みんなのシネマレビュー |
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1941. ゆきゆきて、神軍 奥崎謙三氏の圧倒的なまでの言動力にはある種の凄さがあるが、彼の行動はどんな理由をつけようとも決して正当化されるべきものではない。個人的には彼に対して相当の嫌悪感しか感じることはなかった。よってこの作品自体も評価されるべきものではないと思う。もちろんあくまで私的な意見にすぎないが。[ビデオ(邦画)] 0点(2003-12-18 17:01:37)(良:1票) 1942. 孔雀王 大昔に観たものだからもうほとんど内容は覚えていないのだけれど、子供心に無邪気に覚えた呪文だけは今もできる。面白いという印象はないけど、同世代の人たちは結構見てたりするので話の種にはなる。[ビデオ(字幕)] 4点(2003-12-18 16:57:07) 1943. 古畑任三郎スペシャル 黒岩博士の恐怖<TVM> これは映画ではないと思いますけどね…。犯人役の緒方拳が飄々とした監察医を演じていて印象的だった。ただ、やはり三谷幸喜作品は舞台が狭まるほど面白い。古畑シリーズでもそのことは顕著で、今作のように場所が転々とするとどうも他の作品に比べてクオリティが散漫とする。6点(2003-12-18 16:50:08) 1944. ガールファイト この映画の成功の要因は何をおいても主演ミシェル・ロドリゲスに尽きる。熱情ほとばしる獣のような眼光で圧倒し、一転、女性らしいとてもキュートな表情を見せる。この魅惑的とも言えるギャップに私は魅了されずにはいられない。今作で女優としての類まれなる個性を見せ付けた彼女は、この後「バイオ・ハザード」「S.W.A.T.」でもその魅力を爆発させている。今作自体、非常に面白い映画であることは間違いないが、それ以上にミシェル・ロドリゲスという女優を発掘した功績は大きい。[ビデオ(字幕)] 7点(2003-12-18 16:41:44) 1945. バグズ・ライフ 同時期に公開された「アンツ」に比べると、今作はピクサーらしいファンタジー性とエンターテイメント性に溢れている。「アンツ」も決して悪くはないが、今作のほうが万人向けであることは確かであろう。6点(2003-12-17 22:42:46) 1946. アンツ CGアニメが流行り出した頃の作品だと思うが、同時期に同じような内容の「バグズ・ライフ」が公開されたりして、なんだか混同してしまう。「バグズ~」に比べると今作のほうが、ディズニー作品でないことも手伝って虫たちの描写が若干リアルだったような印象が残る。6点(2003-12-17 22:36:53) 1947. クジラの跳躍 Glassy Ocean 夢の中の映像を観ているような独特の幻想感が良かった。映像全体が緑の色彩に包まれており、水の中か宇宙空間のような浮遊感が楽しい。6点(2003-12-17 22:33:40) 1948. ドラゴンボール 神龍の伝説 最初の方のドラゴンボール映画はストーリーがまったくオリジナルで設定もメチャクチャなので混合してしまう。グルメス王ってキャラだけうっすらと覚えているような。後期のグダグダした映画版よりは面白いと思う。[ビデオ(字幕)] 3点(2003-12-17 22:30:00) 1949. 白雪姫(1937) あまりにも古い映画であるのにも関わらず、この映像の瑞々しさは何だろう。細部まで作りこまれた丁寧なアニメーションには感慨深いクラシカルさがある。偉大なるディズニー映画のまさしく原点とも言える崇高な作品だ。8点(2003-12-17 22:25:55) 1950. シンデレラ(1950) 思ったよりもあっさりとした内容ではあったけど、あまりにも有名なファンタジーシーンには純粋に楽しめる。クラシカルな風合いのアニメーションが非常に味わい深く、ディズニーの歴史を感じる。7点(2003-12-17 22:23:06) 1951. ミスター・ルーキー 長島一茂主演という段階でまともに見るような映画ではないことは明らかだが、主人公のキャラクター性だけはエンターテイメント性に優れたものだったのでもう少し巧く作れた気もする。なかなか真に迫ったスポーツ映画というものは難しいと思うが、あまりにもチープな作りには呆れてしまった。2点(2003-12-17 22:20:11) 1952. 霊幻道士 キョンシーのユニークなキャラクター性は今観れば恐怖感というよりもコメディ要素が強いように思うが、子供心にはあの動きが非常に怖くてたまらなかった。当時流行したことからも分かるように、とてもインパクトの強い映画だったと思う。6点(2003-12-17 22:15:27) 1953. 幽幻道士 お察しの通り「霊幻道士」とごっちゃになってますね。個人的にはテンテンが出ていた今作の方が印象強い感がある。彼女のカワイイキャラクターも手伝って「霊幻~」よりはこちらの方がコメディ要素が強く恐怖感はあまりなかったような…。[ビデオ(字幕)] 4点(2003-12-17 22:12:49) 1954. 2001年宇宙の旅 観客に意味が伝わらなければ、どんなに崇高なテーマを持っていたとしてもその映画は駄作であると思う。今作もその類に極めて近いことは確かであろう。しかし、尊大なラストシーン、あの瞬間に私は震えるような、何かが目覚めるようなひらめきを感じた。かたっくるしく難解なストーリーのすべてが一気に脳裏に流れ込むような衝撃を感じたとしか言うほかない。この伝説的映画が真の傑作かどうか、一度しか観ていない私には判断できない。ただ、もしかしたら人間の想像力と創造力の限りない深遠まで近づいた映画なのではないか、そんな気がするのは確かである。[DVD(字幕)] 10点(2003-12-17 14:21:29) 1955. マレーナ 少年の痛いほどの恋心の視点から一人の美しい未亡人の辛辣な人生が描かれる。非常に重く暗くなりがちな物語をシチリアの美しい景観と旋律で艶やかに見せるあたり、流石はジュゼッペ・トルナトーレ監督と思わずにはいられない。まさに映画の核となるマレーナを演じたモニカ・ベルッチの存在感が素晴らしく、妖艶な演技を見せてくれた。恋心、戦争の悲痛、誘惑、あらゆる感情を熱情をもって描き出した傑作。[映画館(字幕)] 8点(2003-12-17 14:10:11) 1956. スモーク(1995) 淡々と描かれるオムニバス的な群像劇が味わい深い。ハーヴェイ・カイテル、ウィリアム・ハートらの抑えた演技が印象に残る。特に最期のエピソードでハーヴェイ・カイテルが語るシーンには派手さはないが、非常に濃厚な感慨深さを感じる。7点(2003-12-17 13:58:57) 1957. ハムナプトラ2/黄金のピラミッド 前作に引き続きまさに娯楽映画の真髄と言える完成度の高さに単純に楽しめる。娯楽映画というだけで馬鹿にする人も多いが、娯楽性こそ映画の根本であり決して安易に捉えられるものではないのだ。こういうクオリティの高い娯楽映画こそ重宝されるべきだ![映画館(字幕)] 7点(2003-12-17 13:53:17)(良:1票) 1958. Stereo Future SF episode 2002 予告編でのクオリティの高い映像美に引かれて観たが、内容はなく予告編にすべての魅力を使い果たしたような映画に落胆した。こういうビジュアルだけの映画は観終わるとどっと疲れる。技術の進歩のより飛躍的に映像美が増した現在だからこそ、映画の本質を見つめなければならない。1点(2003-12-17 13:39:12) 1959. 東京マリーゴールド 田中麗奈のプロモーションポスターにひかれて問答無用に観に行ったが、内容は相当つまらなかった。これといった物語性があるわけでもなく、CMの延長に安いラブストーリーを付け加えただけの印象が拭えない。それでも田中麗奈に魅力はあったが、相手役の男優には役柄も手伝ってか嫌悪感しか抱けなかった。1点(2003-12-17 13:32:54) 1960. DISTANCE/ディスタンス 「ワンダフルライフ」ではあざとさを感じたが、今作では是枝監督の技法であるドキュメンタリー的フリーな作風が効果的に物語りに反映していたと思う。無差別殺人を犯した新興宗教家たちの加害者遺族たちの集いという題材は、非常に斬新で興味深いものだった。配役も良く、作為的なセリフを一切廃した展開には非常にリアリティがあった。8点(2003-12-17 13:28:16)
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