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プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 36歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  美女ありき 冒頭のいかにも人生の転落を歩んだ感じのスリから始まり、彼女がどのように絶頂期から落ちていったか、という展開になるのではなく、彼女のむなしく終わった不倫の恋が物語の全てでした。二人のラブシーンはたしかに洗練されていますが・・・、不倫の恋に自己嫌悪の気持ちを微塵も抱かず、むしろ堂々としているビビアン・リー特有の身勝手なキャラがどうしても気に入らず、前半部から早くも食傷気味でした(二人の美を理由に高評価をつける人も多いので私も主観的に評価をつけさせていただきます)。彼女のせいで夫に「愛のない」なんて突っぱねたところで逆に夫に同情してしまいます。「あなたのいるときはすばらしかった」なんてロマンチックなセリフもむしろうっとうしいわけで、やや控えめなオリビエのお影で何とか見ていられました(死の直前に有名な「私は使命を果たした」と名言を言うシーンも印象的です)。結局、ラストで彼女が没落して言ったのはネルソンを失ったから、と知ったときには冒頭での興味関心はすっかりなくなってしまっていました。もともと、世界史でネルソン将軍が死の直前まで気にしていたハミルトン婦人って一体どんな人だったのだろう、と思っていたのですが、そういった面でもとんでもない肩透かしを食らってしまった映画となりました。[CS・衛星(字幕)] 4点(2004-11-13 22:13:51)

2.  三十四丁目の奇蹟(1947) これはただのファンタジーとは言えないほど深いメッセージを持っている映画です。サンタクロースを信じないということだけでなく、夢を持つ事のなくなってしまった近代社会の人々に警鐘を鳴らしている映画ともいえるでしょう。クリスはそんな人々に「クリスマスは日付ではなく心です。」と教えます。子どもらしさを失いかけたスーザンのような子どもたちは喜びすらも忘れてしまっているのではないでしょうか。クリスがスーザンに子どもらしさを取り戻させる「教育」をし、希望を持つ事を教える事によって、母親のドリスも成長し、ラストの奇跡でスーザンにこれまでにないような大きな喜びを与える事ができたのでしょう。でも、クリスの行為が商業的に捉えられたりするのが笑うに笑えないシーンでしたけどね。メイシー社とギンベル社の社長が医療機器の値段を張り合った後の2人の笑いのシーンはかなり重要でした(あれがないと気まずい雰囲気になる)。クリス役のE・グウェンはアメリカの良心とも言える「サンタ」を生き生きと演じていました。N・ウッドとの共演がその証拠です。スーザン役のN・ウッドもませた感じの演技がなかなかよかったです。冒頭で「去年のサンタよりはマシだわ。」というシーンが彼女がサンタをアニメみたいにしか思っていないことをうまく表現していました。もうちょっとクリスが他の子どもたちにも人気である事を示すシーンや、ドリスとフレッドの恋愛の過程を描いて欲しかった気もしますが、私にとっては本当に印象深い作品でした。[ビデオ(字幕)] 9点(2004-11-05 23:02:16)(良:2票)

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