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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 驚異の透明人間 《ネタバレ》 そうですね、紛れもなく低予算映画ではあると思うのですが、結構真面目な作りと展開。 透明になるシーンでは、対峙するおっちゃんが一人芝居を頑張ってやってるところもあり見てて微笑ましいです。 もし自分が透明人間になったら、ある意味無敵になるのであんなことやこんなこと、色々やっちゃいそうですが、 強盗というオーソドックスなことはやってますけどこういう技術は危険だってことで、まさかの大爆発ラスト。 あなたなら、どうする?とカメラ目線で問いかけのエンディングは、 米ソ冷戦時代の雰囲気がこちらにも伝わってくるような感覚がありましたね。[インターネット(字幕)] 6点(2025-02-14 16:29:19)《改行有》 2. 目玉の怪物 《ネタバレ》 車に轢かれた例の怪物が映し出された時、私は一瞬「あれ、ミャクミャクか?」と思ってしまいました(笑)。 でもミャクミャクのような程よい可愛らしさはこの怪物にはありません。 それなりに不気味さはあったと思うのですがこの怪物、車のライトに照らされただけでボン!と爆発して消滅するのです。 これほどまでに弱っちい異星人が他にいただろうか。それに動きもすごく鈍いです。 あとお話がつまんないです。ポスターに出てる目玉だけの怪物は出てきません。あしからず。[インターネット(字幕)] 4点(2025-02-11 16:47:18)(笑:1票) 《改行有》 3. 恐怖の足跡 《ネタバレ》 本作の影の主役はオルガンだと思います。不穏なシーンには必ずオルガンの短調かつ不協和な響きが聞こえてくるわけですが、 これがあるなしでは本作の色合いはだいぶ違うものになるでしょう。特に主人公自身がオルガンを弾いて焦点の合わない目になり 白塗り集団の高速ダンスシーンが流れたりするところはそれこそ遥か昔のシネフォト特有の不気味さを表現していたように思います。 前半こそ不思議で幻想的な映画だなと観ていましたが後半、自分が生きていないんだと悟るあたりの「孤独さ」が怖さへと直結していて その辺が巧みだなと感じました。まぁ古い作品なんで手作り感も強く、白塗りさんたちの追いかけっことか ちょっと笑っちゃいそうにもなるんですが、カルト的な人気があるというのもわかる作品であります。[インターネット(字幕)] 6点(2025-02-04 10:55:32)《改行有》 4. 肉体の門(1964) 《ネタバレ》 「たくましい」の一言に尽きる、そんな作品です。 終戦直後が舞台ですから、今では普遍にあるような物理的制度的に身を守ってくれるものが何もない、 自分の身は自分で守り、自分の力で食っていく。そんな世界ですからみんな逞しくならざるを得ないのでしょう。 日本の歴史の中で最も開業率が高かったのは、実はこの終戦直後なのだと言われてますが、その中から世界的な企業に育った会社がいくつもあります。 守ってもらえるものがない環境では、自立精神が育つのだろうなとも思います。 そんな環境では人々は動物的といいますか、野生的な生き様を見せつけてきます。 牛の解体シーンは地獄の黙示録を彷彿とさせる刺激的映像でありましたし、 宍戸錠が戦時光景をフラッシュバックさせながら野川由美子とまぐわうシーンはなかなかに衝撃的でありました。 「人間らしくなるってことは生きていけないことなの?」は名言です。 自分は脱落者になったけど、脱落者としての幸福を死ぬまで離すまいと思った、が締めのセリフ。いや凄い。 映画としては、各娼婦がそれぞれ赤黄緑などの原色ドレスを着ていて、照明やセットなんかみてると意図的に舞台劇っぽくしてる感じがします。 そして二つの映像を一つに重ね合わせるシーンも度々あって実に意匠的。忘れ難いシーンを積み重ねてできた、忘れ難い一本。[インターネット(邦画)] 7点(2024-12-09 12:43:20)《改行有》 5. 血の祝祭日 《ネタバレ》 クオリティはほとんど自主映画レベル、テンポも撮り方も音楽も 実にねっとりじっとりとしていて芸術的側面は皆無と言って良い。 ただのっけから女性の過多な肌露出に突然の殺しと解体に驚く。 1963年にこんなものが作られていただなんて。当時の人たちはこれを観てどう思ったのだろう。 血も臓物もこれまたねっとりじっとりした感じが出ていてそれなりに気持ち悪い。 古代エジプトの女神に取り憑かれた狂人のおっさんが凶行を重ねていくシンプルなストーリー。 最後の娘をやりそこねる展開はなんだか喜劇的だし、逃げてとりあえず入ったところがゴミ収集車という なんじゃそりゃなオチ。エログロナンセンスでかつコメディ要素もある。 なんやなんやと突っ込みながら楽しんで鑑賞するのが良い。[インターネット(字幕)] 5点(2024-11-29 14:33:23)《改行有》 6. 地球最後の男 《ネタバレ》 1964年の時点で、こういうゾンビっぽいものってあったんですね。 本作のゾンビさんは睡眠も必要なようで、ベッドで寝ているところを襲撃されたりしててちょっと面白かったですけど。 序盤の廃墟から必要な物資を集める一人の男の孤独さと、終盤のわちゃわちゃした逃走劇が対比的。 結局のところ一番怖いのは人間さまでありました。[インターネット(字幕)] 5点(2024-08-20 14:49:09)《改行有》 7. 口笛が流れる港町 《ネタバレ》 いぁ完全にウエスタンですね。西部劇をそのまんま日本に持ってきて繰り広げられる。 鉱山に始まり鉱山に終わるヴィジュアルもまたウエスタンを彷彿とさせるものがあります。 仮面ライダーっぽいマフラーを首に巻いて相棒のギター片手に歌うたう洋装もまた面白いです。 殴り合いのシーンの寸止め&当たって無さ加減は気になりましたが(笑)。[インターネット(邦画)] 5点(2024-07-07 10:11:15)《改行有》 8. 青春の鐘 《ネタバレ》 型破りな家庭教師が受動的な少年を心を開いていく。その家庭教師に少年の姉が想いを寄せる。 その様子を見た母がある提案を、、、、というところまでは結構面白かったです。 終盤の展開が少し突破な気もしましたが、松原智恵子の綺麗さは終始変わりありませんでした。[インターネット(邦画)] 5点(2024-07-02 11:00:09)《改行有》 9. 美しい暦(1963) 《ネタバレ》 なんというか、ささいなと言いましょうか、こじんまりとした平和なお話だなと。 全体としてやはり時代を感じさせる。舞台の要素を見て自らジュリエット役になって夢想するシーンなんて可愛らしいなと思うし、 その舞台を見て泣いちゃう先生もまた可愛らしい。「自分たちはまだ子供なんだ」ってチューするの止め木に登って歌い出すなんて なんじゃそりゃって感じですけど、そんなうぶさが可愛らしい作品でありました。[インターネット(邦画)] 5点(2024-06-30 16:35:33)《改行有》 10. 学園広場 《ネタバレ》 勇者の帽子とかいう謎の風習をめぐるしょうもないお話ではありますが、 ヌード画についてこの街にはふさわしいか相応しくないかだの、女学校の生徒たちが帽子についての快活な意見であったり あとはアベック歌合戦?とかいう催し物とか、この時代の男女の青春を窺い知れるほんわかコメディだなと思いました。 バイクとトラックの追いかけっこシーンの編集はシュールすぎて面食らいましたけど(笑)。[インターネット(邦画)] 5点(2024-06-23 14:06:21)《改行有》 11. いつでも夢を(1963) 《ネタバレ》 1963年の作品ということで、みんなの思い、葛藤、願いの描き方や演技の仕方が素直だなと思いました。 昔の青春邦画は「すれてない」印象。 こういう、すれてない素直な描き方を思い起こすためにも昔の邦画はたまにでも見るべきだなと思いました。 ストーリー云々よりも、美声がすぎる橋幸夫の神童っぷりと昔の東京の風景が印象的でした。[インターネット(邦画)] 6点(2024-06-20 16:38:08)《改行有》 12. 恐怖の洞窟 《ネタバレ》 いや〜、これは本当につまらないですねぇ(笑)。 80分が倍の時間に感じられるほど。セリフも展開も退屈だし、 特に中盤からの一人でやってきたおばちゃんのターンはめっちゃ長く感じました。 本来なら5年ぐらいで描けそうなことをなんとか引き延ばして長編映画にしようとしてるみたいな。 怪物さんもほとんど出番がなく、着ぐるみ過ぎてただただショボいだけです。 てか最後のEND?とはなんなんでしょう。[インターネット(字幕)] 2点(2024-06-17 12:47:30)《改行有》 13. 原子怪人の復讐<TVM> 《ネタバレ》 これは酷いですねぇ。何から突っ込んでいいのかわからないくらい。 設定もストーリーもメイクも酷い。怪人もあんまり意味がないしつまらない室内劇が大半です。 昔懐かしいZ級ムービー。[インターネット(字幕)] 3点(2024-06-12 12:36:17)《改行有》 14. SF巨大生物の島 《ネタバレ》 今だったら巨大生物はみんなCGなんでしょうけど、この時代は人形アニメーション。 そりゃ流麗ではないけれども、この手作り感がクセになると言うか味わいあっていいですねぇ。 今こう言うのをやる人はいないから、ある種のロストテクノロジーだなと思ったり。 巨大カニ、ダチョウみたいな巨大鳥、終盤のはタコですかね?どれも見応えあった。 後半から突如としてネモ船長が出てくるんですけど、本作はある種の続編のような位置付けなのでしょうか? 全体のストーリーとしては生物同様大味なんですけど、これを子供の時に見たらとても印象強い作品になったでしょうね。[インターネット(字幕)] 6点(2021-12-06 19:12:44)(良:1票) 《改行有》 15. シシリーの黒い霧 《ネタバレ》 白黒映画ですが、映像的には迫力があり見応えがありました。 ただちょっと全体像がわかりにくい。背景の予備知識を持って鑑賞するのが良いですね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-04-20 21:48:51)《改行有》 16. 突撃隊 《ネタバレ》 モノクロ映画ですが、戦場での壮絶さやリアリズムが良く伝わってきました。 スピルバーグがプライベートライアンでやったようなことを、当時のドン・シーゲルが行ったのだろうな、と推察。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-08 19:24:02)《改行有》 17. ハッド 《ネタバレ》 律儀で真面目な父親と、草の根的で自由奔放な息子。当然のことながら考え方が合わなく、常に言い争いばかりしている。 そんな親子の姿に強い共感を覚えます。人として、血縁関係として、経営者としての考え方として。 牛の処分シーンは実に切ないですが、青空をバックに映像的には美しいショットで印象深かったです。 働いてる女性に手を出そうとしたりするのは全くいかんですし、そんな彼の性格のせいで孤独さが際立つラストなんですが、 ただハッドの考えや言うことも個人的にはわかる部分もあり、こういう衝突というのは、現実の親子でもよくあるなと思いました。 古い映画ですが、ドラマの真髄は普遍的なもので古くなることはないと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-21 20:33:37)《改行有》 18. 刑事マディガン 《ネタバレ》 内容的には相当に地味で、終盤になってようやく盛り上がってくる。 主人公が亡くなるとは思っていなかったので驚きましたが、 1967年となるとニューシネマの時期でしたから、そういうものを反映してるのかもしれませんね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-30 17:07:39)《改行有》 19. 夜霧よ今夜も有難う 《ネタバレ》 セットや衣装、ライトやロケーション等、元ネタのカサブランカをはじめとして アメリカの刑事物やクライムものを意識してるなぁというのが分かりますね。 でも主題歌はすごく日本的なムーディの曲でして、その辺がまた独特の味わいを出してます。 石原裕次郎と浅丘ルリ子が二人でいるシーンはいつも露出多めのキラキラとした画で印象深い。[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-12-02 22:05:14)《改行有》 20. シェナンドー河 《ネタバレ》 とても筋の通った反戦映画でしたね。博愛に満ちた家族。 彼を救ってくれた黒人青年の笑顔が忘れられない。 復讐で相手を殺すのでなく、たくさん子供を作って父親になって、 その時に私のことを思い出せと言って生きて返すシーンは印象深かったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-11-19 18:01:45)《改行有》
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