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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. コールド マウンテン レニー・ゼルウィガーがいつ出るのだろうと思っていたら50分ぐらい過ぎてからでした。アカデミー賞助演女優賞も当然だなと思える彼女の存在感は見ごたえ十分でした。[DVD(字幕)] 6点(2006-08-14 20:21:42) 2. 純愛中毒 途中まで、「どうなっているんだろう?」と思わせぐいぐい引っ張っていく展開には大変ひきこまれました。ただ、こういうのって、ラストで全てが説明されて、見ている側にそれまでの複線の数々を後から思い出させ、納得させてなんぼのもんだと思うのですが、あのラストでは説明のつかないところも幾つかあって、そこのところが少し気に食わなかったです。[DVD(字幕)] 6点(2006-05-27 15:46:29) 3. アザーズ ぞくぞくする恐怖感の演出は上手いなと思い、途中まではついていっていたのですが、エンディングの陳腐さに興ざめでした。[地上波(吹替)] 5点(2006-05-27 15:43:23) 4. 華氏911 前作『ボウリング・フォー・コロンバイン』で編集の巧みさに魅せられましたが、今回もその緩急が見事でした。ブッシュ氏をコケにして笑いを誘っている一方、拉致のことやファルージャでの惨劇、犠牲になった人々についてのことは、胸にくるものがありました。[DVD(字幕)] 8点(2006-05-27 15:40:57) 5. アバウト・シュミット この面白さを手放しで歓迎ですね。定年を向かえ、妻に先立たれ、友達に裏切られ、娘にまで邪険にされた疎外感は寂しいものですね。そんな彼が唯一手紙で心を開いた少年はどう関わってくるのか・・・。見ものです。 シュミット氏が最後に語っていたことがとてもinstructiveでした。感動的な最後だったのに、エンディング音楽がミスマッチなのが玉に瑕ですが制作サイドのケアレスミスとして許してあげましょう。7点(2005-01-28 00:09:17)《改行有》 6. ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 「どうしてアメリカでこんな事件が起こったのか、血を流した歴史があるから?銃が存在しているから?多様な人種がいるってどういう意味?」という数々の言葉に考えさせられました。また、他者を拒絶しようとすればするほど、他者を恐れていく人間の様子が描かれていて「そうだなぁ」と感じました。 これを作った彼が『華氏911』へと向かったのも納得できます。8点(2005-01-28 00:08:35)《改行有》 7. 下妻物語 久しぶりに映画見て衝撃受けました。全編通じて笑いまくり、随所にある小ネタが退屈をまったく感じさせず、要所要所で二人の女の子の不思議な友情がぐっと物語を引き締めていました。土手で痛手を噛み締めているイチゴに桃子が見せる気遣いと、そこから堰を切ったように泣き出すイチゴの姿がじ~んときました。また、キャストさんそれぞれがこれ以上無いほどのはまり役です。7点(2005-01-28 00:07:58) 8. マッハ!!!!!!!! 市街地戦とケンカは素晴らしいですね。人間ってあそこまでバネがあるんだと感心しました。またその見せ方も上手いですね。単に輪をくぐり抜けるだけでなく有刺鉄線で輪を作っていたり。トニ・ジャーにやられてた人たち大丈夫かなと本気で心配です。そのぐらいのリアリティでした。5点(2005-01-28 00:07:24) 9. マスター・アンド・コマンダー 海のドンパチ劇の中で悲しくも命を落とした少年達の話かと思っていましたが、そうではありませんでした。じゃあ何を楽しむものかと言うと微妙でした。ラッセル・クロウ演じる船長と船医の関係、ガラパゴスの自然、海の厳しさ、ドンパチの迫力、全てがソコソコで、不完全燃焼な感があります。ユーモアは良かったです。6点(2005-01-28 00:06:45) 10. ブラザーフッド(2004) 観る前には戦争映画でどうして『ブラザーフッド』という題なんだろうと思っていましたが納得です。しかしながら、ジンテとジンソクの登場シーンで仲の良さを強調しようとするあまり、少し気持ち悪いです。いい年して手を繋いじゃったりアイスキャンディー一緒に食べたり。 そしてその後の急展開にビックリ。戦争開始から一日であんな理不尽に徴兵されちゃうんですかね?懐疑的になってしまいました。母親が追いかけるのを兵士が誰一人止めないのも変でした。 戦闘部分の描写は素晴らしいですね。ただ最初突然襲われたときは画面がグラグラで見ていて気持ち悪かったです。あと、途中夜の戦闘シーンで画面が暗くて何がなんだかよく分かりませんでした。でよく分からないうちに終わってて喜んでて、あ、そうなのってついていくのがやっとでした。 話にはあまり乗れませんでしたね。あんなに綺麗な嫁さんと優しそうな母親いるのに、「自分よりも弟を」と思うのかなと。僕があのお兄さんなら病弱な弟をかばって共倒れするより自分が生き残るほうに全力をかけると思いました。弟も弟です。一人前になってから兄に文句たれてくださいな。と思ったら突然弟もパワーアップ、よく分かりませんね。4点(2005-01-28 00:06:04)《改行有》 11. ブラウン・バニー 映画が始まってから7分近く台詞が一言も無く、初めてしゃべったと思ったらヴァイオレットとのよく分からない展開に冒頭からドロップアウト気味でした。 その後延々と続く退屈なシーンに耐えて耐えて、「え?あんた一体何がしたいの?」という気持ちも押し殺して、彼の顔のアップと助手席からの眺めを見続けた結果・・・、残念ながらラストでも感情移入できませんでした。3点(2005-01-28 00:04:00)《改行有》 12. 永遠の片想い 《ネタバレ》 これは本当に素晴らしい作品でした。というか素晴らしく「うまい作品」でした。チャ・テヒョンが出会う二人の女の子が、一人は清楚で少し内向的そうな子、もう一人は快活な女の子として登場し、これを観ている男性は少なくとも一方には心奪われてしまうのではないでしょうか。つぼを押さえています。それに女の子二人が一緒に泊まるシーンも、完全にツボ狙いですが、もう私はそのシーンにやられてしまいました。 またこの映画、実に「かわいらしい映画」です。悪く言うと、すごくベタでコテコテで、小恥ずかしいぐらいです。一目ぼれをして自転車でタクシーを追いかけちゃったり、寝ている女の子二人の足の裏をこちょこちょやっちゃったり。 後半から少しずつそれぞれの気持ち、事情が出てきて、そこからはぐっと引き締まった話となり、また最後の逆転劇、数々の伏線の意味が分かった時には「絶妙」と思いました。 「この小恥ずかしさをかわいさと受け止めることができるなら」、極上の一本だと思いました。9点(2005-01-28 00:03:26)(良:2票) 《改行有》 13. 4人の食卓 個人的にこういう怖いのは苦手なんですけど、その自分の趣向を反映させないようにしても、何が面白いのかよく分からない作品でした。そもそもチョン・ジヒョンが登場するまで30分もかかっており、ジヒョン目当ての僕はヤキモキして見ていました。 前半の恐怖の誘い方はすごくうまいと思います。というか日本人に良く合います。アメリカのホラーって「バッ」と出てくる感じですけど、日本のは顔のアップから少しずつ振り返ったりだとか、少しずつ目を開けてとか多いと思います。この映画ではそういうふうにためてためて恐怖を見せていて、うまいなと思いました。しかしながら、途中から主人公のジョンウォンの半ストーキング行為がイヤになりこの時点で物語から離脱しました。3点(2005-01-28 00:01:18)《改行有》 14. ターミナル 期待通りでした。泣いてしまいました、ストーリーにとか言うよりは“にくい演出”に。 トム・ハンクスの温かみのある演技は相変わらずステキでした。そして脚本も非常にユーモアに富んでいて、何度も笑わせていただきました。英語で何言われても「Yes!」。日本人もあんな感じかもしれないですね。 アメリアとナボルスキーがまばゆい光の中でキスしたり、ナボルスキーに空港の皆が心を寄せるなどの過剰ともいえる演出を、寛容さを持って受け止めたくなるような愛しさを持った映画でした。8点(2005-01-28 00:00:21)《改行有》 15. 僕の彼女を紹介します 不発。チョン・ジヒョンがかわいいだけの映画になってしまっています。クァク監督ならもっとできたはず。カツラのネタは彼を抑えていた二人もカツラで、掴んだ時ずるっといっちゃうっていう、ギャグのたたみかけも期待できたし、双子のお姉さんをもっとストーリーに絡めたりできたのになぁと思ってしまいます。 さらには、チョン・ジヒョンを『猟奇的な彼女』のイメージのまま引っ張りすぎです。もっと違った面の彼女を見ることを期待していました。どうした、クァク監督? ですがこの監督の「ピアノ」と「雨」の使い方は本当にうまいと思います。二人で雨に濡れながらはしゃぐシーンは、チョン・ジヒョンが本当にかわいらしく、胸が痛くなりました。僕は前二作が大大大好きで、ホントに大好きで、あまりにも期待しすぎていてしまいました。クァク監督、次回作で絶対リベンジしてください!3点(2005-01-27 23:59:37)《改行有》 16. イン・ザ・カット え?何この不完全燃焼な感じは・・・。「メグ・ライアンがついに脱いだ!」と騒がれましたが、見てみるとハリの無い体にガックリ。残念ながら年齢を感じてしまいました。顔のアップも以前の輝きはどこへやら。せめてストーリーで魅せてくれるのかと思いきや、ミステリー部分も犯人がすぐ分ったし。普通「あいつが犯人か→逃げれて良かった→えっ、こいつが真犯人なの!?」って思わせられるはずなんですが、最初の「あいつが犯人か」が「いやお前犯人ちゃうやろ、何焦ってるん?」っていうツッコミから入ってしまうくらいバレバレでした。 エンディングも「何それ?」だしね。唯一の救いがケヴィン・ベーコン。相変わらず危ない匂いがする男です。4点(2005-01-27 23:58:21)《改行有》 17. 息子の部屋 淡々とした映画でしたが、妙に共感できました。順風満帆に見えた家族の日常に突然ひびが入り、そこからどうしようもなくなっていく様子とか、なるほどなぁと思いました。精神科医もやはり人間、心が折れることってあるんですよね。 『息子の部屋』というタイトルから持ったイメージやgoo映画で事前にみたあらすじとは結構違っていましたが、人間臭いこの感じが好きです。6点(2004-12-10 16:21:26)《改行有》 18. スキャンダル(2003) ストーリーは好きですよ。「韓国版光源氏」的で。雰囲気もすごくいい。ガチガチの貞操観念が伝わってきたからこそ、ペのプレイボーイっぷりやそれに堕ちてしまう女性達が際立っていました。ただ邦題がいけていないのが至極残念。 韓国の女優さんはやはり美しかったです。日本の女優さんでこういうシーンがうまいのは皆無だと思います。日本も見習わなあかん。(6点(2004-12-10 16:20:29)《改行有》 19. シルミド/SILMIDO 『初恋のきた道』と同じくらい、人が走っている映画を見ました。もっとも、向こうはかわいい女の子でこちらはゴツイおっさん達でしたが。 大杉漣&斉藤洋介あらため、ソル・ギョング&アン・ソンギお見事。アン・ソンギの重厚な演技、もう大好きです。訓練兵たちを思いながらも上からの命令には逆らえない状態で、ああいった行動に出たという苦悩が伝わってきました。 それにしてもこれが史実に基づいているというのは驚きです。ほんの40年位前のお隣の国で、死刑囚から暗殺専門の軍隊を作るなんていう小説めいたことがあったとは。7点(2004-12-10 16:17:43)《改行有》 20. チョコレート(2001) ハル・ベリーの女優魂を見ましたね。アカデミー賞も納得です。この映画では、根強く残る黒人に対する差別感情が露わになっている場面などもあり、この映画で彼女が受賞したことは意味のあることだと思います。 『007 ダイ・アナザー・デイ』や『X-MEN』とは違い、悲壮感漂う女性の美しさを感じました。基本的に音楽があまりなく静かな映画でしたが、そのため処刑の時の息遣いとかが際立っていました。 オープニングのタラタラがいやだったのですが、逆に最後五分の展開の速さ、そしてどうなるんだろうという終わり方がなんともいえない余韻を残してくれる映画でした。7点(2004-12-10 16:14:44)《改行有》
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