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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 紅の豚 宮崎作品を映画館で見るようになったのはこの映画からでした。内容の面白さや飛行シーンの素晴らしさはいまさら言うに及ばず、この映画のラストシーンとエンドクレジットは、宮崎作品のなかで一番好きです。[DVD(字幕)] 9点(2005-04-29 00:56:06) 2. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に いちおうテレビ版をすべてみていることが前提としての評価です。でもやっぱりこの作品自体が暴走しちゃったって感じだなあ。テレビシリーズのなかには傑作のエピソードが結構あったんだけど・・・。ただ、この映画にはひとつ感心させられたところがあります。実写で映画館の客席が映し出されるシーンがあるんだけど、これを映画館で見ると、そこに描かれたメッセージとこの映画の本当の目的が実にリアルに感じられました。庵野監督、あんたやっぱり確信犯だよ。そんなオタク殺しのこのシリーズに敬意を表して、甘めにこの点で。6点(2005-03-22 23:28:15) 3. 四月物語 岩井俊二監督は季節を映像化するのが抜群にうまいです。夏の「打ち上げ花火~」、冬の「love letter」、などなど。この作品にはストーリーの妙や目を見張るシーンなどはないに等しいが何気ないせりふやしぐさの積み重ねで1人の女性の周りに広がっていく小さな世界を魅力的に描いている。映画の面白さはそれぞれだし、この作品の面白さも認められるものだと私は思いましたのでこの点ですが、地味すぎな分チョット低めになってます。7点(2004-04-03 00:12:14) 4. 天使の涙 この映画はファンタジーとしてみるべきだ、と思う。ネオンと雑踏の中で不器用にしか生きられない5人の天使の物語。独特の映像表現や奇妙なキャラクターたちにもなぜか愛着がわいてしまう。特に口の利けない金城武演じる青年は、語学堪能の彼にとって皮肉にも最高のあたり役じゃないかな。見る人によって賛否がハッキリ分かれる映画なのは間違いないが、私はかなりツボ入っちゃったのでこの点で。ちなみにこの映画を見ている間、つられてタバコを吸いすぎる恐れあり、注意!9点(2004-03-26 22:21:51) 5. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 2つの異なる結末を1つのドラマに織り込むというTVドラマの題材を見事に生かしまれに見る傑作を作り上げた岩井俊二は監督としてはもちろん、ストーリーメーカーとしてほんとにすごい人だ。「Love Letter」もいい話だったし。夏の思い出、あのころの思い出、そしてあの人の思い出。この映画でいろんなこと思い出されちゃったなあ。秀逸な脚本、演出の妙、胸に迫る音楽と主題歌、そして主演2人と仲間たちの年のわりにの演技力(特に山崎裕太と小橋賢二)。すべてが見事に私のツボって感じで満点しかない。10点(2004-03-06 22:19:27) 6. パルプ・フィクション オープニングからぶっ飛びまくりで音楽もサイコー。Tシャツと半ズボンの二人が颯爽と店を後にするラストもむちゃくちゃかっこいいし、タランティーノってホント面白いセンスしてるなあって感心してしまう。逆にブルースウィリスが浮いちゃってる感じがしないでもない。洋画で一番ハマッた作品なので、文句なし満点。10点(2004-02-12 22:01:38) 7. マトリックス 攻殻機動隊、ブレードランナー、カンフー映画などなど監督のお気に入りをこれでもかと押し込んだオタク節全開の映画なのに、エポックメイキングな扱いになってることが不思議でならない。新しいのは映像技術だけなのに・・・。でもこれだけやりたいことをガシッとやられると、また面白いものだから映画って不思議なものだ。ただ、どこをとってもオリジナルに比べて見劣りするところは否めない。(ジャッキーチェンのすごさをこの映画によって再認識した人、多いはず)ただし、ネタもとがどれも偉大な傑作ばかりだからしかたないけど。この映画がもたらした1番の功績はDVDの普及に多大な影響をもたらしたことにある。確かにこの映画、チャプターで好きなシーンだけ見るのが実にありがたいもので、私はNO29「ロビーの大乱射」ばっかり見ている次第。でもストーリーは結構面白いし、なにより仮想現実という設定を持ってきてやりたい放題やっちゃう監督の発想にやられたので、この点を。8点(2004-02-02 22:18:36)(笑:1票) 8. 機動警察パトレイバー2 the Movie この映画が作られてから10年、世界で起こるさまざまな出来事を思いながら改めて見直し、この映画のすごさとすばらしさを改めて感じた。テロリストが日本をも標的にしていることが報じられたときに、この映画のさまざまなシーンが頭をよぎって身震いした。DVDのリニューアル版は良くなったとこと違和感を感じたとこが半々ってとこ。これから見る人はやっぱりオリジナル版からがいいかと。1年に1回は見たい(冬に)日本映画史上最高の<戦争映画>にはやはり満点で。10点(2004-01-02 17:23:42) 9. ジュラシック・パーク スピルバーグショックにつきる。楽しいイメージより、こわ面白い映画こそ彼の真骨頂だと思う(激突!とかジョーズとか)。本気で人に勧めた数少ない映画なのでこの点を。9点(2003-12-05 23:02:22) 10. Kids Return キッズ・リターン これほど素晴らしいラストシーンはなかなかお目にかかれない。そして久石譲によるこれまた素晴らしい音楽。北野映画のみならず、日本映画史上に残る青春映画の傑作といえる作品だと思う。グラウンドで2ケツしながら笑う「あのばか」2人にこれから何が始まるのか、少し期待しつつ満点を。10点(2003-12-05 22:41:12) 11. もののけ姫 宮崎作品の中で特異な位置に見られているような意見が多いようだが、原作版「風の谷のナウシカ」を良く知る人なら、この作品こそ宮崎監督の率直なメッセージであり、残酷な描写が臆面なく描かれていることも理解してもらえると思う。こういう映画を作ること、そして「宮崎アニメ」に期待を寄せる人々に送り出すことに対しての覚悟こそ、あの引退宣言にあったのだと思う。そういう意味でも、この映画には大きな価値があるのではないか。ただし、オチのつけ方に納得いかないところもあるのでこの点に。8点(2003-12-02 22:38:12) 12. タイタニック(1997) キャメロン監督のいい所って、本当に自分のはまっている事に情熱を注ぎまくること。そしてそれが独りよがりにならず、きちんとエンターテインメントとして成立させていることだと思う。この映画に関して言えば、ラブストーリーこそ付け足しに過ぎず、タイタニックの再現とその末路の映像化こそがメインだといえるのではないか。ってことはビデオは下巻だけでもOK?ともあれ、面白く見れたことは確かなのでこの点で。7点(2003-12-02 22:13:33) 13. インデペンデンス・デイ マトリックスなんかもそうなのだが、作る側のやりたいことがはっきりしている映画はやっぱりおもしろい。こういう作品を見ると映画館で見ることのありがたみを感じてしまう。大統領の演説のシーンは私的に名場面。UFOものは個人的にツボってこともありこの点で。 9点(2003-12-02 21:54:00)
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