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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 遠い空の向こうに 自分のアイデンティティを確立できずに将来に不安を持つ若者に是非観てもらいたい映画です。目標に向かって突き進む先には困難も多く待ちかまえているだろうけど、それは必ず自分の糧になるし、将来に繋がるのだと思わされます。[DVD(吹替)] 7点(2007-07-06 21:51:40) 2. オープン・ユア・アイズ 本作を見て、先に「バニラスカイ」を観てしまったことを後悔。オリジナルはハリウッド製よりもおそらく低予算ゆえの映像の薄味加減が散見されるが、語り口の緊迫感はこちらの方が上かな。ペネロペ以外は自分の知らない俳優達だったので、先入観に惑わされることなく物語に集中することが出来たし、舞台が欧州というのも味わいがあっていい。8点(2005-02-02 21:38:27) 3. アイアン・ジャイアント 「Mr.インクレディブル」つながりで。物語はシンプルでロボットがどこからきたのかなどの謎解きは省略されているが、起承転結がしっかり考えられている。ただ、ロボットが少年と心を通わすまでの過程がちょっと唐突で、ひねくれ大人の自分にはちょっと物足りなかった。ブラッド・バードはメカニカルアクションに非常にこだわりを持っているということが「Mr.~」と本作を見てよくわかった。ロボの変身もそうだが、F86Fのシーンなどのディティールのこだわりに現われている。6点(2005-02-01 08:54:26) 4. ストレイト・ストーリー ゆったりした風景と暖かい人々、コトコトと走るトラクター。ほのぼのとしていて、一見幸せな気持ちになれそうだけど、長い人生で色々なものを背負って来て、人生も黄昏を迎えたアルビンの目を通して見る風景はどんな色に見えたのだろうか。アルビンの深く刻まれた皺や瞳の奥から彼の人生がみえてくるような映画だった。8点(2004-11-16 23:14:16) 5. ヒート これは見ごたえありました。ストーリーもしっかりしていて、パチーノ、デニーロ、それぞれのキャラクターもよく練られていて、感情移入できる。3時間は確かに長いが、デニーロの心の襞を描ききろうと思ったら、もっと時間が欲しかったんじゃないだろうか、監督は。「コラテラル」も期待しちゃいますよ。8点(2004-09-23 00:00:26) 6. ロズウェル これは完全なフィクションなのか、それともマクラクラン役の人物は実在したのだろうか。しかしなんだかえらく尻切れトンボな終わり方で肩透かしを食った。空撮でどんどんカメラが引いていくラストカットはよく見られる手法だがこの作品に関しては卑怯な使い方だ! それからフィリップ・ベイカー・ホールがこんな所にも出演していてちょっと嬉しかった(笑)。4点(2004-08-31 22:00:42)《改行有》 7. フェノミナン おっとこの映画観たのに忘れてた・・・。もうパターン化されたようなストーリーで、それ程印象に残らなかった。トラボルタはこういう役よりクセのある悪役の方が似合ってるかな。ソードフィッシュのような。6点(2004-08-05 22:55:10) 8. ジャンヌ・ダルク(1999) 欧州の歴史の知識やキリスト教のバックボーンを持っているといないのとでは受け取り方が随分と違うのではないかと思う。彼女の英雄的な行動を表面的に知ることは出来たが、それ以上となると深い溝を感じてしまう。6点(2004-08-01 19:59:49) 9. マウス・ハント 物語よりもどうやって撮影したのかとひたすら感心するばかりであった。クリストファー・ウォーケン(・∀・)イイ!!6点(2004-07-30 20:37:31) 10. マン・オン・ザ・ムーン 《ネタバレ》 アンディ・カフマンは果たして天才なのか、ただのお騒がせ男なのか。いずれにしても僕のような凡人と同じ次元にいない事だけは確かだ。芸の為と称してスタッフをも巻き込んで観客を惑わせ、怒らせ、笑わせる。なんと痛快な人生か。振り回された関係者は迷惑千万だろうが、どこか憎めないし、どこか哀しい。 本物のアンディの写真を見たら、ジム・キャリー演じるアンディと実に瓜二つ。ベストキャスティングだろう。彼以外に考えられないし、ジム・キャリーあってこそこの映画は成功しのではないだろうか。 ミロシュ・フォアマンの演出も手堅い。プロローグの人を食ったような「つかみ」で、どうなるのかと思わせるが、本編に入ると緩急をつけたテンポのいい演出で安心して観れる。中でもアンディの芸に反応する観客の生き生きした表情などは非常にリアリティがあり、自分も観客席に投げ込まれたような臨場感を憶えた。 今回吹替えでも観たのだが、アンディ役のおそらく山寺宏一氏だと思うが、あんたすごいよ!!!DVDでご覧になる方は是非吹替えでもどうぞ! サンキュベリマッチ8点(2004-07-27 20:26:39)(良:1票) 《改行有》 11. スモーク(1995) 《ネタバレ》 スタッフロールの老婆とのエピソードは確かにいらなかったかなと思う。自分の想像では老婆がカイテルが息子ではないと悟る所の表情はもっと控えめだった。それだけが残念。でも製作者の人間に対する暖かい視線が伝わってくる良作だと思う。悪役や派手なドンパチが無くてもこれだけ人の心を打つ物語が作れるのだ。俳優のギャラはともかくとして、おそらく低予算だと思う。邦画も頑張って欲しい。8点(2004-07-27 14:53:10) 12. Shall we ダンス?(1995) 人生ってちょっとしたきっかけと勇気さえあれば変える事ができるのかもしれないって思わせてくれる映画。9点(2004-07-09 20:57:41) 13. レザボア・ドッグス 悪党どもをクールに描くことにかけては天下一品のタランティーノ。デビュー作で低予算だが斬新なプロットとここ一発の冴えたアクション演出で非凡な作品に仕上げた。やはりただ者ではない。カイテル始めキャストの人選もひたすらかっこいい。7点(2004-06-26 20:22:00) 14. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 初めて岩井作品を見ました。男の子達の生態はものすごくリアルで生き生きとしていたけど、なずなは僕にはどうも男性のつくったファンタジーのようにしか見えなかった。女性から見てどうなんだろう。6点(2004-06-18 17:48:27) 15. 地雷を踏んだらサヨウナラ 邦画でよく感じることなのだが、一つ一つのカットはそれ単体で見るとそれなりなのに、全体の流れで見るとどうにもつながりが悪かったり、空気が分断されているように思えることが多い。この映画もそういうたどたどしさが気になってしまった。爆撃シーンや戦闘シーンもどこか遠慮がちで臨場感に欠けた。題材もいいのにもったいない。浅野忠信は飄々としていて、健闘したと思うが、プロカメラマンの身のこなしが出来ていたかというと、ちょっと疑問だ。映画で一番大事なのは脚本だと思うが、本がよければ他はなあなあでいいということはなく、細かいディティールの丹念な積み重ねが物語に真実味や臨場感を生むのだと思う。5点(2004-06-17 16:03:05) 16. WINDS OF GOD/ウインズ・オブ・ゴッド(1995) 舞台劇のままでよかったのではないか。何のために映像化したのか全く不明。舞台から開放されることでリアリティを追求したかったのだとしたら完全な失敗だろう。予算も技術も演出もあまりにも煮詰めが足りないし準備不足。だからゼロ戦の飛行シーンだけ機体色が違うなんて学生映画みたいな事が起きる。そんなこと瑣末なことだというレベルを超えている。たとえば、時代考証がおかしいとか、そういうことなら詳しい人にしかわからないから、まだ仕方ない部分もある。でも飛んでいる飛行機が灰色で、次のカットで緑色のゼロ戦から降りてきたら誰だっておかしいと思う。人からお金取る映画でこれをやったら作り手として完全な敗北ですよ。他にもあげれば切りがないが・・・。チープな音楽にもイライラさせられた。百歩譲ってそういうところに目をつぶったとしても、今井が青臭い「平和平和」をその時代に生きる特攻兵にぶつけるのにも共感できなかった。おちゃらけてたと思ったら急にかっこいいセリフいってみたり・・・。なんか安っぽいですよ。今井雅之の情熱と大げさな舞台調の演技が空回りしていて痛々しい。1点(2004-06-16 21:58:59) 17. リング(1998) 実はリメイク版「リング」を先に観ました。はっきりいってあらゆる点でレベルが低い・・・元祖なのに・・・テンポも悪いし画面がチープ。何よりも松嶋菜々子が大根すぎ!学芸会じゃないんだから。真田広之もなんか覇気がなかった。怖がってるところもどっかで「素」なんだよなあ。目が怖がってない。3点(2004-06-15 18:13:05) 18. 光る眼 集団失神する所はかなり面白かったのにどんどん尻つぼみになっていってオチはあれかい!3点(2004-06-11 11:31:07) 19. BLACK JACK ブラック・ジャック(1996) ブラック・ジャックは原作を手垢で汚れるくらいに読みました。名作だと思います。確か実写版でも加山雄三主演でTVドラマ化されましたね(以下自粛)。映像化に当たって一番難しいのは、実はピノコではないかと思うのですが、いまだかつて原作のイメージを壊さないピノコに出会ったことはありません。ピノコ語を嫌味なく言える俳優(声優)さんがなかなかいないのです。本作もその意味では力及ばずといったところでしょうか。 最近も何度か映像化されているようですが・・・なかなか難しいですね。4点(2004-04-06 06:16:49) 20. メンフィス・ベル(1990) 戦勝国の視点から描いた映画なので、爆弾の向こうで流れる血に付いては描かれない。主なテーマは極限状況下での若者の成長物語だ。最後の出撃からは息を呑む演出でなかなか見せる。実機を使った映像はやはり素晴らしい。この臨場感はCGでは出せないだろう。一部模型を使ったところもあるが、記録映像とうまく組み合わせており、よく出来ていると思う。7点(2004-03-31 06:20:08)
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