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【製作年 : 1930年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 青春の夢いまいづこ 本当に彼女の事が好きならもっと早く会いに行ってやんないとダメだよね。社長くん自身本当に繁ちゃん自身を愛しているのかが疑問だし、社長になって1年も2年も経ってるんだったら公私の区別もちゃんとつけられるようにならないとこの会社も先が思いやられる。社長の友情パンチに社長自身が変わり、仲間達も目覚めしっかり具申できるようになれば立派な会社になれるかも。[ビデオ(字幕)] 5点(2006-02-16 20:16:51) 2. その夜の妻(1930) ローマの神殿のような列柱に淡いガス灯、何が始まるかと思いきやギャング映画でビックリ!摺りガラスに影を映したり、手形を残したり(意味がなかったが)手が込んでました。ストーリー自体は罪と罰ででしたが、カウリマスキの罪と罰と比べながら楽しめました。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-15 22:37:46) 3. グランド・ホテル スターが集まると焦点がぼやける映画がちですがそれを逆手にとって上手くまとめたのがグランドホテルスタイルなんでしょうね。でもやっぱり絡まない人間同士がいるためストーリーにおいてのサスペンスもロマンスも希薄さを生んでしまっている。こんなに沢山の人間が出ているんだからもっと複雑に絡み合うストーリーに出来れば文句なしの映画だったと思う。[DVD(字幕)] 6点(2006-01-26 22:03:24) 4. 三十九夜 追っているのか、追われているのかこの目まぐるしく立場の変わる緊張感。列車の逃走シーンをはじめ後世の映画に対する影響でかいでしょうね。演説シーンはチャップリンの独裁者に影響与えてるんじゃないのって感じです。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-11 17:47:09) 5. 河内山宗俊 これが70年も前に作られた作品というのが信じられない、時代劇とは思えないスピード感、歯切れのいいテンポに間、軽妙さ、笑いのセンスは抜群です。先読みできないストーリー展開とともに終盤は一転、人情味溢れ熱くさせられました。[DVD(字幕)] 9点(2005-10-25 16:56:49)(良:1票) 6. 暗殺者の家 う~ん、私は銃撃戦になってゲンナリしてしまった。サスペンスタッチが派手なドンパチで台無しになってしまった気がする。まあサスペンスオンリーでもあまり出来は良くないのだが・・・[DVD(字幕)] 4点(2005-05-18 20:31:50) 7. 東京の合唱 失業都市東京という字幕が出てくるが「大学は出たけれど」「落第はしたけれど」から引き続き日本は不況に喘ぎ、就職、再就職は非常に厳しかった事が良く判る。亭主が就職先を探すために必死になっているのに世間体を気にする妻、やっと見つけた勤め先が栃木県の女学校と聞き「いつか東京に帰ってこられるわよ」という妻、かなりのエリート意識を持った奥さんでチョッといけ好かない。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-01 18:09:32) 8. 東京の宿 小津監督の作品のなかでもかなり鬱な気分にさせられた作品かも。いつも遠景で見られるガスホルダー、その前で金は無くとも明るく逞しく生きるいつもの坂本武と突貫小僧、原っぱでのやり取りはとても微笑ましい。水商売をする岡田嘉子に「そんな金で子供が喜ぶかい!」なんて叱る姿も喜八っつぁんらしい。ところがここからが「どうしちゃったんだよ、なんでだよ、喜八っつぁん」と思わず叫んでしまいたくなる。喜八のような男までおかしくなるほど当時の不況は深刻だったのだろうか。「街の灯」を意識しただけって事はないだろう。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-25 00:02:46) 9. 浮草物語 浮草→浮草物語の順で鑑賞。ストーリーは既に判っているので字幕の暗さが気になりながらもそれほど困らずに済みました。同じ話しでありながらも本作の方が漂う雰囲気がサッパリと爽やかで好きです。おときがこっそり帰ってきておたかに「どうだった」と聞かれ、乱れ髪を直すしぐさ、これだけで上手く伝わるんですよねえ。ラストの親子対面~別れもこちらの方が好きです。白黒であるがための夜の舞台でハラハラと舞う紙吹雪が生き、サイレントであるがため上諏訪一枚の字幕が映える。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-24 20:13:32) 10. 丹下左膳餘話 百萬兩の壺 確かにチャンバラでありながらコミカルで面白い、笑いの間、リズムの良さは天性のセンスでしょうか。セリフや小道具の利かせ方、ネタの振り方、オチの付け方も上手いです。ただ本作には余話と付くように、一番のネタ振りは丹下左膳=チャンバラというイメージが既に出来上がっているからこそなんですよね。王道の丹下左膳あったればこその本作なのではないでしょうか。[ビデオ(吹替)] 7点(2005-04-23 23:49:26)(良:1票) 11. バルカン超特急(1938) サスペンス&ミステリーとしての面白さは何十年経っても色あせてはいないんですが、列車に乗り込むまでと銃撃戦が必要ない気がしてしまう。ただこの製作当時はナチスドイツがオーストリアを併合するなどヨーロッパを席巻してた頃、こういうストーリーが受けたんでしょうね。[DVD(字幕)] 6点(2005-04-10 20:49:05) 12. 淑女は何を忘れたか 面白いし上手いですねえ。現代と何も変わらない、何でもない日常の中での笑いと夫婦愛がこれぞ小津流でしょうか。飯田蝶子は相変わらずのいい味出してますし、突貫小僧も好きだなあ。ラストで鐘の音と共にライトが消えていき、残されたライトの中での夫婦の動きがとても自然な感じでいいんですよねえ。7点(2005-03-24 00:12:09) 13. 東京の女 水商売だけで警察の注意人物?いくらなんでもなあ。良ちゃんも線が細すぎるよ、誰のためだと思ってるんだ!オマケに姉ちゃん殴っちゃダメだろ!でもってコレで終わり?!と満足しないうちに終わってしまったが【ぐるぐる】さんのレビューで多少納得。狙いかどうかは知らないが、そう云われると岡田嘉子が抜群に効いてきますね。5点(2005-03-23 21:56:55) 14. 朗かに歩め かなり米国色が出まくり、尚且つ小津監督らしい絵も随分と見られるようになってます。物語はベタなお話しではあるんですが、仙公かなりいい味出してます。とってもホットな気分になれる人情話でした。6点(2005-03-17 20:28:52) 15. 風と共に去りぬ 自己中心的傲慢我儘資産家美人令嬢、独善的恋愛、南北戦争、波乱万丈、金満主義、不倫疑惑、因果応報、自業自得、天涯孤独、故郷帰省、流転人生。だいたいこんな感じでしょうか。途中でちょっと面白くなるかと期待したのだがやっぱりダメでした。ラストも終わりかよ!って突っ込むようなエンディングにビックリしました。2点(2005-02-02 23:21:33) 16. 美の祭典 民族の…は陸上主体でこちらは様々なスポーツが出ていた気がします。【あろえりーな】さんにいう一人で何種目もやってるってのは十種競技の選手ですよ。日本人が陸上の三段跳び、幅跳び、棒高跳びなどで活躍してるのは驚きです。葉室選手の200m平泳ぎ金メダルはスゴイけれど、バタフライが一緒に泳いでるのがもっと驚きです。前畑ガンバレも確かこの大会だったが映像は見られずチョッと残念。男子100m自由形で銀・銅なんて今では考えられないような成績に脱帽です。全体的な雰囲気としては民族の…よりアスリートの肉体美を感じさせてくれる映像です。7点(2005-02-02 22:50:27) 17. 民族の祭典 プロパガンダ云々というけれど、ヒトラーとドイツ国旗としての鉤十字に畏怖を感じるも戦後教育や米国のプロパガンダのおかげか? 記録映画としては一級品であることに違いはない。日本人的にはオリンピックの華であるマラソン、孫基禎、日の丸、君が代、この映画に「民族の祭典」とは上手く付けたものだと関心。日韓併合が国際法上合法であり日本国籍のマラソンランナーが金メダルを取った事実は消える事が無く、孫基禎が一流のアスリートであった事に変わりはない。7点(2005-02-02 22:36:05)《改行有》 18. 落第はしたけれど パンが分かるまでに3度も掛かってしまった・・・学生時代、私もカンニングテクニックは磨きましたョ。六法持込可の科目のために六法に小さな字で隙間なく書き込みをしましたョ。「大学はでたけれど」同様、進むも地獄、止まるも地獄、今の学生も変わらないだろうけど大変ですね。バブル世代の超売り手市場だった私より今の学生さんの方が共鳴できるかな。6点(2005-01-07 18:55:56) 19. 母を恋はずや ラストが無いのが余りにもイタイです。親子関係について考えさせられます。長男にそこまで言うてアカンてな事思いながら健気な母に涙してしまいました。6点(2004-09-29 00:46:02) 20. 出来ごころ 今にも声が聞こえてきそうなサイレント。工場で職工として働く喜八っつぁん、父一人子一人でありながら、酒好き、女好きで博打好き、宵越の金は持たねえっていうバリバリの江戸っ子です。好き勝手に生きてるが、お節介で人情に厚くどこか憎めない、いい男です。この喜八のデタラメな男だけど惹かれてしまう、そう寅さんの原点と言うべき存在が喜八だったんですね。喜八と対照的なクールな二枚目も次郎公かなりカッコいいです。8点(2004-09-28 19:57:18)
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