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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. パンチドランク・ラブ なんでハワイなんだ!10点(2004-07-11 17:50:35) 2. 天国の口、終りの楽園。 《ネタバレ》 なんかね、いーっ!てなるのよ、みてると。それで最後、ガエルの一言から唐突にエンドロール、これね。突き抜ける所はとことん突き抜け、重い所はさらりと流す。なにげに構図なんかも絶妙。最高!10点(2004-07-11 17:48:43) 3. 六月の蛇 芸術家=塚本晋也。観る者に全くおもねらない、しかし己の技量に浸るわけでもない。「六月の蛇」に、芸術という意味での映画として、個人的には最高のカタチをみた。これをみたら、日本の他の映像作家なんぞ、うわっつらだけのテクニックで、「どう?クールでしょ?」てな感じで、ただのパクリにみえてくる。つーか、なりたい。塚本晋也に。10点(2004-01-31 19:48:16) 4. マルホランド・ドライブ お気に入りの監督が新作を出せば、観る前にある程度の想像を膨らませて映画に望む。「マルホランド・ドライブ」は期待通りの作品。予想通りかというと、ちと語弊がある。こういう感じを味わいたいというベクトルの方向はそのままに、しかし大きさは何百倍、そんな感じである。電話がりりりんとなる、そんな些細な所から、登場人物、彼らの振る舞い、発する言葉、全てにゾクゾクしながら気がつけばエンドロール。もはや字幕がいらないくらい、そのままに鳥肌が立つことのなんという快感。王道な展開ながら、そのエネルギーはますます洗練されるばかり。そして気がつきゃヤミツキ。キャー10点(2004-01-22 19:12:09) 5. レクイエム・フォー・ドリーム 自業自得ながらあまりにも哀れな3人の顛末が、スタイリッシュを貫いた演出によってより絶望的になる。ダーレンアロノフスキー監督、ブラピ主演のやつ、復活希望!9点(2004-07-24 16:42:56) 6. ヴェルクマイスター・ハーモニー ビデオで観ていたら間違いなく早送りしているであろう殺人的長回し。しかし目を離さずにはいられない、魅惑の映像体験9点(2004-07-19 11:00:54) 7. 花様年華 トニーレオンがかっこいいことに意義なし。ただラストは好きじゃない。9点(2004-07-11 18:13:33) 8. シティ・オブ・ゴッド 実話だろうが重い題材だろうが、いちばんおもしろくみえるように撮ればいい。とりあえずみるべし9点(2004-07-11 16:33:59) 9. 戦場のピアニスト 命知らずにはなれずとも、恥知らずにはなれるさね。ポランスキーが撮ってることがなによりのリアリティー。9点(2004-07-11 15:05:56) 10. ロスト・イン・トランスレーション 人生に迷う若者と、人生あきらめモードのおっさん。二人が、特に熱い話をするでもなく、静かに心を通わせていく様がなんとも心地よい。監督の友人であるオシャレ業界人(※ファッション誌等で私服を公開しているような輩を指す。詳細な職業は不明)が多数登場するという触れ込みで、その点だけを危惧していたのだが、特に問題もなく通過した。カラオケボックスでピストルズを歌う日本人も、ちゃんとかっこ悪く見えたし。あれみてうわーおしゃれーやわーやっぱ東京違うわーと思うやつはいないだろうし、よかったよかった。一点だけ、リスペクトだかなんだかしらないがHIROMIXは勘弁してくれ。9点(2004-07-10 18:34:23) 11. キル・ビル Vol.1(日本版) のっけからよし、テンポよしで120分はあっという間。そして全身ぐったり。「キルビル」の世界すべてに共感できたわけではないけれど、隅々までもれなく見所でほんとおもしろかった。ただ、「オレは前世日本人だったと思う」と何かでタランティーノが言っていたけど、きっと前世もアメリカ人なんじゃねえかなあ、異様に日本かぶれの。9点(2003-11-21 20:18:43)(笑:1票) 12. リンダ リンダ リンダ バンドする女子高生の淡々とした日常、そしてブルーハーツ。それが魅力であるのは事実である、が。彼女たちの日常はリアルであってリアルでない。彼女たちの感情、言動、行動、そして人間関係は、実は現実社会においてもはや構築不可能になってやしないか。それ故に彼女たちのようにしたいと心のどこかで思いつつも、周囲を窺い、詮索し、疑い、その果てに楽しめることすら無理やりにでしか生み出せない現代人にとって、彼女たちの世界がとてつもない理想郷にみえるのではないか。そんな現代人の姿を、ライブの群集が悲しくも如実に表している。 映画は鬱屈した日常を吹き飛ばしてくれる非日常、そういった意味で、今必要とされるのは、行き詰る心理戦でもなく、不屈の精神で困難に立ち向かうのでもなく、なんにも起こらない退屈な日常を、ただただ淡々と描くということなのかもしれない。[映画館(字幕)] 8点(2005-10-17 02:39:29)《改行有》 13. テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる 韓国も捨てたもんじゃあない8点(2004-07-18 21:23:33) 14. ズーランダー ぎゃははは!ぎゃははは!携帯ちっちゃ!ぎゃははは!8点(2004-07-18 17:59:09)(笑:4票) 15. 28日後... 速いゾンビってコエー!後半のストーリー展開もひねくれてて好き。8点(2004-07-11 16:50:33) 16. ドッグヴィル なにが傲慢でなにが傲慢でないか。興味のない輩には果てしなくどうでもいいことを、3時間かけて、キッドマンさん主演でやってのけるという、まさに芸術家のみに与えられた特権。同時に、生きていく上でなんの役にも立たないことを大真面目に訴える、これぞ映画の醍醐味ともいえる。8点(2004-07-11 16:02:54) 17. スイミング・プール あ、妄想なんだ。8点(2004-07-11 15:39:43) 18. ピアニスト 例えフィクションであろうとやるんだったら徹底的にやれっちゅうことですかい?8点(2004-07-11 14:54:49) 19. シカゴ(2002) モノホンなミュージカルを360°パノラマでみる、映画ならではの醍醐味。そして芝居してるとこしかみたことないセレブが歌うわ踊るわ。リチャードギアが、こういうちゃんとした映画で活躍してるのをみると、なんだか嬉しくなるのは私だけだろうか。そんな中順位をつけるならば、レニー>>>ロマンスグレー≧ダグラス夫人>ママ>ミスターセロファン、あくまで私的意見。レニー、決して美人じゃあない。踊りも、ダグラス夫人のが、そりゃあ堂に入ってる。しかしそれを補って余りある表現力。くるくる変わる表情、ウザイぎりぎりな、なんともこまっしゃくれた感じ。んーこれぞプロフェッショナル。「シカゴ」が小さくまとまった音楽映画にならなかったのは、ひとえにレニーのキュートな魅力の賜物と考える。8点(2004-02-01 15:07:45) 20. ダンサー・イン・ザ・ダーク 現実はドグマ、非現実をミュージカル。一見とても安易。ラース・フォン・トリアーだからこそ究極となりえた。あまりにもあからさまな星条旗のショット、これほどストレートに己の思想を伝えようとする監督が他にどれだけいるだろう。「オレの映画は芸術だから。分かる人に分かってもらえればいい」というのでは決してない。映画はファンタジー、休日をお手軽に過ごす単なる手段、そんな映画に対して完璧に受身な全ての観客に対して覚醒を、半ば強制するような、いわば挑戦状だ。この作品を単なるメロドラマとして消化できたとしても、それはそれで幸せだろう。これは交通事故に遭ったようなものだと。映画は変わらずファンタジーだと。どちらにしろトリアーは本作の姿勢を、続けるどころかますます増大させていくのだろう。皆こっちをみてくれ!と。つーか変態。ラースはど変態。8点(2004-01-25 23:13:13)(良:1票)
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