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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  白昼の死角 《ネタバレ》 村川透監督の犯罪映画は、松田優作作品などもそうだけど、そのテンポの良さと歯切れの良さで、矛盾を感じさせない辺りが面白い。物語は戦後犯罪史上で有名な「光クラブ事件」を元に、一人の野獣青年が辿った戦後の闇を描いているが、天知茂扮する敏腕検事とのコンゲームとしても秀逸。劇中での西田敏行や藤岡琢也の使い方もレトリックとして面白く、最期まであきさせない秀作になっている。賛否両論ある角川映画だけれど、それまでの映画システムでは絶対企画には上がらなかったであろう小説作品に映像化の機会を与えただけでも、評価されるべき点は多いと思う。[映画館(字幕)] 8点(2005-07-30 10:26:24)

2.  ハウス/HOUSE(1977) キッチュとホラーという組み合わせは、現代でさえも二の足を踏む演出家は多いかも。この映画をチープと捉えちゃう人には「いつか見たドラキュラ」はお勧めできないw7点(2003-10-04 00:11:44)

3.  人間の証明 なんだかんだ言いながらも、角川映画が当時の邦画界にもたらしたカンフル剤的効果は否定できないと思う。ちなみにこの原作はつい先年、テレビ東京「女のサスペンス」の第一回でリメイクされたが、時代設定を現代に置き換えていて「はて?戦後のあのどさくさのエピソードはどうするんだろうか?」と思っていたけど、なんと「戦後の東京」を「返還前の沖縄」にシフトして見事に物語を成立させていました。映画版よりも丹念なNYロケシーンもあるので、この映画が好きで未見な方はぜひ再放送等でチェックしてみてください。9点(2003-10-02 02:45:10)(良:1票)

4.  日本沈没(1973) 「100万がだめなら10万でもいい。10万がだめなら1万、1千、100人、いや10人だっていい!」(うろ覚え)丹波総理の演説に涙せよw 中野昭慶の特撮はだめだめかもしれないけれど、東映の「新幹線大爆破」とこれは、70年代の邦画を語るときには欠かせない逸品だと勝手に思っています。7点(2003-10-02 02:38:48)(良:1票)

5.  ドカベン 個人的には10点映画w 鈴木則文監督のやっつけ仕事万歳!5点(2003-09-29 20:09:48)

6.  タクシードライバー(1976) 松田優作ファンにとっては見ていなければならない一本(本当か?)デニーロ、ジョディ、ベトナム戦争、アメリカ、語りたい事は多々あるけれど、NYの闇の中にかき消されるのだろう。10点(2003-09-29 16:36:06)

7.  太陽を盗んだ男 この映画が馬鹿馬鹿しいのではない。この映画を馬鹿馬鹿しくさせなくてはならなかったこの国が馬鹿馬鹿しいのである。10点(2003-09-29 16:33:49)

8.  ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版 ホラー云々スプラッター云々特殊メイク云々。色々あるだろうけどまずは「映画として名作」なんだから文句なし。シチュエーションアクション映画として秀逸なんだよねこれ。ホラーとして語るのなら、古き良き時代のゴシックホラーから同じなんだけど「自分がこのシチュエーションならこうしてこうして生き延びる!」みたいな楽しみ方が生きる映画ってのは、とにもかくにも面白いって思う。ゴブリンの音楽もノリノリ(死語)10点(2003-09-29 16:08:28)(良:1票)

9.  戦国自衛隊 私を映画好きにさせてくれた人生を変えた一作。どれくらい好きだったかというと 1・中1の頃シナリオを全暗記していた 2・今でも挿入歌が全部フルコーラスで歌える 3・この映画に出ていた61式戦車をみたいが為に「僕らの七日間戦争」を観に行った ……もはや「映画と私のどっちが馬鹿か?」状態。しかし今観ると、当時借金背負いすぎて排水の陣だった千葉真一が、JAC引き連れてこの映画に賭けてる空気がギンギンに伝わってきます。10点(2003-09-29 06:29:10)

10.  新幹線大爆破(1975) 何度観ても色あせない傑作。「東映」が「70年代」の「パニック映画&ビッグバジェット映画ブーム」で製作した映画でなければ成立しなかった奇跡かもw 多岐川裕美や志保美悦子がどこに出ていたかが解ればポイントアップw ウルトラマンのデザイナー成田亨が特撮を担当した新幹線を操るのが千葉真一&治朗兄弟なのもポイント高し。10点(2003-09-29 06:10:20)

11.  ジョン・カーペンターの要塞警察 皆さん仰ってるけど、本当にハワード・ホークスの「リオ・ブラボー」の現代版。ちなみにそのハワード・ホークスが製作した往年のSF映画の名作が「遊星よりの物体X」で、これをリメイクしたのがカーペンター。最もこの要塞警察は、ゾンビ物っぽいイメージもあるんですけど気のせい?7点(2003-09-29 06:03:14)

12.  処刑遊戯 丸山昇一ハードボイルドの、原点にして最強作。中学校の制服のまま映画館でこれを観た日の事は、忘れる事はできない。今の人にとっては「池袋ウェストゲートパークのぶっ飛んだお母さん」でしかない森下愛子も、この頃はかわいかったねぇ。10点(2003-09-29 06:00:42)

13.  殺人遊戯 「殺し屋青春物」という何がなんだか解らないがとにかく圧倒された「最も危険な遊戯」と、丸山昇一ハードボイルドがいきなりトップスピードだった「処刑遊戯」に挟まれた凡作。優作好きにはたまらない一本ではあるんだよねw7点(2003-09-29 05:30:11)

14.  エスパイ 福田純監督は、若大将でもゴジラでも、シリーズ後期を任されてはその伝統と娯楽性を破壊してきた巨匠w A級原作をB級映画に、C級シリーズをZ級終末にする天才だからして(東映で言えば鈴木則文?)この映画もその定石通り。だからと言ってわざと肩の力を抜いて観ると脱臼したりする恐れがあるので、出来たら酔っぱらった状態で深夜のテレビ放送で、しかも途中から観ると面白いかもw5点(2003-09-28 16:49:40)(笑:2票)

15.  エイリアン 性的倒錯の映画として読み解くと、また面白いんですよこれがw チョッパーがペニス形状だったり、フェイスハガーの裏側がが女性器まんまのまま、しかもそこから延びる突起を無理矢理お口に突っ込んじゃうとかw んでももって懐妊なさった後は内部からの強制帝王切開によるご出産だとか……。それを迎え撃つ人間代表が、中性的魅力爆発のシガニーなあたりがもう……(悶絶)。9点(2003-09-28 16:41:06)(良:1票)

16.  宇宙からのメッセージ 「堅苦しい事は抜きでいきましょう!」という植木等の台詞が聞こえてきそうな映画。宇宙的スケールの八犬伝でヤクザのチンピラが英雄に選ばれる辺り、それでも続きを観てしまった以上は文句は言えないのですぜw10点(2003-09-28 14:57:39)(良:1票)

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