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プロフィール
コメント数 4675
性別 男性
年齢 41歳

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1801.  ブンミおじさんの森 《ネタバレ》 う~ん、、これは困ったなぁ(笑)。僕も正直、なにをどう評価していいのかさっぱりでした。人間と共に、当たり前のように幽霊や化け物が出てきて、そして現世だけでなく前世とも繋がり森羅万象全てがかかわり合うという、そういうアニミズムな作風となっています。確かに森や化け物の映像などは、どことなく宮崎アニメを思わせるヴィジュアルで、相応の影響を受けたんじゃないかなと思わせます。森の中の洞窟やら滝の映像は、相当暗い色調の中でときたまはっとするような美しいショットがあったりして、あの雰囲気は割と好きなのでそこに5点献上します。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-25 18:56:27)

1802.  スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション 《ネタバレ》 前作から11年ぶりの新作ということだそうですけど、基本的には同じパターンの踏襲。ホラー映画の高次化といいましょうか、メタ・ホラーな作りは相変わらずです。時代が移り変わって今はネット社会になってますから、そういう新鮮なものも取り込んでまた新しい若い世代を獲得しようってことかな。往年のファンが一番楽しめそうな気もするけど。今のホラー映画はホラー映画もCGを駆使して、グロさもかなりのものになって映像的に凝ってるから、家の中追いかけっこしてナイフでめった刺しというのは、こうやってあらためて観ると凄くクラシカルな感じがするね。 映画オタクのどちらかが怪しいな~とは思っていたけど、まさか犯人二人と言うのは予想外だったな~。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-25 03:15:38)

1803.  ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊 《ネタバレ》 声優陣がものすごく豪華で驚き。よくもまぁこんなにスターが集いましたねぇ。 つまらなくはなかったけれど、個人的には前作のほうが面白かったです。 ストーリーがね、氷山に閉じ込められたペンギンのみんなを助け出すと言う、ただそれだけなので 全然広がりがないんですよ。だから、ストーリーテリングそれ自体はたいしたことない。 メッセージとしては、どんなキャラでも、団結すればなんでもやりとげられるんだっていう、 仲間の大切さと個性の尊重を訴えています。 オキアミみたいなちっこい奴でも、ちゃんと世の役に立つんだ、そして一度は断りながらも、 ちゃんと恩を返しにきてくれたゾウアザラシなど、ストレートに描いていて子供が観るには悪くないです。 そしてなによりも、環境保護を訴えてる。温暖化が南極の生き物たちを危機に追いやってるんだということを これまたストレートに表現していて、このシリーズの一貫したテーマなんだろうなという気がする。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-03-24 18:30:36)《改行有》

1804.  デッドボール 《ネタバレ》 いや~、ずいぶんとぶっとんだ作品でしたね~。 最初のキャッチボールで天高く飛び上がってミッキーカーチスに殺人ボール喰らわす時点で唖然としてしまった。 B級であることをむしろ正々堂々と訴え、おもいっきりアピールしていく。こういう作風は決して嫌いではなく、むしろ応援したい部類。 星野真理もよくこんな映画に出たもんだ。 野球対決かと思いきや無茶苦茶な展開でさすがにあきれてしまったけど、 グロシーンは手づくりながらも凄く頑張ってて、頭の後ろから鼻に指を突っ込んで目にイッチャうシーンなんて ほんと馬鹿馬鹿し過ぎます。 対戦相手の女子群がもう少しお色気アピールしてくれればもっと良くなったと思う。[DVD(邦画)] 6点(2012-03-24 17:44:14)《改行有》

1805.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 西部劇とSFを合体させるという今までにない作風。個人的にはけっこう楽しめましたが、世間一般の評価が低いのもよくわかります。要するにつっこみどころが多いということなのでしょう。例えば、あの異星人美女だってずっと自分の正体を内緒にしていたけれど、そもそも明かさない理由がよくわからないわけです。別に最初のうちに言うても差し支えないのではないかしらと。それからエイリアンなんですが、ものすごいハイテクなテクノロジーを持ち合わせているのに、いざ人間たちと闘うとなると肉弾戦になるわけですよ(笑)。ジェイクが腕につめけたあの装備で人間と闘えば楽勝なのに、なんでわざわざ無防備で突っ込んでくるのかと。だから、そういうのをいちいち考えちゃうとダメなんです。そもそもカウボーイとエイリアンが戦う内容なんですから、あんまり考えちゃいけない。心を大きく持って鑑賞するのが一番です。一番の見せ場は、最初に「飛ぶ機械」が村を襲うシーンですよ。地上の火の赤色と、いわゆるSF的な青色の対比が良いんです。紐みたいなので人が次々に捕獲されてさらわれて行くのも見事な演出だと思います。ただ、エイリアンの造形は確かに月並みではあります。文字通り「エイリアン」を想起させる容貌で、腹から手が出てくるのが若干のオリジナリティ感じさせるぐらい。エイリアンの基地も含めて、もう少し造形に面白みがあればもっと良かったかもしれません。ドラマ自体はそう悪くなく、西部劇の良さは個々の利己的な男の行動と仲間との情や正義心など利他性の絡みだと思うのですが、それがしっかり描かれていていたので個人的には満足です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-03-23 21:14:23)(良:1票)

1806.  情婦 《ネタバレ》 人から勧められてレンタルして観ました。いや~、凄く面白かったですね。法廷ものでは、「十二人の怒れる男」が傑作として有名ですが、本作もそれと肩を並べるぐらいの見事な出来映えです。監督のビリー・ワイルダーは、喜劇の名人として有名で、本作もおっちゃん弁護士と看護婦のやりとりなどがまさにワイルダー的で観ていて面白い。観ているこちらとしても、レナードを無実を信じ、彼に肩入れをする。圧倒的不利な状況で、一人の女から電話が~クリスティーネの嘘が暴かれる~の流れもなかなかですが、なんといってもそこからのどんでん返しの鮮やかさですよ。クリスティーネは酷い女なのではなく、夫を愛していたからこそ演技をして彼を助けようとしたんだという、この「転換」が良いですよね。刺し殺しちゃうところまでがちょっと急展開だったけども、ああしなきゃレナードが逃げ切っちゃうからしょうがないか。いずれにせよ、素晴らしい古典だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-22 23:54:28)

1807.  真実の行方 《ネタバレ》 リチャード・ギアとエドワード・ノートンは、本作が二人のキャリアの中で最高の演技をしていたように思います。特にエドワード・ノートンは本作が初主演作だというから驚き。この作品は、ノートンの演技に全てがかかってると言っても過言ではないぐらい重要な役柄で、そしてその二面性、多重人格者を装っていた男という難しい役を見事に演じ切っていました。この演技があまりに凄すぎるせいか、その後の彼の役柄は悪いキャラばかりになっちゃってるけど、本当は凄く良い人らしいですよ。あ、そんなことはともかくとして、法廷ものとしては本当に見事で素晴らしい脚本だと思います。アーロンの爽やかな笑顔のせいで、観客は彼の無実を信じ、マーティンを応援する。どこかに真犯人がいるのではないかという謎解きからはじまり、実は多重人格で殺人はもう一人の人格ロイが起こしたものだという驚きの展開。そしてラストのどんでん返しと、最後まで目が釘づけでしたね。「アーロンだけだったんじゃなくて、アーロンがいなかったんだよ」ていう最後の台詞がたまらないです。「人間は基本的に善だと思っている」と語り、彼の無実を信じて取り組んだマーティンは、その心故に裏切られてしまう。なんとも不条理で悲しい物語です。ものすごくバッドエンディング。だけど気持ちは決して暗くなりません。見事な演技、素晴らしい脚本、人の奥深さに酔いしれて、大きな充実感を得る事が出来ました。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-21 23:16:36)

1808.  殺人遊園地 《ネタバレ》 タイトルに惹かれてレンタで観てみたのですが、、、、、。う~ん、ダメですねこれは。遊園地を舞台にしたホラー映画ということで、その移動式遊園地のレトロなギミックとかをたくさん出してきて、その狙い自体は悪くないんだけど、スピード感がないし、ハラハラもしないし怖くもないし、死に方も中途半端だし、ラストのどんでんだって全然巧くないですよ。頭がぱっくり割れる警官も作り物丸出しですし、もうちょっとなんとかならなかったのかなと。最初に姉妹が殺されるシーンだけは良かったと思うので、そこに3点を献上。[DVD(字幕)] 3点(2012-03-20 19:59:40)

1809.  シーラ号の謎 《ネタバレ》 正直、序盤は「あんまりぱっとしないなぁ」なんて思ってたんですけど、クリントン夫が殺されるあたりから俄然話が面白くなり、そこからラストまでミステリーの王道という感じでとても楽しく観る事が出来ました。序盤のぱっとしないシーンも、後々で大きな意味を持つものだということがわかり、ジグソーパズルが合わさるようにいろんなシーンが結合されて真相が明かされる。なかなかよく出来たお話だなと感心致しました。最後は犯人が警察に逮捕されて御用~なのかと思いきや、ああいう風に締めくくるとは、なんだか皮肉ですね。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-20 16:51:20)(良:1票)

1810.  かもめ食堂 《ネタバレ》 いいですね。ほっこり系作品で、心がなんだか温まるような気になれます。そんでまたゆる~い笑いが最高ですね(笑)。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこの競演というのは、この「ほっこり作品」を作り出すにあたって最高の組み合わせなように思います。北欧の国フィンランドで日本食堂を始めると言うお話だけど、そのフィンランドの街のスピードの遅さと、このゆるい作風と、嫌な人が一人もでてこない、愛らしい人たちとが絶妙に合わさってますね。かもめ食堂で作られる料理が、美しい調理の仕方で凄く美味しそう。見終わった後に焼き鮭とかシナモンロールとかおにぎりとかものすごく食べたくなる(笑)。[DVD(邦画)] 7点(2012-03-19 03:06:59)

1811.  老人と海(1958) 《ネタバレ》 小説のほうは読んだ事がなかったので、こういうお話なんだってことを初めて知りましたね。3日以上におよぶカジキとの死闘。諦めずにやり続ければ、絶対勝てるんだって言う老人の心意気に心打たれます。それでいて、やっとの思いでゲットしたカジキを鮫どもに襲撃され、ボロボロになって帰ってくる。なんだか凄いやるせないんですけど、この結末が一人の男の頑張りを讃えているようで、観ているこちらとしては無常観どころかむしろやる気が出てくる不思議。確かに、名作小説であるのも頷けますね。映画としては、おじいちゃん一人だけでの孤高な闘いがメインなので、ナレーションが多くなり、それ故に賛否両論あるのもよくわかります。それにカジキとの闘いのシーンも、合成があまり巧いとはいえず、模型のカジキもエフェクトでごまかしたりなんかして、半世紀以上前の作品だから大目に観たとしてもやはり気になってしまう。そんなわけで、出来映えとしては佳作ぐらいかなと思います。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-18 17:27:37)

1812.  蟹工船(2009) 《ネタバレ》 娯楽作品として観れば、それなりに面白かったとは思うんだけど、ネットでえらく低評価なのもよくわかる。監督のSABUは、喜劇を撮らせたら本当に上手いけれど、この作品はそういう彼のコメディの要素とシリアスな要素がうまいこと一つになってないんですよね。基本シリアス路線で、そこにさじ加減程度にユーモアを入れるとかならわかるのですが、この作品のユーモアは明らかにおちゃらけで、それがシリアスなところと喧嘩しちゃってる。それに、労働者たちの髪型とかが整ってて小綺麗すぎるし、暴力ふるってる監督も威圧感が足らないと思うし、セットにもちゃちさを感じてしまう。なので、評判が芳しくないのも頷けるのだが、ただ、例えば「なんちゃって中国人」の台詞はなかなか良かったと思うし、その言葉を聞いて改心して笑顔たっぷりに踊りだすのもいいシーンだと思う。蟹工船という古典の舞台を借りて大幅にアレンジして、今に必要なメッセージを訴えてると言うことそれ自体は評価出来る。[DVD(邦画)] 6点(2012-03-18 14:36:58)

1813.  女囚701号 さそり 《ネタバレ》 こういう作品、嫌いじゃないですよ。表立って人にお勧めする事は出来ないけれど、やりたい放題やってくれる映画はそれだけで認めちゃう自分がいる。確かにね、つっこみだしたらきりがないんですよ。最初の暴力シーンで、顔に全然拳が当たってないわけですよ。それなのに「ビシっ!ビシっ!」ってものすごい効果音ついちゃって(笑)。この時点で「なんだこりゃ~。真面目に作ってない映画だな~」なんて思ったんですけど、次のシーンでは全裸の女囚たちが列になって意味不明な階段を上り下りさせられてるし(笑)。そうかと思いきや今度は味噌汁を顔をかけられただけで血まみれになるし、なぜかおっぱい丸出しで刑事に復讐しようとするし、、、。最初の時に「不真面目な作りだなぁ」なんて思っちゃった自分を反省(笑)。要するに、そういう理屈を勢いが凌駕してるんです。とにかくやりたい邦題やって、それで面白けりゃ良いじゃん!みたいな。そう、映画とは本来ルールなどないものですからね。刑務官たちがレイプされ、女達がワッショイワッショイ!と踊りだしたり、ナミに復讐しようとした女囚の顔がはんにゃみたいになったりするシーンで爆笑しちゃいました。もの凄く安直な反体制の描き方も含め、色々と面白かったです。[DVD(邦画)] 7点(2012-03-17 18:51:47)

1814.  暗くなるまで待って 《ネタバレ》 なかなか面白かったですねぇ。オードリー・ヘプバーンが、こういう暴力のあるサスペンス映画に出てたなんて知らなかったです。盲目の女性という難しい役を見事に演じ切っていたし、悪玉のロート役を演じた人もアブない男っぷりを熱演してました。ほぼ全編がアパートの室内で繰り広げられていて、序盤こそかったるかったものの、実際に密室の中でのやりとりが繰り広げられていくうちにどんどんと面白くなっていき、ラスト8分間は目が離せなくなっていました。部屋の明かりがなくなって、マッチの火だけで敵と対峙するあのシーンは、当時劇場で観ていた人たちには本当に怖かったんじゃなかろうか。なんせ映画館の中も真っ暗になって、暗闇で一体化されるだろうしね。スージーにばっと飛びかかろうとするシーンに思わずびくっとしちゃいました。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-17 00:14:34)

1815.  竹取物語(1987) 《ネタバレ》 思っていたよりも楽しんで観る事が出来ました。8世紀頃の日本と、現代SFを組み合わせると言う実に意欲的な作品で、竹取物語を映像化するという試み自体が大きな挑戦だと思います。確かに、竹から出てくる赤ちゃんとか、途中出てきた竜との闘いとか、ちゃちいなと感じるのも事実なのですが、その手作り感もまた見どころの一つで、今だったらなんでもCGでやっちゃうから、こういうのは昔の映画としての、魅力の特権なんじゃないかしら。ワダ・エミの衣装もやはり美しく、下層の人はくすんだ色で、そしてまた上層の人は色鮮やかに。あるいはまたキャラそれぞれに、たとえばオレンジ、緑、ブルーの色を強調していて、そのわかりやすさがいいんですよね。役者さんたちの演技もやはりいい意味で表面的でわかりやすい。あくまでもファミリー映画ですから。ラストのマザーシップは、おもいっきり「未知との遭遇」で、それでいて模型感が出てて微妙ではありましたが、でもそのまんまパクリというわけでもなく、未知との遭遇はシャンデリアをひっくり返したような風貌なのに対しこちらはお花をひっくり返したみたいな感じでしたね。そういうところも日本的だなと感じる。ただ、そういう日本らしさを感じて満足感に浸った次のエンドロールで「スティ~ウィズミ~♪」と英語の曲が流れるのにはずっこけたけど(笑)。[DVD(邦画)] 7点(2012-03-16 16:32:27)

1816.  くまのプーさん(2011) 《ネタバレ》 くまのプーさんは当然知ってはいたけれども、童話もアニメも観た事がなかったので、本作を鑑賞してそのあまりのシュールさに少々驚いてしまいました。絵本の文字とプーさんの世界がリンクしたり、ナレーションの声とプーさんが会話したりすると言う構成上のシュールさもあるのですが、なによりもキャラクターとストーリー運びが他のディズニー映画と比べてかなり特異。ミュージカルをしている点はディズニーなんだけど、寸劇そのものは他に似たようなものはなく、アヴァンギャルドですらある。そして、クリストファー・ロビン以外の動物たちが、みんなもの凄く「おバカ」なんですよね。みんなボケをかましていくんだけど、誰もつっこまないからずっとボケだけが積上っていくというシュールな世界。しかも動物たちは、ただ単におバカなだけでなく、みんなちょっと病んでるわけですよ。ある者は鬱だし、ある者は恐怖症だし、そして肝心のプーさんは、「はちみつ好き」というよりも、「はちみつ狂い」と言った方が相応しい。はちみつをしばらく切らすと、幻覚が見えてきてしまうその様はまさしくジャンキーですよ。いつも画だけで可愛らしいプーさんの世界を認識していた自分にとっては、このプーさんの裏の世界にちょっとしたカルチャーショックを感じてしまった次第です。まぁ、でも子供が観る分にはいいのかもしれないけどね。そんな裏とか考えたりしないだろうし。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-03-15 13:39:37)(良:1票)

1817.  スリーピング ビューティー/禁断の悦び 《ネタバレ》 「エンジェルウォーズ」のエミリー・ブラウニング主演ということで興味本位で観てみたのですが、う~ん、どうなんでしょう。よく言えば、文学的、なのかな。音楽がほとんど亡く、全編実に静かな展開となっている。結局何が言いたいのかはわからず、特にラストはさっぱりです。ブラウニングちゃんも透き通るような白い素肌で全裸を曝け出してくれて、それはいいのですが他のヌーディストの人たちはどうにもぱっとしないし、特にじいちゃんたちのフル○ン姿を見せられても困ってしまう。ブラウニングちゃんの強烈なファンの方向きであり、それ以外の方にはちょっとお勧めできそうもありません。[DVD(吹替)] 5点(2012-03-15 01:32:59)

1818.  リミットレス 《ネタバレ》 普段は20%しか使用していない人間の脳を100%使用することが出来る薬を服用し、それによる成功と副作用に翻弄される主人公を描いた話。主役のブラッドリー・クーパーは、「ハングオーバー!!」でしか見た事がなかったので、こんなシリアスな役も演じられるんだ~と新たな一面を見せられた印象です。特に、薬を服用する前の堕落した顔つきと、服用してからのキラキラした表情の違いはなかなかのもの。そして映像表現も、一点をずっとズームアップしていく映像や歪んだ視界など独特なもので、その点も評価したいです。ただ、ラストが「え?それで終わり?」という感じで、個人的には少々不満。こういうお話だと、普通はなにかしらのバッドエンディングになることが多いけど、これだとハッピーエンドでしょう。そのほうが終わり方としては好きだと言う人もいるかもしれないけど、これじゃあただ単に「フリーランチをいただいた」ってだけの話になっちゃう。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-03-14 14:10:07)

1819.  はやぶさ/HAYABUSA 《ネタバレ》 はやぶさを打ち上げから帰還までずっと追い続けてきた宇宙オタクの自分としては、はやぶさの劇映画化というものをずっと心待ちにしておりました。3つのはやぶさ映画が製作される、その第一弾が本作ということで、とても興味深く拝見致しました。最初に西田敏行が講演ではやぶさのことを延々と語りますが、自分としては「なにを今さら~」みたいに思っちゃったんですけど、でもよく考えたら知らない人のほうが大半なんですもんね。確かに、ある程度の説明は最初に必要なのかも、と納得。はやぶさは、そのあまりにドラマチックな展開故に擬人化され、そしてそれは実に日本的なものであると文化論的に言われたものだけど、この擬人化が、国民によりわかりやすく、特に子供達に興味を抱かせ、理解させたことに繋がったんだというのがちゃんと描かれていて、その点は大いに評価したいです。中でも、はやぶさだけでなく火星探査機「のぞみ」にも触れている点が特筆すべきところで、のぞみは一般的に「失敗」の烙印を押されているけど、そりゃまぁ火星周回軌道に乗れなかった事は失敗かもしれないけれども、その失敗は無駄ではなかったわけです。宇宙開発だけでなく、何事もそうだけど、「経験の蓄積」が凄く大切なんですよね。その経験、失敗の積み重ねの上に成功がある。それは運用チームの経験という意味もあるし、技術的にはたとえばのぞみの運用によって考案された「1ビット通信」がはやぶさの運用にも活かされている。要するに、人はなんでも「成功」か「失敗」のどちらかに分けちゃうけれど、実を言うと失敗なんてないんです。あるのは「成功」か「成功する為に得た経験」のどちらかなんです。なにも失ってなんかない。チャレンジすれば、ちゃんとなにかしら得られるんだから、どんどん挑戦するべきなんです。それなのに、今の日本人はあまりに「失敗」という名の幻影に恐れ、身動きがとれなくなってる。劇中の台詞にもあったじゃないですか。「出来ない理由を並べるんじゃなく、どうすれば出来るかを考えましょう」って。はやぶさの偉業って、今の日本に一番欠けている教訓だからこそ、より一層多くの人の心を揺り動かしたんだと思う。その事実がきちんと盛り込まれていたので、うまくまとめあげてくれたなと個人的には及第点を与えたいです。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2012-03-13 22:35:50)

1820.  バタフライ・エフェクト3/最後の選択 《ネタバレ》 2作目が、1作目の焼き増しだったので、また同じこと繰り返してもしょうがないだろということで違う路線をとったこと自体は評価出来る。それまでの設定に、犯人を見つけようという推理サスペンスを加え、堅実なストーリー運びになっていると感じる。ただ、どういうわけか、おそらくは監督の趣向なんだろうとは思うが、殺害シーンがスプラッターばりのグロテイストなのである。最初のママ殺害シーンで、あんなに見せつける必要があるんかいな、とまず思ってしまう。実際、このストーリーと作風で、そこまでグロである必要性がないと思うのである。妹が実は犯人で意識移動出来るというオチは予想外だったけど、それ故に正体を明かしてから突然「愛」を告白するのはどうにも唐突であるように思う。そういう思いがあるのなら、それまで内緒にしている必然性がないのだから。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-13 14:14:45)

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