みんなのシネマレビュー |
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161. ラッキー(2017) 《ネタバレ》 老いてから同じ日常を繰り返してきたであろう、主人公が意識を失い倒れてから、自分の老いや死について考えるようになる。 同じ日常を続けながらも、いつもは流して聞いていたような言葉や出会い を取り入れていきます。 所々で、長年生きてきたからこそ言えるようなセリフ(翻訳がうまい わかりにくいけど渋みがあるようなセリフ)が素敵です。 仏教徒の少女が死ぬ間際に笑うのはどんな偏見かと思いましたが(笑) キャストがみんな年季が入った渋い人ばかり、主人公はその中でもほんとに異彩を放っています。 「現実とは 誰が見ても変わらない"物"」 おもしろい 短い上映時間もあって、サクッと見れてしまうのもいい[インターネット(字幕)] 6点(2020-02-16 20:06:04)《改行有》 162. ミスト 《ネタバレ》 突如として現れた霧から逃れるため、スーパーマーケットに集まった人々の心理描写がメインの映画 結論として「集団でいるせいで、誰もまともでいることが出来なかった」 カーモディーの信者が増える毎に話し方や顔つきが変わるのはすごいです。 信者になっていく人々も無理矢理ではなく、「あーいるいるそんなやつ」と思える所 様々な愚行 ・虫が飛んできた時点で光に集まるから消すべきと分かるはずなのに、ライトを点けて観察しようとする皆さん ・殺してくれっと言っている重傷者一人の為に、数々の犠牲を出す ・カーモディーに扇動され、青年を殺してしまう人達 ・安全なスーパーから離れ、結局集団自殺(せめて襲われるなり、もうダメってなるまで待とうぜ・・・) カーモディーさえいなければ、皆で支え合って籠城となっていたかもしれないが、そこは娯楽映画としてカーモディーと扇動されやすい人をチョイス 救われないラストですが、意外性もあり、〇 結局、人々を扇動し、集団で愚行を起こしたのは主人公グループだったっていうオチ 開始20分でカーモディーの口を封じて拘束しておくのが一番の解決策だったように思います。 こういう人が大嫌いなので、カーモディーにイライラはし続けるものの、最後まで観れたのでこの点数[インターネット(字幕)] 6点(2020-02-02 23:38:05)《改行有》 163. アウトブレイク 《ネタバレ》 5.5点 致死率100%の出血熱がアメリカの街でアウトブレイクを起こす。 娯楽映画なので、多少はしょうがないとしても 主人公に対してのウイルスの設定があまりに適当すぎる(研究仲間は一瞬空気が入っただけでまさかの感染) ウイルスの宿主を見つけるくだりはご都合主義もいいところ 結局、一番の障害は人間 嫌いではないですが、あまりにありきたり過ぎます。 テンポは悪くないので意外と飽きずに見れました。[インターネット(字幕)] 5点(2020-02-02 23:06:20)《改行有》 164. グラン・トリノ 《ネタバレ》 奥さんに先立たれ、家族との折り合いも悪い頑固爺と隣に引っ越してきた一族の物語 特段に盛り上がるシーンもないのに飽きもせずに見ることが出来る。 タオに関しては、もっといい役者を使うべきだったのではないかと思ってしまう。 タオやスーとの(特にタオ)との信頼関係の構築 に関して 物足りなさを感じる 悲劇のきっかけを作ってしまったのも、浅はかに自分が決めたことによって でしたが ラストのけじめのつけ方は素敵でした。 だからこそ、タオの役者・・・・・・ クリントイーストウッド作品は基本的に好きです。[インターネット(字幕)] 7点(2020-01-21 00:55:04)《改行有》 165. 300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 当時のギリシアで陸軍最強を誇ったスパルタ ヘロドトスが残した、レオニダス率いるテルモピュライの戦いを描いた作品 戦闘に関しては、仲間を守る、連携大事とずっと豪語してましたが、連携プレイがあったのは初日の戦いだけ 途中、完全にデキてる二人の連携があるくらいで、後は各々自由に戦っちゃっています。 これなら名誉のためといっていた彼にも戦わせてあげれば・・・ 戦いの中での死こそ誉れ 言葉通り、何人かスパルタの戦士が倒れても、みんな夜には宴でした。 が、戦士長の息子が殺されるや感情爆発、夜はお通夜 さすがにどうよって思っちゃいました。 王妃側のシーンは必要?(あまりにガチムチシーンばかりだとキツイと思った配慮なのか) 王妃側シーンはある程度端折って短くまとめた方が良かった気がしました。 マイナスなことばかり書いてますが、基本的にはおもしろかったです。 好き嫌い別れと思いますが、スローモーションも活用されているアクションシーン ホモにはたまらないであろうガチムチパーティー 腹筋もCGなのかな (私はマトリックス 大好きなので、これも好きでした)[インターネット(字幕)] 6点(2020-01-21 00:30:02)《改行有》 166. わたしは、ダニエル・ブレイク 《ネタバレ》 英国、福祉の在り方、貧困格差の風刺映画 冒頭でダニエルの人となり(厳しさもあれど、他人から信頼され、愛情深い存在)をうまく表現されており 最後に語られるダニエルのメモがこの映画が伝えたかったことの全てだと思います。[インターネット(字幕)] 6点(2020-01-04 14:43:59)《改行有》 167. バリー・シール/アメリカをはめた男 《ネタバレ》 パイロットの主人公(トム・クルーズ)が腕を見込まれ、密輸で小銭稼ぎをしていたのを皮切りにCIAに雇われ、 その流れから麻薬カルテルと手を組み、莫大な金を稼ぐ、あまりに派手に稼いだため逮捕をされるが、 麻薬カルテルを嵌めるために、再度CIAから召集されるが、嵌めた写真が流出し、CIAからは切られ、カルテルにより殺されてしまう。 トム・クルーズが安定の演技、当たりはよさそうで、食えない奴をしっかり演じてます。 実話が基になっているため、盛り上がりにかけるところはあるが、2時間近く、割りと飽きることなく観ることができる。 事実はわからないが、この映画内容に関してはタイトルは詐欺 アメリカひはめられ、アメリカを利用した男 くらいがちょうどいいのでは[インターネット(字幕)] 6点(2020-01-04 14:29:02)《改行有》 168. I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 知的障害を持つ父親が我が子の親権を巡り、裁判で争う 設定はリアリティーに欠けイマイチ 全ての役者が一級品(特にショーン・ペンの演技力とダコタちゃんの可愛さ) 挿入曲もどれも素晴らしい 主人公の抱く純粋な愛に周りが感化されていく表現が見事 娯楽映画として無理な設定に目をつむってこの点数[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-29 13:17:17)(良:1票) 《改行有》 169. 博士と彼女のセオリー 《ネタバレ》 思ってたのと違った 観て損はしないけど、そんなにおもしろくはない[インターネット(字幕)] 5点(2019-12-29 12:58:41)《改行有》 170. 最高の人生のつくり方 《ネタバレ》 短いので観れます。 ちょこちょことニヤニヤしながら見れます。 でも後には何も残りません。[インターネット(字幕)] 5点(2019-12-10 03:32:50)《改行有》 171. 女神の見えざる手 《ネタバレ》 銃規制法案の可決に向け、凄腕のロビイストを描いた作品 様々な伏線を完全に回収し、 冷徹に合理的な判断を執り、感情の失禁と思わせるシーンも実際は思惑通り 本当に感情を揺さぶられた二つのシーン(離別した部下・売春夫の男気)も表現がうまい 脚本がとにかく素晴らしく、ジェシカ・チャステインの見事な演技も相まって楽しめました。 頭のいい人は本当にここまで考えて行動しているのか と思うとゾッとしますね。 私的見解では、スローンは銃規制への情熱よりも天才ロビイストとしての活動 が主だったものだと解釈しています。(終盤は半々くらいかな?) この解釈だからこその唯一の欠点を挙げるとすれば、 そもそもサンドフォード(銃規制反対派)がロビー活動なんて考えず、金だけばら撒いてスローンに接触しなければ スローンとしても、きっかけがなければ勝ち目の薄い銃規制法案への参入なんてしなかったのではないかと思うことくらいですかね。[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-07 23:50:31)《改行有》 172. トランス・ワールド 《ネタバレ》 不可思議な小屋に引き寄せられた面識のない3人 連絡手段もなく、どうやっても周囲の森から出られない状況で 話の食い違いや、共通点から徐々に現状の把握へ 本筋への伏線はもちろんのこと サスペンスホラーと勘違いさせるための伏線もチラホラとあり 「どうやって、あの時間軸に集合したのか」(ショップの金庫に秘密が?)明かされないこと あんな何もないとこへの単独任務&爆撃の必要性 気になる点もいくつかありますが 尺も短くまとまっていて、適度な緊迫感が続いているので、飽きずに最後まで見れるいい映画でした。[インターネット(字幕)] 6点(2019-12-05 01:23:15)(良:1票) 《改行有》 173. ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 共に夢を追いかけた男女の実らぬ恋を描いた映画 ミュージカルとしては観る価値なしです。 音楽もダンスもいまいちでミュージカル部分で伝えたいことやシーンの発展 等は皆無です。 ストーリーは主人公が二人とも夢追い人(才能は有り)という設定 男は女のために夢を諦め、短い時間でも女に手料理まで準備して会いに行き 女は嫉妬をし、引き摺り下ろそうとする(真意はわからないが・・・) 結局、男のおかげで成功した女は、5年後、違う男と結ばれ、夢を叶えた男と再会します。 別れる前にでた男の「見下したいために付き合った」というのが真意なのかなって思いました。 最終的には二人とも夢を叶えましたが・・・ ラストのシーンだけで切な過ぎて加点出来ます! ジャズが好きになりかけました!危ない危ない[インターネット(字幕)] 5点(2019-12-01 21:38:43)《改行有》 174. アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 タイムリープの能力を持った主人公の人生を描いた作品 序盤はラブコメ後半は家族愛のパート 各々の感情・愛の表現がとてもうまく、メアリーとの関係はもちろん、子供や家族とのやりとりでもニヤニヤできます。 家族を持つということの素晴らしさを見せつけられました。 同じ日を2回繰り返して見える、情景の違い 主人公の辿りつく答え「毎日を一生懸命に生きる」タイムリープ使っといていやいや・・っていうのはあれど 本当に素敵なことだと思います。 設定に関しては、まぁ・・・無茶苦茶ですけども こういう映画はややこしいことは気にせずに純粋に楽しむと決めて、改めて見るといい映画でした。[インターネット(字幕)] 6点(2019-12-01 21:12:31)《改行有》 175. イエスマン "YES"は人生のパスワード 《ネタバレ》 何事にも消極的だった主人公が何事に対してもYESと答えることで 色々な転機が訪れます。 題材も良い テンポも良く、コメディーとラブロマンスの割合もいい ジムキャリーもはまり役です。 観て損はなかった[インターネット(字幕)] 6点(2019-11-10 01:03:04)《改行有》 176. ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 前作と違い、魅力的なテーマがない 敵役もヒースレジャー演じるジョーカーと比べてしまうと見劣りしてしまう 今作のシナリオはちょっと無茶かなって思うところが多かったかと思います。 そもそも穴(監獄)は必要だったのか?ロープ垂れ下がってんだから ロープをつたって登れそうだけど 相変わらず、マシンがかっこいいです。 敵は・・・正直 意外性がなく、あっけないように思いました。 大好きなノーラン監督の作品 前作が良すぎたのもあり、期待しすぎたところがあるかもしれません。 160分もの上映時間がありますが、長くは感じません。 さすがノーラン監督![インターネット(字幕)] 6点(2019-11-08 20:09:17)《改行有》 177. ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 間違いなく見て損はしない 善と悪の関係 善であったバットマンがジョーカーの煽りを受けて一瞬で悪の立場 熱血漢な正義であったハービー・デントが方向性を少し変えただけで復讐者 船の互いの命を懸けたシーンで見事に性善説 ジョーカーの存在が性悪説 観方一つで変化する善と悪のせめぎ合いをとても上手に表現 シナリオもいくつかのパートに分かれており、 ジョーカー登場~混沌 ジョーカー逮捕~レイチェル・ハービーの拉致 バットマンvsジョーカー 船の中の葛藤 ハービーの暴走 後半3つは同時進行にも関わらず、シーンの切り替えも上手く、よく練られていると思う。 何よりヒース・レジャー演じるジョーカーの存在が圧巻 これだけよく出来た映画の中でも一段も二段も際立っている。 大好きな監督びいきの点数です。(+1点くらいついていると思います。)[インターネット(字幕)] 8点(2019-10-30 00:48:08)《改行有》 178. バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 良い所 街の設定・設計やストーリーがとてもよく出来ています。 ブルースが最初は精神・肉体面から、ゴッサムに帰ってからは少しずつ装備を整え、バッドマンになっていく経緯はおもしろいです。 補佐役の老人二人にゲイリー・オールドマンがとてもいい味を出してます。 バッドマンの動きに関するアクションは素晴らしいです。 残念な所 戦闘シーンはアップし過ぎているシーンを切り貼りしているだけのような感じになってしまっているのが残念 何をしているのかわからない感じになっています。(そういう戦闘シーン自体が主ではなく、シーンも少ないので、そこまで気にはなりませんが 街を守るといいながら、散々破壊しながらのカーチェイスはちょっと余計だったかなー(まぁダークヒーローだし、悪徳警官だしいいか・・・ バッドモービルがよく出来ているので、登場させるとなるとああいう形しかないのもわかりますが・・・ 忍者の必要性 特に忍者屋敷での最後はひどい 忍者が至る所で爆発に巻き込まれて飛んでて笑いしか出ない 魅力的な黒幕の存在の欠如 リブート作品を観ると、どうしても違和感を覚えることがほとんどですが、この作品は素晴らしかったです。 さすがノーラン監督!(完全に監督贔屓で1点くらい加点されています。[インターネット(字幕)] 7点(2019-10-26 22:56:58)《改行有》 179. フェイク・クライム 《ネタバレ》 大した盛り上がりもない 燃えようなラブロマンスも無ければ、笑えるようなコメディー要素もない、アクションもないしサスペンス性も皆無 決しておもしろくない、が、キアヌ・リーヴスが醸し出す独特の世界観からなのか飽きもせず最後まで淡々と見れるそんな作品 刑務所で知り合ったおじさん・大女優を目指すヒロインや劇中劇の監督さん等、出てくるキャストがそれぞれ独特な個性を持ち、 この独特な世界観に絶妙にマッチしているように感じる。 ラストは「え!?」っと思ったが、このシナリオからラストを考えると、あそこで終わっておくのが最善だったとも思える。 これはキアヌじゃなかったら見れたもんじゃなかった気もする。 改めてすごいと思った。[インターネット(字幕)] 5点(2019-10-22 01:50:07)《改行有》 180. パシフィック・リム 《ネタバレ》 ロボットvs怪獣 時代背景もしっかりしてない上に、設定や中身も納得出来ないまま進んでいきます。 あんな高度なロボットが作れるのに、見た目なんの武装もしていないただの壁を一生懸命建築してます。 あの壁で大丈夫と思えることに疑問しか出てこないし、明らかな技術差がありすぎて、その辺の作りをしっかりしてほしい所 ロボット同伴の適正にしても 一緒に育った親兄弟と合うならまだしも、 最近会ったばっかりの異性と数合棒術で打ち合っただけで「感じただろ?俺たちは適正がある」「・・・はぁ?」って感じ せめて、兄貴を失った過去をその人の手を借りて脱却するようなストーリーを作ったり等するべき 死んだ仲間には何のスポットライトも当たらないし、もう色々と無理がある マッドドクター二人の存在と映像は見事 こういった作品は映像だけしっかりしてれば観れることを証明出来たと思います。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-10-17 02:20:51)《改行有》
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