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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 2001年宇宙の旅 難解と思えるのはオムニバスのようにストーリイに一貫性がないようにみえるからでしょうか.細部に拘ったかと思うと、いきなり訳のわからない展開が延々と続いたりするので、独りよがりだなあと思わないでもなかったです.でも通奏低音のようにいつも大きな存在が見え隠れしていて、モノリスに象徴された「神」を意識せざるを得ない、そしてこの輪郭を観る者に委ねているところが私は好きです.スクリーンをはじめ、何回か観ているのですが(続編の “2010 年” と比べてみるとよけいそう思いますが)、手が伸びてしまいます.しかし当時の人々は、21世紀には宇宙ステーションくらい夢じゃないとおぼろげに思っていただろうに、現実はもう2003年なのだな・・・.8点(2003-10-13 09:50:23) 2. チキ・チキ・バン・バン ほほ、スクリーンで観ました.当時は夢中でしたが、後日冷静になってみると、今の技術を見慣れた目には意外と映像作りが甘い感じは否めないものの・・・.チキチキ-Chitty Chitty-は、チティチティというか、チリチリが近いですよね.今となってはメリー・ポピンズ(同じくディック・ヴァン・ダイク)と内容がかぶってしまってる場面が多々あり. 8点(2002-05-26 17:44:33) 3. ローズマリーの赤ちゃん スクリーンで観たのですが、全編それほどの恐怖は感じず、ミア・ファーロウの可憐ながら不安が何気ない表情から伝わってくる演技、特に目の演技が印象に残っています.6点(2002-04-07 18:06:47) 4. サイコ(1960) シンプルほど難しいことはないという見本みたいな映画かと思う.A. パーキンスはこの映画のために存在したように(失礼)、“余人をもって代え難し”を地でいっている.(素顔の彼はトラッドの似合うそりゃあ格好いい人.)ヒチコックは怖がらせのツボをまき散らす天才.10点(2001-11-08 16:13:41) 5. 男と女(1966) アヌーク・エーメって、どの角度から撮っても美しい.ボサノバの香りのする主題曲は言うに及ばずほんとに綺麗.映画の中にもボサノバの巨匠の名前が出てきたりします.あまりものを考えず、ゆったり観られる映画だと思う.8点(2001-11-02 12:32:41) 6. ウエスト・サイド物語(1961) 主人公の N. ウッドと R. ベイマーの絡みよりもジェット団とシャーク団のあか抜けた群舞にゾクゾクきます.振り付けも音楽もダンサーの技量も素晴らしい.リタ・モレノと J. チャキリスのプエルトリコ風の(衣装がド紫)ダンスもシャープだった.N. ウッドの声の吹き替えは「マイ.フェア・レデイ」の M. ニクソンで(たしか)、可憐で透明な歌声が成功していました.全てがバーンスタインによる素晴らしい名曲で、ミュージカル映画の頂点を作り出したように思えました.9点(2001-11-01 22:47:53) 7. ロミオとジュリエット(1968) ゼフィレッリの美観がそのまま出ている映画で(彼の部屋は白一色だったらしい)、衣装を含めた細部にまで拘った作りが素晴らしい.O. ハッセイはこの一作だけで何作分もの働きをしたと思う.彼女がはじめて登場するシーンの演出が(名前を呼ばれ、深紅の衣装で窓から顔を出す)、最高に巧く、脳裏に鮮やか.9点(2001-10-02 10:18:12) 8. サウンド・オブ・ミュージック ほんとにスクリーンで観て頂きたい映画です.冒頭のアルプスの山々の遠景から徐々にアンドリュースを捉えて、" The hills are alive ♪ " が流れてくるシーンとか、ドレミの唄のシーンとか、ザルツブルグの街並とか.なんといっても、J. アンドリュース最高の作品と思います.10点(2001-05-19 10:11:16)(良:1票)
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