっ放し アメリカ軍はマリーンの二人だけなのは違和感を通り越して笑える キーアイテムの奪還作戦もやっただけで投げっぱなししかも作戦は成り行き それでも戦闘シーンに見るべき所があればいいのだが可もなく不可もない感じ 退屈はしないので暇つぶしにはなる程度の出来だった[ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-03-09 21:45:19)

177.  アナザー プラネット 《ネタバレ》 これ完全なネタバレです しかもかなり重要 未見の人は読まないでね  驚いた 最後まで見て愕然とした 途中途中で辻褄の合わない所があってそれがヒロインの心理描写の内だと思っていた しかし、驚くべきことに、この話は二重螺旋になってた 二つの地球に存在するであろうヒロインローダにまつわる話をパラレルワールドで時系列をある程度無視してごっちゃに描く 一人は恋人ジョンに手痛く振られて傷心のまま、もう一つの地球に居るかもしれない幸せな過去を持つ自分に会って慰めを得ようとするローダ もう一人はジョンの愛を得てジョンにもう一つの地球行きを譲っても幸せ一杯のローダ 前半、ジョンがローダを車で送って、ローダの名前を聞いてハッとした顔をした この時にジョンはローダが家族を殺した張本人だと気づいたはずだ 後半でも事故の相手がローダである事を匂わしているにもかかわらず、ローダを愛していると告白する 幸せなローラはジョンを優しく抱きしめた にもかかわらず帰りの電車の中でストレスの余りに嘔吐するのである この辺に違和感が有ったがローダの深い心の痛みを表している悲しい描写だと思っていた しかし終盤で宇宙に行くのに反対してローダの告白に激昂するジョンに何故?という違和感がある 「おまえはなにもかも受け入れたんじゃなかったのか」みたいな そしてエンディングに嬉々としてテレビのインタビューに答える馬鹿みたいなジョンを見た時の違和感に突然閃いた ああ、だまされた、この話にローダは二人いる!この電撃の様な思いは伝えきれない 二人のローダの別々の恋愛模様をわざとひとつの話の様に見える様に繋ぎ合わせたのである この上級なミステリーに尚かつ、ローダの心の傷と静かに心を通わせる老インディアンの話等、良エピソードもあってこれは傑作だと思った この二人が最後に出会い、ジョンの愛を得て幸せ一杯で微笑むローダに不穏な顔をする不幸なローダが出会うラストシーンは秀逸だ この話、最後まで見てもローダがもうひとりのローダに会っただけで二人のエピソードがごっちゃになっているのに気づかなかった人がいるんじゃなかろうか それに気づかなければ低評価もやむなしか しかしまったく違う二人のエピソードをここまで違和感無くごっちゃに描いた演出に驚愕した[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-03-09 20:04:08)《改行有》

178.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 《ネタバレ》 それなりに面白いんだけど、なにもかもが少しずつ足らない感じ 「あれ、これどこかで見たような気がする」みたいな ハリーポッターとかナルニアとかライラとか CGも完成度が今ひとつでぱっとしない 主人公達もギリギリの危機に落ち入らないし「助かったー」みたいなところがまったく無い 予定された危機に何となく乗り切る主人公 ほとんどの冒険がパーシー達の半神の世界で行われるのはかなり不満だ ハリーポッターみたいにマグルの世界と混ざるおもしろさがまったく無いのはかなりつまらないと言っていいだろう アトラクションの乗り物に乗って「さぁ、行くぞ!」って動き出したらそこでレールが終わってたみたいな肩すかしの演出があったりして「なんでやねん!」って思った おもしろい演出をアイデアごとケチってる感じは手を抜いてる感があって不快だ[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-09 13:36:25)

179.  フライペーパー!史上最低の銀行強盗 《ネタバレ》 ハチャメチャ銀行強盗コメディー 洋コメディーが苦手なせいもあるが今ひとつ笑えなかった 同時に2組の銀行強盗が銀行を襲い、そこにたまたま居合わせた精神疾患気味の男がホームズ張りの推理で事件を解決に導く話 コメディーとしては今ひとつだが謎解きミステリーとしてはなかなか面白かった 犯人(銀行強盗)と人質の中から段々と人が殺されていって疑心暗鬼の中でお話が進むようになっている 途中から犯人側からは真犯人(殺人犯)がいない事が判って謎解きとしてはパワーダウンするが、犯人(銀行強盗)は結構憎めない奴でのんびりして楽しい 犯人の銃を奪うも母親の形見とか言ってあっさり返したりするのもおもしろい 人が殺されるシーンがないわりに死体がリアルで、だったらミステリー映画の様な登場人物の誰かが殺すシーンが有った方が疑心暗鬼を盛り上げるのにって思った オチは3人目の銀行強盗の正体がバレて全員で銃乱射のカタルシスオチだが、さらに取って付けた様なオチだが2段オチになっていてそこは意外だった 「こんな奴いねえよ」みたいな自分には今ひとつ乗れなかったが、コメディー好きな人なら十分お勧め出来る[DVD(字幕)] 7点(2014-03-09 13:31:18)

180.  ディスタービア 《ネタバレ》 ヒッチコックの裏窓のパクリらしいが、そこは裏窓を見ていないので何とも言えない 物語はそれなりにサスペンスがあってハラハラさせられるが、とにかく自己中な主人公が軟禁処分をくらって、ヒマに飽かして近所を覗いて、隣のオネーチャンにストーカーするけど、イケメンなので当事者のオネーチャンもメロメロみたいな、ふざけた設定である 主人公は世の中舐めたバカだし、友達はさらに輪をかけたチャラ男で、ヒロインはストーカーでもイケメンであれば良いバカ女にしか見えない、見事な全員バカキャラ設定でいまひとつ乗れなかった 冒頭、父親を事故で亡くす衝撃のシーンで始まり、この辺はなかなか良いが、この事故により主人公が被害者意識でダメな奴にになる そしてそれは最後までなにもかわらず、この物語によって人間的にも1ミリも成長しない ならば非常に衝撃的で面白いファーストシーンだがむしろ必要無いんじゃなかろうか エンディングもただ事件の解決に役立って軟禁処分が解けるだけの、自己中な主人公をさらに増長させるオチである この辺がとにかく安っぽい 主演のシャイア・ラブーフはいい気な自己中男にしか見えないので適役だと思うが ラストはホラー的でもありテンポも良くて楽しめるが、最後まで主人公がいい気な奴の域を出ないのが腹立たしい これが見ている観客をイライラさせるための演出だとしたら天才的だ まぁ違うとおもうけど(笑)[DVD(字幕)] 7点(2014-03-09 13:21:18)

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