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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 用心棒 《ネタバレ》 通しで初めて見ましたが、なるほど、良い作品ですね。 ヤクザ同士の馬鹿な対立、その対立に乗じて糊口を凌ぐ流れ浪人の生き様。 己の生死を賭ける段になると、やってられないよねと本間先生は出て行く。 桑畑三十郎は手を振って見送る。ここが良い! 原作は知らないけど、黒澤監督の手腕と見ました。 桑畑三十郎は残ってやがて情に流されて見せ場を作る。 とても完成された映画だと思いました・・・ ただ、卯之助の最期の処理が大人の事情で色々あってのことなのか、 逆に卯之助の粋なところを殺したと思われるので減点させて下さい。[インターネット(邦画)] 8点(2020-05-03 20:32:40)《改行有》 2. 続・男はつらいよ 《ネタバレ》 ミヤコ蝶々が階段の踊り場で息子に再会したときの表情、すばらしい演技でした。 「このひとね、寅次郎さんなのよ。」「えっ!」 ふわぁっと寅の目の前に進み、しげしげと顔を見つめ、さらにめがねをかけて、 一瞬懐かしさがこみ上げ顔が綻ぶが、すぐにそれを払拭してきっぱりと拒絶する。 この一連の流れ、一級品でした。 「一瞬の笑顔」これが救いで、最後の寅とのシーンを暗示しています。 今回は東野英治郎とミヤコ蝶々の存在感が大きく、また短いシーンでしたが笠智衆の寅を一喝する演技もすばらしかった。怒られるかも知れませんが、マドンナの影がやや薄いと感じました。 ところで、盲腸の手術で入院していた財津一郎は、あれだけではもったいないと思いました。 寅さん、2作目も絶好調でした! [DVD(邦画)] 9点(2013-06-20 17:44:29)(良:1票) 《改行有》 3. 男はつらいよ 《ネタバレ》 何度も観た映画ですが、時間ができたのでまたはじめからじっくり見ようと思っています。 この第一作はご承知の通り監督もシリーズ化を考えていなかったようで、さまざまなエピソードが惜しげもなくてんこ盛りの一話完結仕様となっていますので、見応え十分のお得な「寅さん」です。 役者さんのしゃべくり、演技の切れがとても好く、またカット割りのテンポや間も絶妙で、何度観てもうならされます。また、話の説明がややもすると丁寧すぎるところもありながら、あえて省略して観るものの想像に任せるという小憎らしい演出もあり、堪りません。特に、さくらが博を駅まで追いかけ一緒に電車に乗った後、二人でどんな話になったのかということと、駅地下の大衆食堂で寅に殴られ飛び出していった登は階段の手すりで泣き、寅もラーメンをすすりながら己の不甲斐なさに泣いた後、どのようにして仲直りをしたのかの二点は、想像をかき立てられます。 このあとゆっくりシリーズを観ていくつもりなのでこの第一作は基準点と行きたいところですが、これを遙かに超える作品はないだろうと言うことで敢えて10点とします。肩を並べる作品に早く逢いたいものです。[インターネット(字幕)] 10点(2013-04-10 15:08:48)《改行有》 4. 男と女(1966) 学生時代に夢中になって何度も見た映画です。最近スカパーで見たんですが、やはりいい!しかも、アヌーク・エーメが当時よりすてきに見えました。もちろん私が年をとったせいです。この映画だけは無条件で10点です。10点(2003-09-15 07:26:13)
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