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プロフィール
コメント数 369
性別 男性
年齢 44歳
自己紹介 旧大河内です。最近全くレビューしてません。そろそろ復活したいです。


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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
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1.  さすらいの二人 けっこう印象的なセリフが多い映画です。「全てから逃げている」、「想像してたよりも世界は貧弱だった」、「世の中はおかしいわ」、などなど、何かを求めつつもそれがわからないロックと、無理に大人っぽく振舞う女が告白する言葉の数々、悲しみと虚しさを象徴する言葉の連続だった。また、ロックの奥さんがロックの同僚に性的なものを求めてしまうシーンも印象的で、肉体と精神のズレみたいなものを感じてしまった。だが、所詮、現代の世の中なんてそんなもん、満たされることなんてあるのかよ?というアントニオーニの問いかけを勝手に聞いてしまった気がした。それから、ラストシーン、長回しでゆらりと撮った映像であるが、精神的な砂漠、乾いた心をを表現したシーンとして衝撃を受けた。砂漠にオアシス、つまり、心の充足を見つけ出すのはなかなか難しいものであると感じ、我々にも共通する問題だと思った。9点(2004-02-19 19:19:23)(良:1票)

2.  スティング まず「エンターテイナー」が流れる中での配役紹介、これだけでお腹一杯である。私は「ビバリーヒルズ青春白書」や「ER」、「サバイバー」など、アメリカのテレビ番組のオープニングが個人的に好きなんだが、「スティング」のオープンニングにも同じようにハマッてしまった。おなじみのメロディが流れる中、ロバート・レッドフォードやポール・ニューマンが紹介される。なんともいえないかっこよさ、味のある雰囲気で何回も繰り返し観てしまった。オープニングだけ繰り返し観る映画なんかなかなかないものです。で、もって、肝心の映画の内容ですが、まさに極上のエンターテインメント!ポール・ニューマンが醸し出すダンディズム、レッドフォードの瑞々しさ,最後に待ってるどんでん返し、などなど、観ていて何度も私をしびれさせてくれるシーン、演技の連続でした。いやー、見事だ!と、唸らされました!10点(2004-02-18 20:03:00)

3.  カサノバ(1976) フェリーニが描くカサノバァ像。公開当時はぜんぜんうけなかったそうです。しかし、それがフェリーニの中でのカサノバァなのだからそれを受け入れるしかしょうがない。俺個人はこの映画は悪くはないと思う。ハリボテッっぽいとこが風刺漫画家だったフェリーニの真骨頂のような気がするのだ。7点(2004-02-08 21:04:57)

4.  田園に死す 強烈です。ほんとに強烈です。鑑賞後はあんまりいい気分ではないが嫌いな作品と言うわけでもない。もうこれは、寺山修司のディープな暗い世界へと引きずりこめられてしまったからでしょうか。ふるさとに対するイメージの映画はすきだが、これもその一種でしょう。でもおれはタルコフスキーやアンゲロプロスのほうが好きだ。7点(2004-02-05 00:19:33)

5.  ざくろの色 確かに色の使い方がやばい。ストーリー性がない分、映像が際立ちまくっている。詩人の内的世界の美しすぎる映像化に成功したセルゲイ・パラジャーノフに敬意を表したい。とてつもなく高いインスピレーション、私達、凡人には到底及ばない世界だと感じた。うーん、深い、深すぎる!9点(2004-02-03 14:50:46)

6.  トラフィック(1971) ユロ氏はやっぱりいいねー。いやらしくないけど上品で皮肉たっぷりの笑い。定職に就いてるユロ氏にはびっくりでした。犬と毛皮のいたずら、運転中に鼻くそ掘ったり、あくびしたりしている人々、そういう行動ってある意味万国共通っぽいですなー。親近感を覚えました。スクラップの車と新車の車、こういう皮肉をすっきり、温かく描き出すジャック・タチには脱帽ですよ、ほんと。特に好きなのは映画前半でトラックの空気を入れてるとこ、かっ飛ばしてる車にぶつかりそうでぶつからないとこがかなり笑えました。 ほんと、いいですねー。9点(2004-01-31 21:24:09)

7.  イノセント 役者陣の視線の演技を観ているだけでも恐れ入る。貴族の崩壊がテーマであることはいうまでもないが、演出が超一流であるが故、だれにもまねできない作品になっている気がする。最後の愛人の後姿がなんとも言えず、幻想的な映像とともに目を奪われてしまった。 あの後姿はヴィスコンティが映画業界から去っていくこと、貴族社会や家族の崩壊に対する別れの歌を意味することの暗示といっても過言でない気がした。9点(2004-01-20 18:41:53)(良:1票)

8.  ひまわり(1970) なんとも悲しく切ない映画なんでしょうか。戦争に翻弄された男女の悲しすぎる物語を、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの最強コンビが熱演している。また、音楽もまたこの映画の切なさを助長しており、実に素晴らしい。映画を観ていくとどうしてもソフィア・ローレンに感情移入してしまうが、ロシアでマルチェロ・マストロヤンニを介抱した女性も人間的に素晴らしい。しかし、マルチェロ・マストロヤンニのことでどちらかが不幸にならなければならないわけで、観てる側としては二人の女性どちらも幸せになってほしいと思う分、それだけ戦争がもたらす不幸が浮き彫りになり、怒り、悲しみを覚えさせてしまうこの作品は傑作だ。感動をハリウッド的ないやらしさがないので素晴らしい。 10点(2004-01-07 20:03:31)

9.  レッド・サン これこそ「リアル・ラストサムライ」だ。トムクルーズ、渡辺謙?甘い、甘い。甘すぎる!!アラン・ドロン チャールズ・ブロンソン、そして世界の三船に比べたら奴らなんかアマちゃん坊やだぜ!!内容なんてどうでもいいのさ!三船が侍の格好してアメリカの荒野にいるだけで小宇宙、異空間だぜ。8点(2003-12-26 17:56:20)

10.  フェリーニのローマ フェリーニのインスピレーションは凄い。監督の心にあるローマの形を高い創造性で見事に作り上げている。最後のバイクが走るシーンは様々な文化や思想を発信してきたローマの時の流れを走っているかのごとく感じた。8点(2003-12-22 22:21:31)(良:1票)

11.  砂の器 黒澤の野良犬を髣髴とさせるような熱さがこっちまで伝わってきます。丹波をはじめとする役者陣の好演も光るし、映像も綺麗だ。最後の加藤剛の犯罪の真相が明らかになるシーンの演出が素晴らしかったし、「宿命」という言葉が重すぎた。 すごい見ごたえがある作品だ。9点(2003-12-17 00:31:30)

12.  家族の肖像 教授の孤独感がヒシヒシと伝わってくる一方で、コンラッドに精神的血縁関係を見出し、部屋に匿うところに教授の心境の変化を感じ興味深かった。それとともに家族とは何か、そして、家族と相反するはずの孤独とは何か、ということを考えさせられた結果、その対立する二つは実は表裏一体のものではないかとを感じた。 9点(2003-12-16 17:55:36)

13.   断片的に流れている映像から主人公の懺悔の気持ちやノスタルジーが伝わってきて、更にそれが私的なものから普遍的なものへと広がっていると感じた。また、惑星ソラリスと違って、この映画のノスタルジーは充足することがないまま終わってしまうので、時間というものは残酷であると強く感じずにはいられなかった。それにしても 言葉では表すことのできないような美しさがありますね。10点(2003-11-14 23:34:03)

14.  ベニスに死す ベニスという都市空間のイメージが完璧に視覚化された映画である。複雑な道路に象徴される迷宮のイメージ、商業都市として退廃した没落のイメージ、昔、娼婦小屋が並んだことによる官能のイメージ、疫病が流行したことからくる死のイメージなど、アッシェンバッハの精神世界の退廃が、ベニスという都市と完璧に照応している。まさにベニスはデカダンスを表現するには完璧な都市空間と言えるわけだ。そして、それはベニスへと行く船と海(理性の世界から欲望の世界への移行)、ホテルとその砂浜(理性と欲望の交差する場所、外界との交流のある場所とも言える)、そしてベニスの都市部分(欲望が頂点に達する場所、アッシェンバッハがタジオを追いかけて迷い込んでいく迷宮)と、空間論を駆使して、アッシェンバッハが意識から無意識の世界へと降下していく過程が完璧に描かれている。また、アッシェンバッハがタッジオに対して投げかける視線の演技が、気持悪いほどアッシェンバッハの抑えきれない感情を描き切っている点にも注目したい。規律を重んじたアッシェンバッハがタッジオという完璧な美の前になすすべもなく死化粧(「地獄に堕ちた勇者ども」のソフィーを連想させられる、まさに完璧な深層と表層の対比である)をして死んでいく、このデカダンスそのものを視覚化したこの映画の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものである。10点(2003-11-09 23:55:55)(良:4票)

15.  フェリーニのアマルコルド フェリーニの幼い頃の思い出を映像化した作品。しかし、思い出ではあるがノンフィクションではないのである。幼い頃の田舎町(フェリーニの地元はリミニ)で行われていた非日常空間というべき祝祭。普段の日常生活を外れて年に一回か二回、皆で歌って飲んで盛り上がる忘れがたい行事だ。記録としては年に数回程度のものだが、フェリーニ少年の記憶にはそれが思い出のほとんどを占めているのでしょう。だからこそ、アマルコルドにおいては、普通の生活ですら祝祭的空間へと変容している。映画全体が祝祭の場なのだ。そういった意味ではこの映画はフィクションであると言える。だから、アマルコルドというスラングを使い題名の意味を分かりにくくしているのでないかと思う。こういった芸当はフェリーニだからこそできるものではないか。高い想像力と発想力、そして、社会風刺、こういった要素を持つフェリーニの映画はほんとに素晴らしく、自分を捕らえて離さないのである。 ニーノ・ロータの音楽も哀愁を誘い、フェリーニ映画の屋台骨となっており、この映画の雰囲気を高めている点も素晴らしい。10点(2003-11-09 23:51:48)

16.  新幹線大爆破(1975) すっげー緊張感あります。スピードよりいい8点(2003-11-09 23:46:21)

17.  ストーカー(1979) この映画の主題は二つある。一つはタルコフスキー映画全般のテーマである「時間」である。それは、ストーカーの家のテーブルにあるグラスが揺れるシーン、長回しで淡々と撮った前半の滑車で走るシーン(観る者はストーカーたちと同じ時間を共有させられてしまうのがおおきなポイント)や、後半、トンネルを作家が歩く場面(すさまじい時間の緊張が伝わってくる)、そして三人が、肉挽き機から難を逃れて、砂が敷き詰められた部屋に到達して、休む場面などで象徴されていると思います。こういった場面から分かるように、この映画での時間の次元の中心は過去の回想ではなく、現在進行形の時間の流れである。それをタルコフスキーお得意の水の描写を絡ませながら描いている。この水の描写で特に印象的なのが、望みが叶えられる部屋に入ることを断念し、座り込む三人の前で降り注ぐ癒しの雨である。そして、もう一つの主題は現実主義と理想主義の対比であろう。ゾーンという理想主義が渦巻く場所にしか自分の生きる意味を見出すことのできないストーカーは、同じような不幸な人間をゾーンへと導くことで生きる目的、一種の優越感を感じている。しかし、ストーカーの妻はゾーンにいくストーカーに嫌気がさしており、現実的な生活を望んでいる。妻は夢が叶うゾーンを否定し、普通の生活は苦しいけれど、そこに一筋の幸せがあると思っている現実主義の人間である。そこに理想と現実の対比があると思われるのだ。それはまた徹底的なリアリズムで描かれたストーカーの家と幻想的で不思議なゾーンの対比でもあるわけである。そして圧巻なのは、最後、こんな絶望的な世界に舞い降りた一筋の光 それが娘の超能力である。この奇跡はは一瞬、歩いているかのような錯覚を受けた娘のショット(実は肩車してるだけであるが)というこれから起こる奇跡の暗示が示されてから発生するわけだが、これによって観る者は救われるわけである。 タルコフスキーはこの映画を通じて、絶対的に非可逆である時間の厳しさを提示したあと、一つの光をみせることで、我々に生きる希望を投げかけているのではないか。10点(2003-11-06 23:40:04)(良:3票)

18.  ファントム・オブ・パラダイス あー、このB級の映画の雰囲気たまらないぜ。内容とか知らず、音楽映画かと思い観たが、意外な展開というか、かなりの力作だったぜ。8点(2003-10-30 22:39:58)

19.  サスペリア(1977) 初めはなんか雰囲気がよくてドキドキしたが話が進むにつれてだるくなってしまいました。5点(2003-10-26 22:36:03)

20.  ルートヴィヒ(1972)  これでもかっていうぐらいのビスコンティの映像芸術を感じることはできました。 ヘルムート・バーガーの演技はやばい。貴族階級の退廃を美しく官能的に描けるのはビスコンティが貴族階級出身だからだろう。8点(2003-10-25 00:26:58)

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