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1. マッチスティック・メン
トリック物だと十分判ってて見始めたお陰で、終盤クライマックスの一連はある程度予想が出来てしまい、それ程驚くようなことはなかった。が、物語のベースとなる父と娘(のはずだった)のくだりがとても魅力的に描かれていて十分楽しめた。ニコラス・ケイジの芸達者ぶりも堪能できたし、ラストも見る側の不快感を浄化するような締め方でとても良かったと思う。自分としては「サスペンス」ではなく「ドラマ」として評価したい。[DVD(字幕)] 8点(2005-05-02 00:57:16)
2. es[エス](2001)
人間って、バカだ、大バカだ。お互いにちょっかい出さなきゃ何も問題なかったのに。でもそれが出来ないのが人間の本質的な部分だし、人間どうしの干渉がなかったら逆に人間性を保てなくなっちゃうんだろうな。そういう人間性の一番危うい部分をこの実験によってさらけ出しているということにも気づかず、自らガソリンを被って火を付けるようなことをしている。そんなことだから他人への憎しみも殺人も戦争も決して無くなることはない。なぜなら人間だから。私もそう。あなたもそうでしょ?ホント、バカな生き物だよ人間って...8点(2004-09-12 01:42:50)
3. エアフォース・ワン
つまらないから普通は低い点数を付けるのに、面白くて点数を低くしたくなる映画も珍しい。3点(2003-12-21 14:12:32)
4. マン・オン・ザ・ムーン
アンディが行った「フェイク」に対する、「笑わせたい」「怒らせたい」の区別がつかないパフォーマンスに、周囲は最後まで戸惑わされ、見ていたこっちも苦笑してしまう程の世界だった。時にはおなかがよじれる程笑わせ、時には周囲の期待を平然と踏みにじるように裏切り、またある時には涙溢れ出す程感動もさせる。監督のフォアマンやジムが言っていた通り、彼の望みはただ「人々の関心を常に集めていたい」だけで、その関心が自分への怒りでも賞賛でもなんでもよかったから、あれだけ特異なパフォーマンスが出来たのではないだろうか。ただ、あまりに極端すぎるとあざとさとマンネリがかえって目立ち、誰も見向きをしなくなってしまうという皮肉な結果を彼は晩年に招いてしまっていた。劇中にもレスリングシーンがあったが、これはまさにプロレスの世界そのものではないだろうか。昔テレビのゴールデンタイムで放送していた頃から見ていたプロレスには、見ている者に対して良くも悪くも「関心」を集めることに卓越していた。しかし今のプロレスのパフォーマンスは、背後にある裏事情が悲しいかな全て見えてしまい、興味も関心もわいてこない。視聴者から見放され、末期の病床にある彼のシーンを見ながら、そんなことを考えてしまった。10点(2003-09-29 17:04:03)(良:1票)
5. フィアレス
飛行機事故後の人の内面を描きながら、物語は淡々と進んで行く。地味な展開であるにも関わらずクライマックスには、いやおうなく気分が高揚させられて、しばし放心状態に。不快でも快感でもない、これをどう表現したらいいのだろうか。8点(2003-09-11 16:26:18)
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