みんなのシネマレビュー |
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1921. ラブ★コン いきなり余談ですが、若い頃は水着グラビアのプロフィール欄を見て、その女性の身長が自分より高いと少し悲しい気分になったものです。それは、自分より背の高い女性が嫌いなのではなく、彼女と知り合う機会があったとしても自分は相手にしてもらえないという気分だったのでしょう。妄想の世界のコンプレックスですね。現実では、人を好きになる瞬間ってあまり身長のことなど意識していなくて、好きになってしまった後に、自分の方が高い・低いというコンプレックスが湧いてくるんじゃないだろうか。でも、考えてみるとそれって世間体ですね。世の中に自分と相手しかいなかったら、そんなこと気にしないもの。主人公の男の子は、自分の背が高くないという自覚はしっかり持っているが、世間体なんぞ気にしない毅然としたスタンスを持っていて好感を覚えました。まぁ、オープニングは身長の高低から入ったけど、それをとやかく言うのは最初だけで、後は快活にお話が進んで行く元気な青春恋愛ムービー。宇宙人は出てこないけど「うる星やつら」みたいでした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-11-11 00:20:29)(良:2票) 1922. ファンタスティック・フォー:銀河の危機 これだけ何も考えずに、リラックスして観られる映画も珍しいかも。1作目に比べてジェシカ・アルバのキュートショットが少なくなっていたのがもの凄く残念。最後の和服姿はメークとマッチしていなくて、これまた残念。リーダーのおっさんには某海賊の技を出して欲しかった。「ゴムゴムの~」。きっとスクリーン映えすると思います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-11-10 23:45:57) 1923. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット] そうかぁ~「宇宙忍者ゴームズ」ね! 観てましたよ。ここのレビューを見るまで気付かなかった。同じ職場のとなりの課で働いている人が、実は幼稚園の時によく遊んでいたあの子だった、って感じでしょうか。ある意味感動です。[DVD(字幕)] 5点(2008-11-10 23:22:49) 1924. 椿三十郎(2007) 《ネタバレ》 製作サイドに黒澤オリジナル版を超えようという意識は無かったと思う。映画関係者なら尚更わかると思うが黒澤版にはそれほど隙がない。 森田氏は「今の若い人にあの脚本の素晴らしさを知ってもらいたい」と言ったらしい。最初から白旗を上げてるようだけど、森田版を観終わった後に実感したのはまさにその点だった。中途半端に脚本に手が入っていないおかげで、自分は安心して役者の違いと演技の違いを楽しみ、役者が変わっても全く退屈しなかった脚本の出来の良さに改めて感心した。ちなみに織田裕二には「四番バッターではなく一番バッターの三十郎を演って欲しい」と言って口説いたらしい。三船敏郎のあの演技に比肩し得る役者がイメージできず、方向性を変えるしかなかったのだろう。そう考えると、菊井側の侍を大量に斬殺するシーンのもたつき方も頷けるし、三十郎初心者には筋の通ったキャラクターに見えたはずである。自分はこの映画を楽しんだ。黒澤版との違いも楽しめた。おそらく森田版は目的を達していると思う。 だから、改めて言っておきたい。この映画を観たからといって、黒澤版を観ずに「椿三十郎」を終わらせているとしたら、それは大間違いです。[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-11-09 00:19:15)(良:2票) 《改行有》 1925. 椿三十郎(1962) 何度も観ている映画のベスト3に入る本作。でも、何度観ても飽きない。以下はそのレジュメ。■三十郎:「規格外」の塊り。何をするか分からない化け物。悪人ではないが善人とも言いにくい複雑な人格。「抜き身」の代表格。■若侍:常識的に育った「良い刀」候補。未熟・短慮・短絡で三十郎とのコントラストを際立たせる。正義感で物語を転がす原動力。田中邦衛は丑年生まれ。■室戸:敵側の「抜き身」。只者ではない存在感で物語を引き締める。俺も悪いと居直るところが大好き。■奥方:唯一、三十郎が苦手とする存在。「抜き身と鞘」のたとえ話はラストシーンまで活かされるテーマ。■押入れ侍:三十郎と若侍たちを間近から傍観するギャグ担当。■城代:冒頭で「つまらねえ面」と三十郎が予測した通りの外見オチ。「乗った人より馬は丸顔」で塞いだ場の空気を和ませる機転に人柄と才覚が窺える。鞘に入った「良い刀」の代表格。■カメラワーク:シネスコの画角を活かして三船と若侍をバランス良く対照させて収める構図の緻密さに感心。「金魚のうんこ」などがその好例。■頭脳戦:実は斬り合いは多くない。本作の醍醐味は切れ目の無い仕掛けの応酬。■激昂:若侍を逃がすために菊井側の侍を大量に斬殺するシーン。門番まで追いかけ滅多斬りにする非情さに戦慄する。張り手が思いっきり痛そう。■決闘:まさにクライマックスの見せ場。一瞬で決する勝負だが、静かな睨み合いから始まる「間の取り合い」の緊迫感は他に類を見ない。■たった90分:この密度は「十二人の怒れる男」並み。実は全く同尺。■あばよ:エンドロールが無い映画は切れ味が良くって好きです。[地上波(邦画)] 10点(2008-11-08 23:16:52) 1926. エースをねらえ! 女性が主人公のスポ根ものとしてはナンバーワンです。映画は岡ひろみが早く上手くなり過ぎであっけないけど、TVシリーズで重苦しかったいじめのシーンなんかがごっそり無くなっていて心安らかに観られました。宗像コーチが母親と岡を重ねていたという映画のオリジナル設定も違和感なかったです。アニメ界屈指の出崎・杉野コンビとはいえ、男がこういう世界を描いたことにも感心します。 余談。趣味でテニスをやっていますが、仲間でカラオケに行ったら誰かが必ずTVシリーズの主題歌を入れます。「♪サーブ、スマッシュ、ボレー♪」はもちろん素振り付き![地上波(邦画)] 7点(2008-11-08 22:36:46)《改行有》 1927. 神童 《ネタバレ》 親からピアノのレッスンを強要されている女の子はいたけど、神童って彼女のことか? 「アマデウス」のモーツアルトと比べると明確だけど、あの程度では神童なんて言えないだろう。テーマはその神童ぶりではなく、ピアノ好き同士の共通言語でお互いを癒し合うところにあったようです。まぁタイトルから想像する内容じゃないですね。 ストーリーとは別にして、成海璃子は存在感があった。手塚理美がただのおばちゃんになってしまったのが残念だ。[CS・衛星(邦画)] 4点(2008-11-08 21:53:10)《改行有》 1928. EX MACHINA/エクスマキナ(2007) 《ネタバレ》 3Dライブアニメという意味では、前作より進化していたと思う。キャラクターの(特に顔の)陰影が微妙に描かれていて立体感が増した分、表情が細かかったようです。主人公が愛している男は肉体を失ったサイボーグ。そこに男のクローンが仕事のパートナーとして配属される。最初は嫌がる主人公だが、このクローンがまたいい男だったりして(つまりオリジナルがいい男なので…)次第にそのクローンに惹かれている自分を自覚する…。というような複雑な心理変化に絵が追随してましたよ。アクションは文句なく迫力あります。不満はジョン・ウーの二挺拳銃。腕を交差させて撃つアクションが昔から違和感があって嫌いです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-11-08 21:11:48) 1929. 千と千尋の神隠し 随分と劇場へ動員した作品だけど「宮崎アニメ」ブランドのパワーダウンは否めなく、観終わった後に辛かった。細かいエピソードがひとつの主題にまとまっているように思えず、ばらばらと宙に浮いている印象。分かりやすい敵役でも設定して、額に汗してやっつけるような目的が欲しかった。おっと、現世に戻ることが目的だったか…。でも、あちら世界もそれなりに住みやすそうでしたね。[映画館(邦画)] 5点(2008-11-08 20:42:07) 1930. ファイナルファンタジー ゲームの中に挟まれるムービーパートだけで映画にしたらどんなものになるんだろう、という試みだったのでしょう。絵はきれいだったけど、CG表現に必然を感じない為に薄っぺらな印象が先行します。そもそも、魔法も召喚獣も出てこないのに「ファイナルファンタジー」なのか?[DVD(字幕)] 2点(2008-11-08 05:06:00) 1931. ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン 映画単体の評価は決していい点を付けられたものじゃないんだけど、ゲームのFFⅦはかなりやり込んだので、その思い入れだけで楽しめた。というか、この映画はそういう人向けに作られたものだね。自分はティファのファンだったので、出演シーンが多くて嬉しかったっす。[DVD(邦画)] 5点(2008-11-08 04:47:17) 1932. ジャイアンツ つまり、この一家を根本からしっかりと支えている親父の骨太な人柄が「ジャイアンツ」なんですね。でも、一般の評価がそうであるように、自分もジェームズ・ディーンに惹かれました。特に前半の、斜めに構えた屈折した人柄を繊細に演じる様は、すでに誰も真似の出来ない領域を確立していた感があります。[DVD(字幕)] 7点(2008-11-08 04:18:42)(良:1票) 1933. 21グラム 暗くて重たい映画でした。[DVD(字幕)] 6点(2008-11-08 03:52:17) 1934. ドッグヴィル 《ネタバレ》 設定は奇抜で面白いと思ったけど、内容に関しては嫌なものを見せられた印象。鬼畜のラース・フォン・トリアーならきっと何かやらかしてくれると思っていたら、案の定、皆殺しだった。[DVD(字幕)] 6点(2008-11-08 03:29:45) 1935. 模倣犯 自分はそこそこ面白かったんだけど、もう一度見直してみるべきなのか…、と思わせる酷評の嵐ですな。[DVD(邦画)] 5点(2008-11-08 03:19:08) 1936. 遠くの空に消えた 子供たちのやりとりには清々しいものを感じたけど、ストーリーが散漫でテーマが良く見えない。ひと言で言うなら中途半端です。[CS・衛星(邦画)] 3点(2008-11-01 22:25:50) 1937. タッチ(2005) 《ネタバレ》 原作はコミックスにして40巻を超える超大作なので、さすがに比べるのは酷だね。エンディングのモノローグは超大作だからこそ生きる台詞だったので拍子抜け。南がタッちゃんにキスするシーンとその前後のやりとりは長澤まさみの見せどころのはずだったんだけど…、まぁ今後に期待ってことで。[CS・衛星(邦画)] 3点(2008-10-31 01:43:35) 1938. 幸せのレシピ ありがちなストーリーですぐに結末が見えるけど、謎解きのサスペンスじゃないので、まぁいっか、って感じです。小娘の態度がでかくてちょっと腹が立ちました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-10-31 01:39:22) 1939. F.R.A.T./戦慄の武装警察 《ネタバレ》 序盤はジャーナリズムの精神性のお話かと少し期待を抱かせたんだけど、ただのドンパチで終わりました。社会性をテーマにしたいなら、アクションは控えめをオススメします。まぁ、邦題から想像は付いていたんだけど、がっかり。[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-10-31 01:33:19) 1940. プラネット・テラー in グラインドハウス 最後までバカバカしいパワーが減衰せずに突っ走り切ったB級映画の王道。特に言うこと無し。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-10-31 01:27:52)
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