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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 間違えられた男 NTVの「世界仰天ニュース」でやりそうな話。ヒッチ監督お馴染みのスリラー映画を期待していたので、話が淡白すぎて鑑賞後の「アララ?」感は払拭できません。他の作品のような息抜きの場面も欲しかったです。家計がひっ迫している主人公の家庭は、自分の抱いていたアメリカ庶民のイメージとは違っていましたし、連行~逮捕~裁判という一連の流れを通して当時の公安制度を垣間見られたりできたのも新鮮さはありました。そういった情報は実話だからこそ、説得力も感じましたが、いかんせん、お話が…。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-10-29 16:08:50) 2. 生きる 日本映画の中でとても心に残った作品の一つ。なんかもう言葉では言い表せません、この気持ちは。…かなり細かいことだけど、志村は「♪明日という日の ないものを」と歌った箇所、実際は「明日の月日は ないものを」で微妙に間違ってる。9点(2004-09-24 00:59:58) 3. シェーン オープニング、ゆったりとした音楽がかかる中、映される広大な景色…まだ物語も始まっていないのに、ジーンときた。そして中盤でちょっと退屈な場面を挟みつつ、ラスト五分の決闘~別れの場面でウルウルきた。「シェーン、カムバーック!」から「バーイ!シェーン」辺りで絶頂。あの音楽がなかったらそこまで感動はしなかったかもしれないが、良い映画だった。7点(2004-09-12 02:41:47) 4. 裏窓(1954) 窓から見える向いのアパートの住人たちの生活、何気ない見慣れた風景でこんな面白い映画が作れるとは!監督のアイデアの豊かさに感心しました。8点(2004-06-11 10:07:42) 5. 道(1954) 途中で二人の心が通じ合えたか、と思わせる場面が何度もあったがザンパノは相変わらずのまま。その度にジェルミソーナが可哀想で胸が締め付けられる思いがした。ラストも切なすぎて涙すら出なかった。その分余計にメインテーマ曲が心に染み入る。切なさの頂点を極めた作品。7点(2004-04-05 01:17:24) 6. ジャイアンツ 壮大な大河ドラマで、観賞後に充実感を感じた。色々な出来事が起こり、どれか一つにテーマは絞れない。しかし夫婦が愛し合い、ぶつかり合いながらも一緒に人生を歩み、一緒に老いていく姿がこの作品の主題だと感じた。ジェームスディーンにそうではない人生を歩ませることによって、一層それが強調されたように思う。音楽に馴染みのある曲ばかり使われているのも良かった。6点(2004-01-18 12:19:00) 7. モンキー・ビジネス 特にストーリーのないドタバタコメディ劇でした。内容的には凡作ですが、ケーリーグラント目当てで見たので、彼が恥も外聞もなく暴れ回ってくれているので、個人的には充分満足できました。特に自らを短髪にしたり、インディアンごっこする姿には涙。テレビ放送時の新聞の作品解説は「若返りの薬を発明した科学者が、自分も薬を飲んで若返り、上司の秘書と恋に落ちる…」。最後の部分はどう考えても違うやろ~、とつっこんでしまいました。5点(2004-01-16 02:03:57) 8. 東京物語 初めて見る小津作品というのは誰でも新鮮に感じて、とても楽しめると思うんです。だからこそこの作品を一番最初に見たかった、と思ってしまいました。世知辛い世の中を、ひたすら淡々と描いている力作です。救いの見出せない終わり方がとても切ないです。俗物な自分としては、最後に笠さんに「バカヤロー!」とキレてもらいたかったのですが、それだと単なる現代の安物ドラマになってしまうんでしょうね。あのすべてを達観したような人間に自分もなりたいものです…。6点(2004-01-16 01:48:53) 9. いとこ同志 主人公シャルルに非常に親近感を覚えました。クソ真面目で、要領が悪く、周りの要領のいい奴を妬ましく思うところなんか、とても他人とは思えません。それなので、報われないラストが残念でした。そういった訳で、非常に印象に残っている作品です。主演のジェラールブラン自体も気に入ったのですが、あまり多くの作品には出ていないのが残念です。6点(2004-01-15 23:37:53) 10. オードリー・ヘップバーンの モンテカルロへ行こう 『ローマの休日』で一躍有名になる前の彼女の出演作。タイトル通り、それが売りの作品なのですが…。なんと彼女は劇中4回しか登場しません。後に残ったのはミュージカル風のやかましいドタバタ劇のみ。真相を中々理解しない出演者たちにはイライラしました。正直、タイトルにつられて見てしまったことを後悔しました。2点(2003-12-20 03:46:44) 11. 騎兵隊 南北戦争が舞台ながら、物語は比較的淡々と地味目に進みます。既にジョンウェイン&ジョンフォードコンビの作品を他にも見ていたからか、ちょっとマンネリ感は否めませんでした。一応少佐と医師の対立から和解に至る友情物語や、捕虜となった女性との衝突なども描かれているのですが、やはりどこかパッとしませんでした。西部劇が好きな人は楽しめるかもしれません。3点(2003-12-20 02:45:36) 12. 理由なき反抗 ジェームスディーンを初めてこの作品で見ました。やはり格好いいし、演技も独特の迫力が出ていたと思います。どうにもならない閉塞感、思春期がよく表現できていたと思います。とても共感したのが、父親の情けない姿を見て、彼がウンザリする場面です。やはり父親にはもっとどっしりと、威厳を保っていて欲しいと常々思っているので。最後がもっとスカッと気持ちよく終わってくれれば良かったのですが。 5点(2003-12-15 00:53:11) 13. 宗方姉妹 姉妹に個性的な女優を使っている点が魅力ですが、あまりピンと来ない作品でした。それは現代の視点からみたら、「さっさと別れてしまえばいいのに」と思ってしまうからだと思います。それに現代の女性と比べれば、高峰秀子演じる妹も充分古風に思えてしまいました。3点(2003-12-14 05:47:21) 14. 愛情物語(1956) 妻への愛、息子への愛、そしてピアノへの愛…。邦題通り、エディ・デューチンの様々な「愛情」を通して彼の生涯を描いた秀作。終戦後の日本で焼け焦げたピアノで弾く『チョップスティック』と最後に連弾で奏でた『トゥー・ラブ・アゲイン』で感極まって涙が流れました。後に解説で知るまで、本当に役者本人がピアノを弾いていると思っていました。8点(2003-11-03 00:37:06)(良:1票) 15. 旅情(1955) カラフルなベネチアの街を観光する彼女が本当に楽しそうで、見てるこっちまで楽しくなってしまいます。男性相手に一喜一憂する彼女の表情の変化の仕方も見事で、一時も見る人を飽きさせません。ベネチア観光と行きずりの甘い恋、その両方を味わえる秀作と言っても過言ではないでしょう。見終わった後、すぐにでもどこか外国を旅行したい気持にもなりました。 8点(2003-11-02 23:39:47) 16. 旅愁(1950) ローマ、ナポリ、カプリ島、フィレンツェとイタリア各地の風景が魅力的に撮られていました。真面目そうな二人だからこそ、愛の逃避行もロマンティックに楽しめ、全く嫌味になりません。夫が生きていると分かってからの奥さんの変化が印象的でした。セプテンバー・ソングは本当に効果的に使われていますね。聴くたびに胸が切なくなります。邦題(原題は『九月の出来事』)のつけ方も好きです。欲を言えばカラーで見られたらもっと良かったのに、と思います。7点(2003-11-02 23:19:07) 17. ダイヤルMを廻せ! 『十二人の怒れる男』のように動きが少なくセリフの多い作品ですが、本当に見事な出来。二転三転する殺人計画とその後の推理から片時も目が離せなかったです。亭主がドアを開けたところで終わった方がよりヒッチコックっぽかったと思います。どちらにせよ彼の中でも好きな一作です。8点(2003-09-08 22:59:22) 18. 真昼の決闘 冒頭で歌われる曲『ハイヌーン』はとてもいい歌。劇中の非協力的な町の人々にイライラさせられ、ゲイリー・クーパーの困った表情に愛しさを感じました。スーファミの『ライブアライブ・西部編』はこの作品を参考にしたのかな?5点(2003-09-08 20:10:59) 19. 陽のあたる場所 ストーリーは普通。けれど、貧乏で田舎者だった主人公が金持ちの娘に恋をし、憧れの上流社会の一員になり、その後は逮捕、投獄、死刑になる。その打ち上げ花火が一瞬で終わってしまったような、何とも言えない儚さが印象的。音楽も作品に合っていたと思う。この時のリズはまさに超美。5点(2003-04-09 23:34:15) 20. 麗しのサブリナ 夜の場面が多く、ロマンティックな雰囲気を充分に楽しめました。また『バラ色の人生』が上手く映画にハマっていたと思います。お尻を怪我したW・ホールデンもかわいらしくて良かったです。『ローマの休日』で結ばれなかった恋がここでようやく結ばれるような、そんな風にも感じられました。6点(2003-04-09 23:20:22)
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