みんなのシネマレビュー |
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1. 椿三十郎(2007) そもそも主演男優はじめみんな台詞回しがヘタすぎて台詞が聞き取れません。オリジナルと比較しないように努めて見ていたつもりではいたが、織田先生をもってしても三船大先生は意識せざるを得なかったようですね、もっと織田らしさを出すべきだったと思います。完璧だと思っていた脚本も、今まで気にしないようにしていた部分が気になってしまった、あの程度の三十郎に振り回されてしまう室戸、彼ほどの人物がバカ正直すぎて小物に見えすぎてしまう。奥方様も全然ダメ、三十郎ですら飲まれてしまう、一目置いている存在である奥方様が全然魅力ありません。何も考えていないお姫様でありながら、全てを包み込んでしまう包容力、そんな奥方様であって欲しかった。ラストの決闘自体はオリジナルよりどちらが勝つのか判らないという雰囲気はあった、ここは評価するんです。でもやっぱ血飛沫が飛び散り、地面に広がる血溜りが欲しかった。 あの血こそが、命懸けで生きている本物の侍の凄みをぼんぼん若侍達感じさせる言葉以上の説得力のあるモノであり、彼等へ命懸けで生きろというメッセージを感じるんですよ。[映画館(字幕なし「原語」)] 3点(2007-12-18 23:58:57)《改行有》 2. マリー・アントワネット(2006) ソフィア・コッポラがみんなマリー・アントワネットの事分かってないのね、私だけが彼女の気持ちわかるのよ的な感じで撮ったのかな?史実とか無視してもっとポップに、”ロック・ユー”な感じを期待していたんで、期待ハズレではあるんだけど、キルスティン・ダストンはスパイダーマンと違ってハマってたので、コレはコレありかな。[DVD(字幕)] 5点(2007-08-19 23:30:10) 3. 不都合な真実 冒頭でゴア本人がジョークとして語ったように、一瞬だけ大統領になったゴア。あの時、疑惑のフロリダ票が再度集計されていたら、ゴア大統領が誕生していたならば、米国は京都議定書にサインしていたのかな?たらればでゴアを語れば9.11、アフガン、イラクとその後の世界地図が大きく変わっていたかもしれないんだよね、必ずしも日本に望ましい状況になったとはいえないかもしれないけど。ゴミの分別とエアコンをあまり使わない、28℃にする位しかエコ意識のない私ですが、エコバック買うのに行列作ってる人くらいは並びながらこの映画でも見てもバチは当たらないでしょう。[DVD(字幕)] 8点(2007-08-15 11:32:46) 4. 世界最速のインディアン バート・モンロー、憎めない良いジイさんなのは判るよ。でもねえ、ゴリ押しのヤッタモン勝ちってのがねェ~。ルールを知らなかったとか遠方からきたとかジイさんだからとかって、競技者を味方につけ主催者の好意に甘え、でも1回っきりなら大目に見るよ。けどこの後も何度も出場して、何度も記録塗り替えたつーじゃん、いい加減にしなよ、全然好きになれないよ!ただ一人ルール守らず出場してんだから世界記録として認める必要まるでない、参考記録で充分。[DVD(字幕)] 4点(2007-08-14 23:11:56) 5. 時をかける少女(2006) 芳山和子は知世ちゃんが声をやっていてくれたならばねェ、オファーはしてたんだと思うんだけど残念だなァ。今まで何度も作られてきた芳山和子版”時をかける少女”を大胆にぶち壊しながら、紺野真琴の”時をかける少女”を作り上げたのは見事。3人の前に進むと壊れてしまう膠着した関係性が、ずっとこのままだったらという青春の永遠性をより強くし、タイムリープというリセットボタンが永遠に続くやり直す事のできる今よりも、一度きりのやり直しの利かない未来こそが面白いんだと気づかせてくれる。ツッコミを入れるならばいくらでも入れる事は可能だけど今回は止めておきます。[地上波(邦画)] 7点(2007-07-25 10:01:52)(良:1票) 6. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 《ネタバレ》 今までのハリー・ポッターの中で一番面白かったです。アズカバンでも思ったけどチョッとダークなトーンで大人向けな感じに仕上げた方がこの映画は面白いですね。少年から青年となり自我が芽生えていく中、出生の秘密やヴォルデモートへの恐怖、善と悪に苦悩する姿、そんなハリーを支える友情と愛情。ヴォルデモートとハリーの親父、そしてハリーこの辺りの関係性が今後の物語の核になっていくんでしょうかね。根底にキリスト教的価値観があるからなのか、スターウォーズやロードオブザリングと似てきている気もちょっとする。[映画館(字幕)] 7点(2007-07-25 09:29:11) 7. ダイ・ハード4.0 洋画を映画館で見る時は必ず字幕で見ていたんですが、野沢那智に惹かれて初めて吹替えで鑑賞、”オイオイ、絶対こんなこと言ってないだろ!”って思いながらうれしくってニヤニヤしながら見ちゃいました。ジョン・マクレーンがべらぼうに強いオヤジになりすぎてしまってアクションシーンは常に”やり過ぎ”ばかりが目立つんだけど、”4.0”は”1”をかなり意識した”1”へのオマージュに溢れた映画という意味ではとても面白かったです。[映画館(吹替)] 7点(2007-07-25 09:13:33) 8. 武士の一分 《ネタバレ》 壇れいはキレイで良いし、木村も剣道経験があるからそれなりに決まってはいる。でも物語に共感できない。妻が騙されて手篭めにされるのは致し方ないとしても、その後も関係が続いているのが頂けない。島田の様な男が決闘場に本当にたった一人で現れると言うのもチョッと納得しかねる。”たった一度の過ち、だが武士の妻、舌噛み切って死ぬ”こんな展開の方がありふれてはいるが共感は出来る。山田監督がリアル時代劇を求めるならば、逆に”離縁された妻は島田の元に走る”こんな展開の方がリアルさが出て面白かな?[DVD(邦画)] 4点(2007-06-19 11:52:50) 9. バベル 《ネタバレ》 たった一発の銃弾から始まる悲劇、テロへの異常な反応を見せるモロッコ、一般人がライフル持ってること自体が異常な日本、不法入国に過剰な反応を見せるメキシコ。モロッコ、日本、メキシコ、他国を通して透けて見える米国の異常さこそがこの映画でしょうか。一つ一つの点が繋がり線にはなるのだが、これがさらに円となればもっと深みが増し面白かったのではないでしょうか。[映画館(字幕)] 5点(2007-06-18 20:56:21) 10. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 おさらいする時間もなく見てしまったために最初の1,2時間が眠たかったなあ~。チョウユンファが使い捨てされてるし、前作でかなりがんばってたノリントンなんか前作なんだったの?って感じだし、海賊VS東インド会社の一大決戦はタイマン勝負だし??見てる内に”これってパイレーツじゃなくスターウォーズちゃうの???”って思ったよ。キースとジャック・スパロウの絡みも、もう少し欲しかったしなァ。まあディズニーランドに海賊船がぐるぐる回るアトラクションでも作っといたらええんちゃうの。[映画館(字幕)] 4点(2007-06-01 17:42:48) 11. 16ブロック 《ネタバレ》 途中までは逃げていく側のトリックを楽しめたのに、メインのバス包囲網が強引な力技!救急車のトリックもあの見せ方じゃ反則です!テープがポイントになることは誰でも容易に想像できるし、このオチじゃオチていない、結局テープいらないじゃんってなってしまってる。DVDの”もう一つのエンディング”こちらのストーリーの方が、オチも決まって断然面白い、こちらのエンディングならば7点くらい付けられたのにもったいない。。。[DVD(字幕)] 4点(2007-05-22 12:44:23) 12. ザ・センチネル/陰謀の星条旗 マイケルダグラスのSEX依存症はついにファーストレディまで喰いモノのしてしまったか。。。[DVD(字幕)] 3点(2007-05-21 16:16:42)(笑:1票) 13. GOAL! ゴール! 少年マンガ並のベタなサクセスストーリー。これを映画でまだやってよかったんだね。豊スタで試合観た翌日だから見たんですが、これサッカー好きな人ほど許せないんじゃないの?[地上波(吹替)] 2点(2007-05-21 10:59:41) 14. 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007) 《ネタバレ》 昨今の日本映画のキーワードは”東京タワー”と斜陽の”炭鉱”でしょうか?昭和30年代から40年代初めあたりの薫りが世代を超えてみなの琴線に触れるのか?リリー一家の物語よりは樹木一家の物語を見ている気分になってしまう、が肝は大事なオイシイところをさらっていくオトンでしょうか。東京へ行ってからのオカンとリリーの恋人や友人との接点に濃密さが感じられず、映画をみただけではオカンの求心力、存在がさして感じられなかった。東京でのオカンと周りの人々をもっと描いた方が面白かったのではないだろうか?あと恋人・松たか子が完全に浮いていた気がする、伊藤歩のほうがハマッたんじゃなかろうか?[映画館(邦画)] 3点(2007-05-18 09:34:23) 15. 7月24日通りのクリスマス 中谷版「長崎は今日もアメリだった」~大沢王子様&中谷シンデレラの”コイウタ”夢の万馬券は出るのか???~[DVD(字幕)] 3点(2007-05-16 09:59:10) 16. プラダを着た悪魔 常に先を読んで行動し、相手がなにを考えているかぐらい読んで、キメ細かい仕事するのは当たり前ですよ、これくらいの意識を常にもって仕事してもらわないと困る。ミランダが特別厳しい上司でもないし、アンディが特によくがんばってる訳でもない、やって当たり前。でもまあ、2人の着せ替えファッション対決、どんどん綺麗になっていくアンディとデビルのメイク落とした人間ミランダ、ラストの笑わないデビルの笑顔など見所あり。自らの後継者としての資質を備え、見込んだアンディを失ったミランダは今まで以上に仕事に打ち込んでいくんでしょうね。[DVD(字幕)] 5点(2007-05-08 13:41:35) 17. 夜のピクニック 80kmを歩いてる感、歩いた感がこれっぽっちも伝わらなかった。青春だよ、汗や脂や涙でドロドロ、ジャージもグチャグチャ、体もヘトヘト、こっちも一緒に歩いたってくらい伝わらないと。。。80kmを共有している同級生達は打ち解けていくのに、2時間を共有している観客とは打ち解けていかず距離を感じたまま終っちゃった。ゴールゲートをくぐったそこがスタートゲートってベタすぎて鳥肌立ったワ。多部未華子に貫地谷しほり、実力派若手女優の共演なのにもったいない。[DVD(邦画)] 2点(2007-04-08 10:52:08) 18. フラガール 遠い空の向こうにとリトル・ダンサーとをミックスし、プロジェクトX”常磐ハワイアンセンター 炭鉱からの脱出”風に仕上げたと言う感じ。蒼井優と富司純子は良かったかな。会社も町も夕張よりちょっとだけマシだったと言うことですかね。[DVD(邦画)] 4点(2007-03-28 09:50:20) 19. ドリームガールズ(2006) 見終わって速攻でサントラ買っちゃいました♪ジェニファー・ハドソンのパワフルでソウルフルな歌声はスゴイね、カッコよすぎ。ビヨンセもモータウンなビヨンセもポップで決まってて良かったがキレたビヨンセがカッコよかったなァ~。で何つってもキレイですワ、七変化どころかコロコロ衣装が変わる、どんな格好しても美人は絵になるねえ。で男ですからジェイミーに感情移入して見るんだけど、彼の立場なら彼のようになってしまうのも分かるんだよネェ、時代の要求を常に読みプロデュースしていかなければならない、ファミリーとして上手く行ってる時も、いかなくなった時も彼はずっと孤独なんだよねえ。しかしこの映画、主演が誰かっつったらやっぱジェニファー・ハドソンだよねェ。[映画館(字幕)] 8点(2007-03-22 23:50:04) 20. 墨攻 《ネタバレ》 原作は知らないので軽く墨家について下調べしてから鑑賞。よくは知らないながらも墨家の”非攻””兼愛”などと言った思想が戦えば戦うほど自分の信じた思想の矛盾の壁にぶち当たる。何のために自分はここに来たのか?何故自分は戦うのか?全ての人を愛することと一人の女性を愛することに狭間で苦悩する。何故”墨家”は動かず彼が一人で来ることになったか、墨家はその思想の矛盾と結末が分かっていたからであろう。美術、セット、衣装、音楽とすばらしく、人海戦術の映像は安っぽいCGとは迫力が違いとても満足しました。[映画館(字幕)] 8点(2007-03-18 23:32:55)
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