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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. リトル・マーメイド(1989) 《ネタバレ》 原作となったアンデルセンの「人魚姫」の悲しい終わり方が大好きだったので、ご都合主義的で雑なハッピーエンドにガッカリしました。でも前半は楽しく観られました。 アースラがかわいそうでしたね。悪役ならたとえ死んでしまっても、みんなで笑っていられるというような、アメリカ的正義は大嫌いです。[地上波(吹替)] 6点(2023-06-28 12:02:48)《改行有》 2. 不思議惑星キン・ザ・ザ 《ネタバレ》 ソビエト版「猿の惑星」と言った感じですが、もっと突き抜けています。一見単なる資本主義批判のようにも、あるいは社会主義批判のようにも見えますが、実は人間存在そのもの、いや、世界そのものを風刺している作品です。この映画を見ていると、「世界」ってのがどんなところなのか、あらためてよくわかります。傑作![DVD(字幕)] 9点(2009-09-11 23:24:37) 3. 台風クラブ おそらく企画書の段階で、これほどの映画が完成することを想像した人間は、監督を含めて、一人もいなかったのではないでしょうか。ひとつ間違えば、ただの青春映画や、ただのお芸術映画になってしまうようなコンセプトを使って、「人間」と「世界」の関係を見事に描き出しました。とは言っても、まったく哲学的な映画ではなくて、非常にリアルな映画です。ひとつひとつの映像が訴えかけてくるものがまさにリアル。校舎のにおいや、体にまとわりつく雨の感覚、登場人物の体温までもが、こちらに痛いほど伝わってきます。[ビデオ(邦画)] 8点(2008-10-30 00:09:17) 4. ドグラ・マグラ(1988) 原作は読んでいませんが、これは映画として非常によくできていて、なんというか、完璧な仕上がり。ストーリー、役者たちの演技、映像の雰囲気、テンポ、など、非の打ちどころがありません。数年に一度見ています。何度見ても面白いです。主役の三人のキャスティングはまさに絶妙。[ビデオ(邦画)] 9点(2008-09-20 11:23:50) 5. アマデウス 《ネタバレ》 名作ですね。とにかく面白いし、しかも、他の映画とまったく違うオリジナリティがある。何度みても、世界観にどっぷりとつかれます。[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-09-06 09:56:46) 6. この子の七つのお祝いに 《ネタバレ》 オチがいいですね。本当に「男に捨てられた親子」だったら、母親が愛する子供に「復讐の人生」を背負わせるのは不自然ですもんね。すべてがまゆみの計画であり、それこそがまさに復讐である、というオチに感心しました。セリフが説明的すぎるし、演技も空々しいので、映画としての出来は今ひとつなものがありますが。[ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-01 14:08:19) 7. その男、凶暴につき 北野作品では、「3-4X10月」の次にいい。というか、その二つしかいいのがない。「その男〜」は、純粋なエンタテインメント作品で、昔の日本テレビの「刑事もの」の匂いがします。よくできていると思います。楽しい映画です。[映画館(邦画)] 8点(2007-08-13 23:11:15) 8. バタリアン 《ネタバレ》 いい作品です。いろんなテーマが盛り込まれていますが、バランスがよく、サスペンスとしてもよくできています。物語中盤から、ひたすら絶望的なムードが流れはじめますが、そこがリアルで、とてもよい。オバンバのセリフとか、フランクの死に方とか、最後のほうで、フレディが屋根裏の彼女に到達したところでストップモーションになるところとか、胸キュンですね。ホラーというスタイルを借りながら、生きることへの悲しみが表現されている、名作だと思います。[地上波(吹替)] 8点(2007-08-13 14:57:39)(良:2票) 9. アフター・アワーズ 《ネタバレ》 これは「一本の明確なストーリーがあって、それに沿って登場人物が動いていく」という映画ではありません。 様々なプロットが仕掛けられた街に放り込まれた「生きた人間」が、その中でもがくことでストーリーが生まれてくる、そんな映画です。 だから、すべての出来事、すべてのコミュニケーションに、恐ろしいほどのリアリティがある。 まったく先が読めない「混沌」と「理不尽」。それはまさに、私たちが暮らしている「現実」そのものです。[DVD(字幕)] 8点(2007-07-01 23:33:28) 10. エンゼル・ハート 《ネタバレ》 なかなか面白かったです。日本人であり、無宗教、無神論者の僕から見ると、「悪魔に魂を売る」いうのがどういうことなのか、さっぱりわかりません。西洋人にとっては当たり前の感覚なのかなあ? と考えさせられるきっかけにもなって、想い出深い映画です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-05-02 14:50:42)《改行有》 11. 天空の城ラピュタ パーフェクト。あらためて言うこともないが、10点にもう一票。[地上波(邦画)] 10点(2007-04-27 18:03:10)(良:1票) 12. 麻雀放浪記 《ネタバレ》 いい映画ですね。モノクロの絵のトーンが、ストーリーと見事にマッチしています。 そしてセリフの一つ一つが、かっこいい。 あと、登場人物が、すべて魅力的です。みんな憎らしくて、それでいて、憎みきれないろくでなしで、よかったです。[ビデオ(邦画)] 8点(2007-04-26 13:21:32) 13. チ・ン・ピ・ラ(1984) 子供の頃見た時は大好きでした! ものすごくあこがれたなあ、ああいう世界に。でも、大人になって見たら…、うーん、まあまあかな。お子さま向けな映画としてはよくできていると思います。[地上波(邦画)] 6点(2007-04-26 13:11:54) 14. 疑惑(1982) 《ネタバレ》 とにかくおもしろい! 桃井、岩下、仲谷など、キャスティングが完璧。 ストーリーにも、ぐいぐい引き込まれます。 別に哲学的にどうとか、そういうものではないですが、何にしろ、面白いものは、面白い![地上波(邦画)] 9点(2007-04-23 01:06:48) 15. ヒッチャー(1985) 傑作です! こういう作品にありがちな、余計なヒューマニズムとか安っぽい哲学とか、そういった無駄が全くない! ここに描かれているのは、まぎれもない「生きた人間たち」の姿です。[地上波(吹替)] 9点(2007-04-20 08:40:03) 16. ながらえば<TVM> 何度見てもよい。このころの山田太一は、よかったなあ。最近の2時間ものとかは、形骸化していて惜しい。笠の芝居、最高。[地上波(邦画)] 8点(2007-04-17 08:41:59) 17. コミック雑誌なんかいらない! すごい映画です。タイトルの意味を考えると、なおコンセプトの深さがわかります。[地上波(邦画)] 9点(2007-04-16 15:58:31)(良:1票) 18. 魔女の宅急便(1989) 《ネタバレ》 全体としては、まあまあの出来。でもラストがいいですね! 魔法はもどったのに、ジジが「ニャー」と鳴く。あのせつない終わり方がすべて。[地上波(邦画)] 6点(2007-04-16 15:24:54) 19. 木村家の人びと おもしろかったです。細かいところにまで神経が行き届いた、秀作です。人物の反応や行動にリアリティがある。家族のきずなみたいなものも、よく描かれていて、伝わってきました。[ビデオ(邦画)] 8点(2007-04-15 01:07:26) 20. ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け 《ネタバレ》 高橋源一郎の三つの小説、「さようなら、ギャングたち」「ジョンレノン対火星人」「虹の彼方へ」を原作として作られた映画。僕は原作の大ファンですが、高橋の小説は、基本的に映画化するのは不可能なもの。あえてその不可能に挑戦し、しかもけっこう成功しているという、すごい映画です。普通、小説を映画化すると、おおまかな流れは原作のままで、細部が変わるものですが、この映画は、おおまかな流れは原作とはまったく関係がなく(!)登場するセリフが小説の中のセリフそのまんまだったりするんですよ。 [地上波(邦画)] 8点(2007-03-20 18:03:05)《改行有》
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