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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか キューブリックが映像を使って行った”スタンダップ・コメディ”じゃないかな。(オチまで付き合って「え?」って人も出てくる可能性があるとこなんかね)ギャグのみならず、デザインセンスの使いどころも絶妙。映画の顔であるオープニング・タイトルとラストのアレは、今観ても充分オシャレ。10点(2003-05-17 10:10:02) 2. ローズマリーの赤ちゃん ・・・。これ、怖いですか?子供の頃観てから、何度となく解釈を変えてるんですが、個人的には「神経症」ってタイトルだと思って観て見るとオモシロイかなと。あれらの全ては主人公の頭の中でだけ起こってる事だという解釈で。劇中ではそんな事、一言も語ってもないし表現してないですが、絵画にもそういうものが存在するように、”心象映画”ってなカンジとして捉えてます。6点(2003-04-12 02:02:03) 3. 空飛ぶゆうれい船 ボア・ジュースのCMは最後に観てから25年近く憶えていた・・・何度もリフレインしているうちに突然、全編が観たくなって久し振りに観たのだが・・・途中でリタイヤ!2点(2003-03-06 22:18:38) 4. 天国と地獄 最高っスね、コレ。本当に面白い。冒頭のシーンから最後まで。白黒でこんな出だしだから(ナショナルシューズ社の内情から権藤のポリシー披露まで)「うっ、観て失敗した」って予感もしたのだけど、何故に黒澤がスゴイと言われるのかしみじみしてしまった・・・。ワンカットに人物が何人も出入りし、緊迫感が持続するなんて今の邦画じゃできる人はそんなにいないでしょう。子供が違う、でも関係ない3、000万用意しろってところは台風前のワクワク感に似たものを感じてしまった。没頭してしまえばオレのアタマの中ではちゃんと色彩変換されているからモノクロでも激オモなのだ!うー・・・書いててまた観たくなってしまった(笑)10点(2003-01-26 09:06:21) 5. イージー・ライダー 「ワイルドで行こう」(ヤダなこの邦題)がとてもカッコ良く聴こえるよ、そして「エーッ、ちょっと待て!ちょっと待て!」なラストだよというだけの認識なのはきっとワタクシが「この映画で言うところの自由」は欲しくない人間だからだと思います。この映画をひとつの”測定器具”として、いろんな事象をあてはめてみると面白い。主人公たちを”ある映画監督”、最後に銃を撃つ人たちを”映画界”だとしたら・・・。6点(2003-01-18 12:13:41) 6. アラビアのロレンス 井戸のシーンかな。あれ好きなんですよ。陽炎の中からやってくる射手の美しい事!我々との水に対する認識の違い、そして身体的な違い(あの視力!!)ある意味「野生の王国」で弱肉強食な捕獲シーンを見て受けたようなショックがありました。←例えが古い。多分、オレもその場に居たら勝手に水飲んじゃうもんなァ・・・。こういう慣習(っていうのかな)みたいなものは文献で残すよりも娯楽でも何でもいいから映像で残すべきですね、絶対に。8点(2003-01-18 11:23:08) 7. 気狂いピエロ わかんね。これを高く評価する評論家って、ランボーとか読んで感化された上でモノを言ってるんだろうか?唐突に始まる台詞がそれだとわかったのは見終わって何じゃこりゃと思いインターネットで調べてからだ。映像のRemixっていうのかな、そういう切り貼りっぽい事は「勝手にしやがれ」でもやってるし向こうの方が見世物としては数段面白い。即興演出ったって、色使いったって今の風潮には合わない。公開当時でこそ絶賛されたものだと思う。文学的解釈ではサブミッションが効いてるようだけどね。ただ、ヒロインの女優の素晴らしさだけは色褪せていない。現在でも通用するだろうと思える魅力は脅威だ。3点(2002-11-19 18:05:07) 8. 赤ひげ 高校の頃ってさ、一番スカしてる時期って言うか・・・私学特有の教育の一環みたいな感じで公会堂に観に来れば出席点やるよって言われてみんな無理矢理見せられた記憶のある映画。誰も見ないでしょう?クロサワの「赤ひげ」っつったって。音楽、ファッション、セックス(女性というよりもネ)にしか興味の無い輩集めて・・・だよ。もうホントに無理矢理見せられて・・・ところがさ、面白いんだコレ!最後なんて80人近い生徒がみんなひとつになってんの。爆笑のタイミングも一緒。あれはミョーな一体感があったなぁ・・・。映画が本当の意味でプロパガンダなどに効果があるという事を教えてくれた作品。10点(2002-11-03 11:38:41)(良:1票) 9. ウエスト・サイド物語(1961) 「ベルナルド、やりやがったな」・・・マネしました。やっぱり楽曲が他の欠点を飲み込んでしまうくらいに良い。ミュージカル映画はディズニーアニメを含めて嫌いなので、私の映画歴における数少ないミュージカル映画です。どの曲も20年近く口ずさんだ事になるなぁ。名曲「トゥナイト」・・・ジェット、シャークの対決にマリア、そして現場に向かう刑事。。。それぞれの想いをアレンジに変えて見せるクライマックス!ココが最高ですっ。9点(2002-10-26 01:22:28) 10. 2001年宇宙の旅 デザインにおける教科書のひとつとして最高だと思います。宇宙船の船内デザイン、宇宙空間の描き方、椅子、テーブル、コンピュータ・・・カラーの使い方。8点(2002-10-05 12:20:04)
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