みんなのシネマレビュー |
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1. 太陽がいっぱい 僕の頭が悪いからでしょうか、主人公にわざわざ殺人を犯すほどの切迫感が感じられなくて、退屈はしなかったけどのめり込めなかった。ラストは噂に違わず!5点(2004-01-22 08:56:57) 2. 七人の侍 《ネタバレ》 この映画に出て来る百姓、というか村民の醜さ、汚らわしさと言ったら筆舌に尽くし難い程だ。冒頭で村民全員が項垂れてるシーンやら、敵が攻めこんできたという菊千代による嘘の知らせに村民が大袈裟に右往左往するシーンやら、志乃が父親に激しく追ったてられるシーン(2回もあった!)やら、菊千代の奇天烈な行動を面白がる村民の笑顔が一人一人大写しになるシーンやら・・・他にも幾つもあったが・・・もう見ていて不愉快極まりない。腹立たしい。侍達が実に生き生きと朗らかに描かれているのと比較すると、黒澤さんはもうこの村民を敵視してるとしか思えない。しかしそれでも「戦に勝ったのは俺達じゃない、百姓だ」。この点は、映像の迫力等々よりも非常に重要な点だと思う。7点(2004-01-17 19:08:58)(良:1票) 3. CUBE 「登場人物が類型的だ」という指摘がありましたが、それはわざとやってるんじゃないかと思います。"CUBE"自体についての説明は作品中でほとんどなされませんが、その中に入ってしまった登場人物達の人物像があまりに紋切り型である故に、見る人が作為的な感じを覚え、「"CUBE"の外でこの紋切り型の人達が繰り広げる殺戮ショーを楽しんでる酷く浅薄な黒幕が居るんじゃないか」と想像することを促そうとしたんじゃないでしょうか。それがこの作品の不条理さに薄い陰影を与えています。何度も指摘があるラストの安易さを除けば、丁寧に織り上げられていく陰惨な人間関係が緊張を緩めることを終始許してくれない、素晴らしい映画です。8点(2004-01-15 20:37:38) 4. ニュー・シネマ・パラダイス 何かが終わって何かが始まってしまう悲しさが、白昼夢を見てるかのような淡い映像とそしてあの音楽によって、甘く甘く広がります。完全版を見たんですが個人的にはそんな退屈ではなかったです。無駄な話なんてあったかな~?ひとまず、ノスタルジックな気分に浸りたい方は是非。8点(2003-10-26 20:09:37) 5. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 「アリ取って」といい「駆け落ち」といい、ただの男側からの一方的な妄想なのに、それを趣味の悪い(特に音楽!)青春映画に仕立てるとは・・・まぁ、作者は楽しかったんでしょうけども、見てる方は退屈なだけです。カメラワークと主人公の子役の演技はまぁまぁ良かった。3点(2003-10-26 19:48:26) 6. フォレスト・ガンプ/一期一会 個人的にとても不愉快だった映画。何故IQの低い人物だからといって、こんなにも晴れやかな成功とメロドラマだらけの人生を描く必要があるのか。「異質」な者への悪意をあからさまに見せ付けられて辟易しながら、何となく24時間テレビを思い出したりもした。というか冒頭の羽毛が舞い降りてくるシーンだけで寒気が・・・。1点(2003-10-26 18:45:42)(良:2票) 7. 太陽を盗んだ男 原子力発電所への侵入・・・女DJ含むラジオスタッフ・・・カーチェイス・・・等、確かに冷静に見れば荒唐無稽な箇所はいくらでもあると思います。しかしジュリーのオーラによるものでしょうか、音楽によるものでしょうか、尋常でないテンションと奇妙な熱っぽさにグイグイ引きこまれ、素直に「はは、凄ぇ・・・」と笑いながら唖然としてしまうばかりでした。8点(2003-10-26 18:23:21) 8. 天国と地獄 冒頭の重役同士の重苦しい会話シーンから、余韻が数日間頭に響き渡ること必至の衝撃のラストシーンまで、まさに息も付けないほどの凄まじい緊張感が全編を貫いており、ただただ圧倒されます。ホッと息が付けるのは犯人に誘拐された子が無事戻ってくるシーンの数秒だけです。本ッ当に凄い。9点(2003-10-26 16:08:02) 9. ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 丁寧に作りこまれてるのは良かったんですが、あまりにも展開が優等生的過ぎるように感じました。脱獄シーンでは、見てるこちら側まで息の詰まるような苦しさが感じられないですし、というかその前に何で壁に削った穴があんなに綺麗な形してるんだよ!とツッコみたくなる・・・。それでは折角のラストもどこが薄っぺらく見えてしまいます。6点でもいいんですが、評価ちょっと高すぎだなぁと思うので-1させて頂きました。5点(2003-10-26 15:54:24)(良:1票) 10. 24アワー・パーティ・ピープル 「マッドチェスター」のドキュメント的な性格を多大に期待して見たのが悪かったのか、それとも「トレインスポッティング」を思わせる無軌道なノリに付いて行けなかったからか、個人的にはそれ程面白くありませんでした。<ファクトリー>を設立したトニー・ウィルソンの伝記映画と思って見てればまだ付いていけたのかな~。ただ80年代のロックをこよなく愛する人にとっては「ぅわ、イアンの踊り似てる!」とか「あ、マーク・E・スミスが居る!」などミーハー魂でかなり楽しめると思います(それだけで2点献上しちゃいました!)。反対に大して興味無い人、あるいは知らない人にとっては・・・・・・。6点(2003-10-26 15:25:04)
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