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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 殺人遊戯 この映画の中にいるのは鳴海昌平ではなく工藤ちゃん。ただ喉をつぶされしゃべれなくなった鳴海昌平により、無駄にしゃべる事のない後の鳴海昌平が出来上がっていく。[DVD(字幕)] 5点(2007-01-02 19:18:59) 2. スリーパー ずっとレヴューしたものと思い込んでいたらまだだったとは・・・兎に角バカバカしさとチープさ満載で下らないんだけど、1回目より2回目と見れば見るほどドンドン好きになってしまうw。何十年後にも見て普遍的なバカバカしさとチープさにくだらねえなあと思いながらニヤニヤ見てるんだろうな。その頃には10点つけちゃうのかな。[DVD(字幕)] 8点(2006-03-01 23:13:30) 3. ボギー!俺も男だ ウディアレンの描くニューヨーカーたち、ことアレンのハゲでチビで病的で神経質な演じる役どころに関すれば永遠なる彼自身、後の作品にも出てくるこの手の役の原点なのかな。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-12 20:39:19) 4. 星空のマリオネット 70’テイストの暗さ満載、画のトーンまで暗いからとても見難い。暴走族の主人公、友人の死、彼女の妊娠などから父と彼女と暮らしだすが、彼女に父を誘惑させて、父は彼女を受け入れる。いきがるくせに人生逃げてばかりのダメ男。70年代とななんだろう。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-19 22:55:32) 5. 旅の重さ 70年テイスト満載、家出少女が遍路の旅の中から人と触れ合い、少女から女へと成長していくわけですがストーリーは取り立てて面白い訳ではない。斎藤監督が見せる農村・漁村の風景の映像と少女時代の高橋洋子と秋吉久美子が見所、あとは拓郎の歌がいい感じです[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-25 18:04:24) 6. 狼たちの午後 子供の頃TV洋画劇場で観て衝撃を覚えた一作。その後何年もたって彼らのモデルである本人たちの映像を見て、あの映画は実話だった事を知りさらに衝撃。事件が起きてから事件が終わるまでの時間しか描いていないのにも関わらず、ソニーが語る会話の端々からソニーのこれまでの人生、生活が徐々に浮き彫りにされてくる。そして銀行の外へ目を向ければその風景には米国の世相、社会情勢がしっかり語られている。俳優陣の演技も衝撃モノ、この当時のアルパチーノは神のような存在感。[DVD(字幕)] 9点(2005-10-24 22:46:10)(良:1票) 7. 曽根崎心中(1978) 近松物の代表的な曽根崎心中ですが、もっとえげつなく、悲劇的に描いて欲しかったです。身分や世間体、謂われ無き罪による仕打ちなど悲劇さをもっと描いて欲しかったと共に遊女と丁稚上がりという彼らの純粋、純潔さを際立たせて欲しかった。イマイチそこが不十分な気がして男の意地や女の意地、恋の手本となる死に様を見せる、という肝心なテーマが薄く感じる。ラストの心中シーンは良かっただけにもったいない。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-06 00:07:04) 8. 金閣寺 ストーリーを準えるならば「炎上」の方がわかり易いでしょうか。本作の方が主人公の内面の精神性をより描こうとしている気がします。ただ柏木の悪魔的な性悪な部分は炎上の方が面白かった気がします。横光克彦は紅林刑事にしか見えないのがチョッと笑えます。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-05 23:50:23) 9. 宵待草 音楽が細野氏という事だけで釣られた映画、デモクラシーに共産主義にアナーキズムまで入り乱れる中、令嬢誘拐から恋の逃避行といったような映画ですが音楽もあまり印象に残らない映画でした。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-04-28 23:41:12) 10. ウッディ・アレンの愛と死 この手のアレンは全然合わず笑えない。これは根本的にユーモアやブラックジョークが生活、習慣、宗教等とまるで違うからどうしようもないのかな。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-04-03 23:29:55) 11. 青春の蹉跌 この70年代の薫りがたまんなくイイんですけどねえ。野心に燃え、学生運動もアメフトも捨て、司法試験を目指す学生が中絶を勧め、やがて殺人者となる矛盾。全ては上手くいく筈だったのだが、思うように行かない人生。若さゆえの浅はかさ、焦燥感がいい感じです。ただ桃井かおりはチョッと違うよなあ、秋吉久美子なんかの方が似合った気がします。7点(2005-03-28 23:55:38) 12. 東京大空襲 ガラスのうさぎ オフクロと姉ちゃんと見た記憶があるが、蛯名由起子ちゃん可愛かったからね、どうしても入浴シーンのインパクトしか印象が残ってないんですよね。たぶんいい映画だったと思うよ。5点(2005-03-27 23:10:06) 13. 大統領の陰謀 今どき同じネタで撮ったらどれだけの銃弾が飛び交い、何人の死人が出る映画になったことだろう。ジャーナリスト精神、報道の自由、巨悪VS新聞記者、徐々に明らかにされていく真実をシリアスに見せてくれる。ただ報道姿勢、取材体制に?なシーンも少々。朝日VS国会議員&NHKなんてスケール小さいもんなあ。7点(2005-02-26 22:53:44) 14. ネットワーク 国営放送会長辞任問題やCX対LDのLF買収問題でチョッと思い出したんで見てみました。視聴率至上主義、視聴率のためなら何をやってもいい、TV画面に映っている人間が狂っているのか、その番組を作る製作者が狂っているのか、はたまたそんな番組を喜んで見ている大衆が狂っているのか。この映画の中に変な恋愛物語は必要だったのかが良く判らない。久米宏は使い捨てキャスターを拒み、みのもんたは裸の王様を選んだのだなあなんて思いました。7点(2005-02-26 22:33:35) 15. チャイナ・シンドローム この映画ヒットの最大の強運&功労者はスリーマイル島原発事故でしょうねえ、あまりにタイムリーすぎるからねえ。皆さん仰るとおり、ケネディ~ベトナム~ウォーターゲートetcこの当時、米国内に蔓延する国家に対する不審感や見えざる大いなる力といったものに対する恐怖が、映画にも良く現われており、いかにもこの時代の映画といった気がする。7点(2005-02-20 22:06:37) 16. 座頭市と用心棒 マジンガーZ対ゲッターロボ、ゴジラVSモスラなど、この手の夢の対決って大体面白くない。やっぱり夢のままであり続けるべきなんでしょう。用心棒=三十郎ではなく、三十郎によく似た別の用心棒という事で無理矢理納得しておけばギリギリ有りでしょうか。 としても三十郎ファンとしてはやっぱり納得できないか。4点(2005-02-19 18:49:12) 17. 曼陀羅(1971) 原始共産主義的ユートピア思想を能書きタップリに聞かせてくれる。だんだんどうでもいいよと言う気になってしまうが、ウルトラセブンをタップリ見て育ってるんで許せてしまう。映像的にもセブンで見たような映像満載で嬉しくなってしまう。7点(2005-02-08 23:41:45) 18. 卑弥呼 かなり国家の起源や天皇制に対して挑戦的な意味合いを含んだ思い切った映画です。多少の古代史知識もないと消化不良かもしれない。ラストに映し出される数々の古墳中にには、隠された日本史の真実が詰まっているのだと思わされる。が決して明かしてはならないタブーでもある。6点(2005-01-27 23:24:23) 19. 哥(うた) 舞台となるのは丹波・篠山の旧家、長男、次男と妾腹の子、彼らの織り成すいかにも純日本的な価値観と現代的な価値観とのせめぎ合い。父の故郷が篠山であり、父自身の中には明らかに淳が存在しており、私の中にも、強く淳的な考え方が残っている。私は日本人を捨てられない純日本人なのだろう。8点(2004-12-07 21:20:38) 20. エロス+虐殺 和風ヌーベルバーグ的な狙いなんでしょうか?訳わかんねえ。大杉栄が生きた時代や彼の思想を学生運動盛んな頃の若者あたりとかぶせ、2つの時空を巧く?見せているのかな。絵的には好きな部分もあったんですが、話自体が無理やり難解にして、狙い道理、手淫的映画にしているのがバカバカしい。1点(2004-11-30 19:21:08)
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