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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 猟奇的な彼女 《ネタバレ》 ちょっとガマンが必要な作品かもしれません。例のゲロゲロやら前半、後半、延長のモタつきやら。みなさん言うようにチョン・ジヒョンがかなり可愛い。ゲロシーンOKしてる時点で日本のアイドル女優と比べてしまう。話は今の日本からすると恋愛感がかなり古いので、ちょっとタイムトラベルで過去に戻らないと隔世感が・・・。それにしてもチョン・ジヒョンだ(笑)6点(2003-09-07 09:54:41) 2. 8人の女たち ちょっと不満かなぁ。好き嫌いの問題なんだけど。これだけの女優さんを集めてマトモに一本の作品として完成させたオゾンは凄い。ある意味実験的なのでフツーに楽しませる事を狙ってはいなかったのかも。この設定(キャラの相関図)ならワタクシは横溝正史っぽく、力の入ったサスペンスに仕上げた方が、繰り返し観たくなると思った。気に入ったシーンは。エマニュエル・ベアールのメイド姿でブーツ脚を卓の上に乗せて語るとこ。それにしてもドヌーブはこの年でもオーラがちゃんと出てますな。4点(2003-09-07 09:44:03) 3. 仄暗い水の底から この映画のターゲット層にオレは入っていなかった事を誇りに思う。しかし、黒木瞳は綺麗だなぁ・・・あの設定には合ってたし、美形な娘とのツーショットはよく似合うなぁ。2点(2003-08-16 08:26:41) 4. ディナーラッシュ 面白かった。主人公のダニー・アイエロ結構好きです。「ドゥ・ザ・ライト・シング」やら「レオン」でやってた役とあんま変わんねーじゃねーかと思ったりもしたのだけれど、ラストでねぇ・・・。こんな上司がいたら思い切り働けるのではなかろうか(笑)この自分の描いた図をキッチリ成功に持っていく余裕!魅力的なキャラです。しかし、"ネタ"が命な作品って褒めるのムズカシイな。8点(2003-08-16 08:17:47) 5. クローン 「トータル・リコール」はすんなりストーリーを追えた私もこの作品にはなじめませんでした。ってか、ファンの方には申し訳ないのですがゲイリー・シニーズは暗い過去や危険な過去を持ったシブい男をやらせるのがイイのであって、”科学者”はちと違うような気が・・・全裸シーンやらメイクラブな場面も何だかなぁ・・・(笑)きっとハリウッドの大作麻痺病に侵されてるんだろうな、オレ。3点(2003-08-15 11:30:10) 6. 007/ダイ・アナザー・デイ 《ネタバレ》 途中、キャラ立ちが成功して相関図的に面白くなった一瞬があった。これをもう少し引っ張るとか、次作への布石を打つとかしてほしいなぁなんて思ったり(例の彼は第二のジョーズとして使ってもよかったんじゃないか!?)もしたが、このシリーズは監督は誰がやっても一緒だし、キャラも入れ替わって当然だから実現するワケねーわな。個人的にはボンドはロジャー・ムーアから入った世代ですが、最近やっとピアース・ブロスナン慣れしてきました(笑)寸劇のようなQとのやり取りや、必ず口を開く度に言う皮肉なギャグもちゃんと楽しめるようになりました。しかし、ハル・べりー演じるジンクスで外伝?を撮るとか撮らないとかの噂はいかがなものか・・・。7点(2003-08-10 13:57:30) 7. 凶気の桜 《ネタバレ》 「オレたちよォ・・・”桜”にされてんじゃねぇよな・・・?」この台詞、感性としては鈍くはない。だが遅れてきた「ドゥ・ザ・ライト・シング」と言えなくもない。ん~、好みでしょうなこの作品は。何故、ヤツらが名乗るのは「ネオ・”トージョー”」なのか?60年前アジア侵略、シブヤでの再現。亡霊としての日本兵たち。消し屋の三郎=アメリカの象徴。ラストに流れる「凶気の桜」のライムでやっと意味が解った。しかしなぁ、ヒップホップってアッチの文化だしなぁ・・・。(キングギドラってとこでちょい点数甘め)6点(2003-07-30 02:23:53) 8. ボーン・アイデンティティー 《ネタバレ》 宣伝では「スパイ・スリラー」なるジャンルの誕生を言うとりましたが、調理方法を間違えて完全に「スパイ・アクション」になっていました。まったく新しい料理を作ろうとして、パスタなのか炒麺なのか、皿うどんなのかわからなくなってしまったようなもんだ。この素材(記憶喪失の男、追ってくる謎の組織)ならば、最後に全てが明かにされる話にすべきだったと思うがどうでしょうか。だって、ボーンが危険を察知するシーン(自宅、イーモン家)の緊迫度はまさにスリラーのそれだったし、最初から敵の親玉が出てたらコイツと決着つけて終わりってのは誰だって想像つくでしょう。魅せる格闘シーンじゃなく、戦闘術(殺人の為の格闘術)で闘ってた点はジェームズ・ボンドより手に汗握った。適役も仕事っぽい戦い方してたしね。惜しいよなぁ・・・。一人倒したら、また別の敵が出てくるっていう少年ジャンプ形式のが楽しめたな、オレは。皆さんの点数の低さが理解できる作品(笑)5点(2003-07-13 13:12:41)(良:1票) 9. 運命の女(2002) 《ネタバレ》 「不倫はヤバイ」と思っている平凡な主婦でも「してみたい」気持ちは当然持ってるワケでそこの葛藤をちゃんと演じきってるダイアン・レインは良かった。俯きながら受け入れていく様子は観ているこっちもウレシハズカシ状態。ま、受け入れた後は映画館内やら、喫茶店のトイレやら”夫とではできないシチュエーションのセックス”でブレーキ大開放なんだけど。しかしこの作品が面白くなるのは夫に秘密を持っていた妻の話が、逆転して妻に秘密を持つ夫の話となってからだ。何故、妻は彼にあのプレゼントを渡したのか?彼の死を知った時の妻の涙の意味は?・・・etc.”突風が来ても倒れない家”をつくるにはホントはいろんな工夫が必要なのかもしれないね。個人的には子役に魅力が無かったのが減点。もう少し愛くるしいエピソードが盛り込まれていれば満点近くつけた。ラストも好きですね・・・あの後どうするのか気になるし、DVD版(notレンタル用)に収められているもうひとつエンディングも観てみたい。7点(2003-07-13 12:38:24) 10. マジェスティック(2001) ラストでチケットを客に販売している主人公が最高に良かった。他の人に比べこういうシーンに弱いワタクシ・・・。3点(2003-07-13 10:46:02) 11. マイノリティ・リポート やっと手塚マンガに出てきたような未来都市が拝めました。「フィフス・エレメント」のような少リアルでなく、清潔感のある近未来ってヤツ?こういう中で主人公が何かやる物語ってずっと観たいと思ってたのでちょっと個人的ツボ入ってます。確かにそれを盾に堂々とCMやってみるっつー実験もありますわな。コレをもうちょっとエスカレートさせれば、こんなさりげなく入れてる程度のもんじゃなく、何分か割いての商品説明とか・・・いつかヤリそうだな(笑)「A.I.」もそうだけど”子供への愛情ネタ”を盛り込むようになったねスピルバーグって。若い時はこういう作風じゃなかったもんね。当然、ワタクシも含めた一般の観客は昔のようなスピルバーグを観たいと思ってるけど。6点(2003-07-06 18:06:24) 12. NO FUTURE A SEX PISTOLS FILM 同じピストルズものでもシドの(!)「マイ・ウェイ」ぐらいしか見所の無い「ロックン・ロール・スウィンドル」よかマシって感じかな。今となっては上映する小屋も無いだろうしネ。ファンにとっては非常にキチョーな一品。6点(2003-06-29 18:36:12) 13. ふたりの男とひとりの女 精巧なピントを持った作品という事で充分ファレリー兄弟らしい(写真で言うなら被写体以外ボケちゃってるようなヤツね)相変わらずの差別、虐待ネタはガキのギャグそのまんま。酔っ払ってんじゃねーか?コイツら。それともラリってる?どうせなら老人になるまでこの路線を続けろ。死ぬまで変わらぬ路線を歩み続けたならば歴史に残るかもしれない(ウソ)3点(2003-06-15 12:39:37) 14. PLANET OF THE APES/猿の惑星 (当然ながらこの話になるわな)オリジナルを超えるものになるとは全然思ってもいないが、これのどこが(どの辺が)ティム・バートンらしいのだ??(リチャード・ドナーが作る平均点の作品みたいだ)マーク・ウォルバーグも「ブギー・ナイツ」以外ダメだという認識しか個人的に無い。じゃあいったい”誰の映画”なんだとなるとティム・ロスかなぁという事になるのだけど、それだけでは「可もなく不可もなく」までの点数はあげられない。ハッキリいってこの映画は不可!2点(2003-06-15 12:30:27) 15. ROCK YOU! ロック・ユー! 中世で騎士道とクィーンって事で「ハイランダー」ノリで観ろってか?オレにはちょっとな・・・鍛冶屋のねーちゃんがモチッと活躍する話ならどうなってたか。3点(2003-05-31 18:24:56) 16. ファイナルファンタジー CG顔の表現は現時点での高水準に達しているとしても、面白いと思えるのはコンピューターに興味があればの話。この映画のキャラクターは2秒で飽きる。しかし「CGバリバリの映画は温かみが無い」的な意見で片付けていいもんだろうかとも思う。PIXERのやった女性客、低年齢層受けする「トイ・ストーリー」のような作品ならば、ある意味で収支の保険が効いたのかもしれない。けれどこの作品のように実写のSFアクションに勝負を挑んだ試みは暴挙と言えど、邦画の歴史にとって名誉の戦死だったと思いたい。マーケティングで勝って次回作を作り、継続は力とするのもいい。でも観客を呼べる配役で洋画のパクリを散りばめて、カン違いコイてるCG映画よりよっぽど偉いんじゃないかな。かつてコンビニの弁当を「売れるワケがない」とバカにしてた奴等は沢山いた。でもそれはその時の風潮でブレイクしなかっただけであって、この作品のようなリアルキャラクターでのフルCGにおいても、いつか世界を席捲する力を内包しているハズ。要はキャラだ。CM広告に登場できるレベルの魅力的なキャラでもう一度、チャレンジできれば・・・。5点(2003-05-29 11:27:28) 17. たそがれ清兵衛 まず台詞。ともすると一瞬、何を言ったのか聞き取れないシーンもあって、わざわざ観客に分かるよう”今の標準語クサいゴザる言葉”でなかったのは、”日アカの賞を総ナメ”に関係なく良かった。(若くてイキのいいクリエイターはあんなもん貰っても心底喜ばないだろう)薄暗い庭で型をとる主人公、狭い屋内での太刀・・・不自然な光を極力、排除した映像。子供たちのお行儀、宮沢りえ扮するともえの立ち居振舞いは時代考証に五月蝿いハズのNHK大河でもここまで魅力的に再現できない。振り向いた彼女の背後に映える松は当時の絵画に描かれているそれそのもので、本物の風景で時代劇が見たいという欲求に答えてくれました。それだけ誉めておきながら・・・10点をつけなかったのはやはり、みなさんと同じく岸けい(自粛)8点(2003-05-26 22:04:20) 18. ダイナソー 子供に買ってやる絵本代わりがピッタリ。あくまで童心に帰る程、のめり込めずの点数。3点(2003-05-26 21:41:39) 19. ロード・トゥ・パーディション 出だしが個人的に嫌い。別に革新的な事を目指している作品でもなさそうなので、当たり前の作りなんだろうけど。退屈で・・・特に前半から中盤までが退屈で・・・。ポール・ニューマンという俳優を何年か後に回想する事になる場合、きっとオレはこの作品を忘れていると思う。4点(2003-05-25 22:37:34) 20. ピンポン 松本大洋作品だってんで、絶対魚眼レンズみたいな映像出してくると勝手にふんでたけど、それはなくて音楽がアレで、そうか松本作品の雰囲気を一番表しやすいのは映像ではなく音楽なんだ、なんて思ってしまった。一日の大半をスポーツに費やしてしまった経験がある人なら観るべき、そして卓球への偏見も消える。コワモテのクセに試合前にトイレに篭るドラゴンがペコとの対決中、辺りの雑音も景色も消えた二人だけの白い空間で、「ここはいい・・・また連れてきてくれ」だなんて・・。泣いてしまったよ、オレは。解るもの同士だけが行く事のできる世界・・・恋愛を排除した作風の松本作品にしか似合わないシーン。脚本のクドカンには妙な偏見があって、どうも「木更津キャッツアイ」以外はどうでもいいやってのがあって、初っ端のダイブシーン見て、ダメだコリャと思った。しかーし、チャイナ登場あたりから俄然面白くなっていくのだ。窪塚ダメって意見もうっかり賛成しそうになるんだけど、じゃあ他に誰ができる?と考えると誰もいないと思う。主要メンバーは4人とも正解。だって、4人のラケットの振り見てよ。カッコイイだけじゃなくキャラにマッチした振り方(すなわちこれ演技)してんじゃん。見終わった後、いろんな事を回想して、いろんな事を考えた。7点(2003-05-18 17:28:28)
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